劇団四季『ソング&ダンス60 -感謝の花束-』大阪公演 2013年12月24日ソワレ(クリスマスカテコ有り)

ついにソンダンツアーも最終局面に入りました。まさか、大阪で大千穐楽を迎えるとは…この時期に関西に引っ越している私は何気にものすごくラッキーなのではないかと思えてしまいます。最終の地はシアターBRAVA!、以前は四季劇場として使っていたようですが、数年前に手放したらしい。でも内装は四季劇場っぽさで溢れておりましたw。

初めて行く劇場だったのですが、ネットで調べてみると座席配置がビミョウという意見が多数(苦笑)で入るまではハラハラしていたのですが…席運がよかったのかすごく見やすかったです。中央よりも後ろ寄りではありましたが、オペラグラスがなくても役者の顔が見えるくらい近い印象。センターブロックだったこともあり、じっくり楽しんでみることができました。

この日を観劇日に選んだのには軽く理由があります。それは…クリスマスカーテンコールがあるから!毎年クリスマスには劇団四季を選ぶことが多かった私。しかしながら、関西では観たい四季作品がないので普通の日かなぁなんて思っていたら…ソンダンがあった。しかも、洋輔くんいるし。きっと何かあると思ってこの日を押さえておいて正解でした。
23日~25日の間に行われたソンダンのクリスマスカーテンコール。公式HPにもその時の様子がレポートされていますが、私が見てきた感想もここで少し書いてみたいと思います。

いつものように「ユーガットリズム」の音楽で全員が客席にあいさつした後、洋輔くんが一人残ってご挨拶。「楽しんでいただけましたでしょうか?」の問いに客席は大拍手。クリスマスカテコをこれから行います、というコメントの後に「メリークリスマス!!」ってあの和み系の声で言ってくれて…それだけでなんか心が温かくなりました。

幕が開くと、ダンサーさんたちがハンドベルを持って♪きよしこの夜♪を演奏。他のメンバーは小さなランプを持ってハンドベルの音色に合わせてハミングしていてとても綺麗でした。1コーラスが終わった後、着替え終った洋輔くんも交えて(サークルオブライフの時のポンチョ衣裳)♪きよしこの夜♪をしっとりと歌い上げていて感動的でした。
そのあと、厂原くんがシャカシャカみたいなのを持ってきてずっと鳴らしてて。女性シンガーさんが♪ジングルベル♪ジャズ風味で歌ってて男性シンガーは主にハミングをしていました。「ジンジン、ジングルベール」とかそんな感じで歌ってて可愛かったw。

そのすぐ後に達郎くんが得意のボイスパーカッション(ボイパ)で登場!白い太いマイクでずーっとやってて…少し前にそれが「ちくわに見える」っていうのが話題になっていたのでちょっと笑いそうになりましたがww、あのパフォーマンスは達郎くんにしかできないよなぁと改めて感動しました。達郎くんのボイパに合わせて厂原くんがシャカシャカしてたり西尾さんが太鼓叩いたり、あと、女性メンバーの誰かがピアノ弾いてたりしてて実に賑やか。最後はダンサーさんが数人でハンドベル締め。なかなか面白い構成でした。

再び♪ジングルベル♪となり、達郎くんともう一人男性ダンサーさん(誰だかちょっとわからなかった 汗)がトランペット、洋輔くんがトロンボーンで参加。その場に立って吹いてるのかなって思ったら、けっこう動き回りながら吹いてたので…あれ、ものすごく大変だったと思う。だけどノリノリで音伸ばしたりしてて可愛かったなぁ。太鼓あり、サックスあり、ピアノあり…色んな楽器を役者さんが奏でててとても賑やかで楽しい♪ジングルベル♪でした。
さらに手拍子が沸き起こる中、ピアノと太鼓に合わせて♪ジングルベル♪♪ホワイトクリスマス♪の融合した曲をみんなで歌っててなかなかにドラマチック!ジングルベルは女性陣、ホワイトクリスマスは男性陣が歌ってたかな。

最後に小さな台が舞台中央に登場して、厂原くんがちょこんと立ったかと思うと客席のほうに向いて「皆さんもご一緒にお歌いください」と。指揮棒振るって指揮者役やってて可愛かったな。ピアノ演奏に合わせて皆で♪ジングルベル♪を歌って、最後に「メリークリスマス!」の掛け声と同時にクラッカーが弾け華やかに終了。皆サンタ帽被っててすごく可愛かったです。
ソンダンのラストナンバーがこのあとすぐに流れ(♪愛をありがとう♪)、半分のキャストさんが客席に降りてきてとても感動的なシーンとなりました。なんかグッときて思わず目が潤んじゃったよ…。

これまで四季の舞台のクリスマスカテコいろいろ見てきたけど、今回のソンダンが一番派手でクリスマスっていう雰囲気を味わえたような気がします。

客席の出口扉には数人のキャストさんがクリスマスカードを配ってくれていました。

これ、中を開けると…ソンダンのサンタ姿のキャストさんの写真とサインがあるんですよ!めちゃめちゃ嬉しかった!ちなみに写真は李涛さんじゃなくて田邊さんだったのでどこかのツアーの時に撮ったものかなと思いました。

【ヴォーカルパート】
飯田洋輔 李涛 飯田達郎
光川愛 福井麻起子 松元恵美

【ダンスパート】
西尾健治 松島勇気 厂原時也 大森瑞樹 斎藤洋一郎 水原俊 松出直也 林晃平
須田綾乃 井上佳奈 高田直美 坂本すみれ 相馬杏奈 馬場美根子 加藤久美子 原田麦子

以下、ネタバレを含む感想になります私情がけっこう入ると思います)。諸々ご注意を。

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「キャッツメドレー」

久しぶりに見ましたが、やっぱり素顔のダンサーさんたちがキャッツのナンバーを躍ったり歌ったりするのを見れるのはかなり貴重だなと思います。スキンブルシャンクスのナンバーやミストフェリーズのナンバーのときもかなり客席盛り上がっていましたね。松島くんのミストフェリーズ、ちょっとお疲れ気味かも?って思いましたが…素晴らしい回転を見せてくれていました。
お疲れ気味かなって思えたのはオープニングのダンサーさんにも感じたんですけどね…。ダンスが揃ってなくて(汗)。色んな土地をバラバラに回っているのでかなり疲労もたまっていると思いますが…あと一息頑張ってほしいです。

「ヘロデ王の歌」

達郎くん、相変わらずエンターテイナーだなぁと思いました。表情とか歌いっぷりとか実に感情豊か。あのギンギンの衣装やヘアスタイルも達郎くんにかかると何故だかしっくり見えてしまうという(笑)。あれは才能だよなぁ。

「ガイ・ライク・ユー」「天使が僕に」

久しぶりに涛さんのカジモドを見ましたが、さすがに安定感がありますね。ソフトで優しい雰囲気の田邊さんのカジもすきだったけど、長く見ているせいか、涛さんのほうがしっくりくるように思います。それにしても、「ガイ~」での松島さんのおネエっぷりがまた一段と上がったような気が…w。そっち方面に目覚めないことを祈る!?

「お洒落は私の切り札」

毎回どの会場でも大盛り上がりしていましたが、BRAVAでもかなり沸いてましたね。特に孔雀のシーン。あそこ、黒いグラサンした洋輔くんがババっと第1の羽根持ってくるところが可愛くて私はそこ注目しちゃうんですけどww、すぐ後に大きな羽が次々にきてめちゃめちゃ派手になるわけで客席からはどよめきと大拍手が沸き起こってました。さらに光川さんの巨大衣裳も登場して、場内のテンションもMAXにw。ここのナンバーは早替えのところからどよめきまくりでえらい盛り上がってました。

「迷いつつ」

久しぶりに聞く涛さんと達郎くんのデュエット。田邊さんのソフトなラダメスの歌い方よりも、やっぱり涛さんのしっかりしたラダメスの歌声のほうがピンと来るなぁと思いました。まぁこれは好き好きだと思いますが。ちなみに、達郎くんのアイーダパートが最初に歌われた時にも軽く客席からどよめきが起こってましたw。すごいぞ、達郎くん!

「ようこそ劇場へ」

客席が薄暗くなってからダンサーさんが登場するのはいつからかな。以前はもっと明るいうちに出てきた気がするんだけど。で、まず始めに鏡の前で厂原くんがその驚異の柔らかさを披露するわけですが…ここでまたしても客席から「おおっっ」という大きなどよめきが沸き起こってました。足を上げたまま体を横に倒した時なんかすごい反応起こってたよw。あれは厂原くん、やりがいあったんじゃないのかねぇ。

「ワン」

田邊さんが2枠に入っている間はずっと達郎くんがこのナンバーに加わって頑張っていましたが、涛さんが戻ってきてからはどうやらその座を譲ったようです。もう一度達郎くんの「ワン」を躍る姿見てみたかった気がする。

「煉獄のおいらたちシリーズ」

いやぁ、これまで見た中で一番ウケが良かったんじゃないでしょうか。客席の温度熱かったです。やっぱり大阪は反応がいいなぁと思いました。

「アンパンマンんのマーチ」

これが流れてくると必ず最初笑いが起こってましたが今回も例に漏れずw。達郎部長が涙してるところに洋輔ヤクザが手を差し出すところなんかかなりウケてましたw。
でも、ここから「友達はいいもんだ」の流れは本当に感動的ですよね。ハーモニーも美しいし聞いているとウルっときてしまいます。

「愛をありがとう」

最初の方にも書きましたが、クリスマスカテコが終わってからすぐにこのナンバーになったので本当に泣けました(涙)。温かい気持ちの後に優しい気持ちが来るって感じで…良いラストでした。

以下、大好きな飯田洋輔くんについいて。正直、洋輔くんが出ている時には彼しか見ていないので感想が恐ろしく偏ってます読まれる方はご注意を。

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最初の頃はもう、挨拶に洋輔くんが出てくるだけで感極まっていましたがww、今回はなんかいつもよりも落ち着いて見れた気がします(笑)。熱が落ちたってわけじゃなくて、自分が少し普通になったのかな…みたいな?
でも、やっぱりあの声には癒し効果がある!挨拶のセリフ、洋輔くんの声聞いているとなんだかすごく癒されて温かいものが胸に溢れるんですよね。それだけでなんだか幸せを感じます。

「キャッツメドレー」

相変わらず、♪スキーンブルシャンクスっ♪って歌ってる時の生き生きした笑顔が可愛くて大好きです。去り際に上の人とハイタッチするんですけど、そのジャンプがちょっと重々しいのも見ていて可愛いw。

「狂信者シモン」

シモン歌ってる時の洋輔くんの激しさが好きです。だけど、今まで聞いてきたのよりもちょっと勢いがないかな…って何となく感じました。やっぱりツアーでの疲れがピークに来てるのかも…。でも、ズンズンズンって力込めて歩く姿は一生懸命さが表情に出てて可愛くて好きです

「ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト」

何だろう、表情にかなり余裕が出てきた感じだったかな。最初に観たときには緊張気味といった印象もあったんだけど、今ではなんだかいい意味で力が抜けてる。クリスティーヌ役のダンサーさんを見つめる目線もファントムの独占欲みたいな感情が見え隠れしてきているし・・・一度本当に本編での洋輔くんファントムを観てみたくなりました。ものすごく丁寧に歌っていたのも好印象です。
マスカレードの最後の部分だけやってくるんですが、後ろからノソノソって歩いてやってくる姿が見えて…それがなんか可愛かったw。

「愛せぬならば」

ここは何度聞いても涙腺が緩みます…。歌っているときのビーストになり切っている表情も良い!洋輔くんのこのナンバーってものすごく温かい。心に沁みわたる歌声でした。

「サークル・オブ・ザ・ライフ」

ソンダンの中でもものすごく好きなナンバーなのですが、ここも洋輔くん中心に見てる私w。ちょっと今までに比べると表情に張り合いがないかも?とは思いましたが、やっぱりコーラスしながら思いっきり歌っている姿を見ると自然と胸が熱くなります。なんかここはもう、条件反射ってやつでしょうか。

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「煉獄のおいらたち ヤクザ」

もう出てきた瞬間から会場がワッと笑いが沸き起こったのでなんだかそれだけで嬉しくなりました。語りの部分でもところどころ笑いが起こってたし…今まで見た中で一番反応良かったんじゃないでしょうか。光川さんに「お粗末に人生ね」って言われた後は苦笑いしながら背中丸めて退場しててすごく可愛かったですw。

「明日は近づく」~「心を開いて」

ここからがもう本当に泣きどころです。やっぱり今回も涙してしまった。本当に本気出した洋輔くんの歌声はこれよりももっとすごい、とは思ったんですけど、それでも一節一節噛みしめるように歌ってくれてるし深みのあるドラマチックな歌声は健在。そんな歌ってる洋輔くんの姿を見るとやっぱり泣けてしまうのです。

「アンダー・ザ・シー」

ファンの間でひそかに注目事項となっている洋輔くんの着替えw。ヤクザからアンパンマンで出てくる時は遠目から見たらそんなに荒れた印象はなかったかなw。で、このアンダー~のナンバーでは…襟もちゃんと出てたし(笑)、遠目から見た限りでは大丈夫だったと思います。
それよりもシンバル!相変わらず叩いてる姿は妙に力が入っているように見えるんですがww…その一生懸命に笑顔でシンバル扱ってる姿が好感度大でとにかく可愛くて萌えます。ちなみに、シンバル退場の時に太鼓を気持ちよさそうに叩く達郎くんのほう視線向けてますよね。やっぱり弟のことが気になるのかな。

「スーパースター」

福岡の時から洋輔くんのこのナンバー聞いてきましたが、今ではもうすっかり肩の力が抜けて「磔は」のところをアレンジして歌っちゃうくらい余裕出ましたよね。なんていうか、見ていてすごく気持ちよさそうに歌ってて・・・そんな姿がすごく嬉しい。合いの手の声とかも自然だし、シャウトも出し方のコツがわかった様子。思いっきり本気のスーパースターじゃない気はしたけど、それでもすごく良かったです!

年末にもう一度と、あとは大千穐楽に1回行く予定。確か次も特別カテコがあるようなので楽しみです。洋輔くん、そしてソンダンメンバーの皆さん、あと一息、頑張ってください!

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