ミュージカル『RENT』12.11.22マチネ

4回目の『RENT』行ってきました!

 

最初に観たときは号泣してはいたものの前回公演よりも勢いがないなぁなんて思ったのですが、後半に入ってきて皆さんの熱も相当上がってきたようです。観ているこちらも熱くなってくるし。キャストの皆さんの成長が感じられるのが嬉しい。

今週はLEGT特別ウィークということで、レインボーグッズを持って行くと景品がもらえるんですが前回はそれが見当たらずに断念。2日置いて、某雑貨店でレインボーアクセサリーを見つけて購入(笑)。

 

終演後に受付でチケットと一緒に見せたところ、

 

RENTのオリジナルクリアファイルをいただきました!レインボーな図柄がRENTロゴにかかっているデザイン。なかなか素敵です。

 

終演後のパフォーマンス。前回はLEGTの皆さんとキャストの皆さんによるトークセッションが行われていましたが、今回はジョナサン・ラーソンがHIVサポート団体へのチャリティソングとして作った歌「Love Heals」を出演者全員で披露されました。

これ、私が前回見た日のマチネにも歌われていたらしくて聞いてみたかったんですよ!取ったチケットの回が2度目の歌披露に当たってラッキーでした。
1回目のカテコの後、マチネ出演者全員が一列に整列しての大熱唱!!いやぁぁ・・・・すっばらしかったです!!!あのゴスペルのようなソウルフルな熱い歌声に大感動(涙)。本舞台でゴーゴー泣いた後にこのナンバー…帰りは大変なことになってしまったw。CDにして残してもらいたいくらいです。ジョナサン・ラーソンは本当にたくさんの素晴らしいものを遺してくれているんですね…。 

 

主なキャスト

マーク:賀来賢人、ロジャー:中村倫也、ミミ:石田ニコル、エンジェル:田中ロウマ、モーリーン:ソニン、コリンズ:加藤潤一、ジョアンヌ:西国原礼子、ベニー:Spi、アンサンブル:海宝直人 ほか

 

以下、ネタバレ含んだ感想です。

 

今回は初見キャストなしです。数少ない加藤コリンズを2回観れたのはよかった!彼は今回で本当にラストになります。

 ちなみに、加藤君はTAKEさんコリンズの時に警官として出演しているのですが彼がコリンズの時には警官は女性アンサンブルの方一人になってました。もしかしたらTAKEさんが警官で出てくるのかと思ってドキドキしてしまったのはここだけの話(笑)。

 

この日もちょっとしたトラブル発生w。

♪Tango: Maureen♪シーンでマークがジョアンヌと踊るときのこと。「タンゴいつ習ったの?」というシーンがあるんですけど、マークが習ったという人の名前がえらい長いんですよ。いつもあれをスラスラ言えるなんてすごいなぁと思いながら見ていたんですが、ついにこの日賀来くん躓いてしまいましたw。あれ一度躓くともう後が続かないよねw。

ということで何を言ってるのか分からない状態のモヤモヤで済ませてしまい、西国原さんがセリフを言いながら吹いちゃってて(歌う時にも吹いてた 笑)賀来くんもずーっと苦笑い状態になってました(笑)。リピーターのお客さんは私も含めて皆吹いてたなwww。

それから♪Take Me Or Leave Me♪の時、ソニンちゃんのモーリーンが今回もエライ飛ばしてて、で、ハシゴに上った時に上のセットに思い切り頭ぶつけてました。うわっ痛いだろうなぁ…と思ったけど何食わぬ顔して全力で歌い切っていたので女優ってすごいなぁと感心してしまった。

 

あと、ロウマくんのエンジェルですが・・・カーテンコールの時に片足でケンケンしながら出てきたのでどうしたんだろうと思ってしまった。そういえばラストのFinalBでも引きずったような形で出てきたし。最初はパフォーマンスかなとか思ったんですが、どうやらどこかで足を捻ってしまったようです。松葉杖の目撃談があったのでなんだか心配…。なんとか最後まで公演を乗り切れますように。

そういえば前回見たときに出てきた赤ちゃん人形。この日観たときには木彫り人形になってて赤ちゃんは登場してこなかったな。

なので♪La Vie Boheme♪の時にもモーリーンはエア人形を投げてましたw。小耳にはさんだところ、あのシーンは乞食が売りつけるものによって色々変わってくるらしいですね。気づかなかった~。

 

マーク@賀来賢人くん

個人的にはやっぱり前回の福士くんマークがベストではあるのですが・・・賀来くんのマーク、本当にかなりいい感じに仕上がってきていると思います。何よりも孤独な一面が徐々に感じられるようになってきたのが嬉しい。

一番今回印象的だったのが乞食から罵られるシーンですね。助けたつもりが逆に乞食の神経を逆なでしてしまって言葉を失ってしまうマーク。「偽善者」って言われて何も言い返せないあの気持ち、ものすごくよく分かる。自分ではそんなつもりなくても、実際のところ彼は病気ではないし飢えてもいない。貧しくはあるけれどもそれなりに生活できている。そのことに対して心のどこかに罪悪感みたいなものを抱えているんですよね。図星を突かれた形になり呆然と後ずさりする賀来マークにものすごく感情移入してしまいました。ああいう感覚、ものすごく共感できるので…。個人的にこの演目の中でマークに一番自分を重ねてしまうことが多いかな。マークは私だって思うシーンがいくつもある。最初のうちはそんな自分の気持ちと賀来くんのマークに感情移入しきれない部分とのジレンマがあったのですが今ではかなり踏み込んで観ることができます。クライマックスに向けてのさらなる賀来マークの進化に期待したいと思います。

 

ミミ@石田ニコルさん

3回目ということもあってか、だいぶ慣れてきたように思います、私が(笑)。でも歌も最初に観たときよりは何となく安定してきたような…。ただ、やっぱり、高音がかなり大変そう(汗)。声が出ないだけでなく音が完全にあらぬ方向へ向かって行くのでw安心しては聞いていられないんですよねぇ。あんなに可愛いビジュアルなのにホント勿体ない。

RENTはあと3回予定しているのですが(スミマセン、また1本増えました 爆)楽だけニコルちゃんなんですよね。ジェニファーを見た後の楽なだけに多少個人的な不安は残ります…。もう少し頑張れ!

 

エンジェル@田中ロウマくん

もう本当にこの人のエンジェルは可愛いです!外見や仕草っていうんじゃなくて…いや、もちろんそれもそうなんですけど、エンジェルとしての雰囲気全体が可愛らしさで溢れてるんですよね。傍にいるとついつい心を許してしまいたくなる空気を持ってる。コリンズが最初戸惑いながらもどんどんエンジェルに心を傾けていくのがすごく納得できてしまう。そういったところはさすがだなぁと思います。

Contactのシーンは泣けたなぁ!!あんなに穏やかだったエンジェルがこれまで見せたことのない激しく苦しげな表情で踊り叫ぶ。あの場面のロウマエンジェルは観ていて胸が張り裂けそうになります…。その直前まで苦しい息になりながらも必死にコリンズにすがってて、その延長線上でのあの表情ですからこれはもう涙なくしては見れませんでした(涙)。
足の具合が心配ですが・・・兵庫公演千穐楽まで何とか頑張ってほしいです!

 

モーリーン@ソニンさん

この日の客席はなんだかとてもノリが良くて、モーリーンのライヴシーンもえらい盛り上がってました。なのでもうあそこはノリノリでしたね(笑)。めちゃめちゃ嬉しそうでした。ソニンちゃんのモーリーンってぶっ飛んでるんだけどすごくキュート。甘えん坊っぷりが特に猫みたいに可愛いです。2幕で耳つけて出てくるんですけど、あれがものすごく似合ってるw。

エンジェルの葬儀で「あんたと友達になれてラッキーだったのは私たちの方だよ」って語りかけるシーンは何度見ても号泣です(涙)。あそこのソニンモーリーンの語りかけはものすごく泣けます。

 

ジョアンヌ@西国原礼子さん

ソニンモーリーンに振り回されまくりで何度も苦悩してしまうジョアンヌ。振り回されるけど愛してるって歌うところにもう一味テイストが欲しいかな。モーリーンへの愛に突っ走るどうしようもない感情がもう一歩進んだところで観たい気がします。でも歌声は最初の頃よりもかなりパワフルになっていい感じ。

 

ベニー@Spiくん

最初の頃よりもだいぶ感情が入ってきてキャラが見えるようになってきました。風貌はベニーのキザったらしさが出ていてすごく合ってるんですよね。だからもう少し頑張ってほしいかも。何となく流してしまっているようなところもあるので…。

 

コリンズ@加藤潤一くん

警官役として出演はしているものの、あれはほんの少しの出番だし…なにせコリンズ役での登板が異様に短いのでもう観れないだろうなと思っていたのですが、突発熱のおかげでwwもう一度会うことができました。前回はものすごく癒し系の優しいコリンズだなと思ったんですけど、まだ少し演技が固い感じもあったし歌も音程が若干どこかに行ってしまうことがあったのが気になっていました(汗)。

ところがこの日に観た加藤コリンズはあのときよりもかなり進化しててビックリ!探り探りっぽかったセリフや動きもすごく自然になっていたし、なによりも頼もしくなってました。癒し系っぽさはあるんだけど、それに加えて声に力強さが出てきてた。歌はTAKEさんに比べれば落ちるんですけど(汗)それでも音程のズレとかはほとんど気にならなかったです。よくぞここまで進化してくれたなぁとなんだか感慨無量でした。

エンジェルを見つめる目や仲間と一緒にいる時の目は常に穏やか。人を愛するコリンズの優しさが伝わります。こういったお芝居はやっぱり役者さんというだけあっていいなぁと思います。特に弱りゆくエンジェルの看病をしているシーンが印象的でした。Contactの直前にエンジェルを抱きしめるんですけど、もう本当に包み込むような温かいオーラで満ち溢れてた。あの腕に抱かれたエンジェルは幸せだっただろうなって心から思うくらいものすごく優しく愛しむ表情で・・・あれだけでもう号泣(涙)。

葬儀のシーン、TAKEさんは離れた場所でずっと泣いているのが印象的なのですが、加藤くんはじっと悲しみをこらえてて、みんなのコメントに時々笑顔を見せたりしてるんですよね。それが逆にものすごく哀愁を誘ってて思い出すだけでも泣ける(涙)。

♪I’ll Cover You (Reprise)♪は少し上を見上げて、エンジェルに一言一言語りかけるように歌います。涙が零れないように上を向いてる。でもだんだん気持ちが高ぶってきて、最後は自分の思いの丈をぶつけるかのように熱い魂のこもった歌声になって!あれは心にズンっときたよ(涙)。コリンズのエンジェルに対する愛情が痛いほど伝わってきて号泣しました。
あぁ、よかったよ、加藤コリンズ!最初の頃と最後の頃の2回観れたのはラッキーだった。私は好きです、加藤コリンズ。

 

ロジャー@中村倫也くん

今回も大いに泣かせていただきました!シーンごとに振り返ってみたいと思います。

♪Rent♪

動きもいいし、何と言ってもあの攻撃的な雰囲気が最高です!今にも噛みつきそうなそんな危うさを秘めた目をして歌ってます。そんな攻撃的な目をしながらも何だかどこか危なっかしい。攻撃性と危うさが同居したかのようなあの表情に毎回ドキリとさせられます。

♪One Song Glory♪

外に出るようにとマークに言われるものの踏み切れない。それよりも迫りくる死の影が怖くてたまらない。あの追い詰められて怯えたような表情が泣ける!!自分の生きた証としての歌を作ろうと焦れば焦るほど上手くいかなくて苛立ち、さらに自分を追い詰めていくロジャーの気持ちが手に取るように伝わってきて切なくてたまりません…。今までこのナンバーであまりウルっとすることはなかったんですが、中村ロジャーで初めて落涙です(涙)。あの表現力は素晴らしい。

♪Light My Candle♪

マークが戻ってきたんだと思って苛立ちながら扉を開けたらミミが立っていたもので思わずビックリしちゃう中村ロジャーのあの戸惑った表情が可愛いです。ミミに迫られてドキドキしてるし。翻弄されっぷりが可愛くて萌えます(笑)

♪Another Day♪

たぶん、何十回観ても何百回見ても、このシーンの中村ロジャーは毎回号泣すると思う。それくらい泣けます!観ていてもう張り裂けそうな気持にさせられますから…。今までもこのナンバーはロジャーの気持ちに沿って泣けることも多かったんですがどちらかというと曲の素晴らしさに気持ちを持って行かれて泣いていた部分も多かった。

だけど、中村くんのロジャーはその芝居を観るだけで涙が溢れて仕方ないのです。心の中のどうしようもない葛藤、混乱、全ての感情が本当にがけっぷちのギリギリのところに追い込まれてるのが手に取るようにわかる。「やめてくれ!」と歌うところでは苦しさのあまり涙涙になってるし、あんな姿見たらもう、こっちも苦しくて切なくて号泣ですよ(涙)。いやぁ、ほんっとに彼のあの繊細な表現力には脱帽ですね。

♪La Vie Boheme♪

ミミを食事に誘ったのはいいけれど、目が合うたびについ避けてしまうロジャー。ガッカリしながらも他の仲間と楽しく歌いだす彼女の後ろ姿を見つめてるんですが…その視線の悲しげなことったらないですよ(涙)。本当は彼女と過ごしたいのに自分がエイズであるという素性を知られるのが怖くて避けてしまうロジャー。みんなと一緒になって歌うシーンになってもどこか暗い影が差していて・・・切ないです。

それだけに、ミミが自分と同じ素性だと知った時の安堵感みたいなものはハンパない。彼女の抱える心の傷に自分の傷を重ね合わせるように、まるですがるように彼女を抱きしめる姿がとても印象的だった。

♪Happy New Year B♪

最初のHappy New Yearではものすごく充足感溢れた幸せそうな表情をしていただけにベニーが現れてミミに嫉妬してしまうロジャーが切ないです。あんなに幸せそうだったのにベニーとミミが接近していることに耐えられなくて心に余裕を失ってしまうのがホント辛いです…。あの時の中村ロジャー、ホントに崩れちゃいそうに脆くて危なっかしくて観てられない…

♪Without You♪

ここで一番泣けるのは、エンジェルが寝ていた台にロジャーが倒れ込むシーンです。全てに見放されて真っ暗闇の中にいる子供のように縮こまってシーツを握りしめて泣きながら歌う中村ロジャーに号泣(涙)。あの繊細さは何!?ちょっと触れただけでバラバラになっちゃいそうなあの切ない表情は涙なくしては見れないよ。傍にやってきたミミをきつく抱きしめる姿はまるで何かにすがるよう。あれは本当に胸が痛みます…。

♪Good Bye Love♪

ミミをベニーと行かせてしまったロジャーを心配するマークを逆に責め立ててしまうシーン。ここの中村くんの歌い方がセリフを話しているように感情をぶつけているのでものすごく痛みが伝わってきます…。マークに感情をぶつけているのはまるで自分自身に怒りを向けているようで切ない。
ここの場面はミュージカルというよりもストプレっぽいんですよね。
ミミが弱っていくのが怖いと話すところを彼女に聞かれてしまって動揺する姿も痛々しいです…。ボロボロ泣きながら逃げるように立ち去っていく中村ロジャーも涙なくしては見れません(涙)。ここまで鮮明に痛みを表現できる役者だったなんて思わなかったよ!

♪What You Own♪

これまでの苦しみを解き放ってミミへの本当の自分の気持ちに目覚めて歌っている表情がとてもまぶしい。「ミミの声が聞こえる」って彼女を心から求めるかのような姿がとても印象的だった。この時の目がギラギラしていてすごく良いです。

♪Your Eyes♪

弱り果てたミミに自分の歌を必死に聞かせようとする中村ロジャーの姿は涙なくして見れません!!自分の正体が分からないくらい動揺して、そんななかでもうボロボロ泣きながら必死にギターのコードを合わせようとしてて。この日は動揺が激しすぎてなかなか音が合わなくてなおさら泣けました(涙)。命の火が消えていくミミの身体をこれまた壊れそうな気持ですがるように抱きしめる姿ももう号泣…!

♪Finale B♪

この曲がかかるともう無条件で号泣モードに入るんですが(汗)、そんななか蘇ったミミにビックリしつつも心からの安堵で彼女を抱きしめる中村ロジャーにまた涙…。シャツで涙をぬぐいながら歌う姿にまた涙…。

 

あぁ、こりゃもう、中村ロジャーに激ハマリだわw。

こんなロジャーが見たかった!っていうツボにことごとくハマっていく。マークで受けた中村くんをロジャーに配役してくれた事に感謝だな。あと3回です。次の公演の時には会えない可能性も高いので心残りのないように心に刻みたいと思います。