ミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』 2006.07.08マチネ貸切

観劇前からCD聞きまくってテンション高めていた「ダンス・オブ・ヴァンパイア」。ついに日本公演観に行く日がやって参りました。

ダイジェスト版でも聞き応え十分!

改装後はじめて足を踏み入れた帝劇でしたが・・・基本的にはロビーは変わってませんでしたが、中はヴァンパイア色に染まりまくりです!

入口すぐの柱にはでっかい祐一郎さんのクロロック伯爵写真がバーンと貼ってあり(笑)、その奥の柱にもキャストの扮装写真があって皆さん携帯写真撮りまくってました(←この私もその一人 爆)。
そして中央天井をふと見るとブログでお馴染みこうもりのリー君が赤い目を光らせてバタバタ飛び回ってました。 グッズもかなりたくさん売り出されていたし、軽食コーナーの売り場の人達もヴァンパイアTシャツ着て頑張ってました。とにかく、ロビーからこの作品に対する気迫が伝わってきましたですよ(笑)。

ちなみに今回は帝劇2階中央で観劇したのですが、今まで足元が狭かった最前列が広くなっていて視界の邪魔になりがちだった手すりもなくなってました。遮るものもなかったし、舞台全体がとてもよく見渡せてけっこう快適な観劇となりました。椅子は…あまり意識しなかったけどちょっとグレードアップしてたのかな?あれ、気のせいかな(苦笑)。

以下、ネタバレ含む感想になります。初見なのでけっこう感動してる部分が多いです(笑)。

 

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2006.07.08マチネ(貸切公演)in 帝国劇場(東京)

主なキャスト
クロロック伯爵:山口祐一郎、アブロンシウス教授:市村正親、サラ:大塚ちひろ、アルフレート:泉見洋平、シャガール:佐藤正宏、レベッカ:阿知波悟美、マグダ:宮本裕子、ヘルベルト:吉野圭吾、クコール:駒田一 ほか

CD2種類購入してテンション高めていたとはいえ、なにせ中身はすべてドイツ語・・・おまけに誰がどんな場面で歌っているのかすら分からなかったので(爆)、ストーリーのほうはほぼ何の知識もないままでの観劇でした。風の噂で聞いていたところによると作品に対しては賛否両論分かれていたので自分的にはどうかなとちょっと気になっていたのですが(最近初見ミュージカルでヒットが少なかったので)・・・、結果、

OKでした! 

しかも、かなりストライクゾーンにズバッときてしまったかも(笑)。

 基本的に「コメディ」すぎるものはあまり好みではなかったので多少そのあたりが気にはなっていたのですが、想像していたような「笑い満載コメディ」というのではなくストーリーの端々に「クスッ」とくるようなシーンが盛り込まれているといった感じだったので受け入れやすかったです。

たしかに、ストーリーだけ追ってみるとツッコミ入れたくなる場面もありましたが、それを気に留めさせない音楽がとにかく最高でございますですよ。CDで聴いていたので曲の旋律はすでに頭の中にインプットされていた為

「あー、この曲だよ~!!」

と感動することしきり(笑)。それに、日本語バージョンなので訳分からなかった歌詞の意味も、どんな場面で歌われているのかも、そして誰がどういう気持ちで歌っているのかもスコーンスコーンと納得できて、気分は

「ガッテン」

といった感じでした(←意味不明 爆)。
たとえば、1幕すぐのアンサンブルによる歌は「♪ガーリック、ガーリック」って歌ってたのね~!とか、2幕のガンガンロックはアルフレートの悪夢って意味だったのね~!とか、もうこんな感じでワクワクしっぱなしでした(笑)。

このあとまだ観劇予定が3回ありますので、内容についての細かい点などはまたその時に・・・。
そういえば、チケット一枚「京都行き」の予定入れてしまったが為に売っちゃったんだよなぁ・・・。ちょっと後悔したかも(爆)なので、もう一枚増やす計画を何となく考えてる私です。

以下、キャストについて少々・・・

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山口祐一郎さん

この方を舞台で観るのは本当に久しぶり。私が観に行く祐一郎さんの舞台の回ってけっこうハズレが多かったので意識的に避けていたんですが(爆)、今回は当たり舞台でホッといたしました。というか、主役シングルキャストなので(笑)今後もこの調子を持続させて頑張っていただきたい。

そもそも主役なのに出番が少なめですからね・・・祐一郎さん目当てだけで観に行った人はもしかしたら不満に思うかもしれません(苦笑)。ただ、このくらいの登場頻度のほうが祐一郎さんはガンガンいってくれると思うんですよ。扮装もなかなか貫禄あってビジュアル的にはかなりOK!次も期待してます!!

市村正親さん

「ダンス・オブ・ヴァンパイア」のコメディ部分をほぼ担当しているのが市村さん演じるプロフェッサー。あの可笑し味市村さんにしかできない!ってくらい上手かったです、ほんと。さすがですよね~。市村さんが出てくると場の空気がパッと緩んで見ているこちらもリラックスしてしまう。

それからあの早口言葉みたいなナンバー(笑)。CD聴いた時からずっと気になってたんですけど、コミカルにちょっとおどけながら、しかもかなりハッキリ言葉が聞こえる市村さんの歌唱力に感服いたしました。素晴らしかった~!
ちなみに、家に帰ってからたまたま見てしまった某ドラマで180度違ったヤクザのボスを演じてる市村さんがいてビックリ(笑)。働いてますなぁ~。

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泉見洋平くん

初めて扮装写真が出たときの泉見アルフレートにけっこう衝撃受けて「地毛か?カツラか?」と思ったものでしたが、舞台上の泉見アルフレートは髪の毛の量がかなりボリュームダウンしていたため「地毛だ」と確信いたしました(笑)。しかし、かなりパーマかけてるみたいで泉見くんの役に対する意気込みみたいなのが伝わってきました。

舞台の泉見くん観るのは久しぶりだったのですが、やっぱり可愛いです~。今回はプロフェッサーのそばでビクビクしまくってるキャラだったのですが、それが妙にはまってる!特にヴァンパイアの心臓に釘が打てずにもがいてる姿が個人的にかなりツボでした。それから、吉野ヘルベルトに迫られてるシーンもかなり可愛かった!もう全身震えてましたから(笑)。
次も泉見アルフなのですごく楽しみ~!

大塚ちひろちゃん

今回サラに大抜擢されたちひろちゃん。最近ミュージカル出演が多くなったせいか歌唱力にも安定感が出てきましたようです。声量もあったし、祐一郎さんとのデュエットでも負けてなかったのは本当にすごいと思いました! ちひろちゃんのサラは小悪魔的要素が強いので、泉見アルフは終始それに踊らされてる感じ(笑)。でも可愛いからなんだか許せちゃうって感じでしたよ。お風呂シーン、遠くからだとかなりセクシーに見えたんですが近くで観るとどんな感じなのかな(笑)。

佐藤正宏さん&阿知波悟美さん

宿屋の主人が佐藤さんということで、なんとなくレミゼを連想してしまったのは私だけではあるまい(笑)。ちなみに阿知波さんも来年レミゼで宿屋の女将ですから・・・まさに適役!?でもキャラクター的にはこちらのほうが「いい人」っぽいです。
ただ、佐藤さんは歌がちょっと弱いですからね・・・ソロが多いのでちょっと苦しいです。クコールだったらよかったのになぁ。

阿知波さんはそりゃ楽しそうに演じてましたよ!NHK朝ドラで見た「おタミさん」とはこれまた180度近く違って(笑)かなりイキイキ演じてらっしゃいました。特にラストのフィナーレがえらいカッコよかった!

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宮本裕子さん&駒田一さん

まず宮本さん、最近はドラマでちょこちょこお見かけしていたのですが舞台で観るのは本当にお久しぶり。透き通った歌声は健在でやはりとてもお美しい。後半のヴァンパイアになったときもカッコよかったです。

駒田さんは歌えるのに全く歌がない役でちょっと物足りない(苦笑)。やはりシャガール役あたりをやってほしかったかも。しかしあの役柄では歌えないよな…。セリフも聞き取りにくい言葉で話さなければいけないのでけっこう大変そうでした。しかしあの風貌、駒田さんだって言わなきゃ分からないよなぁ(笑)。

吉野圭吾さん

観劇前に風の噂で「吉野さんがすごい」というのを聞いてたのでかなり期待していたのですが・・・たしかに「スゴかった」です(笑)。あのアルフレートを誘惑する時のコスチュームにはかなり役者魂感じましたですよ(笑)。出番は本当に短いんですけど(1幕なんか最後のほうにしか出てこない)、あの独特のキャラクターのせいでかなり美味しいとこ取りしてます!たぶん、一度観たら忘れられないんじゃないかと…(笑)。これから徐々にエスカレートしそうな気配ですので楽しみにしたいと思います。

ほかにも色々感じるところはありましたが、次回の観劇時にまたレポしたいと思います。

ちなみにこの日は貸切公演だったため特別カーテンコールが。市村さんがボディアクションでカード会社を表現すれば、祐一郎さんはマントの下からカード会社の板をスーッと出してアピール(笑)。はじめは市村さんが挨拶してたのですが

「今、この後輩にも喋らせますんで」

と指十字を祐一郎さんにかざして命令してたのは笑えました~。祐一郎さん、キバが邪魔で話しつらそうでしたが(わざと?)。最後は二人でボード持ってお手振り♪それが何とも言えず可愛かったです。

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