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劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』 2017.08.25

劇団四季のミュージカル『ノートルダムの鐘』京都公演の2回目を観劇するために遠征してきました。京都まではバス1本で行けるのでありがたいです(笑)。まぁ、トータル片道4時間はかかるんですけど😅それでも見たい作品なんです、これ。京都が終わったらまた関東へ行ってしまうのでたぶんもう無理…と思うとなおさら。

前回は下手サイドの席でしたが、今回は上手サイドの席。角度が違うとこれまで見えなかった部分も見えてきたりするので、前回とは違った感動を得ることができました。ちなみに来月の3回目観劇もなぜか今回と全く同じ席だったりするんですけどねw。

さて、以前予告した通り(笑)京都限定グッズを数点お買い上げしてきましたよ😆。

ハンドタオルと、キーホルダー「世界の頂上で」でカジモドとエスメラルダが歌い上げる一場面がデザインされたものになってます😊。普段あまり四季のグッズは買わないんですが、やはり限定ってつくと記念に買っちゃいますねw。
それから、今回はパンフレットも購入。東京の時は稽古写真のみだったので、今回舞台写真つきのをゲットです。どのキャストも均等に載っているのが嬉しい😀。キャスティングに関しては海宝くんだけが京都に参戦できないのが残念なところなんですけどね(レミゼ公演に参加中のため…)

以下、ネタバレを含んだ感想になります。

 

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2017.08.25マチネ公演 in 京都劇場(京都駅)

主なキャスト

  • カジモド:飯田達郎
  • エスメラルダ:岡村美南
  • フロロー:野中万寿夫
  • フィーバス:佐久間仁
  • クロパン:吉賀陶馬ワイス

前日に観劇したSNSのフォロワーさんが教えてくれたメインキャストと比べたら、エスメラルダ役の岡村さん以外総入れ替えみたいな感じに変わってたのでちょっと驚きました。あとから知ったのですが、メインではカジモド以外は京都公演は前半と後半でメンバー入れ替えているそうです。ちょうどその境目に私が観劇したということのようで。おそらく岡村さんももうすぐ京都を離れてしまうのではというお話でした。芝さんのフロローはもう一度観てみたかったのでちょっと残念です。

それから、カジモド役ですが・・・日替わりで達郎くんと田中くんが演じているそうですね。東京からそのスタイルだったらしいのですが(東京は海宝くんもいたローテになってましたが)とびとびで3回しか見てなかった私は全く気が付きませんでした😅。それくらい、あの役は消耗が激しいという事なんだなと思います。声の出し方も独特ですから、連続で演じるといろいろ体に支障が出てしまうこともあるのかも。
以前はキャストの使い方に疑問符を投げかけたくなることも多々あった四季なので、こういうケアがきちんとされるようになったのかと思うと少しほっとしたものがあります。

雑感

キャストが前回とだいぶ変わったこともあり、また新たな感動があった今回のノートルダム。特に久し振りに観る野中フロローと達郎カジモドの関係はどんな雰囲気なんだろうかと気になってました。というのも、以前野中フロローを見たときは芝さんに比べるとソフトで穏やかな印象があったからなんですよね。達郎くんがとても純粋無垢なカジモドを演じているので、この二人が一緒になったらどんな化学反応が起こるのだろうとすごく興味がありました。

ということで、まずは達郎くんのカジモドと野中さんのフロローについて。私が予想していたものとはだいぶ違う雰囲気にまずビックリしました。達郎カジに対し、野中フロローは厳格な支配者のように見えて仕方なかったです。芝さんとの関係は最初の方は兄と弟のような親しさすら感じられることがちょいちょいあったんですけど、野中さんとの関係は厳しい師弟関係といった感じ。もっと柔らかい雰囲気が出るんじゃないかと思ってしまっていた私はそのあまりの予想外なピリピリした空気感に正直ちょっと戸惑いも感じました😵。
冒頭の二人のやりとりからして和やかなものは感じられず。フロローが差し出したイチゴにカジモドが飛びついてもらおうとした場面も、芝さんの場合だと「コラコラ、お行儀悪いな」的な穏やかな空気感すら感じたのに、野中さんの場合は「なんて行儀悪いんだ!」と厳しくしつけるような威圧感があった。これ、本当に最初に観たときの印象とかなり違ってたのでびっくりしました。

野中フロローが予想外にかなり厳格化していたこともあってか、達郎カジモドがその教えに必死についていこうと頑張っている姿が前回以上にいじらしく見えちゃって…なんかめちゃめちゃ切なかったですね😢。野中フロローに嫌われまいと必死に良い子であろうと頑張ってるといった印象がとても強かった。
それだけに、ガーゴイルたちとの会話やエスメラルダとの触れ合いでちょっと心が安らいだ瞬間に見せる無邪気な笑顔がめちゃめちゃ沁みて沁みて・・・達郎カジが笑顔を見せるたびに私、号泣してしまいましたよ😭😭。

フロローがエスメラルダに心惑わされて凶行に及んだ時、カジモドは彼に対して初めて激しい憎悪の感情が湧くのですが、今回の野中フロローだったらなんかそういう迷いのない憎しみの感情を向けられてしまうのも納得かなぁと腑に落ちた部分がありました。
芝フロローと達郎カジは最初の方はとても良好な関係に見えたので、怒りに震えてカジモドが憎しみをぶつけるセリフを吐くときも、そこに迷いがあったのではと思ってしまうことがちょっとありました、実は。だけど、野中フロローは常にカジに威圧的に接しているように見えたので、あの怒りと憎しみの感情が湧き出て止められなくなったのがすごい説得力があるように思えたんですよね。観る前まではこういう気持ちになるとは全く予想してなかったので自分でも驚きでしたw。

達郎カジと岡村エスメの関係は相変わらずとても切なくて観るたびに涙が止まらなかったのですが、以前見た時よりも岡村エスメラルダはカジモドへの弟的視線みたいなのを感じなかったのがちょっと残念だったかな。どうあがいてもカジモドはエスメラルダとの恋は成就しないんだろうなって前回はすごく感じたんですけど、今回はちょっとその要素が足りなかった気がします😓。
だけど、エスメラルダに優しくされるたびに屈託ない笑顔で喜びの感情を表す達郎カジにはものすごく泣かされたんですけどね😭。

野中フロローと岡村エスメラルダの関係は何だか最初からすごく不穏な雰囲気を纏っていて、観ていてとてもハラハラさせられました。あの赤いスカーフでフロローの気持ちが揺らいで、教会で再会した時…、厳粛で生真面目な彼が自分でも気が付かないうちにエスメラルダに邪な気持ちを抱いてしまう心の変化が今回とても強く感じられました。
芝さんの場合はエスメラルダへの性的な気持ちをどちらかというと少し前に出しているように感じられるんですが、野中さんの場合は本当に本人気付いてないんだけどジワリジワリ滲み出てしまう不気味さみたいなものがありました。比較してみると色々違いがあって興味深いですね。

それから、超今さらな気付きなんですが・・・

エスメラルダが死を迎えた後、「人間」だった人々が「怪物」へ変わっていく場面。そのフィナーレで讃美歌のような美しい歌声が響き渡るのですが…下手上にカジモドの父と母がいて、最後まで「人間」のまま美しいソプラノを響かせていたのが母、つまりフロリカだったのを今回初めて知りました💦💦。これまでカジモドの方しか見てなかったのと下手からしか観ていなかったこともあって、上まで目が行き届いてませんでした(汗)。
あの場面は、それを知ったうえで見ると、さらに泣けますね😭😭。ほんと、今更過ぎるんですけど(苦笑)とりあえず、今回気づくことができてよかったですw。

主なキャスト別感想

飯田達郎くん(カジモド)

達郎くんのカジモドにはもう1回必ず会いたい!と熱望していたので今回キャスティングされていて嬉しかったです😊。改めて思ったんですが、あの純粋無垢な汚れ知らずみたいな笑顔は本当に最強だなと。あの笑顔を正面から受け止めたら、こちらの汚れた気持ちが恥ずかしくなってしまうような…そんな浄化作用に似たものすら感じてしまいます。特に、エスメラルダへの恋心を膨らませていく場面は何度見ても泣けます!!達郎カジは包み隠さず直球で出してくる。そのあまりにも真っ直ぐな感情に触れると、理屈抜きで涙があふれて止まりません😭。
それ故に、フィーバスに嫉妬して自分の現実を直視する場面はもう辛くて辛くて・・・。「あぁ、僕じゃダメなんだ、この間に入っちゃいけないんだ」って台詞にはないんだけど震えながら後ずさりする姿がそれを語ってるわけですよ。そして愛を確かめ合う二人を上から眺めて両手で涙をぬぐいながら泣きじゃくってて・・・もうあんなん、涙なしに見れません😭😭。

そしてクライマックスで「石になる」と歌い自暴自棄になったあとのエスメラルダ救出まで…。ここの過程での達郎カジの気持ちの爆発表現が圧倒的にすごかった!!怒りと悲しみの表現があそこまで激しく出せるものなのかと…前回以上にそれを感じましたね。ちょっと言葉では言い表せないんですが、ぜひともあの芝居は生で見てほしいと思いました。

やっぱり、ハマリ役だよ、達郎くん。天真爛漫な一面を持つ彼が演じるからこそのカジモドかもしれないなって思います。

岡村美南さん(エスメラルダ)

相変わらずダンスがシャキッとしていて非常にカッコいいです!特に道化の祭で披露するタンバリンを使ったダンスはフロローじゃなくても魅了されちゃいますね(笑)。「肉屋さ~ん!」って誘惑するのもけっこう好きw。
カジモドとの関係は前回の方がグッとくるものがあったんですけど、フィーバスとの関係は今回かなり濃い恋人関係に見えました。なんか岡村さんのエメラルダ見てるとアイーダ役が似合いそうってすごく思っちゃうんですよねぇ。牢獄でフィーバスと抱き合う場面なんか、アイーダとラダメスに見えてしまうことが多くて😅。

野中万寿夫さん(フロロー)

昨年開幕して間もない頃の東京で初めて見たフロローが野中さんでした。その時の印象は生真面目なんだけど本来は穏やかで懐の深い部分を持った人なんだなって思えたんですよね。それだけにエスメラルダに心を乱されていく過程もどちらかというと狂気的というよりは予想外の感情に絡め取られた哀れな人という感じに見受けられたので、カジモドに投げ飛ばされるときは思わず同情してしまったくらいでした。
それが、今回見たらカジモドに対して最初からとても厳格に接していて…以前感じた穏やかな一面みたいなものが全く見えてこなかった野中フロローに衝撃を受けました😱。昨年東京で私が観た野中フロローとは別人のように思えて仕方なかったです。なので、最後にカジモドに投げ飛ばされる場面を見ても、この結果は仕方ないと以前とは正反対の気持ちになっちゃってw。いやぁ~、ビックリしました、色々と。

もしかしたら、カジモド役によって印象が変わってるのかもしれません。達郎カジがあまりにも純粋無垢で子供のようなキャラなのでなおさらそう強く感じたのかも?前回は海宝くんのカジモドだったので。海宝くんも純粋無垢なキャラではあるんだけど、達郎くんほど感情を表にガッと出すタイプではなかったのでね。
田中アッキーのカジモドとはどういう反応を見せるんだろうかと、今度はそちらがちょっと気になってきました。次、見てみたいかも(その組み合わせに当たることないかもですが)

佐久間仁くん(フィーバス)

東京公演で初めて見たときに「フィーバスってこんなに濃いキャラクターだったのか!」と衝撃を受けたくらい印象が強かった佐久間フィーバス。京都でも再び会えてすごく嬉しかったです😊。今回も非常に感情表現が豊かで見応えがありました!
特にいいなと思うのは、道化の祭で本格的に登場して来るときです。ここでフィーバスというのがどういう人物か語られるのですが、佐久間くんはあの短い間にフィーバスのこれまでたどってきた人生のドラマを見せてくれるんですよね。特に、トラウマになるようなキツイ体験をした戦場のエピソードを歌う時の「もう二度と戻りたくない!」という過酷な体験が表情一つで手に取るように伝わってくるんです。その目に宿ってる恐怖と悲しみとやるせなさで、フィーバスがこれからの人生は違うものにしたいと強く願ってる気持ちが分かる。あの芝居は本当にすごいと思います!私はこの冒頭部分で、一気に佐久間フィーバスに惹きつけられてしまうんですよね。

達郎カジとエスメラルダのネックレスを巡ってケンカする場面も印象的でした。駄々をこねる達郎カジに本気で対抗しようとしてる佐久間フィーバスが、なんかヒーローみたいにカッコいいこれまでとは違う子供っぽさを見せててクスっとなってしまう。あのムキになってるのが人間らしくてかわいいなぁと😁。
そんなやりとりを経ての、ラストシーンでの二人の短いやり取りですから…なんだか余計に泣けてしまいました。この二人なら友達になれそうだったのに…って思えて切なかったです。

吉賀陶馬ワイスさん(クロパン)

ワイスさんのクロパンも久し振りの再会になります。よしつぐ君のクロパンは尖っていながらも強烈なリーダーシップを発揮していて、それでいてどこかキラキラしたカリスマ的なものが感じられるキャラでしたが、ワイスさんのクロパンはひたすら泥臭い(褒めてますよ、これ!)キャラなんですよね。なんというか、アングラ育ちみたいな。底辺に居ながらもどんな手を使ってでもしぶとく生き延びる、みたいな強烈な逞しさと腹黒さが同居したような個性的なクロパンの印象です。なので、どっちかというと、ワイスさんのクロパンの方が怖くて近づきにくいタイプかもしれませんw。

それにしても気になるのがワイスさんの髪の毛…。アイーダで見たときはもう少しあったような気がするんですが…最近だいぶ薄くなられていくような気がして…😓。キャラクターには合っているので問題ないのですが、ちょっと気になってしまいます(汗)。

後述

劇団四季:ノートルダムの鐘:プロモーションVTR

↑京都公演のPR動画はなぜか海外バージョンなので、東京公演用PR動画をもう一度掲載しておきます。

カーテンコールは今回も盛り上がって9回くらいありました。笑顔がいつも可愛い達郎くんですが、最初の方はまだ呆然としたような表情で挨拶。だけど、5回目くらいから彼らしい笑顔が出てきて。途中で上手と下手にキャストが捌ける時に野中さんがちょっとよそ見しすぎて躓き気味になってしまった時には思わず「わっ」って驚いて笑っちゃったりしてて可愛かったな☺。

クワイヤの皆さんも舞台上に降りてきて挨拶して、もうこれくらいで終わりかなぁって言うタイミングになっても拍手が止まらず。たぶん観客の皆さん、達郎カジが何かしらアクション起こさないと帰れないみたいな空気になってた(笑)。というのも、芝さんと達郎くんは前回観た時一番最後に熱いハグをしてたのでね。あれを見た時ストーリーを思い返して思わずグッとくるものを感じたんだよなぁ。
ということで、たぶん今回もと期待していた人も多いはずw。ですが、この日からキャストが入れ替わったばかりということもあってかカテコの締めくくりをどうするかまだ決めてなかった様子。野中さんもいっこうに達郎くんを抱きしめにいく雰囲気がなくて(笑)。

そしたら最終的に、達郎くんが立ち去りがてら岡村さんと野中さんの肩を組んで3人並んで捌けていくというリアクションしてくれました😊。サービス精神旺盛なんだよね、達郎くん。その前もニコニコしながら投げキスしてくれたりしてたし☺。なんかああいう屈託ない天真爛漫的なところが可愛いなって思います。お兄ちゃんとそのあたりが違うのがまた面白いんだけどねw。

京都のノートルダムを見れるのもあと2回。たぶんそのあとは見に行けなくなるので、心して観たいと思います。