『星の大地に降る涙』2009.07.22ソワレ

地球ゴージャス制作の舞台『星の大地に降る涙』を観に赤坂ACTシアターまで行って来ました。

 

最初は観劇予定に入れてなかったんですが、3月に観たNACSの舞台での音尾くんがあまりにも良かったので、ゴージャスでの彼も観てみたくなり急遽チケット確保。ただ、ちょっと反応が遅かったためになかなかいい日程が選べず・・・結果的にソワレ公演チケットになってしまいました。赤坂って家からけっこう遠いのでソワレ公演はキツイんですけど(汗)・・・何とか無事にその日中に帰れたので結果オーライかなと。

地球ゴージャスの舞台は2年前に北村一輝さんが客演した『ささやき色のあの日たち』以来2度目。あの時は寺脇さんが参加していなかったので、岸谷さん・寺脇さんコンビが揃った本来の地球ゴージャスを観るのは今回が初めてになります。

寺脇さんといえば、前回『マルグリット』で悲劇の将校を熱演したのが記憶に新しいところですが、あれはコメディー一切抜きだったので・・・岸谷さんと一緒になるとどんな化学反応が起こるのか(笑)けっこう楽しみにしていました。

それにしても地球ゴージャス・・・大人気ですねぇ。1階席後ろには大勢の立ち見のお客さんがいてビックリしました。約3時間公演を立ち見で・・・っていうのはけっこう大変だったのでは(汗)。あ、でも、もしかしたら三浦くん目当てのお客さんが多かったからかも(笑)。カーテンコールでの彼への声援はすごいものがありましたんで。

そのカーテンコールは全部で3回くらいあったかな。客演代表として音尾くん、三浦くん、木村さんがご挨拶。音尾君は顔ネタで笑わせてくれて面白かった(笑)。三浦くんは初舞台ということで真面目な好印象。岸谷さんたちも盛んに彼のことを褒め称えていました。
木村さんは「皆既日食の中ありがとうございます」と挨拶して会場が沸いてましたね。彼女曰く、実際の岸谷さんと寺脇さんは夫婦のように仲が良いそうで・・・それを聞いた寺脇さんが「熱海にでも一緒に」と岸谷さんと腕組んだりしてて笑えました(笑)。

主な出演者

ステラ:木村佳乃、シャチ:三浦春馬、カイジ:音尾琢真(TEAM NACS)、ザージャ:寺脇康文、トド:岸谷五朗

以下、ネタバレ含んだ感想になります。多少辛口になってるのでご注意を(苦笑)。

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今回の地球ゴージャスの舞台はとにかく美術セットが大掛かりだし、演出もとても派手でしたね。 特にオープニングはちょっとゾクゾクっときました。

美しい夜空の星空が広がる中で、三浦くん演じる一人の男が上から落ちてくる。なんだろう?と思っていると突然大勢のアンサンブルが出てきて静けさから一転、和太鼓も使ったものすごい激しいダンスやアクションが披露されていきます。
この和太鼓の音が本当に迫力満点で・・・1階席の座席すべてが振動してたんじゃないでしょうかねぇ。まるで、花火の特大尺玉が打ち上げられたときの振動みたいな感じでしたよ(笑)。

それからもうひとつ印象的だったのが、三浦くん演じる青年が助けられたいきさつに出てくるシャチの映像
彼はタバラ族と敵対する倭人だったので海に捨てられそうになるのですが、そのときにタバラ族が崇拝する守り神・鯱が現れたことで命拾いをします。この流れと鯱の映像がとても美しくマッチしていてとても感動的でした。

大雑把なストーリーはタバラ族に助けられたシャチとトドが彼らと民族間のわだかまりを越えて交友を深めていきながらも、後半彼らの助けられる前の記憶が戻ったことで悲劇を迎えてしまうといった感じ。

前半はコメディーも多く交えた、倭人とタバラ族との友情物語といった感じでなかなか面白かったんですが、後半に色んな事実が見えてくるあたりの展開がどうも腑に落ちなかったんですよねぇ。タバラ族の住んでいた土地が実は蝦夷地で、時代が函館戦争だったということが明らかになっていくんですけど…なんか強引な気も(苦笑)。

ここまで到達するまでにそれめいたことがチラチラ出てればまだ「あぁ、そうだったのか」と納得いくと思うんですが、突然降って沸いたように「新撰組」が出てきたりしたときは正直頭が混乱しました。

特に、トドの位置づけがよく分かんないんですよね。いったいトドは何をしたかったのか最後まで見えなかったのも残念。まぁ、私の想像力不足だったかもしれませんが(苦笑)。 反戦をテーマに盛り込んだんだろうなというのは分かるんですが、最後の展開がやや強引だったためにストレートにそれが伝わってこなかった。

もうひとつ残念に思えたのが寺脇さんと岸谷さんのコントシーンが長かったこと。

私は地球ゴージャスで二人が揃った舞台を観たのは初めてなのですが・・・いつもこんなに二人のお遊びシーンは長いんでしょうか(汗)。それが地球ゴージャスのスタイルだというんだったら、それはそれで納得できますが…あれ、初めて見た人はちょっと引くかも(苦笑)

二人の台本にはないと思われるようなアドリブ寸劇はたしかに面白いです。私も吹き出したりしたし。ただ、それが、長過ぎるんですよ。ストーリーのテンポがポンポンと上手く進んでいる途中で二人のコントが長々と入ってしまうことによって観ているこちらは舞台の世界から現実世界に徐々に戻されてしまうような感覚になってしまうんです。
公演時間が妙に長いのも、あのコントのせいだろうなぁ(苦笑)。 お二人のことは好きですし、掛け合いも楽しいんですけど・・・ストーリー性のある舞台での長いコントはちょっと遠慮していただきたい気がします。実際のところ、このシーンがやたら長かったので、あのザージャとトドの最期シーンは感情移入できなかった(苦笑)。ん~~残念・・・。

ダンスと音楽は迫力があってすごく楽しめました。地球ゴージャスのこういう部分は好きだなぁ。ダイナミックだしロック系のノリのいい曲が多いのもポイントが高い。
ただ、ラストに出てくるEXILEの主題歌が・・・今までの舞台の雰囲気とちょっとカラーが違って聞こえてしまったのが個人的に残念。すごくいいナンバーだと思うんですけど・・・なんとなく今までの音楽とのバランスが取れていないような気が・・・。どうせなら、全編EXILEに楽曲提供してもらえはよかったのにとか思ってしまった(←物理的に無理だと思うけど 苦笑)。

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客演した主なキャストのうち、一番光っていたのはやっぱり音尾君でした。いやぁ、ものすごい存在感ありましたよ。なんか、見る度に成長してますよね。歌声もよかったし、台詞回しもハッキリ聞こえてカッコイイ。カイジの最期は鬼気迫る熱演でちょっとウルっときました。この音尾君を観れただけでも紺公演に足を運んだ甲斐はあったかな。
あ、顔ネタも出てきましたね(笑)。NACSでは魚顔と言われている音尾くんですが、ゴージャスでは豆顔とネタにされてプルプルしてました(笑)。

木村さんは「モーツァルト」のあのコンスタンツェがどうしても記憶に焼きついているせいか・・・あまり好意的な目では結局見れなかった(苦笑)。なんとなく段取りっぽいんですよねぇ、彼女のお芝居。歌も相変わらずあまり上手いとはいえなかったので、ラストのEXILEのナンバーはちょっと微妙な感じでした(苦笑)。

三浦くんは今回が初舞台。彼、もう19歳になったんだ・・・。大河ドラマ『武蔵』で海老蔵@武蔵のあとを必死に追いかけていた城太郎が、まさかこんな人気者に成長するとは思いませんでした(笑)。
テレビでの仕事が多い三浦くんが舞台でどれだけ頑張れるか、正直不安のほうが大きかったんですが・・・意外によかったです。大きいので舞台栄えするし、アクロバットも決まってたし、殺陣の動きとかもキレがあってカッコよかった!歌はちょっと微妙だったけど(笑)個人的に気はそれはあまり気にならなかったです。ただ、台詞回しがほとんど一本調子みたいになっていたのが残念!もう必死にいっぱいいっぱいで頑張っているのは分かるんですが、舞台の芝居が回りに比べるとまだまだって感じだったかなぁ。初舞台とのことなので、これから場数を踏んでいい役者さんになってほしいなと思いました。

ちなみに今回の『星の大地に降る涙』は9月にWOWOWで放送されるそうです。できれば『ささやき色のあの日たち』も放送してほしいなぁ・・・。今回DVDを買うお金が出せなかったので(苦笑)。

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