ミュージカル『この世界の片隅に』愛知公演感想 2024年6月29日マチネ・ソワレ

2幕

掘り出しもんみーつけた

このナンバーも曲調が明るくて聞いていて一緒に動きたくなります。時代的にはどんどん追い詰められてるにも関わらず、「いらないものは闇市で売って少しでもお金にしなければ」と逞しいし、その様子を無邪気に喜んでいる晴美の笑顔に見ている者も救われます。

この場面で印象的なのが、おしゃべりな小林のおばさん。すずが偶然見つけた”りんどうの茶碗”を見たあとに「周作がすずさんの方を嫁に迎えてくれて良かった」みたいなことを結構大きな声で言っちゃうんですよね(汗)。飯野めぐみさんが”こういうオバちゃん今の時代にもいるよな”ってタイプの小林さんを良い塩梅に演じてくれてました。
その後ろでは丹宗さん演じる小林のおじさんがアワアワしながら「もうやめとけっ」とジェスチャーしてるのに全然分かってないみたいな鈍感さがこれまた面白いww。

この話を思い切り聞いてしまったすずでしたが、実は周作もちょっと離れたところからその様子を目撃しちゃってるんですよね…。今回初めてそれに気がついた。そのうえで、すずに茶碗のことを聞かれた時に「嫁いでくるはずの人にあげようと思ってわしが買ったんじゃ」と正直に明かしてしまう。こんな事言われたあとに「それ、すずさんにやるわ」って…、そりゃ〜〜彼女としてはますます自分は代用品に過ぎない存在なのかと誤解しちゃうよなぁと(汗汗)。

このシーン見るといつも”周作〜〜〜!!”とツッコミたくなってしまうのですが(苦笑)、彼のなかではリンとの関係はもう本当に過去のものになってた故にあの言葉が出たのかもとも思うんですよね。
だけどすずへの愛情をはっきり口に出して伝えているわけではないから、すずとしては不安のどん底へまっしぐらになっちゃうわけで(汗汗)。このすれ違いがなんだかとても痛々しく思いました。

持ち物整理をしている時に夫だった黒村との思い出の帽子を見つけた径子が歌う♪モガとモボ♪も印象深いです。愛する人と暮らした日々から一転、不幸な出来事が次から次へと襲ってきた人生を送ってきた彼女のドラマはかなり過酷。でも、そんなエピソードを優しいジャズ調のナンバーがオブラートに包んでいて…それがなんとも言えずジーンと来ちゃうんですよね。

端っこ

手元にリンドウの茶碗があることに耐えられなかったすずは、本来受け取るべき人だったであろうリンに手渡すことにします。このとき出てこれない彼女に代わって受け取ったのがテルちゃん。映画版ではこの二人のシーンはけっこうしっかり描かれていたのですが、舞台版だとかなりアッサリしたものになってしまっていたのは個人的にやっぱりまだちょっと残念だなという思いが強いかもしれない。その後に登場する「口紅」の意味などがピンとこないしね(汗)。

茶碗を渡しに出かけたすずはずっと周作とリンとの過去の関係に囚われて自分を追い詰めていってしまう。テルに茶碗を渡したあと、どんどん感情が高ぶり破裂しそうな気持ちを抑えきれない歌い方へと変化していくすずの姿がとてもリアルでした。
周作こそが「自分の居場所」と確信を持った直後の出来事だっただけに、実はそうではなかったのではないかと疑心暗鬼になってしまう気持ちはものすごくよく分かる。しかもリンさんはとても優しいし良い人だけになおさら辛くなるよね…。彼女の”代用品”でしかなかったのかと思い詰めるすずの心情に感情移入してしまい、切なくて泣きました(涙)。

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ウサギとサギ

周作への気持ちが揺らいだタイミングで哲と再会するすず。二人は幼馴染で特に大きな進展がないまま別れ別れになってしまったけど、お互いに通じ合う心を感じた仲ですから…運命は皮肉だなと…。

豪快で明るく笑う哲くんの姿を見るとなんだかとても愛しくて胸がキューッとなってしまいます。あんなふうに笑っているけれど、彼のこれまで歩んできた道は死と隣り合わせの想像を絶するような過酷なものだったはずで…。誰もいなくなったとき周作に「戦艦青葉」での出来事を語り「死に後れる言うのは焦れるものですなぁ」と寂しく笑う哲の姿が切なくてたまりませんでしたよ(涙)。
周作はそんな彼の複雑な想いを聞いたうえで「ここに泊めることはできない」と自宅外の納屋に追いやってしまう。周作は周作で、すずが自然な感情で哲と触れ合う姿を見て嫉妬しちゃったんだよね(汗)。こんなところもすごく人間味がある。

納屋で哲との”最後になるであろう”時間を過ごすことになったすず。サギに似た鳥が落としていった羽を彼女にプレゼントする場面は何気ないシーンに見えて、実は後半にとても生きてくるのでものすごくグッときます。
愛する人のぬくもりを確かめようとすずを抱き寄せ、頭にそっと口づけを落とす哲のシーンは何度見ても泣けて仕方ない(涙)。そのあとの「ずっとこの日が来るのを待ちよった気がする」告げながらも「あの人に腹が立って仕方がない」と激昂してしまうすずの姿を見て、自分が彼女の恋人として入る余地はないのだと悟ってしまう哲が哀しすぎてねぇ…。

そんな気持ちを彼女に見せることなく「お前はずっと普通でおってくれ」と笑う哲。「俺はいつから”当たり前”から外れてしまったのだろう」とポツリと本音を口にする場面は切なすぎて号泣ですよ、本当に…。唯一望んだのが「自分が死んだら、他の英霊と一緒に拝むのではなく俺を思い出して笑ってほしい」ということだったというのがもうねぇ…堪らなかった(号泣)。

最後の最後まですずの前では笑顔だった哲くん。周作への複雑な気持ちを抱いている自分を大きな心で受け止めてくれたと感じたすずも、最後まで彼を笑顔で見送っていましたが…昆ちゃんも櫻子ちゃんも溢れる感情を抑えきれずホロホロ涙をこぼしてて、それを見て私もさらに泣いてしまいました(涙)。
小野塚くん哲は立ち去際、すずに背を向けた時に彼女への思いを必死に諦めようと堪えるような表情しててめちゃめちゃ泣けて。唯くん哲は背を向けた時に俯いて一瞬立ち止まってグッと自分の感情を抑えたあと足早に去っていったのがとても印象深かったです。

花まつり

戦況はますます悪化するなかでもひっそり行われたお花見まつり。参加する人々はみんな「これが会える最後になるかもしれない」という気持ちをどこかに持っていたというセリフが胸に刺さります。華やかなシーンなのにそこにいる人々の心情を考えると本当に切ない。

一緒に訪れた家族とはぐれたすずは、リンと再会。周作との関係を知ってから初めて会う二人でしたが、とても穏やかでそこには優しい時間が流れてるんですよね…。複雑な気持ちはお互い抱えてるんだけど、それ以上にやっぱり”かけがえのない大切な友達”という気持ちのほうが勝っていたんだろうなと思いながら見ました。

「はなびら、ひらり、ひらり」
「だれかを、ゆらり、ゆらり」

この二つの歌詞がこの場面にピタリとハマっていてじんわり心が温かくなる。
すずと別れたリンは周作とふと目が合うものの何も言葉をかわさず”昔の知り合い”といった雰囲気で何も語らずすれ違う。平野さんは周作への気持ちをぐっと堪えるような表情を一瞬見せてたのに対し、玲香ちゃんはフワッとその場を離れていくような雰囲気でしたね。

このお花見シーンでもう一つ泣けるのが隣組の一人、刈谷さんと息子さんの姿。特にクローズアップはされていないんだけど、おそらくこの時点で息子が戦地に向かうことが分かっていたんじゃないかと思うんですよね…。泣きそうになるのをこらえ愛情深い表情で息子を見つめる母親の姿がめちゃめちゃ泣けます(涙)。この場面が、後半に繋がっているので…なおさら切ないんですよ。

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小さな手

月日が経っても周作とすずの間に生まれた小さな壁はまだあって。そんな中で周作が彼女にさり気なく語りかけるシーンがとても印象深い。

「すずさんは、こまいのぅ。立ってもこまいのぅ」

という他愛もない言葉なんだけど、不器用な周作がこれから厳しい任地へ旅立つ前にすずへの愛しい気持ちを伝えたい気持ちがじんわり伝わってきて泣けるんですよね…。もっと彼女のそばにいて支えたいのにそれができないもどかしさは痛いほど分かる…。「この小さなあんたの手に家のすべてを託す…」と絞り出すような声で歌う周作の不安がとても切ないのです。
すずも大切な人と気持ちが上手く噛み合わないまま離れなければならないことに大きな不安をいだき、一度は「無理です」と本音を言ってしまうもののすぐに「嘘です」と強がって見せる。そして・・・

「周作さん、うちはあんたが好きです」

とついに本音をはっきり口にする。バラバラになっていた気持ちがこのすずの一言で少しずつもとに戻っていきそうな空気になる、あの雰囲気がとても柔らかくて涙が出ました(泣)。

♪歪んだ世界(リプライズ)♪

周作の父の見舞いに訪れる場面から先は涙なしには見れません…。映画でも大号泣した、あの悲劇…。厳しい戦況の中でも、あの無邪気で素直な笑顔がいつも家族の中にあって。彼女の存在にみんなとても救われていたと思います。すずは間近で、その太陽が消えてしまう瞬間に立ち会ってしまうのです…。
そして彼女自身も、これまで多くの温もりを感じてきた”大切なもの”を失うことになるわけで…このシーンは本当にいつ見てもショックで。特にすずが失われたものへの言葉たちを呆然と呟く姿は前が見えなくなるくらい泣きました(涙)。

径子は慟哭し、どうしようもない心の痛みに耐えきれずすずを責めることしかできない…。そして全ての責任を感じ自らを責め続けるすず。どちらの気持ちもわかりすぎてしまって…もう本当に居た堪れない(涙)。

それから数日後、すずは呉の港の方から飛んでくる一羽のサギを見て夢中でその姿を追いかけながら「早く逃げて!!」と叫び続けます。
この場面、サギはやっぱり哲くんの象徴だなと感じるんですよね。大きな愛情ですずを受け止め「居場所」になろうとしてくれた哲くん。それは同時に故郷・広島をも連想させます。今回見てて、軍港からサギが飛んできたということにハッとさせられるものがあって…。あれはもしかしたら、「青葉」から飛び立った彼の魂だったのではないかなと。そう思ったら涙腺が大決壊して嗚咽が漏れそうになるくらい泣いてしまった(涙)。

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見えない気持ち

機銃掃射に撃たれそうになる瞬間、周作に助けられるすず。でも彼女にはもう愛する人の帰還を喜ぶ余裕がない。ただただうなされたように「広島へ帰る」と一点張りのすずに、周作は「あんたと暮らしたこの一年は本当に楽しかったんだ」とこれまでになくハッキリ愛情表現を伝えてくれるんだけど、タイミングが悪すぎたよなぁ…。

周作は「リンの居場所について絶対に教えたらん!」と反論するのが精一杯だった。二人の気持ちがわかりすぎるだけにこの場面も本当に胸が痛かったです。
村井くんは東京で見たときと同じトーンで抑え気味に「教えてやらん」と言い放ってた。海宝くんは東京で見たときはイライラをぶつけるように激しい口調で言ってたけど、今回の名古屋では村井くんと同じような抑え気味のトーンで「教えてやらん」とぶつけていたのが印象的でした。

自由の色

北條の家を離れる日、昭和20年8月6日の朝。荷物を準備するすずに径子は少しバツが悪そうな表情で新しく仕立てた服を渡します。その意外なさりげない優しさにすずの気持ちが少し揺れて…。径子は「居場所」を失ったと思い込み去ろうとしていたすずに、自らの半生を語りつつ「全部自分が選んだこと」と魂を込めて伝える。
すずに対していつもどこか棘のある態度を取ってしまっていた径子でしたが、本当は彼女の苦労や心の痛みを誰よりも理解してくれていた人だったのかもしれないと思いました。

「自由の色、自分の色」

径子はすずに、自分が本当に居たいと思った場所にいていいんだよと伝えてくれるんですよね…。そしてそれがこの北條家、周作のいる場所だという本音も見抜いてる。自分の「居場所」を見失い絶望の底に沈みかけていたすずでしたが、そんな彼女にそっと寄り添い「あなたはここにいていいのよ」と伝えてくれた径子…。このシーンも本当に涙腺が大大決壊(号泣)。音月さんが歌の後半に行くに従いすずへの大きな愛情が沸き起こったかのようにボロボロ涙を流されていて…、その姿がとても愛しく美しく、本当に泣いた。

すずは径子の言葉に救われ、晴美と見た最後の景色の色を思い出す。その景色を一緒に見ているかのようだった径子。

「自由の色、家族の色、愛の色」

二人で歌ったこのワードは、今思い出しても涙が出る。すずの「居場所」を作ってくれた径子の優しさは本当に沁みました。

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隣組のマーチ(リプライズ)

すずと径子が心を通わせ、再び自分の「居場所」を見つけたすずは呉に留まる決心をしますが…別の大きな悲劇が彼女を襲う。でも、この場面はあえて重くしないでライトな雰囲気として描いているのが良いんですよね。このタイミングでの♪隣組のマーチ♪にはとても救われる。

ところが、広島へ向かおうとした途上で隣組の皆さんは息絶えてしまったある青年兵士の姿を目の当たりにする。そのことで「いま広島に行くのは危ないのかも」と引き返すことになるわけですが…、この青年兵士のエピソードがこのあとものすごい切ない出来事として胸に迫ることになるんですよね(涙)。

やがて終戦を迎えますが…、玉音放送を聞いたあとのすずの激しい絶叫と慟哭が見る者の胸を突き刺してくる。あの言葉は、当時多くの人が感じたであろう本音だったと思います。権力者たちが始めた戦争に巻き込まれ、何の罪もない多くの大切な命が無慈悲に奪われていった。そのことに対する怒りと悲しみとやるせなさ。
色んな感情がごちゃまぜになって叫ばずにはいられなかったすずの気持ちは痛いほどよく分かる。家族の前では平静を装っていた径子がひっそり外に出て一人で慟哭する姿は本当に居た堪れない(号泣)。

そして哀しいことに、世界ではまた同じ出来事が続いている。あのすずの魂の叫び声を、戦争を始める権力者たちに叩きつけてやりたい。そんな気持ちがふつふつと沸き起こってきました。

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しばらくして周作が再び危険な任地へ旅立つことになる。途中まで見送りに出たすずが「もしも右手があったなら、不安そうなこの人の手を握ることができるのに」と歌う姿が健気でとても切なかった(涙)。でも、こうして二人の距離が近づいたのは良かったなとも思います。

すずとリン

見送った帰り道、周作に教えてもらったある場所に足を運ぶすず。かつてあった二葉館は焼けてなくなくなっていて…。すずはその瓦礫の中から”リンの痕跡”を拾い上げ、幼い日に出会ったある少女の姿を見る。きっと、ずっとあの場所で待ってたんだね(涙)。

「優しくしてくれてありがとう」

微妙な関係のまま会えなくなってしまった二人だったけれど、心はしっかり結ばれていた。すずはリンの「居場所」をちゃんと作ってあげてたんだなと。きっとそれはこの先も変わらない。

「ずっと友達でいてくれてありがとう」

最後のすずのこの言葉に涙が止まらなかった(号泣)。

記憶の器

ある日、刈谷さんから哀しい体験を聞いたすず。ここであの、行倒れていた青年兵士のことが出てくるんですよね…。このエピソードは本当に辛くて悲しくて、親としてどんな張り裂けそうな思いがこみ上げたのだろうか、どれだけ泣いたのだろうかと刈谷さんに思いを馳せるといたたまれない気持ちがこみ上げてしまいます(涙)。隣組時代は元気いっぱいだった刈谷さんが悲しみの中で生きている姿を見るのは本当に辛い。

そんな彼女にすずは「もう会えない人でも、思い出してあげればいい。その人が消えてしまわないように、記憶の器に大切にしまっておけばいい」と歌います。その言葉に一筋の光を見た刈谷さんが目に涙を浮かべながらまた前を向く姿がとても印象深かったです。

その時ふと目に入ったのは軍港でその命を散らした「青葉」…。でも、すずは笑顔を浮かべます。哲くんとの約束だもの…、笑って見送る、笑って思い出すって。そうすることで、哲くんは彼女の心の中でずっと生き続けるんだと思います(涙)。
というのは分かっていても、やっぱり最後に水平姿の哲くんがすずを見守るように現れ…さらにすずの両親やお兄ちゃんが登場する場面は胸がギューーーーっとなって大号泣してしまう(泣)。

そして、妹のすみとようやく再会できたすず…。すみの辿ってきたこれまでの生活はあまりにも過酷なのですが、彼女はそれを表に出すことなく姉の前では優しく笑ってる。これはかつて、リンが自らの過酷すぎる運命をほのめかしながらもやんわり語っていた姿と重なるなと思いました…。この作品に登場する人たちは、どんなにつらい出来事を経験していても皆とても柔らかく優しいのです(涙)。

この世界のあちこちに(この世界の片隅に)

元気のない妹のすみのために左手で漫画を描き始めるすず。タイトルは、「鬼イチャンの冒険記」。石の化身として戻ってきたお兄ちゃんが、すずの漫画の中で生き生きと暴れ出す。彼の辿った道を想像すると悲しくなるけど、あのイラストを見ると何故か心がホッコリしてしまう。こうすることで、彼もずっと皆の心の中で生き続けていくんだなと思うとボロボロ涙が止まりませんでした。

そして改めて絆を確かめ合うすずと周作。そこにまた新しい家族が加わって彼らの人生はこれからも続いていく。

「ありがとう、この世界の片隅に私を見つけてくれて」

誰かが「居場所」を失いそうになったとき、そっと寄り添って「居場所」を開けてくれる人がいる。この作品はそんな優しさに溢れた素敵な物語。舞台でその核となる部分を丁寧に描いてくれていたことが本当に嬉しかったです。いい作品に出会えて本当に良かった。

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後述

名古屋公演のカーテンコールはマチネもソワレも本当に熱かったです。2回目でスタンディングオベーション、客電がついても鳴り止まない拍手に3回目もあって。キャストのみなさんも本当に嬉しそうだったです。

ソワレ公演の櫻子ちゃんはこの日が名古屋ラストということで最後に「またくるねーー」とお手振りしながら袖に下がっていって可愛かったな。海宝くんが最初に櫻子ちゃんがやったリアクションの「やぁーーーっ」ていうのを真似してニマニマしてたのも萌えた(笑)。

っていうかもう、カテコも涙止まらなくて大変なことになってた私ですw。マチソワ共に合計5時間以上もぶっ通しでほとんど泣いて過ごしたわけですが、終わったあとの充足感がなんとも心地よかった。

マチネでは誕生日ミラクルがあったようでびっくり!7月29日は村井くん、小野塚くん、小向さんがお誕生日前日は昆ちゃんということで皆でお祝いしたそう。

皆さん、おめでとうございました!!そんな素敵な回に客席に要られて本当に良かったな。

ミュージカル『この世界の片隅に』ツアー公演もいよいよ後半に差し掛かったようです。最後の呉公演までどうかカンパニーの皆さん、無事に完走できますように!!呉最終公演…見たかったなぁ。配信あればいいのに〜〜(←最後まで言うだけは言ってみるw)。

※7月27日と28日の千穐楽公演のLIVE配信が決定したそうです!!!願望が叶ったーーー(歓喜)!

 また必ず、再演お願いします。日本発信のミュージカルとして長く上演を続けてほしい作品です。

アンジェラ・アキさんの公式動画サイトで今回のミュージカルナンバーを歌ったアルバムのいいとこ取りを見ることができますので是非チェックしてみてください。ミュージカルの雰囲気とは違う、アンジェラさんの優しく力強い歌声がとても感動的です。

舞台版しか知らない方にもぜひ見てほしい映画版。さらに舞台版の味わいが深く感じられるのではないかと思います。様々な動画配信サイトにもあるようなので、ぜひ。

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