ミュージカル『RENT』12.11.28ソワレ

いよいよ東京千穐楽が迫ってきました。今週はRENT強化週間ですw。

自分でもまさかこんなに通うことになろうとは思いませんでした(汗)。中村ロジャーの引力おそるべしっ!

 

この日は満員御礼の看板が出てまして、客席の熱気もすごかったです。

毎回観劇に行くたびに数人の有名人を目撃していたのですが、この日は人が多すぎてよく分からなかったw。でも一般人じゃないなってオーラ出してる人は居たかな。
休憩時間のロビーの混み方もものすごかったです。特にトイレの行列がハンパなかった(汗)。今週はずっとこんな感じになるのかな。何はともあれ人がたくさん劇場に訪れるというのは良いことです。

今回は今までよりも後方からの観劇。キャストさんたちの表情は肉眼では見づらくなりましたが、舞台全体の構造が見れたのはよかったです。

特に冒頭のナンバーでの人間関係の様子が見えてくるところなんか面白かった。ジョアンヌが電話をしている時にモーリーンが上の方でそれに対しての受け答えしてるのとか初めて見えたしw。

で、オペラグラスを持って行ったわけですが…1幕は見れても2幕はダメだった…ボロ泣きしてオペラグラスがかすんで見えん(苦笑)。覗こうにもあとからあとから涙溢れてきてしまって無理っ!そんなわけで2幕は表情を見るよりも芝居を感じ取りながら泣いてましたw。

 

カーテンコールではこの日でラストになるバンドメンバーさんが紹介されました。

バンドの位置はいつも2階にあるんですけど、楽を迎えるというお兄さんが上から降りてきてキャストの皆さんから盛大な祝福を受けてました。カテコののっけからものすごいテンションのキャストさんたちだったんですけど、その勢いに中村くんが最初マジでビビっていたのが可愛かった(笑)。
2回目のカテコではスタンディングが起こったんですけど、舞台袖に捌けて行くときにモーリーンのバイクヘルメットをTAKEさんが無理やりかぶろうとしながらも入らなくて頭に乗せて去って行ったのが笑えましたwww。

 

 

主なキャスト

マーク:賀来賢人、ロジャー:中村倫也、ミミ:jennifer、エンジェル:ヨウスケ・クロフォード、モーリーン:上木彩矢、コリンズ:TAKE(Skoop on somebody)、ジョアンヌ:西国原礼子、ベニー:Spi、アンサンブル:海宝直人 ほか

 

 

以下、ネタバレ含んだ感想です。

 

久しぶりの中村ロジャーとJenniferミミ!一番最初にこの組み合わせを見て大号泣しただけに期待感が高まります。

それから、上木さんは今回初。ようやく出会えた~。突発しなかったら見ないまま終わるところだったんですが(汗)これで全キャスト制覇です。ヨウスケくんは今回がラスト。とりあえず、翌日にもRENT入っているのでww・・・今回はキャストの感想だけ書こうと思います。

 

マーク@賀来賢人くん

最初に観たときはちょっと物足りないなぁなんて思うこともあったのですが、かなり熱さを増してきましたね。♪RENT♪ナンバーの前の「(電源が)飛んだよっ!」っていうのもフワッと言うんじゃなくて前回公演の時の様に攻撃的な言い方に変化しています。あのセリフから私もテンションが上がるので嬉しい。

 賀来くんのマークは必死に皆の輪のなかに入っていこうとするキャラですよね。いつも笑って楽しそうにしてるんだけど本当の意味でみんなの輪に入れていないことに違和感を覚えてる。最初から影の部分を見せるんじゃなくて、少しずつ積み重なった寂しさみたいな感情が2幕のエンジェルの死をきっかけにスパークする感じ。なのでロジャーから心を読み取られた時に思わずこみ上げて逃げ出そうとする姿がとても切なく見えます。このあたりの芝居も本当に進化したなぁと思います。

 

ミミ@jenniferさん

今月頭に見て以来のjenniferミミ!中村くんのロジャーに焦点を合わせるとどうも彼女に当たる率が少なかったみたいです(汗)。ニコルに比べるとスタイルはちょっと落ちる(あれ、こんなに肉付きよかった?とか最初思ってしまったし 爆)んですが、ミミとしてのキャラクター完成度は断然上です。歌唱力もあるので手に汗握らずに安心して聞き入っていられるポイントも大きいw。

♪Out Tonight♪のシーンで色っぽく激しい歌を魅せたかと思えば(タイトスカートはブルーなんですね)仕事から帰って一人孤独に打ちひしがれている。あの時の表情が最高に泣けた!ミミの孤独がものすごい浮き彫りになってる。
さらに秀逸なのはロジャーとの別れを描いたシーンですね。あなたがいないと生きていけないと歌う♪Without You♪はロジャーと同じくらいの張り裂けそうな心の傷みを表現。この二人は必死に孤独と向き合いながら生きていて、だからこそお互いがいなくなれば死んでしまうのかもしれないって本気で思わせる。二人の孤独の重さが同じに見えるんですよ。だからなおさら見ていて切なくて苦しくて涙が止まらない。

あと、クライマックスで死にそうになってるシーンなんですが、ここの苦しみ方のお芝居が妙にリアル!特に生き返った時の表現がすごくて、中村ロジャーも”うわっビックリした!!”って感じで胸のあたり抑えてビビってましたw。

 

エンジェル@ヨウスケ・クロフォードくん

久しぶりにヨウスケくんのエンジェル見ましたが、なんか以前見たときよりも天真爛漫度がアップしていてとても可愛かったです。時々ドスの入った男前な歌声を出してきたりして(笑)ナンバーに表情がすごく出てる。明るくて優しさに満ちてる表情もとても良かったです。あの可愛さと明るさでみんなを癒しているのがすごく伝わってきた。

それだけに♪Contact♪での苦しそうな表情がとても切なくて泣ける(涙)。必死に愛を叫んでてその生の光が消える瞬間まで皆に愛を与えようとするヨウスケエンジェルに泣きました…。そして、後ろから見ると、葬儀シーンの時にひっそりと後ろのほうに姿を消していく姿がなおさら美しく切ないんですよね…。ゆっくりゆっくりその姿が消えて・・・そして最後にセットの上部でどこか遠くを見つめているコリンズと出会ったころのエンジェルがいる。なんだかとても神々しく見えた。このシーンは後ろの席の方がさらに泣けるかもしれない。

 

モーリーン@上木彩矢さん

RENT東京公演終盤に入り、やっとこさ出会うことができました!色んな人から話を聞いていたのですがどれもとても評判が良いのでとても楽しみにしていました。上木さんのモーリーンは一言で言うならば…男前っ!!これに尽きるw。土屋アンナさんみたいな雰囲気かな。ソニンとは正反対のモーリーンだと思います。「ステージはどっち!?」って言う時のカッコよさは惚れ惚れするほど。ハスキーな歌声もセクシーでとても良かったです。すごく男前なモーリーンなのでジョアンヌとのカップリングだと両方男性的に見えてしまったw。

ライヴシーンもひたすらロックでカッコいい。テンポもソニンと比べるとだいぶ早いです。どちらかというと今まで見てきたモーリーンのライヴに似ている感じかな。ただお客さんはこの日熱かったんですけどなかなか「ムゥ」の声がかからなくて上木モーリーンは必死になって呼びかけてました。お客の乗せ方はソニンちゃんの方が上手いかもって思っちゃったw。

 

コリンズ@TAKEさん

またさらに深みを増した感じに思えます。エンジェルという相手を見つけて心のよりどころができた安堵感みたいなものがすごく伝わってくる。ヨウスケエンジェルとだとTAKEさんのほうがリードしているように見えたかな。キスシーンもすごく積極的だったし。子猫みたいなヨウスケエンジェルを優しく包み込んでる感じ。♪I’ll Cover You♪の二人のラブラブシーン見ていたらなんだか自然に涙が溢れてきてしまった。

エンジェルが弱っていくシーンは見ているのが本当に切なくて辛いです。洋服を着替えさせてあげている時、ヨウスケくんのマイクコードがちょっと引っかかってしまったのですが、TAKEコリンズがさりげなく介抱するように直してあげていたのが印象的でした。そんなところにも愛が…。そして葬儀シーン。歌いだしはすごく溜めてますよね。あまりにも哀しくて最初の一音がなかなか出てこない。そんな熱さも本当に泣けます。

 

ジョアンヌ@西国原礼子さん

今回初めて上木モーリーンとのカップリングを見たのですが、ソニンのモーリーンのとはまた違った感じの翻弄されっぷりが面白かったです。掴みどころがなくてどっかいっちゃいそうなソニンモーリーンとは違い上木モーリーンは男前で自由人。さっぱりした感じなので自分だけのものにしたいって願望の強いジョアンヌはどちらかというと必死になって追いかけているように見えました。

喧嘩シーンも相変わらず激しかったんだけど、ソニンとでは子供のケンカに見えるのに上木さんとだと男同士の喧嘩みたいに思えるのが面白かったw。

 

ベニー@Spiくん

前回見たときよりも歌に感情がかなり乗っていて良かったです!あのグラさん姿とかすごく似合ってるしベニーの雰囲気がすごくあるのでこの調子で楽まで頑張ってもらいたいっ!

 

ロジャー@中村倫也くん

もうほんとに中村くんのお芝居見てるだけで泣けますわ…。あの繊細さ!攻撃性!彼の中にこんな激しいものがあるなんて思わなかった。♪RENT♪のナンバーではちょっと声がかすれ気味になっていて心配になりましたが、かえってそれがロジャーの心の叫びみたいに聞こえてきてグッと来たなぁ。

あの、何かに怯えるのを振り払おうとしてる攻撃的な目が素晴らしいです!!突き刺すような眼光を発揮してる。
それとやっぱりjenniferミミとのコンビだと中村ロジャーの熱がワンランク上がったように見えるんですよね。♪Another Day♪で必死に説得しようとするミミの言葉が確実にロジャーの心の芯の近くまで届いている、でもそれを認めたくなくて苦しむ。ここの過程がものすごく分かりやすくてロジャーのやるせない苦しみが痛いほど伝わってきて号泣(涙)。特に「止めてくれ!」のフレーズのところは泣いてるし…倫也くんのロジャー(涙)。

晴れてカップルになった時のラブラブっぷりはjenniferとのほうが熱いかも。1幕ラストシーンのキスなんかマークのセリフが始まる前にもう熱くやっちゃってるし(笑)。大晦日の夜中に扉の外で待ってる間のラブラブっぷりもすごく熱いw。あぁ、この二人本当に幸せそうだなぁってものすごく実感できる。同じ痛みを共有できる安心感が伝わってきます。だからこそ、ベニーの存在がきっかけでぎくしゃくしてしまうシーンはとても切ないのです。

ミミの身体が弱ってきていると歌う2幕、「もう耐えられない」ってボロボロ泣いてる中村ロジャーは見ているこちらも苦しくて苦しくて涙が止まりません(涙)。本当に壊れちゃいそうで倒れちゃいそうで…。ものすごく愛しているからこそ怖いんだろうなっていうのが嫌というほど伝わるし心に刺さるんですよね。
だからミミがラスト蘇ったシーンは(その瞬間はすごいビックリしてるけどw)心の底からよかったねって思えてまた涙してしまうのです。

中村ロジャー会いたさに通い続けた今回のRENTもついにあと2回です…。