劇団四季ミュージカル『アンデルセン』 リハーサル見学会

劇団四季の公演ではたまにイベントをすることがあるのですが、大きな都市(しかも東京中心)のことがほとんどのためここしばらく遠ざかっていました。
が、なんと、高松公演で「リハーサル見学会」をやってくれるというじゃないですか!!これは参加しなくてはなりますまい(笑)ってことで、行ってきました。

※本公演の感想はこちらです↓

劇団四季ミュージカル『アンデルセン』 2017年高松公演
劇団四季ミュージカル『アンデルセン』香川公演 レグザムホール劇場 2017年10月01日ソワレ観劇感想

以下、ちょっとネタバレになってますが、リハ見レポです。

 

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劇団四季『アンデルセン』高松公演リハーサル見学会 2017.10.01

見学会が行われるのは公演の2時間半くらい前の時間帯です。

四国にどれだけ四季のファンがいるか予想がつかなかったので😅参加人数がどのくらいかちょっと心配だったのですが、だいたい80人~90人近くの人が集まってたのでホッとしましたw。

☀リハーサル見学

 

リハーサル場面は、主人公のハンスが初めてコペンハーゲンを訪れた時に町の人たちと歌い踊る『ワンダフル・コペンハーゲン』のナンバーでした。

主に舞台全体に指示を飛ばしていたのがアンサンブルの大木くん。細かく場所の指示をしていたりダメだししたり。素人目には分からないような立ち位置やターンの揃え方など、一つのシーンを心血注いで作っているんだなぁというのが感じられました。
ハンス役の竹内くんが歌うところも見せてもらいましたが、その前までに位置決めなどかなり繊細に確認していたのも印象的でした。

歌の指導はオットー役の澁谷さん。喜びの表現の歌い方について「もっとダイナミックに、初めて訪れた時の喜びが伝わるよう歌ってください」と細かい指示が竹内くんたちに飛んでいました。それをみんな真剣に集まって食い入るように聴き入って返事をしていたのも印象的でしたね。

久しぶりにリハーサルの緊張感あふれる現場を見ることができました。こういう現場を見ると、舞台でその場面が出てくるとついつい力が入って見ちゃいますね😀。

☀質疑応答タイム

『ワンダフル・コペンハーゲン』の場面のリハーサルがひと通り終了したところで、事前に募集した参加者からの質問を役者が回答していく質疑応答コーナーが始まりました。リハ見のあとはだいたいこういった交流コーナーがあるんですよね😉。地方公演でもやってくれてうれしかったです。

司会は、リハの時も解説してくれていたラース役の生方理菜さん
トーク参加者は、アンサンブルの山口優太くん(ちょっとおいしい警察官役やってますってはにかんでたの可愛かった😊)、近藤合歓さん(今回が初めての質疑応答コーナー参加でちょっと緊張気味という可愛い新人さんでした😊)、マダム・ドーロ役の小川美緒さん、ニールス役の吉岡慈夢くんの4人。

どうやったら踊りが上手になりますか?

小川さん
練習あるのみだと思います。そして踊ることを楽しんでください。

吉岡くん
僕も上手くなりたいですが(笑)、たくさん良いものに触れることも勉強になると思います。

この質問はお子さんからだったので、「参考にしてみてね」とかなり温かい雰囲気で語られていました。

子供たちと楽しく劇をやるコツはありますか?

山口くん
子供たちは一人一人違う表現方法を持っていると思うので、それを引き出して認めるといい感じになるんじゃないかなと思います。

かなり的確な回答だったので会場も「ほぉ~!」といった雰囲気に。すると生方さんが「ここに来る前何やってたんだっけ?」と聞くと「小学校の教師やってました」と回答😮!!これには会場から「へぇ~~!!」といった大きなどよめきが起こっていました。教師から四季の役者へ…すごい決断!!今後も頑張ってほしいです。今後も要注目だわ☺。

小さい時に演じた劇の思い出はありますか?

近藤さん
幼稚園の時に天使の役をやりました。楽しかったです。

緊張してるのかなかなか言葉が出てこなくて、そんな彼女を皆温かく見守っていました☺。

異性の役を演じるとしたら何をやってみたいですか?

山口くん
『美女と野獣』のベル。綺麗な格好してみたいです(笑)

小川さん
『アンデルセン』のハンス。すごく温かい役で魅力的です。

吉岡くん
『ウェストサイド物語』のアニタ

近藤さん
『美女と野獣』の野獣
※予想外の回答にみんなかなりウケてましたw。

バレエシーンの練習は大変ですか?

小川さん
四季にいるとバレエの作品以外にも関わることになるのですが、今回は最初からしっかりとバレエのお稽古に専念できました。始めの3時間バレエの稽古で、そのあと全体の芝居に入ったりしています。劇場が変わるのでトウシューズの感触を確認するのがなかなか大変です。

生方さんが「トウシューズ初めて間近で見た時、こんなとこで踊るのか!?とビックリしました」とコメントしてて、それに対して吉岡くんたちが「アハハ」と笑ってるの可愛かった😊。

緊張しますか?

緊張はみんな「します」とのことで。

緊張をほぐすためにしていることは・・・

吉岡くん
「声を出す!!」と。「よっしゃ、行ける!やれる!」と毎回自分に檄飛ばしてるそうです。生方さんは「廊下で、できる!とずっと呟いてるの見ましたw」と目撃談w。

近藤さん
「始まる前に仲間と動いてます」とのこと。

旅公演に必ず持っていくものは何ですか?

山口くん
毛のトリミングする電動マシン(笑)。「そんなに剛毛?」と生方さんにツッコミいれられると「眉毛とかほら」と見せてくれてましたww。たしかに太くて立派だった😁。

小川さん
マッサージオイル。バレエシーンで足を使うので、夜中の長距離バスでの移動が多い為、自分でケアをしなければならないので欠かせないそう。

吉岡くん
ストレッチするポールと電動で震えるボール。この点は欠かせないとのこと。

近藤さん
ストレッチポールと甘酒。甘酒は「飲む点滴」だと聞いたので粉末のものをいつも持っているのだそう。

四季に入って一番うれしかったことは?

近藤さん
四季に入ってまだ1年目ですが、色々な人との縁が持てて生活できるのが嬉しいです。

吉岡くん
四季は憧れだったので、その舞台に立てているだけで幸せです。

小川さん
『アンデルセン』は作品もそれに関わっている仲間たちもとても温かいので、その環境の中で舞台に立てるのが嬉しいです。そして、色々な地域の皆さんと交流できるのもとても嬉しいです。

山口くん
全国ツアーで美味しいものをたくさん食べられるのが嬉しいです😋。

 

以上で質疑応答タイム終了しました。ちなみにタイムキーパーは最後列付近で見守っていた澁谷さんでした(あと1問だけとか合図出してたw)

参加したお客さんはどちらかというと大人しめでしたが(笑)、なかなかに楽しい時間を過ごすことができました。地方公演でこういったイベントしてくれたことに感謝したいと思います。ありがとうございました!皆さん、12月まで公演頑張ってください😀。

 

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