劇団四季『オペラ座の怪人』オフステージトークショー 2023.02.16

2023年2月16日『オペラ座の怪人』マチネ公演後にオフステージトークショーが行われました。

コロナ禍の規制が完全に解けていないことを受けてか、劇団四季は当面イベント関係が事前の申込み抽選で決められるシステムになっています。この抽選というのがもう本当に恨めしくてねぇ…。四季関連の抽選はこれまで何度も煮え湯を飲まされているもので(苦笑)。っていうか、四季以外の舞台は観劇した人全員参加OKのところがこのところどんどん復活してきているので、なおさらもどかしくなってしまいます。
一応春先からはイベントの人数制限解除の動きになりそうなので…四季さんも”抽選”方式から”観劇した人限定”イベントへと戻していただきたい(次回イベントは収容人数が増えた模様)。

昨年末から始まったイベント第一弾として発表されていたのがリハーサル見学とアフタートークショーが計4回(四季の会限定2回と一般2回)。とりあえずイベント日の公演チケットはすべて発売日に抑えて購入していたのですが…、リハ見は全滅、会員限定トーク落選と散々な結果(汗)。
ところが、奇跡的に、なぜか一般(会員以外でもOKなやつ)のアフタートークが1回分だけ当選していたんですよ!まさか一般の方で拾ってもらえるとは思わなかったのでビックリ!しかもアフタートーク回だなんて超ラッキー!!それがこの2月16日だったわけです。

当日はまず開演前にロビーにある引き換えコーナーの列に並び、当選メールを見せてから”参加証”をいただくという流れ。座席番号は観劇間近に予めメールでお知らせが来ていたのでそこに記載されたところに着席。私は後半列ややサイド寄りでした(観劇した時の座席とは違います)。

※本編終了後は一度劇場から出て約30分の準備時間の間は外で待つことになっていました(劇場階ロビーでの待機は禁止)。

2月16日マチネ公演の本編感想↓

約300人が抽選で選ばれていたということで、客席は1階席のみで最前列からO列辺りまでが使われてたかな。サイド席も含め埋まってましたが、いくつかチラホラ空席も見えていたのでちょっともったいないなぁとも思ったかな。

舞台上には下手側に2幕に登場するお稽古ピアノ、上手に「ドンファンの勝利」上演舞台セットが置かれているという感じ。ピアノはなぜあの場に出してるのか最初はわからなかったのですが、トークが始まってからすぐその理由が判明しましたw。
本編2幕に登場するドンファンシーンでは机の上が雑然としていますが、トークショー用ということからかきちんと綺麗にお料理が整頓されてたのがちょっと面白かったですw。なんか、遠目から見るとコーヒーフロートみたいなカップが2個見えたような…(たぶん酒類のなにかww)。

スポンサーリンク

『オペラ座の怪人』大阪公演 オフステージトークショー 2023.02.16

司会担当
林和男さん(ムシュー・レイエ役)

トーク参加者
佐野正幸さん(ファントム役)、秋本みな子さん(マダム・ジリー役)、 石橋杏実さん(メグ・ジリー役)、小田島礼奈さん(アンサンブル)、吉田ケインくん(アンサンブル)

トークは前半が舞台トリビア的な解説トーク、後半が役者を招いての質疑応答トークといった2部構成で行われました。ちなみに前半の解説トークは女性アンサンブルの小田島さんレイエ役の林さんのお二人での進行です。
1月に行われたトークイベントの後にアンケートをとったところ、質疑応答だけでなく舞台の背景についてのトークも聞きたかったという意見が出ていたという事で、今回そのようなスタイルになったと林さんが穏やか~な口調で説明されていました。本番舞台ではめちゃめちゃ厳しい演出主任のレイエを演じていた林さんですが、素に戻るとめちゃめちゃ穏やかでまろやか~~な優しい雰囲気の素敵紳士でございましたよ。なんだか癒されちゃった。

第一部:舞台トリビア

ハンニバルについて

劇中最初に出てくる「ハンニバル」の演目は架空の舞台ですが、オークションの時に名前が出てきたマイヤベーヤ作「悪魔のロベール」は本当に上演されていた作品とのこと。
ちなみに、「ハンニバル」は架空の作品ではありますがどのような構成だったのかという事は最初のオークションシーンに出てくるポスターにちゃんと書いてあると。ここで林さんが「ちょっと皆さんと交流したいのでクイズ形式にしてもいいですか」とニッコリw。この時の林さん、なんかすごくワクワクしたような楽しそうな表情されててめっちゃ可愛らしかったな。一方通行にならないように気を遣ってくださっているというのもあったかもしれない(コロナ禍ゆえに客席からは反応しづらいですからね)。なんとお優しい。

で、答えとしては…、ハンニバルは「5幕モノで、バレエシーンは2つ」。これ、客席の8割以上の人が正解してましたね。「当たったからと言って何か商品が出るというわけではないんですけど…」と恐縮しながら答えていた林さん、可愛らしかった~~。
正解を皆さんに、ということでこのあと舞台で使われているハンニバルのポスターが登場。「皆さん、こんなゆっくり見れる機会はないと思うのでじっくりごらんくださ~い」と気遣いを忘れない林さん、素敵です。たしかに本編ではラウルが落札した後すぐに持ち去られますからね(っていうか、舞台上が暗い照明になってるのでそもそもよく見えないww)。よく目を凝らして見ると、なるほどポスターの上の方にハンニバルの演目の内訳がちゃんと文字で記されていました。

ちなみに、オペラにバレエシーンがたくさん出てくるのは「パトロンがたくさんいたから」だそうです。林さん曰く「そのあたりの詳しいことについてはスマホで検索すればたくさん出てくるので」とのことw。林さん、この後もけっこう「スマホで調べたら」って何度も言ってたのでけっこうなネットユーザーかもしれないww。

ハンニバルに出てくるについて。林さん曰く、「ハンニバルはアフリカが舞台になってる話なのでアフリカゾウだと思っていたけれど、調べてみたらどうやら違うらしい」とのこと。当時戦争で使われていた象は調教しやすいアジア系の象が多かったらしいので、もしかしたらこの作品に出てくるのもそうじゃないかなと思ってるそうです。実際のところは戦争に使われた象について所説あって一つに絞れないのでよく分からないとのことでした。一説によると、絶滅してしまったシリアの象ではないかという話もあるようです。

ハンニバルの稽古がひと段落ついたあとに出演者たちがざわざわ雑談するシーン。これは当時実際によく見られた光景だそうで、初演の演出を担当していたハロルド・プリンスが体験したことがベースになっているとのこと。プリンスさん、オペラ座で演出担当されたことがあったんですね。何度注意しても静かにならなかったと後年語っていたのだそう。

イル・ムートについて

アンドレが観劇中に持っているパンフレットのようなものを客席に見せて下さる林さん。後ろの方の席だったので細かくはよく見えなかったのですが、確かにちゃんと作り込んでありました。ちなみに「イル・ムート」の意味はイタリア語で「黙って、喋らない」とのこと。クリスティーヌが演じた役(セラフィーモ)がまさにそれですね。
イル・ムートは4幕モノで、ラウルがプロデューサーであるという記述もあるそうです。だから彼は堂々と5番ボックス席に座れているという事か。ちなみに、振付けはマダム・ジリー。バレエは2つとのこと。

そのほかにも「カイロのガチョウ」というモーツァルトの未完成の作品についての記述があるそうです。林さんなりにそれが何故かと考えたところによると…、当時はこの作品が本当にフランス語で上演されていたことに由来しているのではないかと。
それに関連して東京で行われていた”オペラ座展”での写真を撮ってきたとのことだったのですが…、林さん、一生懸命スマホで撮影したものを客席に見せようとされてて(笑)。どんなにアップにしたところで客席からは見えるものでもなくww。だけど必死になって伝えてくださろうという想いはひしひしと伝わってきてホッコリしちゃいました。林さん、本当に良い方だ。

バレエシーンについてはアンサンブルの小田島さんがプチ解説。本来のバレエの型というのは手足を大きく見せるようなポージングをするとのことですが、オペラ座の怪人の時代は少し体を丸めて柔らかく儚い雰囲気に見せる型が主流だったそうです。ピシッと真っ直ぐというのではなくて、丸みを帯びた感じのってことで、これは劇中のバレエシーンを見てもよく分かります。小田島さんは「手を上げたくても上げられないんです」と苦笑いされてましたね。

ドン・ファンの勝利について

このオペラはファントムがクリスティーヌを初めて隠れ家に連れてきた日に作曲していたものと同じということで、時系列で言うとそれがちょうど半年前に当たります(マスカレードでアンドレも「半年心配いらない」と歌ってます)。

ファントムが書いたオペラの音楽は19世紀当時では考えられないような音がたくさん詰まっているとのこと。ここで林さんが実際に本編でも登場してくるピアノを使って音楽解説。滑らかにサラリと色々な音階を弾きこなされていました。
どこに行きつくのか分からない音階が随所に出てくるのでピアンジが歌いにくそうにしているわけです。カルロッタが「彼の方が音楽らしく聴こえるわ」と庇ったのもそういう背景があったからなんですよね。つまり、ファントムの作った音楽は当時の人にとっては雑音みたいに感じられたのではないでしょうか。このエピソードは以前もどこかで聴いたことがあるような気がします。

ちなみに、「悪魔のロベール」や「カイロのガチョウ」を実際に上演したのはル・ペルティエという劇場だったそうです。残念ながら1873年の火災で焼けてしまったとのことで、建て直されたのが現在のガルニエが建築したオペラ座に当たります。「このあたりはネットで検索して調べてみてください」と林さんww。

「もう言い残したことは、ないよね?」と小田島さんに確認を取った後、「もっといっぱい言いたいこともあったんだけど、ほかに待ってる俳優もいるので」とちょっと名残惜しそうにしていた林さん(笑)。とても分かりやすい和やかな解説ありがとうございました。ということで、この後ゲスト俳優さんたちが登場されました。

スポンサーリンク

質疑応答トーク

ここから登場したのが、秋本みな子さん(マダム・ジリー役)、 石橋杏実さん(メグ・ジリー役)、吉田ケインくん(アンサンブル)。小田島さんも司会からゲストの方へ行かれてました。そして最後に出ていらしたのは…なんとファントム役の佐野正幸さん!!まさか佐野さんが参加されると思わなかったのでちょっとビックリ!めっちゃ貴重!!アフトク参加できてよかった~~。司会は引き続き林さん。

最後に出てきた佐野さんが開口一番「もう帰ろうかと思っちゃった」と林さんにツッコミ入れててww。それに対して林さんが「10分くらいだったでしょ?」と言うと皆さん一様に「いや、20分くらい…」とさらにツッコミ入れてて林さんも「え!?そんなに!??」とビビられてたのが可愛くて面白かったです(笑)。

ここから質疑応答に入りましたが、質問は抽選申し込みの時一緒に募集されていたもので今回はその中から厳選したものを選ぶといった方式になっていました。ちなみに、私と同じ名前の方の質問が読まれたのですが(あの時は心臓跳ねあがったww)、あれは私ではありませんw。でも、かなりナイスな質問で面白い回答が出てきましたね。”同じ名前の方、グッジョブ!”って心の中で拍手しちゃいましたよw。

Q1. アンサンブルさんの中で着替えが一番大変な方はいますか?

これの回答は吉田ケイン君。素のケイン君初めて見たけど…めっちゃ美形!!思わず見とれてしまったw。彼の場合、小さな着替えも含めて12-3回あるそうです。しかも、帽子だけで9種類もあるのだとか!!早替えする時は10秒くらいしか時間がないので他の役者さんに手伝ってもらうことも多々あるとのこと(特にオークションからハンニバルのシーンが大変なんだとか)。「ほかの人に見せられる恰好じゃない」と苦笑いしてたのが可愛かったw。ちなみにケイン君のお母様はスロヴァキアの方なんだそうです。

Q2. アンサンブルの方の演じるキャラクターは決まっているのですか?

これは小田島さんが回答。バレリーナの役の時、楽屋横で練習してるときは「ずっとお喋りしていてマダム・ジリーに注意されてる」キャラを演じているんだとかw。イル・ムートの時は「ファントムの影に気が付いていながらも最後まで気丈に踊り続ける」キャラなんだそうです。ここではお姉さん的な人物を想定しながら踊っているとのことでした。次回からぜひ注目して見たいところです。
ちなみに小田島さんはロシアのロイヤルバレエで3年間修行されていたのだとか!!すごいっ!!

Q3. 怪人役の人はなぜそんなにセクシーなのですか?また、ファントムのように顔の右側を意識してることなどはありますか?

これはもちろん佐野さんに。佐野ファントムは歴代の中でも特に色っぽさが群を抜いているので実にタイミングのいい質問だったと思いますw。

佐野さん曰く、1幕の隠れ家でのファントムがセクシーであればあるほど2幕のファントムのコンプレックスが際立つと思っているので、1幕はできるだけ色っぽく演じるように意識しているそうです。クリスティーヌへの異常なまでの愛情がセクシーに見えてるのかも、見たいにも語っていらっしゃったかな。「艶っぽさを追求することが醜さとのギャップを生むので敢えて”えろく”やってます」とニンマリ確信犯的に語られてたのがちょっと面白かったw。

Q4. 役を演じるにあたって一番核としているのはどんなところですか?

こちらの回答は秋本さん。マダム・ジリーは唯一過去にファントムと関わりがある役なので、どの台詞も核になると思うとのこと。細かい演出が変わったこともあってよりそういうところを意識してるそうです。ジリー役は「黒い影が歩いているように」という演出指示もあったとのこと。

Q5. 10年前の今頃は何をしてましたか?

この回答は10年前に在団していなかった石橋さんにと。石橋さんは10年前はイギリスのバレエ留学をされていたそうです(3年間いらっしゃったそう!)。日本のバレエはどちらかというと”見様見真似”といった要素が強いらしいのですが、イギリスのバレエは伝統があるからか、最初の1年間はひたすらバーレッスンだけの基礎を叩きこまれたのだとか。そのあたりの教え方も日本とはかなり違うようですね。イギリスは”品”と”美”を徹底的に追及するバレエなのだそう。
ちなみに、小田島さんがいたロシアバレエとはイギリスバレエは型が違うとのことでした。小田島さんの10年前は卒業間近でパリのオペラ座にも行ったことがあったのだとか。

Q6. ハンニバルに出てくるスタッフさんは本物ですか?皆さんの思い入れのあるセットは?

これは秋本さんが回答。ハンニバルの象の中にいるのは本物のスタッフさんです。マスクをされてるのでコロナ禍の今見るとすごく分かりやすいかも。秋本さん曰く、昔はトランプだけではなくフランスパンをかじっていたりワイン飲んだりしてたらしい!

舞台装置については佐野さん。一番印象深いのはファントムの隠れ家へ向かう時の蝋燭「毎日その道を通ってますけど、いつもすごいなぁと思ってます」とユーモアあふれるコメントをしてくれて客席からも笑いが漏れてましたw。たしかに佐野さん、ろうそくの道を”通って”いらっしゃる(笑)。
この蝋燭の仕掛け、かつては実際に舞台に穴をあける工事をしなければ実現できなかったそうで日生劇場でしか上演できなかったとのこと。その後改良されて舞台の床から数センチ上げたところから蝋燭が出る仕組みに変えたことで他の劇場でも上演できるようになったそう。技術の進歩のおかげで多くの人に見てもらえるようになったのですね。
(※余談ですが、私が一番最初に観たオペラ座の怪人は初演ではありませんが日生劇場でした)

ちなみに佐野さん、秋本さん、林さんは初演組。佐野さんが林さんのことを「林くん」と呼んでいたのがものすごく新鮮でした。初演の時、佐野さんはアンサンブル2枠、秋本さんがメグ、林さんはどの枠か分かりませんがアンサンブル。秋本さんはメグからマダムに昇格したわけですからすごいですよね。

スポンサーリンク

Q7. 舞台の外でもついオペラ座の怪人の所作をしてしまうことはありますか?

これについて率先して「あります!」と手を挙げたのがなんと佐野さんw。何かと思ったら…「駅の階段を一歩ずつ足を慎重に運びながら降りてます」と(笑)。つまりこれって、マスカレードのシーンに出てくるレッドデスの時のリアクションってことですよねwww。佐野さん、これをわざわざ椅子から立って実践してくださっててもうみんな爆笑ww。「後ろから来る人は大変」と茶目っ気たっぷりに語られててww、さっきまで殺気と哀しみに溢れたファントムを演じていた方とは思えないユーモアっぷり(笑)。
これに対して林さんが疑いの目を向けつつ「本当にそうなの!??」とツッコミw。でもそれにも構わず佐野さんの武勇伝話は続きがあって(笑)。

「タクシーに乗る時の手の上げ方も、こんな感じ」(←超セクスィーなファントムのリアクション付きwww)

これにはまたまた客席大爆笑www。これを見た林さんが笑いながら「本当にそれやってよ!?」みたいにツッコミ入れてたのがめっちゃ面白かったです(笑)。「もし町中でこういう人見たら佐野さんだと思ってください」みたいなツッコミも入れててめっちゃ笑ったww。

ちなみに林さんはアンドレを演じている時にマスカレード最初に登場する衣装に着替えるのが間に合わない夢を何度も見たそうですw。「ダメだ、まだタイツを履いてないっ!!」と冷や汗かいて起きちゃう、みたいなのが多かったという事で…想像するとちょっと面白い(ごめんなさい、林さんw)。
こういう追い詰められた夢というのは他の皆さんも経験があるそうで、「演じたことがない作品に級に出ろと言われる夢をよく見る」という方も多かった。佐野さんも「まだ台詞頭に入ってないのにすぐ本番だと言われる夢をよく見る」そうです。それだけ皆さん緊張感をもって生活されてるんだなと思いました。

やったことのない役、についてさらに佐野さんと林さんが話を膨らませていて。かつて稽古場に浅利さんがいた時は、全く演じたことがない役を誰かできないかと言われた時には率先して手を挙げるようにしていたのだそうです。「できませんとは言えないので、怖かったけど勇気振り絞ってやれると手を挙げてた」とのこと。俳優って本当に壮絶なお仕事だなと思います。

Q8.  最近よく聴いている音楽は?

秋本さんは、小田和正さんやユーミンの音楽がお好み。林さんは(私も言いたいってオーラめっちゃ出てたww)クレイジーケンバンドが大好きなのだそう。「いつか劇場近くで会えないかなとソワソワしてます」とちょっと恥ずかしそうに夢を語っていらっしゃったのがめっちゃ可愛らしかったw。
小田島さん昭和歌謡(テレサテンとかピンクレディとか)。バーレッスンの時に「UFO」が流れてて林さんビックリしたそうですww。

ケイン君映画音楽が大好きとのことで、林さんはバーレッスンの時にいつも「ゴッドファーザー」をリクエストされるのだとか(笑)。それに対してケイン君「たまには曲を変えようかとも思うんですが、和男さんがお好きだという事でかけつづけてます」と微笑んでたのがめっちゃ可愛かったww。林さん「ゴッドファーザー聞くとテンション上がるんですっ」とめっちゃウキウキしながらコメントされてたなw。もうホント、可愛らしい方!

Q9. 演じている時に現実と重なってしまうことはありますか?

これについては佐野さんの回答が印象深かったですね。「なりきるという事は全くない」とキッパリ断言。どんなに哀しい場面であったとしても、自分自身は常に冷静であれというのはずっと浅利先生から教えられてきたとのことです。特に「口から出てくるのは感情ではなく言葉だから、感情的になるな」というのがすごく頭に残っていると。この教えを肝に銘じている佐野さんは、演じている時にはいつも俯瞰して見ている別の自分を持っているのだそう。

これに関連して林さんは日下武史さんから教えられたことについて語られてました。「リアルとナチュラルは違う」と言われたそうです。演技の中に真実があるというような意味、みたいなことだったかな。

演技論についてはそれに関わっていない素人の私にとってけっこう難しいかなという印象かな。俳優さんにしか分からない奥深さがたくさん詰まっていると思うので、その世界に入らないと実際のところは理解するのは困難かもしれません。「口から出るのは言葉であり感情ではない」というのは私にはちょっと理解が難しすぎたかなぁ…。

最後に佐野さんと林さんが「こんなに真剣に話すつもりじゃなかったんだけど」とちょっと反省されてましたが、これに関してはその専門に携わっているからこそ伝えたいものもあったんじゃないのかなと思いました。演出家によって役者さんに求めるものも変わってくると思うし…、色々と演劇の世界は奥深いです。

最後に林さんが「ここでお時間となってしまったようです」と告げると佐野さんが名残惜しそうに「あれ、ここでまだやってほしいっていう反応があると思ったんだけど…」とコメントw。「えぇ?っていうの期待してたんですがw」とちょっと残念そうにもされてたのですが、マスク越しに声を発していいものかどうかというのもあって客席も「言いたいんだけどどうすればいいのか」みたいな空気にww。これに対して林さんが「皆さん、心の中でえぇ?って言ってますよ」とナイスフォローw。良いコンビでした。

ここまでだいたい50分ちょいくらいだったかな。予定時間よりもけっこう長い時間イベント続けてくださって嬉しかったです。貴重なお話たくさん聞けました。舞台後のお疲れの中、役者の皆様本当にありがとうございました。

error: Content is protected !!