ミュージカル『アナスタシア』大阪公演 アフタートークショー 2023年10月21日ソワレ後

2023年10月21日のミュージカル『アナスタシア』大阪公演ソワレ後にアフタートークショーが行われました。

前売りの時、この回のトーク見たさにチケットをゲットしていましたw。行くことができてよかった…。

だいたい20分ちょいくらいの短い時間ではありましたが、興味深く面白い内容だったのでちょこっとレポしたいと思います。

2023年10月21日の感想はこちら↓

アフタートークということなのでネタバレが相当含まれています。ご注意を。なお、トークのコメント部分は私の脚色がだいぶ入っていますのであしからずw。

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ミュージカル『アナスタシア』大阪公演アフタートークショー 2023年10月21日ソワレ後

トーク参加者:堂珍嘉邦く木下晴香さん内海啓貴くん(下手からの着席順)

前回見たトークから約1ヶ月経った大阪公演でのトークショー。東京ではヴラド役の禅さんが参加されていましたが、今回はグレヴ役の堂珍くんが参加。

まず自己紹介となりましたが、しっかりと挨拶した晴香ちゃん、言葉がよく思い浮かばない様子で晴香ちゃんに右へ倣えな内海くんw、「着飾ってきました」を噛み噛みでうまく言えなくなっちゃう堂珍くん、と三者三様で面白かったです(笑)。

まずは司会者さんが「私昼と夜を観させていただいたんですが、全く違った雰囲気で驚きました」と切り出されて。それを聞いて心の中で「同じツワモノがいた!」と歓喜していた私ですw。でも本当にキャストが変わるだけでだいぶ作品のイメージ変わりますよね。

東京から大阪に来て演じていて変わったなと思うことは?

晴香ちゃんは「個人的にはあまり変わったと思うところはないけれど、大阪に来て劇場が変わった光景を見たときに変化を感じたというのはあります」という旨のことを話してました。これに対しては内海くんも同じだったようで、「東京公演を無事に完走してみんな大阪公演初日も迎えられたので気持ち新たにしています」と感慨深そうに語っていました。

堂珍くんは「東京が終わって1週間くらい休みがあったのでまたフレッシュな気持ちで大阪に来れたと思うし、何よりも楽しいです」とコメント。ミュージシャンである堂珍くん(CHEMISTRY)ですが、舞台で生きることもしっかり楽しんでくれているんだなと思うと嬉しくなりました。

そんな堂珍くんに「パンフレットのコメントでは”役作りの途中”と語ってましたが今はどうですか?」という感じのちょいエッジの効いた質問がw。これに対しても「そんなこと言ってましたっけ?」とシレッと返してた堂珍くんw、やっぱり大物だなと。「試行錯誤しながらいろいろ試してますよ」と冷静な回答をしてました。

一番見てほしいと思うシーンは?

この質問を受けて晴香ちゃんがなにやら「ニヤリ」と内海くんの方チラ見して「これに関して紹介したいシーンがあるんですよ」と。
一幕ラストにアーニャが♪過去への旅♪を歌い上げる直前、ディミトリとヴラドが先にパリが見渡せる丘へ駆け出していく場面があるのですが、そこは「アーニャ、早く来いよ!!」と叫び声だけ聞こえてくる事になっているんですよね。私はあのシーンは”録音”で流してるのかな、なんてふと思いながら観ていたのですが・・・実はそうじゃなかったことが判明!

晴香ちゃん曰く「私にしか見えないんですけど、このときのディミトリとヴラドのリアクションがめちゃめちゃ可愛くていいんですよ!」と。

へぇ〜〜!!これは初耳情報。で、せっかくだからこの機会に内海くんに再現してもらいましょうという流れになって(笑)。これには内海くん「トーク前に彼女から無茶振りするからみたいな事言われててドキドキしてたんですが、これだったのか〜」と苦笑いwww。その時の”してやられた”的表情がめっちゃ可愛かったです(笑)。

晴香ちゃんがこの日のソワレにヴラドを演じていた大澄賢也さんになりきり、横でディミトリ役を演じた内海くんが「アーーニャぁぁーー!!」と全力再現!すると賢也さんを再現する晴香ちゃんがその脇でビヨンビヨン両手を上下させながらジャンプしまくってて(笑)。この二人が可愛いのなんの!!!あれが見れただけでも来たかいあったなぁと思いました。
私は楽前にもう一度だけ観に来る予定があるので、あのシーンが出てきたときは舞台袖のテンションMAXな二人を想像したいと思いますw。

そんな内海くんの見てほしいポイントは悪夢にうなされたアーニャのもとにディミトリが駆けつける場面と。このときディミトリはタンクトップ一枚の状態なのですが、内海くん曰く「あの直前までディミトリ’sはパンプアップ(腕立て伏せ)してますっっ」とのことwww。
2幕冒頭でディミトリだけ先にホテルに帰るというくだりがあるのですが、その後彼が何をしていたのか誰も知るところではなくw、今回ついにその秘密が明かされましたよ(笑)。どのディマもあのあとパンプアップやりまくってるのだそうですwww。なので、アーニャのもとに駆けつけた時点での彼は「ホッテホテな状態」とのこと(爆笑)。タンクトップから見える逞しい二の腕にはそんな秘密があったのか!なんでも通常の2割増しになってるらしいのでww、これも次回チェックしたいところです(笑)。

堂珍くんは二人の話が面白かったからか振られた瞬間は「ふぅ〜〜〜〜む」と悩ましい唸り声を上げてたのが可愛かったw。あえて一つ場面を上げるとすれば、1幕冒頭でグレブが登場するシーンを注目してほしいとのことでした。「あのときのグレブは誰が見てもかっこいいと思う」ってコメントしてましたが、まさにそれ!!と納得です。

それから、アナスタシアとの関係が変化していくところも見どころだと。冒頭でグレブがアーニャに手を差し出す場面と、クライマックスでアナスタシアがグレブに手を差し出す場面は対になっているとのことで。言われてみればそうだ!!とこの話を聞いたときにめっちゃ腑に落ちた。これはちょっと個人的に鳥肌でした。堂珍くん自身も、ここは初演の時よりもやっていて好きな場面だとコメントしてました。

ちなみに、アナスタシアとグレブが最後に対峙する場面のシーンではディミトリが影コーラスに加わっているそうです。他にも色んなシーンでメインキャストさんが影コーラスに入ってることが多いとのこと。これも初耳で興味深い情報でした。堂珍くんがそれに対し「みんなが色んなシーンで援護射撃してくれてるのが嬉しい」みたいなことをボソッとコメントしてたのも印象的でした。

これらの話を聞きながら司会者さんが「何度も見るって大事ですよねぇ」とシミジミ。まさにこの作品はリピーターにはもってこいのミュージカルなのかもしれないと改めて思いました(そのためにはもう少しお値段落としてもらえると助かるんだけど 汗)。

苦労したことや大変だったと思うことは?

内海くんは列車から3人で飛び降りたあとの一連のシーンを挙げてましたね。これたしか、東京公演トークのときに禅さんがめっちゃ興奮しながら語ってたやつだわ(笑)。列車から3人で飛び降りたあと、急いで幕の後ろをダッシュして下手から出てくる。想像するだけでもかなりハードだろうなということは伝わってきます。
で、禅さんエピソードと違うなと思ったのが・・・「賢也さんがめちゃめちゃ早い」ってこと(笑)。あのシーンってたしかヴラドが一番疲労してて禅さんは「見た目は完全にリアル」って語ってたけどww、賢也さんはその逆であの3人の中で一番速いらしい(笑)。ダンサーさんの体力恐るべし!!内海くんたちはそんな彼についていくのに必死なんだとかw。

堂珍くんは「特に大変なシーンは・・・」と口ごもったあとに「作品PRで出演した大阪の番組『よ~いドン』に出たのが一番大変だった」と意外なお答えwww。

私はこの番組のことは知ってるのですが、山口では映らないので見れなかったーー。どんな感じに大変そうだったのか見てみたかったw。でも「すごく温かい嘘がない番組で好印象」と番組を絶賛してましたよ(円広志さんに会えたことが嬉しかったそうです)。
そんな堂珍くんを見て、晴香ちゃんと内海くんが「ありがとうございましたっ」と揃って頭下げて感謝してたのが可愛かった(笑)。

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歌詞について

晴香ちゃんによると、稽古中は訳しを担当された高橋亜子さんとかなり綿密に話し合いを重ねたのだそうです。そうやって理解を深めていくことで、より歌詞に思いが乗るようになったんじゃないかといった感じのコメントをしてたのが印象深かった。

内海くんは稽古場でそれぞれダブル・トリプルのキャストさんとの連携を図るための話し合いが結構しっかり行われていたとコメント。そのことが本舞台でも生きてるのが嬉しいと語ってました。

特に好きなナンバーは?

内海くんは「パンフレットの対談のときには♪過去への旅♪を挙げているけど、公演を重ねるに連れてオーヴァチュアの音楽にすごくスイッチが入る」とコメント。最初の1音を聞いただけでもグッとくるって言ってたかな。その気持めっちゃ分かるよー!私もあの冒頭でテンション上がりますから。鐘の音もいいよね〜。

堂珍くんは「パンフレットにはアーニャとディミトリがベッドで語り合う場面が好きってあるんだけど」と前置きww。ところが出来上がったパンフを読んでみたら「誰もグレブの曲が好きだって書いてなかった」事に気がついてしまったとww。「自分で自分が歌う曲を推すのを遠慮しただけなのに」と後悔してる堂珍くんがめっちゃ可愛くて面白かったw。
その話を聞いていた晴香ちゃんが「グレブはミュージカル版から登場した新キャラなので、どの曲も印象深いですよね」とフォロー。

でもその後堂珍くんが「グレブって最初の方は二重人格みたいな感じになってる」ってコメントしたのはちょっと面白かったww。たしかにそう見える雰囲気はあるかもしれないけど、でもそれは彼の背負ってる過去もかなり影響してるから見ているこちらとしては感情移入できるんだよね。「表立って描かれないところを自分で考えて辻褄合わせながら演じているし、楽しい」みたいなコメントしてた堂珍くんが印象的でした。

晴香ちゃんは今回演じていく中で♪夢のなかで♪のナンバーが好きになっているそう。アーニャがあの歌を歌ったところからディミトリとヴラドが動かされていく展開になるので、物語の中でも特に印象深いのだそうです。なるほどねーー!

最後に一言

晴香ちゃん

初演のときには大阪公演が一度もできなくなってしまったので、今回来ることができて本当に嬉しく思います。また舞台の上で生きる私達に会いに来てくださると嬉しいです。

内海くん

初演は大阪に来れなかったので、今回場当たりで梅田芸術劇場を見渡したときに感慨深い気持ちが込み上げてきました。東京公演のときと舞台の配置が違うのも(大阪のほうが舞台と客席の距離がちょっと開いてる)面白いなと。今後も役者同士の化学反応を楽しみつつ演じていきたいと思います。

堂珍くん

ちょっと最後は言いづらいんですけど(笑)、2017年のBWで始まったこの素敵な作品が10年、20年、更には50年後に繋がっていけばいいなと思っています(アナスタシアという言葉には”復活”という意味も込められていると)。SNSなどで「アナスタシアよかったよ」とどんどん宣伝してほしいです。

初めて聞く裏話もあったりしてとても楽しいトークショーでした。あと1回観劇予定があるので、この日の内容も頭に入れつつ最後楽しみたいと思います。

これまでのミュージカル『アナスタシア』感想一覧

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