2幕
マリウスからの手紙
エポニーヌがバルジャンの引っ越し準備中に入ってきた場面。この時のエポに対する洋輔くんバルジャンの最初の反応、かなり怖かった!あれは敵がやって来たと感じ取ったかのような目だった。でも女の子だと分かると「あ…」と我に返って少し戸惑いながら態度を軟化。
それからマリウスの手紙を渡される件に関して。洋輔くんがファンミの時に「バルジャンは最初マリウスに不信感からなかった」と話してくれていたのでそれを意識して見てみたら…、本当にそんな感じでした。手紙を読んでいる時の動揺はコゼットが見知らぬ男に騙されてるかもしれないという危機感からくるものだったのかと。読み終わった後手紙をグシャっとしてるのもそういう解釈から来てると話していたので、なるほどなと思いながら見ました。
♪オン・マイ・オウン♪
美依紗さんのエポニーヌ、歌い方には怒気もこもっているんだけれど…それ以上にとても哀しかった。破滅の恋に向かって突き進んでいくオーラがこれでもかというほど漂っていたので…。何をしてもマリウスの気持ちは自分に向いてくれないと悟っているのに、それでも求めずにいられないエポニーヌの切なすぎる想いがこれでもかというほど胸に迫ってきて思わず涙が溢れました。あんな辛い恋、ないよね、本当に。
変装してバリケードに乗り込んできた伊礼ジャベ。もっともらしい顔をしていますがどことなく漂う胡散臭さがなんとも面白いw。ガブローシュは2幕最初の時に変装ジャベを怪しんで後をつけるという演出があるので、ここで見破るのも説得力が増しましたね。囚われた伊礼ジャベがガブに両頬を潰されるシーンはなんかちょっと微笑ましさすらあったかもw。
♪恵みの雨♪
新演出からエポニーヌがマリウスに内緒でバリケードの中に留まって、彼が狙われた時に突き飛ばして助けるというリアクションに変わりました(旧演出ではバリケードに上ってくるときに撃たれることになってます)。エポニーヌがマリウスを助けるという行動をとることによって、彼女の深い愛情が最後の最後に浮き彫りにされる。美依紗エポ、山田マリウスの腕の中で苦しい息ながらも本当に幸せそうでねぇ…もう切なさの極致でしたよ。息が続く限り彼に対する愛情を必死に伝えようとする姿は涙を誘いました(泣)。
最初の攻撃
エポニーヌを失ってからの学生たちのいきり立つエネルギーはさらに増幅したように見えてすごい迫力でした。そんな中で唯くんアンジョが皆を落ち着かせるように必死に「待て!まだ待て!!」と必死に制して統制を取ろうとしてる姿が実に頼もしかった。
銃弾が飛び交う中、グランテールが横で縛られているジャベに酒を勧めるシーンも注目しますね。差し出されてもフイとスルーする伊礼ジャベに深掘グランは渇いた笑みを浮かべながらラッパ飲みしてました。
酒はグランテールが死の恐怖から必死に逃れるためにどうしても必要なアイテムだと思います。それを拒絶したジャベールの頭の中にあるのはバリケードでの死ではなく、立場が逆転して再会してしまったバルジャンへのどうにもならない複雑な感情だけだったのかなと…。
洋輔くんバル vs 伊礼くんジャベ
4度目の対峙シーン、ここも本当に鬼気迫る光景が展開されました。何より、洋輔くんバルが伊礼くんジャベの縄を切った後に彼を体全体で威圧していたのが本当に胸アツで…!!!剥き出しの感情のぶつかり合いをこの二人で見ることができたことだけで感無量(涙)。
洋輔くんの歌声は相手を制圧するほどの激しさはないんだけど、あの深く包み込まれるような声の中に確かに相手を強く説き伏せるだけの力を感じたんですよね。伊礼ジャベはそこの部分に触れて何も言えなくなってしまったのではと、何かそんな風に見えて仕方なかったな。こんなすごい対決が見られるほど進化したのが心の底から嬉しかった。
♪共に飲もう♪
深掘グランテールの「乾杯!!!」の声の張りが凄まじかった。明らかにほかの仲間たちとは違う切羽詰まった「乾杯」だった。そこからの「死など無駄じゃないのか!?」という心からの嘆きの叫びが痛々しくてねぇ…(涙)。あのバリケードの中で彼の言うことが一番真実を突いてると思うんだけど、他の皆は正義の戦いという誇りに縛られているから周りの状況やこれからやがて訪れる破滅の未来に想いを馳せることができないんだよね。
そんななかで唯くんアンジョはグランテールを強くにらみながらもわずかに心に隙ができてた。グランから離れた後の背中がなんだかとても儚く頼りないものに感じられて切なかったです。
♪彼を帰して♪
洋輔くん曰く、最初にバリケードに乗り込んでいったときの彼のバルジャンの心境は”マリウスを消してやる”という鬼気迫るものだったと。あの手紙を受け取ってからの洋輔くんバルジャンの気持ちにあったのは、ずっと一貫して愛するコゼットを何としてもどんな手段を講じても自分の手で守り抜きたいという信念だけだったんだなと思いました。
それが、バリケードのなかで必死に闘いながらもコゼットを想いながら迫る死に身を委ねようとしているマリウスを目の当たりにして気持ちが変わってしまったんだなと。あの裏エピソードを頭の中に入れながらこのシーンを見ると、今まで以上にこのシーンが神聖なものに思えて仕方ありませんでした。コゼット以外の人を”愛しい”と感じたことからくる洋輔くんバルジャンの歌声にこみ上げるものを抑えることができなかった(涙)。
最後の戦い
銃弾が底を突いた時のバルジャン、アンジョ、マリウスの3人の攻防は鬼気迫るものが凄かった。
そんななかで幼いガブローシュが一人砦の外へ向かってしまう。一発の銃弾が響いた時に誰もがガブローシュの死を覚悟したわけですが、そのなかで響く深掘グランの泣き叫ぶ声があまりにも悲痛で涙が出たよ…。
そのあとガブローシュは砦の入口まで帰還するものの残酷な運命をたどる。あの時の唯くんアンジョの呆然自失とした表情があまりにも哀しい…。自分の手の中で消えた命を体全体で感じた時、初めて”死”というものを初めて意識し恐怖心が芽生えたんじゃないかな。革命への正義感や熱が見る見るうちに冷えていくような、そんな表情に思えた。
そして最も悲しいのは、あの時の感触が戦いを治める方向に向かず”死”に向けて暴走してしまったこと。唯くんアンジョのあの一言に皆が熱に浮かされたように惹きつけられそして命を散らしていく。アンジョとグランが覚悟を決めてお互いを見つめ合うシーンは何度見ても涙が溢れます(泣)。
それにしても…みんな撃たれっぷりが実にリアル!!唯くんアンジョの落ち方はもはや芸術の域に達してるほどだと思えたほど。深掘グランが頭を撃ち抜かれたと分かるリアクションもすごかったし、ここはホント、学生役の皆さんの最後の命の燃え尽き方がハンパなく壮絶でした。
下水道
斎藤テナルディエが学生の死体から金品をかすめ取るシーン。斎藤テナってどこか可笑しみがあるキャラクターなんだけど、下水道の時はひたすら不気味なんですよね。飄々としていてそれでいて目がハイエナのようで。一番背中がゾクッとくるテナルディエかもしれない。
下水道のシーンでの洋輔くんバルジャン、とても力強くて逞しく見えた。パリの下水道博物館に行ってイメージ膨らませてきたって言ってたけど、その体験がお芝居にも生きてるなと思った。
洋輔くんバル vs 伊礼くんジャベ
最後の最後までこの日の二人は激熱なぶつかり合いを見せてくれました!洋輔くんバルジャンの鬼気迫る必死な眼差し、伊礼くんジャベの執念とそれが揺らいだ時の心の隙。激しくも切ない二人の対決に心から拍手!!伊礼くん、洋輔くんと格闘技のように本気でぶつかり合った芝居と歌を魅せてくれたことに心から感謝。
♪ジャベールの自殺♪
バルジャンを逃がしてしまった後の伊礼ジャベの葛藤は本当に壮絶すぎました…!!もう誇りとかそういうものが全部吹き飛んでしまい自らを見失ってしまった感じ。激しさよりも壊れてしまったことへの哀愁がこれでもかというほど滲み出ていて泣けました…。あの感情を引き出したのも、洋輔くんバルジャンと対峙したからこそ出もあったんじゃないかな。そうだったらファンとして嬉しい。
橋から転落するシーンは後方から見ると本当にセーヌの深い渦に飲み込まれていくように見えて圧巻でした。その姿が徐々に消えていくのを見てなんか今まで以上に哀しかったよ…。伊礼くん、素晴らしい熱演をありがとう!!
♪犠牲者たち♪
女性アンサンブルさんたちの悲痛な歌声が何とも胸に刺さりました。現実でも世界のあちこちでこういう哀しい想いをしている人で溢れかえっているんだよなと…そういう想いもこみあげてきちゃったかもしれない。床の上に置かれた一つ一つの明りはまさに失われた命の魂の光。遠くからだとその光の儚さと美しさが際立って見えた。
♪カフェソング♪
山田マリウス、生き残ってしまった事の罪悪感がこれでもかというほど歌声から沁み出ていてめちゃめちゃ切なかったです(涙)。仲間たちへの切なる想い、彼らに会いたいという想い、孤独、そういった哀しい感情が以前見た時よりもリアルに伝わってきて本当に感動的でした。最後にマリウスをそっと振り返る唯くんアンジョの視線の儚さも泣けたな…。
♪心は愛に溢れて(リプライズ)♪
愛を確かめ合うコゼットとマリウスを見つめながら「俺のものじゃない」と歌う洋輔くんバルジャン。その視線は愛情と哀愁とが入り混じっていてその複雑な胸中が透けて見えてくるようでした。3人の重なった歌声も本当に美しかった。
だからこそやっぱり…最後までここは言わせてもらいたい。バルジャンの告白…!!「もう言うなマリウス」の後の歌詞はやっぱり端折りすぎだろうと思ってしまうのです。そこは削っちゃダメだろうという気持ちがどうしても消えない(苦笑)。せめて「昔だ」という前振りくらいは残してほしいですよ。
「話があるのだ」の直後から「ジャン・バルジャンという男が」と突然過去を語りだすのはやっぱり違和感を拭えない(苦笑)。マリウスだって「???」になるし(苦笑)、今語ってる相手がジャンバルジャンだと悟ったことへの重みが削がれちゃってる気がしてならないんですよね。もう少し何とかうまい繋げ方を考えてほしいです。
ただ、去り際にコゼットと共に暮らした家にそっと手を添えながら思い出を噛みしめながら去って行く洋輔くんバルジャンはめちゃめちゃ切なくて泣けます!!!
♪宴会乞食♪
バルジャンの告白を聞いた後マリウスは逃げるようにすぐにその場から立ち去るのは、この結婚式シーンが出るのが今までよりもタイミングが早まったせいじゃないかなと。それも個人的にちょっと納得いかないんですよね。ひと昔前まではバルジャンとマリウスが改めて気持ちを通い合わすだけの時間的余裕があったんです。それがまるでなくなってしまったので、余韻も減ったくれもない(苦笑)。レミゼってそんなにテンポを速くしなくてもいい作品だと思ってるので…何ともここはモヤッと感が残ります。
結婚式にテナルディエ夫妻が乱入してきた場面。学生役だったアンサンブルさんたちが招待客や給仕としてここに再登場するのですが、唯くん給仕と谷口テナ夫人とのやり取りがめっちゃ可愛かったww。
いつもはグラスを3つ差し出されてテナ夫人がそれを全部がぶ飲みしちゃってたんですが、今回見たら谷口テナ夫人が唯くん給仕に一杯どう?って勧めてて、唯くんがそれを受けて二人で乾杯しながら飲み干してたんですよね(笑)。あれはいつからあのような感じになったんでしょうかww。千穐楽に可愛いやり取りが見れて最高だった(笑)。
あと、テナルディエがマリウスたちが去った後にマエストロに指示する場面。斎藤さん「ありがと」ってマエストロさんに感謝した後合図のセリフ言ってましたね。あれはたぶん楽ならではの光景だなと思ってホッコリしました(笑)。
バルジャンの死~♪民衆の歌♪(リプライズ)
昨年12月に初めてこのシーンが来た時、あまりにも号泣しすぎて記憶が飛んでしまったことを思い出す(汗)。でも今回はしっかりと見届けましたよ。静かにこの世から旅立ちの瞬間を迎えようとする洋輔くんバルジャンの姿は慈愛に満ちていて、司教様から救ってもらった命を最後まで全うしたんだなという説得力がありました。
コゼットが駆け込んできたとき、少し驚いたように…それでも愛しさがこみ上げ少しだけ生気を取り戻す。この時の表情も実に感動的で…。コゼットに最後の告白の手紙を差し出した時の”思い残すことはこれでない”といった柔らかな微かな笑みがめちゃめちゃ泣けた。そして天国の門の入口でコゼットとマリウスに振りむいた時の表情も…何とも言えないくらい神々しかった。まさに、慈愛の洋輔くんバルジャン、ここに極まったなと。私の感情も最高級に昂りここは涙が止まりませんでした。
飯田洋輔くんのジャン・バルジャン
劇団四季に在団していた時から、洋輔くんにはバルジャン役が合うはずだとずっと感じてきて。それがついに実現して。目の当たりにできて。ファンとしてこんな嬉しいことはありませんでした。ファンミの時に以前と比べてほっそりした印象を受けた洋輔くんの姿を見て、命を削るような想いで毎回バルジャン役に挑んでいるんだなと実感して胸が熱くなったんですよね。それをついにやり切った。本当に本当に、素晴らしい光景を魅せてくれてありがとうございました!!
後述(カーテンコール)
アンサンブル前半組、洋輔くん、伊礼くん、生ちゃん、敷村さん、美依紗さん、斎藤さん、谷口さん、3人の子役さんたち(山田くんはこの日は楽じゃなかった)が大千穐楽を迎えたということで糧この時に挨拶がありました。
洋輔くんが司会担当みたいな感じだったのですが、やり切った後の疲労感からか最初に子役さんたちに振るのが抜けてしまって大慌てみたいな微笑ましいやり取りもあって面白かったw。3人の子役ちゃんたち、めっちゃ上手かったよ!そろって「ありがとうございました」と挨拶していて可愛かったです。
アンサンブルは鎌田さんが代表してご挨拶。鎌田さんもレミゼに関わられるようになってかなり長いですよね。司教様役、本当に素敵でした。想いが溢れてか途中何度か涙ぐまれていましたが、最後まで熱いコメントをされていたのがとても印象深かったです。
そのあとは山田くん以外のメインの楽メンバーの挨拶。皆さん本当に長期間公演ということもあってすごい様々な想いが溢れて止まらないんだろうなというのがひしひしと伝わってきました。終演後までは所々けっこう覚えてたんですが…、実はその後の帰りの新幹線が予想外すぎる衝撃の環境で(まさかすぎて…汗)その時に記憶が半分以上吹っ飛んでしまいまして(汗汗)。なので、辛うじて覚えている方だけ。
唯くん:いつも何が正解か分からないまま夢中で演じてきたし今も正解は分からないままだけど、それでいいんだろうなと思うし役者みょうりに尽きます。実際にいたであろう人を演じられたことも感慨深いです。
谷口さん:前回公演の時はコロナ禍で不完全燃焼で終わってしまったことがすごく悔しかったので、今回最後まで感想できたことを心から嬉しく思います。最後までできるって奇跡だなと思います。
斎藤さん:斉藤司役をやったテナルディエというくらい馴染んでて(笑)吉本の営業でもケータリングをかすめ取ってましたw。ミュージカル界に「テナルディエ3回やったら育三郎」という言葉があるのでそうなれるんじゃないかなと思いますww。
敷村さん:前回コロナ禍で全部公演できずに悔しい想いがあったので、今回完走できて本当に嬉しく思います。
美依紗さん:約1年一緒に駆け抜けたカンパニーの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。レミゼには色んなテーマがあり葛藤や尊さを感じる日々でした。それを皆さんと共有できて感無量でした。
生ちゃん:レミゼにはコゼット役で初めて参加できたのですが、今回ファンテ役をやることであの時受けた愛を渡せる立場になれたことがとても感慨深かったです。
伊礼くん:やっと星と対話できるようになりました(客席から笑いが起こり、「なんで笑うんですか」とツッコミ入れるところは流石でしたw)。高崎公演は2か月ぶりのカムバックでしたが、新たな発見も多かったのが印象深かったです。レミゼは化け物みたいなミュージカルだと実感しています。
洋輔くん:もう言いたいことを全て言われてしまったような気がするけれど、毎回命を削りながらバルジャンと向き合ってきました。ずっと憧れ続けてきた役でしたが、こんなにも壮絶で大変な役だとは思いませんでした。皆さんと出会えたことも財産です。僕の人生に現れて下さった皆さん、ありがとうございました。
洋輔くんの”僕の人生に登場してくれたみんな”という言葉はものすごく印象深くて、私はその一言にボロ泣きしました。洋輔くんの新たな舞台人生のスタートにこんなに凄い素敵なキャストさんたちが揃ってくれていて。その光景だけでもほんと感無量な心境でした。
本当は皆さん、めちゃめちゃ熱く長い時間コメントされていたのですが、かい摘まむとこんな感じです(本当に帰りの新幹線で記憶ぶっ飛んだので 汗)。
私個人としては、リニューアル後のレミゼは作品としては実はあまり好みではありません。10周年記念までの公演を通い詰めてしまったが故に、消えていった演出や歌詞にものすごく思入れがあるからというのが大きいかも。まだ今のレミゼのテンポに気持ちが付いていかないというのが正直なところです。
ただ、キャストの皆さんのリアルな熱演はレベルが本当に高く、消えていってしまった部分を補うに余りあるような作品へと変えてくれているなという実感はとてもあります。次の上演も決まっていますね。個人的には、もう少しだけテンポをゆっくりさせてもらえると嬉しいのですが…そうもいかないのかもとも。
何はともあれ、コロナ禍では観に行かれなかったレミゼを、大好きな洋輔くんが演じるバルジャンで観ることができて本当に嬉しかったです。
一足お先にレ・ミゼラブル大千穐楽を迎えました。
これまでたくさんのご声援ありがとうございました。
僕にとって大きな挑戦だったこの役。
毎公演命を削って生き、祈り、それでも毎回お客様の温かい拍手とまなざしに救われてきました。生きることは、時に過酷で、時に美しい。… pic.twitter.com/OV2TCPDteX
— 飯田洋輔/YOSUKE IIDA &STAFF (@h_t_yosuke) June 13, 2025
カンパニーの皆様、本当に本当にお疲れ様でした!!!