主なキャスト感想
アーサー:浦井健治くん
久しぶりに浦井くんの舞台観たけど、よく通る清々しい声と可愛らしさと凛々しさとが同居したような表情はやっぱり魅力的だなぁと思いました。ランスロットが少女漫画に登場する王子だとすれば、浦井くんが演じたアーサーは少年漫画の主人公といった感じ。剣を突き上げ歌う姿がめちゃめちゃ様になっててすごくカッコよかった。
最初は何者でもないそのあたりにいる青年だったアーサーが、様々な過酷な経験を重ねることによって柔だった雰囲気から冷徹な厳しさを兼ね備える”王”へと成長していく過程のドラマの魅せ方が見事。王として騎士たちの中心に従える姿は威厳を感じたしめちゃめちゃかっこよかったよ!さらに心の成長を遂げたなかでも、人を思いやる優しさといった根っこの部分を最後まで心をぶらさず演じていたのも素晴らしかったです。
これだけ繊細に喜びや苦悩のお芝居をメリハリつけて熱演している浦井くんだったので、もう少し彼を際立たせるような物語構成だったら良かったなと思わずにはいられませんでした。
メレアガン:伊礼彼方くん(18日)
昨年見た『ミス・サイゴン』の素晴らしいエンジニア役が記憶に新しい伊礼くん。今回は底知れぬ闇を抱えてしまう青年役だったのですが、1幕は怒りや恨みの感情をあまり表に出さずに心のなかでメラメラと燃やしているかのような雰囲気に見えました。アーサーに勝負を挑んで負けた時は屈辱感が表情からにじみ出ていましたが、同時にそこに”悲しみ”にも似た感情が見え隠れしていたようにも見えて…なんだかすごい感情移入してしまった。こういった繊細な表現、伊礼くん素晴らしかったです。
それにしても、1幕は出番少なかったな。2番手なのにまさかこのままもう出てこないんじゃないかと内心ハラハラしちゃったよ(汗)。
2幕に入ってからはメイクも変わって悪の化身みたいな様相にw。伊礼くんがあのメイクするとかなりの迫力で、近づいてきたら怖くて逃げちゃいたくなるって感じのレベルww。アーサーへの恨みと憎しみが募りすぎてモルガンの企みに乗ってしまうシーンは凄みがあったんだけど、切なくもあったかな。
アーサーと2度目の決闘をするシーンのときに「最初は清廉な尊敬すべき騎士だったのに」みたいな言葉を投げかけられるのですが、ホントその通りだったのにって思えたし。グィネヴィアをいたぶるシーンの時も狂気がすごかったんですが、同時に自分の運命を呪っているようにも見えてちょっと胸が痛みました。
あと特筆すべきはメレアガンのナンバーの歌いっぷり!シャウト系の高音、制作発表の動画で見たときよりも数段パワーアップしていて迫力満点です!!重みのある力強い歌声、心の叫びをありったけ高音に乗せての歌いっぷり、ブラボー!!
メレアガン:加藤和樹 (19日)
いやぁ・・・もう、ほんと、めちゃめちゃカッコよかった!!かなり舞台から近い席で見たからなおさら和樹くんのカッコよさにこれでもかってほど私の胸が高まりw、年甲斐もなくトキメキが止まりませんでしたよ(笑)。
まず歌についてですが、制作発表時の動画で見たときはちょっと高音シャウトに苦戦してるかなという印象があったのが嘘のようにスコーーーンと気持ちいいくらいに高らかに歌いまくっててビックリしました。メレアガンの心の叫びがそのまま乗っている感じ。芝居の流れとして歌えるほどの余裕があって…ほんと、和樹くんの進化って見ていてワクワクさせられることが多い。
伊礼くんは無骨でどちらかというと感情を内に秘めてメラメラしてる印象がありましたが、和樹くんは最初に出てきたときは爽やかさすら漂わせる非常に紳士的でスマートな雰囲気を感じました。剣の試合の時も激しさを見せながらもちゃんと礼儀はわきまえてると言った青年。どこか野心的な一面もちらほら見えるんだけど、それよりかは自信家な一面のほうが強く感じられたかな。
エクスカリバーを抜くことができなかったときにそんな彼の自信がもろく崩れ始めるわけで。抜けなかった現場も多くの人に見られてしまったし、居た堪れないといった気持ちがひしひしと伝わってきてめちゃめちゃ切なかったな。その代わりにアーサーがあっさり抜いて王位継承を継ぐって展開になるわけで、そりゃ恨みの感情湧いてしまうよねと同情せずにはいられない。「なんであいつが」みたいに納得行かない表情してるときの和樹くんメレアガンがなんだか気の毒すぎてねぇ…、つい贔屓目で見てしまうw。
それでも1幕は自暴自棄発動してグィネヴィアを奪い去る計画発動して殺戮行為に手を染めたりもしちゃうメレアガン。彼女の気持ちが自分に向いていないことに対しても忸怩たる思いが募りに募って悪循環真っ只中。エクスカリバーの恨みも相まってどんどん壊れていくわけですが、アーサー王が止めに入ってきた後は自らの感情をなんとか押さえつける理性は働いていたって感じだったな。アーサーに騎士の儀式をメレアガンが行うのもいいシーンだった。
だけどアーサーにすべてを奪われてしまったという絶望感は彼の中でどんどん増幅していってしまうわけで、激しい復讐心が募っていく。でも1幕の段階では”人間らしさ”を保ててる印象なんですよね。ギリギリのところで食いとどまってる感じ。その瞳は鋭くギラギラしていてドキドキさせられっぱなしでした。
そして2幕にはいるともう表情から”人間らしさ、騎士らしさ”といった清廉な表情は消えていて、自分を破滅に追い込んだアーサーにどうやって復讐を遂げればいいのかと苦しみもがいている。この、苦悩に悶える和樹くんの芝居がもう・・・本当に最高に色っぽくて素敵なのですよ!!恨みや復讐の環状に押しつぶされそうになってもがいてる和樹くん、久しぶりに見たけど胸鷲掴みにされるほど切なくて切なくて…最高!!なんと魅力的なことよ。
さらに時を経て登場したときにはモルガンの企みに乗って完全に闇落ち。闇落ちしたときはメイクも目の周りが悪魔に侵食されたような感じになってて、冷徹な笑みを浮かべたときの目は完全に人間性を失っている。ただこれがまた色っぽかったわけですよっww。完全に黒い感情に飲み込まれてしまってて、騎士の面影はもう消えている。
かと思えば、歌のさなかに自らの闇落ちした運命を自覚して激しい苦悩に襲われてのたうち回ることもある。悪と人間との境目を漂っているかのよう。このときの激しい葛藤の芝居が和樹くん、本当に天下一品だと思った。最高に萌えたよっ!!彼の怒りの中に秘められた哀しみを滲ませるお芝居が私はすごく好きなんですよね。
最後まで苦しんで自己破滅にまで追い込まれてしまった果に崩壊してしまったメレアガン。あぁ・・・切なすぎ。期待以上に魅力的で…観に来てよかったと心底思いました。
そもそも剣術大会に優勝したら王の座が約束されてる、みたいなことをいわれ優勝できたのに剣が引き抜けないだけで王の器じゃないってことを白日のもとにさらされてしまったわけで・・・。そりゃ、屈辱感から試合に出てないにもかかわらず簡単に引き抜いちゃったアーサーに恨み募らせるのも仕方ないよなと同情しますよ。あの剣さえなければもっと別の道を歩めてたのかもしれないと思うと気の毒なキャラだったなと思いました。
ランスロット:太田基裕(18日)
太田もっくんの舞台を見るのは約2年半前の『ローマの休日』以来。久しぶりに今回会えたのですが…、美しさが半端なくてビックリしました!!もっくんってこんな美形だったのかと衝撃受けて1幕終わった後にアクリルカード買っちゃったくらいだよ(笑)。
最初にグィネヴィアの前に現れたシーンからしてもう、キラっキラ度が半端ない。まるで少女漫画の王子様的なキャラがそのまま飛び出してきたかのようで一気に魅了されてしまった。外見だけでなく、立ち居振る舞い方や女性の心を捉える表情、マント裁きや剣捌きのかっこよさなどなど・・・出番はそんなに多くないものの登場するだけで思わず目が追ってしまうほど魅力的。
それに、歌の安定感も抜群で安心して聞いていられるのもポイント高いです。初めて『ジャージー・ボーイズ』でもっくんを見たときから「彼は誰!?」と注目していましたが、その時からさらに歌唱力もアップしたんじゃないかな。スコーンと抜けるような爽やかで胸に響く歌声が最高だし、難しい旋律もこなしてた。
もっくんは2.5次元舞台にも多数出演してますから、それも大きかったのかもしれませんね。演じるキャラクターをいかにお客さん側に魅力的に見せるかといったところをちゃんとわきまえてる。こういったヒーロー的キャラがハマるのも納得だなと思いました。
ランスロット:平間壮一 (19日)
太田くんのランスロットは蝶よ花よと大切に育てられてきた箱入り王子様的な雰囲気がありましたが、平間くんのランスロットはお坊ちゃまなんだけど率先して剣の稽古をしたり勉学に励んだりといった努力家王子様的な印象がすごくありました。もっくんよりも”男性的”だったかもしれない。
それに純粋ですごく真面目っぽかったよなぁ。太田ランスロットは女性経験が少しありそうな幹事したけどw、平間ランスロットは付き合った経験がなさそうって感じw。そんな誠実で真っ直ぐな彼にグィネヴィアが惹かれてしまうのもすごく納得できました。しかもちょっとハスキーで甘い歌声もたまらなく素敵!これまで女性に言い寄られた経験はあってもきっと全部断ってただろうなみたいな雰囲気まとってた。
グィネヴィアに対しての想いの寄せ方のお芝居もとても丁寧で、じわじわ湧いてくる「愛している」という感情を理性で押し留めてる感がめちゃめちゃ伝わってきてとても切なかったです。そりゃ、彼女に「好き」アピールされたらもう抑え効かなくなるよなっていうのもわかる。真面目なゆえに初めて芽生えた愛の感情へと突っ走ってしまうキャラがすごくハマってました。
ちなみにランスロットはアーサーと最終的には敵対関係になると描かれているらしいのですが、これも作品中にはハッキリと描かれてなかった印象でちょっと残念です。
グィネヴィア:宮澤佐江さん(18日)
宮澤さんは5年半前に見た『王家の紋章』の時以来なので本当にお久しぶりです。たしかあのときも浦井くんと恋人関係になる役でしたよね。当時はまだ彼女については”アイドル”だった頃の印象が強かったのであまり期待していなかったのですが(汗)、思っていたよりも良かったので好印象を抱いた思い出があります。
その時のことが頭にあったので今回もちょっと期待していたのですが…、うーーーん、歌がちょっとねぇ(汗)。ハズしてはいないんだけど、歌いこなせていない印象を強く受けてしまった。難曲揃いのナンバーばかりですから相当大変だったとは思うのですが、周囲の役者さんたちがかなり歌いこなせていたので余計に気になってしまったのかも。
グィネヴィアの音楽ってけっこう魅力的な旋律が多くて個人的には好きだったのですが、宮澤さん、頑張ってるのはわかるんだけど…ところどころ声が消え入りそうになったりしててちょい手に汗握りました(汗)。地声の歌は良かったのですが、それ以外だと急に音が小さくなってしまったりで…それがとても残念。
お芝居はなかなか良かったです。グィネヴィアのキリッとした意志の強さみたいなものは伝わってきたし、ランスロットとの恋愛に戸惑う表情も印象的でした。回を重ねていけばきっともっと安定感が出てくると思うので、なんとか最後まで頑張って欲しいと思います。
グィネヴィア:小南満佑子さん (19日)
小南さんのグィネヴィアは表情から歌声までどこをとっても本当に魅力的でございました。まさに中世に生きる美女そのもの。
1幕の小南グィネヴィアの輝くような明るい笑顔がとにかく可愛くて可愛くて…、あれは男性陣放っておけないだろうなと思った。メレアガンとの望まぬ婚約を押し付けられて鬱々としていたところに現れ窮地から救ってくれたアーサーに対して「運命の人が現れた」と真っ直ぐな愛情を抱いてしまう場面も印象深かったです。メレアガンにとっては気の毒すぎる出来事なんですけどね(汗)。
小舟に乗ってアーサーの元へ向かうときの小南グィネヴィアは無垢な少女のよう。笑顔がキラッキラ輝いていてその先に待ち構える試練など全く予測してない感じ。もう幸せな未来しか見えてない…みたいなね。それが危うくもあるんだけど、それ以上に可愛らしすぎてなんか女性である私までドキドキしちゃったよww。
ところがアーサーが自分にあまり構ってくれなくなってからは心に不安が芽生えてしまい、だんだん表情が暗くなっていく。そんなところに誠実でまっすぐ自分を見てくれた騎士ランスロットが現れたわけで…、”恋してはいけない相手”と分かっていながらもどうしようもなく惹かれていってしまう苦悩を味わうことに。
このときの表情がもう、1幕とは全然違ってて。少女の顔から”大人の女性”の顔に変わってたのがすごい。ランスロットへの思いをつのらせているときの小南グィネヴィアは前半とはまるで別人のようだった。あれを見たときに、彼女が本当に愛したのはアーサーじゃなくてランスロットだったんだなというのがすごく腑に落ちました。ここの変化の芝居がとても素晴らしかったです。美しく伸びのある歌声も魅力たっぷりだったし、見応え十分でした。
ガウェイン:小林亮太くん
小林くんは今回がはじめましての役者さん。これまでは2.5次元舞台などで活躍していたということで、とてもハンサムで綺麗なかっこいい子だなと目を惹きました。
ガウェインはアーサーの忠実な家臣であり円卓の騎士としても優秀だった人物として描かれているのですが…舞台ではメインになるようなエピソードがほとんどなくてとても残念でした。常にキリッとしていて冷静で頼れる存在感を出していてとても魅力的だったのに、アーサーの補佐役みたいな立ち位置で終わってしまうような印象担ってしまったのは惜しい。もっと活躍したら確実に印象に残っただろうに。
次回の作品ではもっとメインの立ち位置で活躍する小林くんのお芝居を見てみたいです。
これがきっかけでガウェインはランスロットに激しい怒りを滾らせて、決闘の末に破れ無くなってしまうという悲しい結末が…。このあたりのドラマを小林くんで見てみたかった。
ケイ:東山光明くん
東山くんが演じたケイは最初から最後までコメディリリーフのような立ち位置で、重くドロドロしたエピソードが多いストーリーの中で唯一ホッとできるような存在でもありました。東山くんがここまでコメディ的なお芝居をするのは始めてみたのでとても新鮮で面白かったです。特に禅さん演じるマーリンとのやり取りが多くて、この二人のシーンは客席から笑いが漏れるほどの清涼剤的な雰囲気になっていました。
欲を言うならば、もう少しソロナンバーが欲しかったかなぁ。彼の歌声もとても魅力的なのでちょっと勿体なかった。
マーリン:石川禅さん
昨年『ヘアスプレー』で見たときは陽気で優しい温かいお父ちゃん役がハマってた禅さん。今回は強力な魔力を持つスーパー魔法使いとして登場。冒頭のシーンで客席通路からゆっくりと現れる姿は”只者ではない”オーラがすごくてめちゃめちゃ惹きつけられました。本当に禅さんはどんな役柄でもぴったりハマるキャラクターを演じてくれるから安心感が半端ない。
さぞかし重厚で謎めいた存在なのだろうなと思って見始めたのですが、意外や意外、語り口調はどこか軽やかでまろやかでちょっとコミカル。その言葉尻に滲む優しさも素敵で一気に心持っていかれてしまった。
過去の忌まわしい出来事に加担してしまった罪の意識を抱きながらも、その過ちを払拭すべく導いていこうとする姿は圧巻で思わず身を委ねたくなってしまう。そんな威厳を持ちながらもアーサーに対しては”父”のような優しい眼差しを、ケイに対しては”呆れながらもサポートしてくれる兄”的な柔らかさとユーモア溢れる姿を見せてくれてて親近感半端なかった。こんな人が身近にいたら頼りたくなっちゃうよねぇ。
でも、退場するのが2幕の中盤とちょっと早くてびっくり。「もう目的達成したから」と鳳凰のような姿で飛び立ってしまうのですが(ここのプロジェクションマッピングの映像はきれいだった)、もっとアーサーのそばにいて活躍するものだと思ってたしケイともなんだかんだ良いコンビだったので残念に思ってしまった。まぁ、ラストの一番良い場面では姿なき者として復活するのですが、もっと前面にババーンときても良かったんじゃないかなと。
それから、歌が少なかったのはちょっと残念かなぁ。禅さんは青年座出身ということもあってお芝居は抜群にうまい方なのですが、歌もすごくドラマチックで素晴らしいんですよ。最初と最後だけじゃなくてもっと聞かせてほしかった。まぁそれには、作曲者様に1曲書いてもらうようお願いするしかないんですけどね(笑)。
なにはともあれ、魅力的な禅さんが見れて個人的にはすごく満足でした。
モルガン:安蘭けいさん
登場するタイミングは1幕の中盤が過ぎたあたりと少し遅めなのですが、そこからの存在感がもう、圧倒的すぎて終始目が離せませんでした!!今回の安蘭さんはもう全部真っ黒w!!まぁ、モルガンが体験してしまった悲惨な出来事を考えれば仕方のないことかもしれないなとは思うのですが(お母さんが目の前で横恋慕してきた男に騙され奪われる現場見てしまってますしね 汗汗)、悲壮感よりも超強力な恨みのパワーが桁外れに前面に出てたと思います。
歌もダンスも完璧にこなす安蘭さん、登場してくるだけで全ての者を真っ黒に染めて破滅させてしまうほどのパワーが強烈!!感情をグワーーと出していくんじゃなくてジワジワと追い詰めて消していくみたいな恐ろしさが満載です。これに取り込まれたメレアガンが更に深い闇堕ちをしてしまうのも納得。いやぁ、なんかもう、すごいしかなかった。
でもクライマックスでアーサーと対面したときの場面だけはモルガンの脆い一面が見られてかなりぐっと来ました。あの瞬間に彼女を覆っていたドス黒いものがハラハラと剥がれるのを感じたかも。これまでに見せなかった表情にぐっと引き込まれ、ちょっと見ているこちらも泣きそうになってしまいました。このあたりのメリハリを付けたお芝居もホント最高でしたね。さすが安蘭さん。
後述
公演の開幕が遅れてしまった『キング・アーサー』でしたが、なんとか無事に初日を迎えることができて本当に良かったと思います(私の遠征日に間に合ったことも正直ホッとしました 汗)。個人的には短い期間に全キャストを見れたこともラッキーでした。
事前に”アーサー王伝説”について軽く予習して色んな情報が頭に入ってしまっていただけに「あのエピソードも見たかったのに」みたいな邪念が出ちゃって少し消化不良になる部分も無きにしもあらずでしたが(こんなことなら美女と野獣知識のままで行けばよかったかもww)、歌もダンスも熱い芝居もすごくパワフルで全体的には面白い作品になっていたと思います。フレンチロックはやっぱり良いなということも再確認できましたしね。
私は今回の観劇でマイ楽ということになりましたが、カンパニーの皆さんは東京の後も地方のツアー公演が控えているとのこと。どうか最後までストップすることなく公演されるよう、心から祈り応援しています。
19日ソワレの公演後に行われた加藤和樹くん、石川禅さん、安蘭けいさんによるトークショーは次の記事で紹介します。