『INSPIRE 陰陽師』2021.01.05ソワレ~01.06千穐楽

2021年となりました。今年も何本観に行けるか分かりませんが(諦めざるを得なくなる作品も出るかも…)、遠征観劇した感想はちょいちょいレポートしていきたいと思っています。よろしければお付き合いしていただければ嬉しいです。
本年もよろしくお願いいたします。

2021年最初の観劇作品は、大沢たかおさん主演の舞台『INSPIRE 陰陽師』でした。

公演されるのは日生劇場のみで、期間はたったの6日間。昨年の初冬に突然降って湧いてきた作品で正直けっこうビックリしました(笑)。しかし、大沢たかおさんの主演舞台…と聞いては居ても立っても居られないw。遠征可能な5日の前楽と6日千穐楽のチケットをなんとかGETして年末年始を指折り楽しみに待っておりました。
そもそも私が大沢さんのファンになったのはミュージカル『ファントム』初演を観たのがきっかけ。つまり私の大沢さんファンの原点は”舞台”なんですよね。だから絶対外せない!という気持ちが強かったのです。

ところが、新型コロナ禍の影響は2021年になっても全く収まる気配を見せず…、しかも東京はいつ緊急事態宣言が出されてもおかしくないという状況に。
ストリーミングで年末に見れてはいたので、この微妙な時期に東京入りすることに関してはギリギリ前日まで悩みました…。が、それでもやっぱり生の大沢さんの舞台はどうしても目撃したいという気持ちが勝り、やれる対策はすべて施したうえで遠征することとしました。相当な防御をしつつではありましたが、昨年秋から再開した観劇遠征の中で今回が一番生きた心地しなかったかも(汗)。千穐楽後に緊急事態宣言が発出されたので、タイミング的には本当にギリギリでした。

日生劇場の感染対策もかなりしっかりしている印象。今までは簡単にモギリまで行けていたのが、ソーシャルディスタンスを保ち列に並びながら消毒・体温チェックを通過し最後にチケットを自分で切り離して入場という感じでけっこう時間がかかりました。

ロビーでの会話に対する注意喚起もされていたので、昨年東京遠征したときの劇場よりも比較的静かでした。お友達と一緒に来ている方などはどうしても会話をしたくなってしまうと思いますが、劇場での感染リスクを抑えるためにはやはり我慢することはして協力していかなければ。

ただ、日生はロビー下にある喫茶コーナーでの飲食が許可されてましたね。帝劇やクリエ、オーブなどは飲食禁止で販売もなかったくらいなのでそこはちょっと気になりました(飛沫防止の衝立はありましたが)。

以下、ネタバレを含んだ感想になります。

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2021.01.05ソワレ~06千穐楽 in 日生劇場 (東京・日比谷)

主なキャスト

  • 安倍晴明/阿部春昭:大沢たかお
  • 藤原兼家/藤堂兼樹:古川雄大・村井良大(12/31のみ<配信にて観賞>)
  • 蝉丸:山本耕史
  • 北斗:松岡広大
  • 南斗:鈴木仁
  • 河瀬景子:山本千尋
  • 月姫:長澤樹
  • 芦野道隆:田口トモロヲ

アンサンブルのダンサーさんたち(式神)の筋肉がとにかくすごくて思わずガン見してしまいましたw。どうやったらあんな奇麗な筋肉作れるんだろうかと思ったほど。鍛え抜かれた体から繰り出す数々の迫力のパフォーマンスがとても素晴らしかったです。

一番印象深かったのは田口トモロヲさん演じる芦野の分身のような”闇”を演じていた岩本大紀さんです。彼の筋肉の動きはまるで体内に生物が住み着いているのではないかと錯覚するほどの迫力で!!特に後ろ向きで背中から肩の筋肉を盛り上げていく動きはゾクっとさせられるほど凄かった…っていうか、凄まじかった(驚)。しかも、日替わりで感じたままを表現していたと語っていらっしゃいましたから、ほんとすごいダンサーさんだなと思いました。

それから、筋肉粒々なアンサンブルさんの中で一人ぽっちゃり体系の辰巳智秋くんも目を惹きました。芦野の側近みたいな役オンリーだったのでダンスシーンはあまりなかったけど、大きな体ながらも目いっぱい動いてすごく頑張ってました!

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あらすじと概要

安倍晴明は実在の人物ですが、ストーリーの原作はなく舞台オリジナルの作品となります。休憩時間なしの90分でした。

年末年始にかけて「陰陽師」をテーマにした舞台を上演すると決まったのも2020年の社会情勢を鑑みてのことだったようで、大沢さん自身も「もしも世界がコロナ禍に襲われていなかったら今回の企画は立たなかったと思う」と語っていました。つまり、ウィルスによって均衡が崩れた世界に何かエンターテイメントの力を以て一矢報いたいという強い想いが今回の舞台に繋がったのだと思います。

ちなみに、”陰陽師”は様々な分野の作品に登場してきますが…私が一番最初に思い浮かべるのは野村萬斎さんが主演した映画『陰陽師』です。

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フィギュアスケーターの羽生結弦選手がフリー演技として使ったことでテーマ音楽が有名になりましたが、私は映画のストーリーがとても好きで映画に何度も足を運びました。それゆえ、未だに「晴明」と聞いて真っ先に思浮かべるのは萬斎さんの顔なんですよね。まさにはまり役中のはまり役でした。

今回の舞台はこの映画との共通点が”安倍晴明が登場する”ということと”式神が出てくる”ということくらいしかありません。ストーリーも違ったものになっているわけですが、キャラクターの関係性や強大な「敵」の存在があるという点ではちょっと被るところもあるかなと思いました。

簡単なあらすじは以下の通り。

平安時代。謎の日食が続く京の都。
この異常現象を祓うべく、陰陽師・安倍晴明(大沢たかお)が立ち上がる。
当代きっての歌人蝉丸(山本耕史)が見守る中、月姫との婚礼を明日に控える盟友の藤原兼家(古川雄大/村井良大)と共に臨んだ御霊会で悲劇が起こった──。
渦巻く悲しみ、後悔、嫉妬の念……。

時は令和。千年の時を経て、再び謎の長期日食に襲われる。
人々の心に棲みつく陰の気。
それを利用しようとする、謎の存在・芦野道隆(田口トモロヲ)。彼に傾倒する心理カウンセラー・河瀬景子(山本千尋)。このままでは世界は闇に包まれてしまう。この未曾有の危機を防ぐことができるのは、彼しかいない。

一千年の時を超え、平安を生きた晴明、現世に顕現す──。

月姫と瓜二つの少女(長澤樹)も現れ、混沌に陥る世界で、蝉丸の導きにより、安倍晴明と藤原兼家の運命が再び交錯する。北斗(松岡広大)、南斗(鈴木仁)ら式神たちの協力を得て、晴明は繰り返される悲劇を食い止めることができるのか?

<公式HPより引用>

”1000年前””現代”という二つの時代で、安倍晴明がいかに世界を救うのかというのが大きなテーマ。新型コロナ禍の影響に苦しむ現代社会への『お祓い』という意味合いも大きかったようにも感じました。

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全体感想 その1

舞台が始まる前までは「イリュージョンがすごい!」という情報のほうがかなり大きく報道されていて、視覚に訴える系のパフォーマンス中心でドラマとしてのストーリーは二の次になる感じなのかなと思ってしまいました(苦笑)。が、蓋を開けてみればちゃんとストーリーとしてのドラマがあって…個人的にはそちらをメインに見て楽しめたかなといった印象です。

とは言うものの、やはり舞台美術はかなりの壮大規模で圧巻でした!
天井に円形の巨大スクリーンを配置してあって、そこで月の満ち欠けや晴明の御霊会の術を視覚化したもの等をダイナミックに映し出している演出は分かりやすかったし美しかった。さらには舞台背景全体を半円のスクリーンが囲んでいてシーンごとにリアルで美しい映像が次々と映し出されていくのも圧倒されました。街の光や信号機が変わる様子なども背景映像にプログラミングされていて、まるで本当にその現場に立っているかのような臨場感を演出していたと思います。

あと、舞台のセリを多用してましたね。特に巨大な一条戻橋がゆっくりとセリ上がってくる様は非常に美しく、背景に映し出された平安の景色と見事にマッチしていました。

今回はコロナ禍ということで客席を使った演出ができない環境だったので(おそらくそれがなければ客席降りもあったんじゃないかと思えるような演出だった)、なおさらセリ上がりのダイナミックさが際立っていたように見えました。それに対して、盆はあまり使ってなかったかな。後半で橋が回転するシーンが出てきましたが、式神さんたちが手動で回してる感じだったのでかなり大変そうだなと思って見てました(汗)。

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ストーリーは最初平安時代の晴明の活躍を描くものかと思っていたのですが、親友の兼家を失った悲しみをこらえなんとか陰陽のバランスを回復させたあとに「1000年後に同じようなことが起こると思うからそれに備えて眠りに入る」と宣言して晴明自身が勝手にw長い”冬眠”に入ってしまう展開になったのはビックリしました(笑)。え?平安時代もう終わり!?みたいなww。ただ、晴明が消えていくときのレーザービームが無数に乱れ飛ぶ光景は迫力があって面白かったです。

で、その直後に突然「阿部春昭(あべはるあき)」という現代の男性として大沢たかおさんが登場してきて。これ、一番最初配信で見たときは何が起こってるのかちょっと分かりませんでしたww。っていうか、つい数秒前まで大沢さん橋の上にいたはずなのになんでもう現代人の姿になって舞台の上にやって来れたんだ!?といった衝撃が(笑)。
まぁ、このカラクリについては実際に生の舞台を観て「そういうことか」とニヤリだったんですが(つまり『オペラ座の怪人』でボートのシーンが出てくる時のような演出ってことだなとw)、これも一種のイリュージョンってことになったのかな。

春昭さんには全く「晴明」としての記憶がなくて、研究者としてこの世界に負をもたらしている謎の長期日食(ブラックデイズ)についての考察を淡々と説明しています。彼によれば、ほんのわずかの間に世界は真っ暗闇に変わってしまうということのようでしたが、その弁に対して会場からは「何の根拠があってそんな脅しをかけているのか」といったような批判的な声が多く上がってしまう。
このシーン、なんだか今の世の中でも起こっていることと似ているなって感じてしまった。統計的に見て最悪の事態に突き進んでいると主張する意見に対し、それを信じようとしない(あり得ないと思い込んでる)意見が立ちはだかり否定し排除しようとする。なんか、現代社会とリンクしてるような気がして気持ちがざわざわしました。

で、反対意見にさらされて動揺していると突然春昭の体に異変が生じ、自分とは違う意思が入り込んできて「今の現象は陰陽道からくるもの云々」と語りだしてさらに周囲を凍り付かせてしまうことにw。ハッと気づいた時には収集つかない状態になってて強制退場ww。自分でもなんで「陰陽道」なんて科学的でないことを口走ってしまったのか分からず春昭は動揺を隠せませんでした。
春昭が突然「どくん」となるシーン、なんかドラマ「JIN」をちょっと思い出しちゃったw。大沢さんの”体に異変が起こる”芝居ってリアリティあって好きなんですよねぇ。

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しかし、唯一その様子を目撃し歓喜していた人物がいました。1000年前に晴明のアシストとして傍に仕えていた第27代「蝉丸法師」です。彼は現代になってもずっと1000年前の記憶を残したままだったので、春昭が「陰陽道」を語り始めたときに彼が「晴明」の受け皿となる人物だと直感したわけです。このあたりの展開は面白かった。

蝉丸が必死に春昭に「あなたは安倍晴明の抜け殻なんだ」と説得しても、そう簡単には「ああそうですか」ってわけにはいきませんww。そりゃそうだ(笑)。なんか妙な若者に執着されちゃって煩わしいって感情しか湧いてこない。
ここの二人のやり取りはけっこう面白くて、耕史くんが実に楽しそうに春昭に食って掛かっていってましたね。個人的には「あなた頭打ったんじゃないですか!?」と嫌な顔をする春昭に「打ったことはある!人間だもの!!」となぜか相田みつをの名言を絡めて反論してたシーンがめっちゃ笑いましたww。

埒の明かないやり取りをしていた二人でしたが、そこへ心理カウンセラーの景子に案内されて彼女の敬愛する芦野道隆の元へ向かおうとしていた藤堂兼樹とすれ違う。この時、春昭と兼樹の視線が意味ありげに交錯するんですが、このシーンの演出がベタなんだけどカッコよくて好きでしたw。
兼樹は1000年前に晴明を庇って命を落とした藤原兼家の生まれ変わりですが、兼樹自身も春昭と同じくその時の記憶がありません。ただ、なんとなく春昭に「初めて会ったような気がしない」雰囲気を感じてしまうわけです。

兼樹は春昭の講演を聞いていて「陰陽道を持ち出していたずらに皆の不安を煽るのはやめてほしい」と反論。そのやり取りの中で「約束」「この世を守る」といったキーワードが出てくる。過去の記憶はないのに、なんとなーくその言葉にだけは聞き覚えがあるような気がしてお互いにモヤモヤしたものを抱えてしまいます。

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景子の案内で芦野の元へやって来た兼樹は、彼から「闇は光、闇は希望、積極的に取り入れるべし」と呪文のような言葉を吹き込まれすっかりその気にさせられてしまう。
芦野的には発想の転換で今の状況を憂うんではなくて、むしろ新しいチャンスとして希望を見出していけばいいっていう思想なんだろうなと。それはそれでアリかもしれない…って聞いてて私も惹きこまれそうになっちゃったから、やっぱりトモロヲさんのセリフの言霊の力ってすごいなと思いました。

でもねぇ、闇の化身を可愛がってる姿とかもう、めっちゃダークで怪しさ満点なんだよね、芦野ww。コイツに取り込まれたら危ないぜ的な雰囲気がプンプンしてる(笑)。それなのに簡単にその気になっちゃう兼樹くん。でもそれは彼の「多くの人を救いたい」っていう純粋な気持ちからきてるからであって長所でもあるよなぁと思いました。

ここまでが現代編のプロローグ的な展開だったわけですが…ただ、平安時代がかなり派手で様々なイリュージョン的な演出だっただけに、現代パートに移った直後はちょっと落ち着きすぎちゃったなという印象がぬぐえませんでした。映像で演出する作品でもあるので形のあるセットはほとんどなく、必要最小限のものしか出てこない。背景はほぼ「黒」でトーンも暗め。もう少し面白みのある工夫があっても良かったような気がします。

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疑心暗鬼になりながらも蝉丸に言われた通り一条戻り橋神社へやって来る春昭。彼は言われるがままに謎のレーザービームソード(晴明が封印されてる刀)を引き抜いてその魂を自分に取り込みます。最初引き抜こうとしたときに「やっぱり怖いから無理!」って逃げ出す春昭がめっちゃ可愛くてツボww。
ここからの展開は非常にアグレッシブでとても見ごたえがあり面白かった。直前までジメっとしたシーンが続いていたのでなおさら派手さが浮き彫りになった印象でした。晴明が降臨した瞬間に春昭の目が「ブルー」になっていたのも分かりやすくて面白かったw。

さらに、晴明が復活したことに歓喜した蝉丸がテンション上がりまくって突然ロックライヴ始めちゃうシーンもツボ!!しかも自分で「すごいよね、この強引な展開」とかって観客の多くが思ってたであろうことを先に言っちゃうっていう荒業まで(笑)。この作品でがっつり歌が出てくるのがこの蝉丸ライヴだけなのですが、これがまた超絶カッコいいナンバーで聴いててめちゃめちゃゾクゾクしました!いっそ、もっとこういうテイストを前面に押し出したロックミュージカルにしても良かったんじゃないかと思ったほど。あの1曲だけだからインパクト絶大とも思ったけど、それと同時にこれだけじゃもったいないとも思った。まぁそうなると、キャスト的に歌える人員は限られちゃいますけどねw。

ちなみにこのライヴシーン、歌い始める前に蝉丸が自ら曲紹介するのですが・・・耕史くん、日替わりで全て違うタイトル付けてたみたいです(笑)。
私が観たのは配信も含めて4回。配信1回目は「初日なのに2回公演」ww、配信2回目は「DVDあるかも」(しかも噛んでたwww)、現地で見た3回目は「JIN」(パラレルワールドがあったら晴明と自分は確実に出逢ってた、みたいな口上つきで後ろにいた大沢さんもちょっと笑ってたw)、そして千穐楽の4回目は「千穐楽おめでとう」。この時は歌詞も「WOW」から始まるところを「おめでとう」に変えたりしてて大いに盛り上がりました。

それにしても、蝉丸のライヴが全体的にめっちゃ盛り上がってる中、現代に転生したばかりの晴明様は目を丸くしながらその様子を冷静に見ってるっていうね(笑)。この対比も面白かったです。

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ライヴが終わった後さっそく日食を解消すべく御霊会を始める準備に入るわけですが、春昭の衣装のままなので現代人が呪文を唱えてるという不思議な状態になってましたww。
やっぱり平安衣装を纏っていないと仮面ライダーの変身シーンみたいにも見えちゃうなと(笑)。見た目も説得力を持たせる大きな要素になってるなぁと思いました。それでも大沢さんの演じる気迫はものすごい殺気めいたものがあって迫力あるんですけどね。

ところが、御霊会が始まった直後にちょいちょい登場していた謎の美少女が意味深な言葉を告げながらそれを邪魔してしまう。ここがこのストーリーのちょっと肝にもなってるわけですが、最初に見たときはあまりよく分かりませんでした(汗)。

今の状態では闇を祓うことができないと苦悩する晴明に、蝉丸は「晴明様自身の心にも迷いがあって陰陽のバランスを崩しているのでは?」と指摘。それは1000年前の兼家との関係に遡る出来事を指していて。この二人の関係性も今回の作品の大きな核となってるんですよね。
映画『陰陽師』でも晴明の傍らには博雅がいて、二人の関係がとても親密に描かれていました(当時、それを題材にした同人作品が多く出てたっけw)。今回の舞台は映画とは全く違う世界観で描かれていましたが、晴明の相棒である兼家との親密な関係性という部分が重要になっていたので(しかも映画よりも踏み込んだ印象だった)、『陰陽師』という作品には欠かせない要素なのかなと思いました。

長くなってきたので次のページに続きます。

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