石丸幹二 オーケストラコンサート 2024 東京公演感想 2024年6月21日

contents
  1. 2024年06月21日18時30分開演 in 東京芸術劇場 コンサートホール(東京・池袋)
    1. 演奏・ゲスト・上演時間
    2. セットリスト
      1. 1幕
        1. プロローグ〜君の歌をもう一度(ミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」)
        2. レット・イット・ゴー〜ありのままで〜(映画「アナと雪の女王」)
        3. いつか(ミュージカル「ノートルダムの鐘」)
        4. ふるさとの赤い丘(ミュージカル「パレード」)with 石川禅・今井清隆・坂元健児
        5. 裁判(ミュージカル「パレード」)with 石川禅・今井清隆・坂元健児
        6. 炎のなかへ(ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」)
        7. 僕の願い(映画「ノートルダムの鐘」)
      2. 2幕
        1. エンニオ・モリコーネ・メドレー(映画「ニュー・シネマ・パラダイス」ほか) <オーケストラ演奏のみ>
        2. Lost Boys Calling(映画「海の上のピアニスト」)
        3. 私のお気に入り〜エーデルワイス(ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」)with 石川禅・今井清隆・坂元健児
        4. ワン・デイ・モア(ミュージカル『レ・ミゼラブル』)
        5. 二隻の舟(中島みゆき)
        6. お前のなかに生きている(ミュージカル「ライオンキング」)
        7. You'll Never Walk Alone(ミュージカル「回転木馬」)
        8. マイ・ウェイ ー日本語バージョンー(フランク・シナトラ)
      3. アンコール
        1. 時が来た(ミュージカル「ジキル&ハイド」)
    3. ゲストトーク感想
    4. 後述

ゲストトーク感想

曲の合間のトークで特に面白かったのがゲスト登場のときでしたね。メンバーがワタシ的にめっちゃ濃くて”神”!!だったんですが、それぞれの個性がくっきり出ていてホント何度も声に出して笑ってしまったww。

1幕にゲスト登場となったとき石丸さんから「まずそれぞれ自己紹介を」と促されてオドオドな御三方。「とりあえず、お名前とおところ・・・あ、それはマズいか」みたいなやり取りもあって会場爆笑www。で、サカケンさんからということになり、あれこれ悩んだ結果

「ミュージカル俳優をやってます、坂元健児といいます。パレードではジム・コン・リー役やってました」

と(笑)。最初にサカケンさんが”ミュージカル俳優やってます”という職業から紹介を始めたものだから、次の今井さんが「俺もそれ言わないとダメか」みたいな雰囲気になって「ミュージカル俳優の」って付け加えてたのが面白すぎたwww。
で、今井さん、『パレード」のときの自分の役名をすっかり忘れてしまったようで(笑)周囲にツッコミ入れられまくりながらもこのときは結局思い出せずじまいで終了www

最後に禅さん、もうタジタジになりながら「ミュージカル俳優をやらせていただいてます」から自己紹介始められてて可愛いのなんの(笑)。パレードのときの役柄については、「ヒュー・ドーシーというすっげぇ嫌な役やってました」とちょっと苦笑いしながらコメントしてたのがまたさらに笑いを誘いましたwww。
禅さんはさらに後ろの東京フィルの大楽団に感動しまくりだったようで「私もお客の側で聴きたいくらいです」と発言をされていたのも印象的でした。

このタイミングだったかな、石丸さんが「明日(6月22日)は禅さんの還暦のお誕生日なんですよ」と紹介。会場からは温かい拍手が送られ恐縮しまくってた禅さん。私が初めて禅さんの舞台を見たのが97年の『アニーよ銃をとれ』フランク役。あのとき多分20代後半くらいだったと思うので、還暦と言われてもピンときません(汗)。それほど禅さんは今もなお若々しく腰の低い素敵紳士なんですよね。石丸さんとは1つ違いになるのか〜(石丸さんがひとつ下)。お二人共まだまだめっちゃ若いよ!
ちなみに今井さんは60代半ば、サカケンさんは50代前半(ほぼ私と同年代)。もうほんと、4人とも全く年齢を感じさせない活きの良さと若々しさがあってすごいと思う。

2幕、ゲスト3人を呼ぶときの掛け声が「オッサンズのみなさん、どうぞーーー」だったのがウケるwww。禅さんと今井さんは「ハイハイ」って感じでちょっと恥ずかしそうに登場していたのに対し、サカケンさんだけは「はいっ!オッサンズですっ」と胸を張って出てきたのが面白すぎて思わず吹いた(笑)。
そんな皆さんに対し一応気を遣われたのか「ジイサンズじゃないですよ」とニコニコしてた石丸さんww。するとすかさずサカケンさんが「ジイサンズまであと一歩」と堂々宣言してて爆笑(笑)。

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1幕の感想を聞かれた禅さんは「○○が漏れそうだった」とオドオドしながら回答して笑いを誘ってたなww。
さらに今井さんは石丸さんから「パレードの役名思い出しました?」と聞かれ「やっと思い出しました!!」と一歩前に出て嬉しそうに告白(笑)。みんな「あ~、よかったぁ」みたいな雰囲気になったのですが、歌ってる間に思い出したんじゃなくて「ネット検索」で分かったという事実に「検索!??」とコケそうになってたのがまた爆笑でしたねww。今井さんの天然っぷりが最高すぎた!

さらに面白かったのはやっぱりサカケンさん。「僕は20年前までミュージカル界で一番声がデカい人ということで名前が通っていたのに、今はさらに声がデカいオッサンに囲まれてて自分の声がかき消されてるような気が(汗)」と苦笑いwww。「隣の今井さんの声しか聞こえない」ってコメントに会場中が大爆笑の渦www。いやいや、サカケンさんのスコーーンとよく通る迫力の歌声はしっかりと客席を圧倒してますがな!!
石丸さんが「ちゃんと皆さん聞こえてますよねー」とフォロー入れたり、「僕たちも今井さんに負けないように頑張ります」と禅さんとファイト宣言したり(笑)。その最後に今井さんがぼそっと「僕ちょっと耳が遠くなってきたから声が大きくなったのかも」みたいな発言してきてまた爆笑(かなりデフォルメした言い方してた)。これに対して石丸さんが「あーー、分かりやすい説明でしたね」とやんわり返してたのがオモロすぎたww。

ゲスト4人でレミゼを歌った後のワチャワチャ感も笑ったなぁ。

石丸さんが「皆さん、本役を演じられた時はおいくつでしたか?」とニッコリ質問。それに対して皆さんが「え…!?」と苦笑いww。まさか突然年齢聞かれるとは予想外だったらしく(笑)禅さんなどはめっちゃ恥ずかしそうに「30年位前ですよねぇ」と言いながら赤面状態にw。
するとサカケンさんが「禅さんだけは僕よりも前のシーズンでしたよね?」みたいに確認してきてw。横にいた今井さんが得意げに「僕は20年前のジャベール最初だから」と被せてきて禅さんタジタジ(笑)。

ん!?ちょっと待てよ??今井さんがジャベール演じたのって1991年~1994年だったような気が…(笑)。バルジャンが2003年からでしたから、こちらが20年前ってことになりますね。

ということでゲストの皆さんの初めてのメイン配役年を調べてみた。
禅さんは1997年マリウスと2007年ジャベール今井さんは1991年ジャベールと2003年バルジャンサカケンさんは2003年アンジョルラス。特別公演週間の時期に一緒になったこともあったのかなといったところですかね。

最後にそれぞれの今後の予定の発表。

禅さんはあまりにも出演作が控えているからか、律儀にメモ用紙をポケットから取り出して読み上げてました。その様子が可愛すぎ(笑)。いやぁ、禅さん、主役クラスではないものまで含めてめっちゃ求められてる俳優さんではないですか。素晴らしいです。今井さんは「三銃士の悪役リシュリューやります」とちょっとハニカミ気味な発表なのが可愛らしかった。
そしてサカケンさんは、淡路島の舞台で主演を演じるということで。なんと約2か月公演なのだそうです。舞台袖に下がる寸前まで「淡路島、来てください―――!!」と何度もアピールされてましたw。

ミュージカル界最強すぎる「オッサンズ」は、歌もトークも面白くて最高すぎでしたね(笑)。期待以上だった!

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後述

アンコールの歌に入る前の今後の予定の発表もありました。

まずは音楽劇『ライムライト』。これは石丸さんが愛してやまないチャップリンの同名映画を舞台化したもので日本が発信地なんですよね。5年前の再演時に見ていますが、本当に素晴らしい作品でラストは涙が出ます。今回私はちょっと見送らせていただいたのですが(ごめんなさいっ)ぜひ多くの方に足を運んでみていただきたいです(5年前の感想はこちら)。

映像作品として数日前に発表されたのが映画『緊急取調室 THE FINAL』。ドラマ版で人気となり映画化され本来であれば昨年公開されていたはずでしたが、のっぴきならない予期せぬ事情により無期限延期状態になってました(汗)。それがいよいよ始動ということで、新しくキャスティングされたのが石丸さんです。私はドラマを見ていないのでどんな役かは分からないのですが(汗)おそらく敵役かと思われます。
この時点ではまだ撮影に入られていないということで、たぶん『ライムライト』が終わったくらいのタイミングになるのかなぁといった感じでしたね。

年末はディナーショー開催が決定。東京、大阪、名古屋があるそうです。一度行ってみたいんだよなぁ、石丸さんのディナーショー。絶対素敵だもの。お財布にもう少し余裕があれば…といったところで(苦笑)。

そして2025年からのミュージカル『ラヴ・ネバー・ダイ』でファントム役出演決定。「オペラ座の怪人で私はラウルを演じましたが、その彼がこの作品ではとんでもないことになってます」といった説明に笑いましたww。見ればわかるけど、本当にラウルがヤバいことになってます(笑)。

アンコールのあとはゲストも呼んで華々しく。禅さんも今井さんもサカケンさんも拍手喝采で登場されていたのが印象深いです。
それから、石丸さんを含めて指揮者の円城寺さんやオーケストラの皆さんへのリスペクトが本当に素敵でした。素晴らしい音楽を奏でて下さる皆さんへの敬う気持ちがひしひしと伝わってきましたよ。皆さん本当に人間ができていらっしゃる。この信頼関係あってこその素敵なコンサートだったのだなと思いました。

石丸さんは1階席から2階サイド席、2階、3階席にまでも視線を飛ばしまくってくださり、一番ラストは四方八方に特大のキスを投げまくってましたw。石丸さんのファンへの愛情、しっかり受け取りましたよ。何から何まで最高でした!!

久しぶりの石丸さんのオケコンでしたが、本当に言葉に尽くせないほど感動しました。石丸さん、そしてゲストの皆さんの凄いと思うところは、歌の心が聴く者の胸にしっかりと”届く”ことです。贅沢すぎる時間を過ごさせていただきました。本当にありがとうございました!!今後の皆様の活躍も大いに期待しています。

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