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石丸幹二 オーケストラコンサート 2025 東京公演1回目感想 2025年6月4日

石丸幹二さんのオーケストラコンサートを観に上野の東京文化会館まで行ってきました。

今年のコンサートは石丸さんのデビュー35周年記念公演となります。

2024年東京コンサートの感想はこちら↓

会場は上野駅からほど近くにありますが、久しぶりに西郷さんの銅像や彰義隊のお墓詣りもしたいと思いちょっと遠回りして会場へ向かいました。

文化会館は…私が記憶している限りおそらく初めて…かも。想像していた以上に立派な会場で、客席は何と5階席まであります!!!こんな巨大ホールをほぼ満席近くまで埋められるほどの石丸幹二さんはやっぱりすごい方!!

来場者の年齢層としては、私よりも少し上の世代の方が多めだったかな。でも男性の方も結構いらっしゃったし10代から30代くらいの若い方も見かけました。

ロビーにもきれいなお花がいっぱい。

その中で一番目を惹いたのが、明治さん。

石丸さんはCMで面白可愛いチョコ先生演じられていますからね。緑色のお花がめっちゃ存在感放ってました。

以下、ネタバレを含んだ感想になります。

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2025年06月04日18時30分開演 in 東京文化会館(東京・上野)

演奏・ゲスト・上演時間

オーケストラ:東京フィルハーモニー交響楽団

指揮:円城寺雅彦

ゲスト:花總まり

上演時間:約2時間10分(130分)※休憩20分含む

8月までのツアーで指揮者の円城寺先生は石丸さんと一緒に回るそうですが、オーケストラはその土地のプロの楽団にお願いしているそうです。東京公演は今回と千穐楽の8月のみ東京フィルハーモニーとのこと。

セットリスト(セトリ)

はぁ~~~~~・・・・もう、ほんと、素晴らしすぎて語彙力が・・・!!!!休憩挟んで2時間チョイの公演でしたが、私の体感時間は30分くらいでしたよ。あっという間!!それくらい充実しまくっていた石丸さんのコンサートでした。特に1幕は1時間弱くらいだったのですが、瞬く間に休憩に入ってしまって「え!?もうそんな時間???」と衝撃受けたほどw。

曲目は地方公演も含めて重なるものもあるようなので、今回はネタバレに当たらないように4日のみ披露された楽曲について書こうと思います。ちなみに私は1曲目からこみ上げてきちゃって涙しました(泣)。
構成としては1幕も2幕も冒頭に歌い上げ系のビッグナンバー(石丸さん曰く、まだ元気なうちに…とw)、続いて石丸さんが”美しい”と直感したナンバー、ゲスト登場、トーク、デュエット2曲、石丸さんの選曲もの、オーケストラによる石丸さん出演作品のメドレー音楽、コンサートで必ず歌うラストナンバー、アンコール、といった感じ。

  • 愛と死の輪舞(エリザベート)
  • いつか(ノートルダムの鐘)
  • バッファロー・ニッケル(ラグタイム)
  • 彼女は女(蜘蛛女のキス)

1曲目に続けてのこの4曲は連続で歌われてました。石丸さんが直感で”美しい”と感じたナンバーとのこと。個人的には、蜘蛛女のキスのモリーナを歌ってくれたのがめちゃめちゃ沁みました(涙)!!また石丸さんで見たいよーーー。
この4曲は他のツアーでは違うものになるかもと語っていらっしゃったので、今回掲載してみました。2回目の東京の時もこの4曲でいくのかはまだ分かりませんw。

  • ただそばにいる(モンテ・クリスト伯)with 花總まり

花總さんとの衝撃エピソードの直後の石丸さんとのデュエットソング(下のレポ参照 笑)。モンクリ、懐かしいですね~。石丸ダンテ、めっちゃカッコよかったのを思い出します(「若い時にしかできない役でした」とニコニコしてた石丸さんw)。「お互いに顔を見ないまま歌うというシーンでなかなか珍しかったですよね」と石丸さんと花總さんが思い出話に花を咲かせていました。

  • How Could I Ever Know(シークレット・ガーデン)with 花總まり

この作品は神戸で大千穐楽公演のみを見に行きました。テイスト的には私の好みに少し合わなかった作品でしたが、石丸さんと花總さんの切ない関係(花總さんは石丸さんの妻役でしたが亡くなっていて、石丸さん演じるアーチボルトが寂しさから心を開けずにいる物語)にウルウル来たのを思い出します。久しぶりに聴いたけど本当に心に染み入る感動的なデュエットソングでした。お互いを想い合う心がしっかり伝わってきたよ(涙)。
歌い終わった後お二人が「この作品もお互いに見えない関係でしたね」と苦笑いし合っていたのが可愛らしかったw。

2幕のソロの楽曲はおそらくツアーでも披露されると思われるので割愛しますが、めっちゃ沁みてボロ泣きしました。特にある曲は「これを石丸さんが歌うのか!」という驚きもあり、本当に感動しました(涙)。

  • 夜のボート(エリザベート)with 花總まり

再び花總さんがゲストで登場。2幕では各ゲストに石丸さんが演じたことがない役で歌う楽曲をリクエストしてもらうことになってるそうで、花總さんがチョイスしたのがこのナンバーでした。私はかつて石丸トートを見て衝撃受けたのですが、フランツも合うだろうなぁって思ったんですよね。その夢がここで叶えられるとは!!!めっちゃ胸アツでした!!花總シシィと石丸フランツの♪夜のボート♪、切なくて美しすぎて涙止まらなかったよ(泣)ーーーー!!

2幕で紹介できる楽曲はここまでかな。8月に千穐楽ツアー観に行く予定なので、その時に触れたいと思います。一つ言えるのは、ここから先の選曲がまた素晴らしすぎて、終始涙止まりませんでした、ハイ。石丸さんの歌には深いドラマ性を感じます。聴く人の心にジーーーンと響き渡る包み込むような歌声、そしてそこから感じられる景色。すべてが最高な時間でした。

石丸幹二さんは巨大オーケストラと共演するに相応しい役者・歌い手だと改めて実感しました。

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トーク

最初のナンバーを歌い終わった後、「私は学生の頃に上野に通っていたので、この文化会館にもよく来ていました」とコメント。石丸幹二さんはたしか東京音楽大学に進学しサックスを勉強中、大学3年の時に声楽家を志して東京藝術大学に入学され直したんでしたよね(たしか一発合格だったはず)。その芸大が上野にあります。石丸さん曰く、当時は文化会館の5階席によく座っていたそうな。
ということで、「5階席のみなさーん!ちょっと遠くて申し訳ないんですがオペラグラス使うとちょっと大きく見えますから」と呼び掛けていらっしゃいました。そのあとも4階席、3階席、2階席、1階席と呼びかけてはニコニコ。あの優しい包み込むような笑顔が本当に素敵。

劇団四季には17年間在籍ということで…、え!?そんなもんだったっけとちょっと驚き。私の推しの飯田洋輔くんは19年って言ってたから…、彼よりも短かったんだ~(ちなみに洋輔くんは石丸さんの大学の後輩)。

今夜限りのゲストは石丸さんとの共演も多い花總まりさん。紫のドレスが本当に美しい。拝見するたび私と同い年というのが本当に信じられない(汗)。

花總さんと石丸さんは外の世界に出たタイミングが近いとのこと(石丸さんは四季を2005年退団、花總さんは宝塚を2007年退団)。初共演は『モンテ・クリスト伯』東宝初演。
1幕では、忘れられないエピソードについてトークがありました。それがめっちゃ面白すぎて思わず吹き出した(笑)。

花總さんの舞台での男性との初ラブシーン(キスシーン)はモンクリの時だったそうで。宝塚でのキスシーンは相手が女性だしフォームだけ魅せるというやり方だったのに対し、外部舞台は実際の男性と…ということなので、当時花總さんはめちゃめちゃ緊張したらしいです(しかも相手が石丸さんということもあって)。「誰もやり方教えてくれなかった」と今でもモヤってるそうでwww。
台本に「相手の胸に飛び込んでいく」とあったことから、花總さんは稽古初日から気合入れて超本気モードで石丸ダンテに飛び込み、”ぶちゅ~~”っといったと(笑)。石丸さんは稽古場で最初からそこまで本気で来る相手が初めてだったそうで、めちゃめちゃビビったそうなwwww。「でも、来ていただいた以上はこれまでの段取りを全てもう取っ払って私も受けました」と笑いながら語ってた石丸さんにも爆笑しちゃった(笑)。

花總さんが稽古場でのキスシーンの一般的な段取りを初めて知ったのは、とあるトークショーで石川禅さんに指摘された時だったそうww。禅さんもビビってたみたいですね(笑)。石丸さん曰く、通常では最初は”フリ”を演じてみて慣れてきた頃に”そろそろ、くっつけてやりましょうか?”というお互いの確認作業があって・・・という流れとのこと。何も知らなかった花總さんはのっけから勇気振り絞って全力でいっちゃったわけですねw。初々しい。でも「あの時の石丸さん、とても優しかった」と良い思い出として残っている花總さんでよかったw。

『レディ・ベス』でも共演があった石丸さんと花總さん。このナンバーはコンサートではソロで歌うそうですが今回は花總さんもいらっしゃるということで特別にデュエットで聴かせてくださいました。ナンバーは他のツアーでも歌われると思うのでここでは割愛しておきます。

1幕の最後に石丸さんが「ロビーで私のCDを購入すると生サイン入りの小さなカードがついてきます」と宣伝。その効果はすぐに表れ、開演前はそんなに並んでいなかった物販前が休憩時間に入ると人が殺到して列ができていましたww。

ちなみに私は石丸さん関連のCDやDVDはこの特典目当てで毎回コンサート会場で入手しております(笑)。今回『withFRIEND』購入させていただきました~。

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2幕は今年も出演されていた『ラブ・ネバー・ダイ』について言及がありました。劇団時代に『オペラ座の怪人』でラウルとしてデビューし長い間出演してきた御経験があるので、前回公演の時にファントムを演じることになった時は本当に嬉しかったそうです。劇団を出てからもう『オペラ座~』関連と関わる機会は無くなったと思っていただけに喜びもひとしおだったと。
劇団入る前はミュージカルについての知識がほとんどなくて、浅利代表から「オペラ座の怪人で勉強してみるか?」と言われた時も「ハイ」と返事したものの頭の中は「???」だったというエピソードが面白い(笑)。結局最後まで浅利代表からはOKがもらえなかったそうですが、良い思い出だと語っていらっしゃいましたね。

石丸さんはご自分の活動を章立てで語られるのですが、劇団四季時代が”第一章”で、退団した後の活動が”第二章”、そして今は”第三章”に突入しているとのこと。”第二章”の区切りとなった作品が、約2年間演じられた舞台『ハリーポッターと呪いの子』のハリー役だったそうです。
自分の年齢を考えると「あの映画のラドクリフくんの可愛い役を自分が…という葛藤もあった」と笑いながら語られていましたがww、19年後設定なら行けるということでオーディションに挑戦して見事に役を勝ち取られたんでしたよね。ただ、結果が出るのが遅くて当時『ジキル&ハイド』と出演かぶってしまいとんでもないスケジュールになったというオチもあるんですが(これはトークでは触れられてなかったけど、当時は石丸さんが生き急いでいるのではと本気で心配になりました 汗)。

”第三章”では日本の素晴らしい楽曲をもっと多く歌っていきたいというコンセプトでやっていきたいそうです。新しいアルバムにはそういった想いも込められているそうで、コンサートで歌う楽曲は独りカラオケでスタッフさんたちに選別してもらって決めたとのこと。その楽曲聴いて、マヂ、泣きました(涙)。おそらく他のツアーで歌われると思うのでここでは曲名は割愛します。

まつもと市民芸術館の芸術監督も担当することになったということで、4月の松本でのコンサートのお話もありました。その中で、「呼ばれてもいないのに楽しくなっちゃって、つい舞台上に飛び入りしてマツケンサンバ踊っちゃいました」っていうエピソード、めっちゃ笑いましたww。しかも法被着ての熱唱だったらしい!!客席からは”再現して”アピールもあったんですけど「今日はやりませーん」と誤魔化されてたな(笑)。石丸さんが朗々とマツケンサンバ歌いながら踊る姿、見てみたかった――――!!!

石丸さんの今後の予定は、まず8月までの全国コンサートツアー。それからは映像作品の撮影が続くそうです(映画もあるっておっしゃってたかな)。12月はディナーショー。毎年やられているのは知っているのですが、お値段が…(汗)で私はまだ一度も参加できていません。でもいつかは参加してみたいなぁ。
ちなみに、花總さんの映像作品はもう全て登場し終わったそうな。大河ドラマ『べらぼう』に触れようとしていた石丸さんでしたが、「あれはもう20回で出番終わっちゃったんですよ~」と苦笑いされてww。宝蓮院様の登場、田沼への恨み言で終了だったのかーーー(笑)。

最後は明るく全員で。本当に最初から最後まで堪能しまくりの東京公演1回目でした。

東京2回目となる楽公演も期待しています!!

あ、余談ですが・・・遅ればせながら「プレバト」も見ました。坂下千里子さんとのコンビでチャレンジした生け花、1位に選ばれてましたよね!!「チリちゃんがえらんだやつを私が削ぎ落していってあの形に」ってコメントが面白かったです(笑)。

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