劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』2012.04.05マチネ

約1か月ぶりの『オペラ座の怪人』観に行ってきました。…っていうか、観劇自体が二週間ぶりだという…^^;。私にしてはかなり珍しい現象です(コラ)。

本来この日も観劇予定は何も入っていなかったのですが、今週キャスト変更があり、まだ見たことがない大山さんがファントムに入ったと知り突発で入れてしまった。

最初にキャスティングされていた時も見に行きたかったのですがなかなかチケットが取れなくて、次はいつかなぁと思っていたこのタイミングで大山さん。これは行かなければとさっそく確保しました(最近四季はキャス変チェックしてからチケット買うので突発が多いです 苦笑)。

ここ最近ようやくチケットが取りやすくなりましたが、それでも客席はかなりの盛況っぷり。年代も老若男女様々です。少し驚いたのは小学生低学年くらいの子供がけっこう多かったことかな。BBやCATSではよく見られる光景ですが、オペラ座はどちらかというと大人向けのミュージカルなので実際のところどうなのかなと。静かに鑑賞してくれればそれでいいんですけどね。
客層はリピーターと初見の人が半々くらいだったかな。「プリマ・ドンナ」のナンバーが終わった後に立ち上がる人がこの日もちらほら見られました(笑)。

そういえば、指揮者の方が変わったようですね。以前までと音楽の奏で方が微妙に違うような気がしました。墓場のときの演奏は最初がけっこうドラマチックに入っててなかなか良かったです。
ただ、全体的に何となくズレてるような感覚があったなぁ…。音楽の世界に役者さんのテンションがピタッとはまっていないような…。流れにどこか違和感あったんですよね…久しぶりに観たので気のせいかもしれないけど。オケの音と役者さんの呼吸が微妙にずれていたような気が…。なので見ていてなんとなく気持ちがゾワゾワしてしまった(汗)。

劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』感想一覧

主なキャスト

オペラ座の怪人:大山大輔、クリスティーヌ・ダーエ:笠松はる、ラウル・シャニュイユ子爵:飯田達郎、カルロッタ・ジュディチェルリ:河村彩、メグ・ジリー:小林由希子、マダム・ジリー:戸田愛子、ムッシュー・アンドレ:林和男、ムシュー・フィルマン:青木朗、ウバルド・ピアンジ:永井崇多宏、ムッシュー・レイエ:田代隆秀、ムッシュー・ルフェーブル:鈴木周、ジョセフ・ブケー:寺田真実

以下、ネタバレありのキャスト中心感想です。

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まずキャスティングで嬉しかったのが『壁抜け男』のメンバーが4人も入っていたこと!あの作品には本当に今回心打たれるものがありまして、自然とあの当時のキャストの皆さんには親近感が勝手に沸いてきてしまうんですよね。また次の舞台で皆さん頑張ってるんだな、と思うとなんか嬉しくて…。

そのせいか、なんだか壁抜けのキャラと知らず知らずのうちに比べて楽しんでいる自分がいて(笑)。いやぁ、そのギャップの面白いこと!部長に超厳しいM嬢とかw、精神科医がさらに怪しくなっちゃったとかw、部長に無視されてすねてる画家とかw…、さらには洋輔くんの弟の達郎くんがラウルで入っているもんだからちょこっとデュティユルの面影探しちゃったり(達郎くんと洋輔くんはけっこう雰囲気違うんですけどねw)。
本編とは全く関係ないようなところでちょこっと楽しんでしまいました(笑)。でもこうしてみなさんが頑張っている姿を見られてちょっと胸熱にもなったりして…。

さて本編ですが…今週はなんだかトラブルが続いているらしいと聞いていましたが(歌詞が飛んだり、ボートが動かないで歩いて出てきたりっていうのがあったらしい 汗)、この日は大きな出来事はなかったように思います。ただなんか、舞台袖でガタガタやっている音がけっこう大きかったりっていうのはあったかも。以前からあんなに音してたっけ!?みたいな。まぁ、バックステージものですから違和感ないっていえばないんですけどね。

あと思わず吹きそうになったのがクライマックス。ラウルとクリスティーヌとファントムが3人で対峙するあの緊張感あふれるシーンで起こった(汗)。

ファントムがラウルの首にロープをかけて吊るすところで…大山さんが感情高ぶりすぎて達郎くんの首のところにうまくかけることができなかったんですよね。〝うわっ、どうするんだろう!?″と手に汗握っていると…

達郎くんが自らの手で最後は自分の首にロープをかけてました(笑)。

おいっ!ラウル、それじゃあ自〇行為じゃないか(←心の中でラウル今日は逃げようと思えば逃げれたぜ、とツッコミ入れる私 爆)。あのほんの数秒、大山さんと達郎くんがワタワタしててちょっと大変なことになってました。
おかげで、達郎ラウルの名物と言われている!?ロープ高速回転が見られませんでした(中途半端な回転になってたw)。まぁでも、こんなちょっとしたハプニングがあるのも舞台の楽しみなんですけどね。

以下、主なキャストについての感想です。

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ファントム@大山大輔さん

今季からファントムに抜擢された現役のオペラ歌手でもある大山さん。まだ若い(洋輔くんと同じくらいかな?)のですが、体格がとてもしっかりしていて迫力のあるファントムです。最初に見た人の評判はなかなか良かったので一度は見てみたいと思い今回チケットを取りました。

最初の「ブラヴァ~、ブラヴァ~♪」の歌声にまず注目したのですが、さすがは現役オペラ歌手!澄んだとてもきれいな歌声で〝これは期待が持てる!″と思いました。動きはまだなんとなくぎこちなくて、一つ一つの動きが大きいんだけどカクカクしたりしてましたが(クリスティーヌの前で陶酔に浸るときなんか特にw)、歌声に迫力あるしとてもいい感じでPOTOまで行きました。

が、MOTNになると…このナンバーって高音を伸ばすところがけっこう多いのですが…それがほとんど全滅状態に(汗)。低音部分とかは安定して綺麗な歌声なのに、高い音になると蚊の鳴くような声だし、伸びが全くなくて…さすがに私、手に汗握りました(苦笑)。
どうしたんでしょう、大山さんっっ!?以前からこんな感じではなかったはず。オペラ作品との両立で喉に疲れが出ているのでしょうか…。MOTNが終わった時に客席から全く拍手がなくてシーーンとしたのもちょっと背筋が寒くなった(汗)。これまではだいたい観に行くとここで拍手起こってましたからね…。

開幕当初からところどころで段取りにハプニングがあったという大山さん、今回は大丈夫なのかな?って感じで観に来たわけですが、安定していると思われた歌声にピンチありな状態とは意外でした。その先も高音部分になるとことごとくダメでしたから…逆にちょっと心配です。

でも、感情表現は思ったよりもとても豊かで…これは嬉しい驚きでした。綺麗な歌声だけど芝居の熱さはどうなんだろうって思ってたのですが、けっこう情熱的!動き慣れていないっていうのはチマチマありましたが(クリスにかぶせるマントも雑だったw)、感情を燃やしてクリスティーヌに愛を訴えているファントム像というのはとても伝わってきました。

大山ファントムって、若さもあるからかもしれないけど、これまで見てきた中で一番幼さを感じるかもしれない。駄々っ子みたいな雰囲気になったり、迷子になって佇んでいるような雰囲気になったり。上手く感情表現ができなくて戸惑っている感じかな。

なので、クライマックスでクリスティーヌのキスを受けた後の叫びは切なくて切なくて思わず目が潤みました…。クリスとラウルを見送る後姿なんか、やってこない母親を待つ幼子のような雰囲気があって泣けましたよ(涙)。まだ発展途上って感じのファントムだけど、もう少し熟成したころにもう一度見たいなと思いました。
あ、以前にとても苦労していたらしいラストシーンの椅子抜けはちょっとガタガタしてましたが何とか無事に切り抜けてました(笑)。頑張れ、大山さん!

クリスティーヌ@笠松はるさん

彼女のクリスティーヌは本当にとても安定感があっていいですね。それに、最初に見たときよりも感情が豊かになっているような気がします。2幕の支配人オフィスでカルロッタに「ひどいわ!」と詰め寄るときなんかけっこう迫力あった!

それから印象的だったのがクライマックスで「悲しみの涙いま、憎しみに変わる」のフレーズのときの歌い方と表情。クリスティーヌの感情がググッと動くのを感じてとてもスリリングでした。

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ラウル@飯田達郎くん

達郎くんのラウルは相変わらず熱いです!客席から初めてクリスティーヌを見たときの「ブラーーヴァーー」の叫び方からしてテンション高い(笑)。彼のラウルは若くて熱血型。ちょっと猪突猛進系!?その熱さが、なんとなく、ウザくも感じられたりするんですよね。ちょっと重い…みたいな。だけどねぇ、憎めないんですよ、達郎ラウル。ウザいんだけど可愛いw。まったく、飯田兄弟は本当に…(笑)。

達郎ラウルが一番張り切ってるなぁと思うのが2幕の「マスカレード」シーンかな。めっちゃ張り切って動いてるんですよw。動きの一つ一つに気合が乗っていて…たまに余裕がないようにも見えてしまうかな。

で、あんなに張り切って踊ったり歌ったり動いているのに、クリスティーヌをリフトする時には急にトーンダウンしちゃう。そこだけモッサリしてるというか…結構苦労している感じかな。この日も最後にクリスティーヌを上げるところでタイミングをすごい慎重に測ってて…そのせいでちょっとズレてはるさんが微妙にバランス崩してしまい手に汗握りました(汗)。
だけど、そんな未完成なところも達郎くんの魅力かもな。とにかく熱く一生懸命ですよ!歌は相変わらずとっても安定していますしね。

壁抜けメンバーは…あたりまえだけど、あの時の雰囲気と違いますね。

特に正反対キャラだったのが戸田さん。彼女のマダム・ジリー久しぶりに観たけど、シュッとした厳しさがあってとてもいい感じ!M嬢だったなんて信じられません(笑)。

永井さんはカルロッタの尻に敷かれているようなちょっと可愛いピアンジw。何となく癒し系ピアンジで見ていてホッとする。それに抜群の歌唱力。

部長だった青木さんは厳格キャラからちょっとヘタレな支配人に。カルロッタに振り回されてあたふたしまくる姿が可愛いです。戸田さんと一緒のシーンになると、壁抜けで犬の散歩状態になってたな、とか思っちゃうし(笑)。

寺田さんはやっぱりすごい人!ブケーって出番がほとんどないんだけど、ものすごいインパクト!壁抜けでのあの多彩っぷりが生きているというか…以前の寺田ブケーよりもさらにパワーアップして怪しくなってましたw。

久しぶりのオペラ座観劇でしたが、前回とはまた違った雰囲気で色々と楽しめました。でも次はやっぱり…佐野ファントムで観たいなぁ。私の中で現役ファントムで佐野さんを超える人がまだいないので。イベントも興味あるけど、でも佐野さんが戻ってくるまで待つかも。そういえばまだデビューしていないファントム役者さんもいるんですよね?果たして今年デビューはあるのだろうか?