『アラジン』メドレー
2幕はディズニーのナンバーを中心にということで、最初は明るく『アラジン』のメドレーでスタートしました。
ちなみにキラキラスーツは1幕のみで、2幕は普通のダークスーツにチェンジしてましたね。ま、何を着てもカッコよくて似合うから全然問題ないんですがw。
実は私、『アラジン』は個人的にあまり好みの作品の部類に入らなくて1回しか観に行ってないんですよね(東京遠征w)。ですが、海宝くんがアラジン役で出演と知った時には「見たい!」と思ったんです。めっちゃ役としっくり合うなって思ったもので。
結局その願いは未だに叶えられていないので、今回コンサートという形でも海宝アラジンを見れたことは非常に嬉しかったです。想像通り…っていうか、それ以上のハマりっぷりだった!!ヤンチャさといい、爽やかさといい、繊細さといい…私が抱いているアラジン像の全てを兼ね備えた感じでしたね。
メドレーが終わった後は、1月末に発売される海宝くんのディズニー楽曲を歌ったアルバムのPRタイムに。今回はアラン・メンケン作品を中心に構成されているのだそう。
このCDの1曲目が「アラジンメドレー」になっていると。俄然興味出てきたからデラックス版で購入しようか悩み中です(笑)。
2曲目は日本では上演されていない作品「ニュージーズ」から♪Santa Fe♪というナンバー。リプライズが3回くらいあるそうですが、海宝くんがチョイスしたのは挫折を経験した時に歌われるバージョンってことでした。そこをチョイスしてくるあたり、なんか深いなぁと思ってしまった。
「Santa FeってたしかRENTにも出てきますよね~」
って感じで一節軽く歌ってくれたのも嬉しかったな。海宝くんがRENTに出演した時は今ほど人気がなくて、役もアンサンブルだったんですよね。いつかマーク役とか回ってきそう!ロジャーでも見てみたいかも。いや、エンジェルもいいかなぁ・・・。
どちらにしろ、海宝くんにはもういちどRENTに出演してほしいなって思っています。
3曲目は映画「魔法にかけられて」で歌われる♪So Close♪。これも思い入れがかなり深いとのことでした。
どちらの歌もよく響く美しい声色で夢見心地の気持ちにさせられました。特に後半の歌い上げの部分がドラマチックで本当に素晴らしい!
Out There・Someday(ノートルダムの鐘)
ここで来たよーーーー!!ノートルダムっ!!海宝カジモドーーー!!!
と、私の心の中はテンションが激熱状態に(笑)。それくらい感動したんですよね、海宝くんの演じたカジモド。号泣しながら見ましたから。特にレミゼの合間を縫って出演してくれた京都公演の時の芝居は忘れられない。
海宝くん的にも、この作品に出演したことで芝居の幅が広がったということでとても思い入れが深いのだそうです。
♪Out There♪はもう、本当に、何度聞いても心にズドンときますよね。特に海宝くんの歌声はとても澄んでいて純粋さに溢れているので、カジモドのキャラと重なる部分が多くどうしてもグッとくるものが多いんです。
久しぶりにコンサートで聴けた感激も相まって、ウルウルしながら堪能させてもらいました。
♪Someday♪はカジモドのナンバーではないのですが、いつも舞台袖で「この作品の主題になる歌だよなぁ」って想いながら聴いていたのだとか。カジモド役を経験したからこそ歌えるのでは…ってことで今回チョイスしたそうです。
いやぁ・・・もう、泣けました、ホント(涙)。まるで聖歌…!!心にスッと沁みこんでくる温かくて優しい歌声に感涙でございました。
ちなみに、今度発売されるアルバムのタイトル「I wish. I want.」の意味は、主人公が最初の方に歌い上げるビッグナンバーのことだそうです。
♪Sheridan Square♪は作品の中の曲ではなく、アラン・メンケンが作った楽曲のひとつとのことで。デモでしか存在していないという貴重な曲を、コンサート用にアレンジして披露してくれました。
椅子に座ってしっとりと歌い上げてくれました。すごく綺麗な歌だったなぁ。海宝くんのこういうバラード曲も本当に素敵だよねぇ。
Cry for Me(ジャージー・ボーイズ)
ついに『ジャージー・ボーイズ』のナンバーがきましたー!!ジャージーは個人的にすごく思い入れのある作品ですが、その中でもボブ(海宝くんが演じた役)のこのナンバーが特に好きなんですよね。
「JB見たことある人いますか?」とちょっと遠慮気味に客席に尋ねると、多くの人が挙手。この時は2階席の方にも目を向けてくれて「わぁ~、たくさん!2階席の人たちも!!」ってめっちゃ嬉しそうにしてたのが可愛かったw。
久しぶりに海宝ボブの♪Cry~♪聴いたけど、ホント素敵!特にラストの歌い上げのところがドラマチックでウルっときてしまいます。思わず一緒に「い・か・ないで~」と合いの手を歌いたくなってしまいましたw。
December 1963 (ジャージーボーイズ)
2幕の最後はジャージー本編でもアンコールで使われるほど盛り上がる♪December~♪。
音楽が鳴り始めると自然に手拍子が湧き起って、その様子を見た海宝くんがちょっと遠慮気味に客席に向かって「立っちゃいますか?」って煽ってたなww。
2階席もって言おうとしてたけど「危ないから無理しないで」みたいに気を遣ってくれてたっけ(笑)。まぁ、たしかにブリーゼの2階席は斜度があって立ち上がるとけっこう恐いんですが(汗)このナンバー聴いたらやっぱり立ちたくなるでしょう~w。立ちましたがな(笑)。
最後の曲ってことで、海宝くんもノリノリで楽しそうに歌ってました。歌声も絶品!
いや~、ここまでほんとあっという間だったなぁ。
東京公演ではこのあとアンコールがあったと聞いていたのでw、みんな手拍子が止まらない。大阪でもきっとアンコールであれを歌ってくれるはず!と期待しつつ私も手拍子してると、奥からバンドメンバーの皆さんが登場~~!
ここでみんな着席(2階席)。
Gethsemane(ジーザス・クライスト・スーパースター)
ついにアンコールできました!!「グレイテスト~」コンサートで私に最も大きな衝撃を与えたあの曲が!!JCSからジーザスが歌う♪ゲッセマネ♪です。あの時海宝くんのこのナンバーを聞いたことが今回のコンサートに足を運ぶ一番大きな要因となりました。
劇中でも非常にドラマチックに歌われるナンバーですが、海宝くんの…なんというか…身を削るような激しい歌いっぷりが本当に「スゴイ」の一言で…!大阪のコンサートでも存分にあの時の衝撃を再現してくれましたよ。
どうやったらあんなすごい歌唱ができるんでしょうねぇ…。もうほんと、脱帽というしかない。
特にジーザスが葛藤の末に”死を決意する”と歌うところの歌いっぷりは圧巻の一言です。激しさと悲痛な叫びと…色んな感情がいっぺんに押し寄せてくるあの歌いっぷり…!日本ではなかなかお目に書かれるものではないんじゃないかと思うくらいの迫力があります。
今回も披露してくれて、ホント感謝です。
あんな凄い歌唱を披露した後、トークになると途端にゆる~い感じでノホホンってするのがまた堪らんですな、海宝くんww。ギャップがすごいよ(笑)。
Bring him Home(レ・ミゼラブル)
大阪でも上演される作品ってことでチョイスしてくれたのが「レミゼ」。
海宝くん曰く、「寝てる僕の上でバルジャンが歌う曲ですが、僕はホントに寝てるわけじゃないので聞こえてます」とのことww。そりゃそうだろう(笑)。
いつかはバルジャンを演じてみたいって思ってるそうですが、その日は確実に訪れるんじゃないかな。いい感じに年を重ねた後の、海宝バルジャンを観てみたいです。
今現在の段階でも、本当に天から降るような美しい歌声でとても感動しました。ここに年齢的な深みが加わったら…海宝バルジャン、無敵なんじゃない!?ってくらい、可能性を感じさせる素晴らしい歌いっぷりでした。
最後に3月に上演される「イヴ・サンローラン」のPR。海宝くん曰く「今まで見たことのない作品になると思う」ってことで楽しみです!
コンサートは以上で終了しました。
改めて、海宝くんは「世界に出ても通用するミュージカル俳優」って想いを強く持ったんですが、トークの中でちょいちょい「海外の人と仕事をした」っていうエピソードが出てきたんですよね。
おそらくその経験が、海宝くんの中で大きなプラス要因として作用しているんじゃないかなと感じました。とても恵まれている環境でお仕事して、どんどんパワーアップしていく海宝くん。これからの活躍も非常に楽しみです。
とても素敵な素晴らしいコンサート、ありがとうございました!更なる進化に期待しています!