劇団四季ミュージカル『美女と野獣』2023.05.30 ソワレ

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劇団四季ミュージカル『美女と野獣』を観に舞浜(ディズニーリゾート内)へ遠征してきました。前回訪れたのは昨年12月だったので、約5か月ぶりのBB観劇となります。

3度目にして初めてのソワレ観劇。ところが、飛行機を確保したときにマチネと勘違いしていたためものすごく早く東京に着いてしまい(苦笑)時間調整に苦労する羽目になってしまいました。

劇場までの道のりはなんとなく慣れてきた感がありますが、やっぱり舞浜駅から結構遠いなと。初めてアンフィシアターへ行く方は、駅から大体20分くらい歩くことを想定し余裕を持って計画されることをオススメします(行き方についてはこちらの記事参照)←慣れれば10分ちょいくらいで行けるかも?。
ちなみに、劇場周りは開場10分前くらいまでは閉鎖していて近づけません。そのため、早めに到着した皆さんはその手前の植え込みのところで待機していらっしゃいました。

開場前の扉には巨大なBBのタイトルロゴがあってなかなかの迫力。

劇場前通路開放の時間(開場約10分前くらい)に行けばこの光景を見ることができますよ。

今回の座席は先行販売のときにちょっと気合い入れて確保したこともあり前回以上の良席で観劇することができました。

この後しばらくBB観劇の予定はないので(劇場までの距離がかなりネック 汗)、舞台からかなり近い位置で楽しめたのは非常に幸運だったと思います。

劇団四季ミュージカル『美女と野獣』これまでの感想一覧

以下、ネタバレを含んだ感想になります。

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2023.05.30 ソワレ公演 in 舞浜アンフィシアター(千葉・舞浜)

※概要(開演時間等)とあらすじなどについては2022年11月24日観劇記事を参照。

ちなみに、ソワレの開演時間は17時、終演時間は19時25分(カテコ次第で数分延びる可能性あり)となります。

主なキャスト

  • ベル:平田愛咲
  • ビースト:小林唯
  • モリース:澁谷智也
  • ガストン:酒井康樹
  • ルフウ:肥田晃哉
  • ルミエール:岩崎晋也
  • コッグスワース:雲田隆弘
  • ミセス・ポット:潮﨑亜耶
  • マダム・ブーシュ:秋山知子
  • バベット:朴悠那
  • チップ:芹澤奈夏

【男性アンサンブル】

山口優太、水原俊基、嶺山秀平、大脇史門、後藤旭、田中勇人、勇貴、若山展成

【女性アンサンブル】

原田美欧、武田恵実、林明梨、岩井千秋、村田繭菜、矢鳴優花、大寺葉月、北中芹佳

チップ役の子役さんは女の子かな。ミセス・ポットに向けた子供らしい笑顔がとても愛らしくてすごく癒やされました。

全体感想・主なキャスト感想 <1幕>

王子が野獣に変えられてしまう場面は基本的に初演とは変わっていないのですが、重要アイテムのバラの花がガラスケースに入っていない光景はまだちょっと違和感があります(汗)。晒しっぱなしになってると、無駄に花びら多く落ちちゃうんじゃないかと心配で(←余計なお世話 w)。

それにしても小林唯くんの野獣姿、私の記憶の中で『ロボ庭』だけだったので、あのカトウ役の時と雰囲気がまるで違うのはどんな感じだろうかと思っていたんだけど、全く違和感なかったです。冒頭から期待値がめっちゃ上がりましたね。

♪変わりものベル♪は何度聴いても心がホッコリするしディズニーらしい楽しいナンバーだなと再確認。本を読むときだけ眼鏡をかけるベルの姿はまだちょっと見慣れないけど、”美人だけど地味でちょっと浮いた感じのお嬢さん”といった雰囲気はより強く出るようになったなと感じます。
平田ベルはディズニーのヒロインっぽさみたいなのとはちょっと違う印象なんだけど、すごく生き生きしていて魅力的です。アニメの世界の登場人物というよりも、一人の等身大の女性といった自然体のお芝居が私はとても好き。

このナンバーが魅力的なのは町の人たちとベルとの交流が鮮やかに描かれているところ。町の人たちは美人のベルにみんな目を奪われてはいるんだけど、自分たちとは違う世界の人という目でも見ているのでちょっと距離を置いている。本屋のおじさんくらいしかいませんからね、ベルと対等に向き合ってくれてるの。このあたりの演出は初演版の時よりも彼女の孤独な気持ちがリアルに伝わってきているような気がします。
そんな中でガストンだけはベルにプロポーズしようと躍起になってる異色の存在。だけど、彼の気持ちはベルの美人であるという外見にだけしか向いてない。そこに危うさをすごく感じました。

酒井ガストン肥田ルフウ、身長差はこれまで見てきたコンビの中で一番同じくらいに見えたかもw。大きいガストンと小柄なルフウで見慣れていたのですが、あまり大差ない感じの二人もなかなか新鮮で面白い。新しい演出版からガストンのルフウに対する横暴な振る舞いが激減したのでw、親分と子分というよりは気の合う仲間的な二人といった印象の方が強かったかな。
ただ…、ガストンの振る舞いが柔らかくなっているのは時代的流れだなとは思うのですが、これまで邪険に扱われるルフウの姿で見慣れてきてしまった私としてはちょっと物足りないのも正直なところ。

ガストンがベルに積極的にグイグイ迫る場面、ベルの本を取り上げルフウの顔面にぶつけるというシーンは残ったのですが(初演版よりも柔らかいリアクションになったけど)、この時に平田ベルがルフウを心配して「大丈夫?」と優しく気遣っていたのがとても印象的でした。平田さんはどちらかというとマイクに乗らないセリフ(アドリブかな)が多めなのでよりベルの人物像が色濃く見えてくるんですよね。

ベルが父のモリースに”変わり者”と呼ばれることに対する孤独を打ち明ける場面、ここでも平田さんのお芝居がすごく良いんですよねぇ。声のトーンを落とし表情には暗い翳りが見えている。表向きは笑顔を装いながらも心の中では町の人たちと馴染めない孤独をずっと抱えていたんだなという気持ちがすごくリアルに伝わってきて胸が痛みました。
そんな娘を優しく諭す渋谷モリース。いやぁ、渋谷さんがもうモリースを演じる年代になられたんだなあと思うと何とも感慨深い。ダンディな雰囲気ながらも娘を気遣う優しい雰囲気がとても素敵。発明した伐採機の車(自転車?)で出発する時はめちゃめちゃ元気で可愛かったw。

このシーンは以前は歌で演じられてきたのですが、新演出からセリフ劇になって。3回目の観劇でようやくそのスタイルに慣れてきたかなといったところ。っていうか、むしろセリフになってスッキリした感もあります。

モリースが城に迷い込むシーンは…、やっぱりセットが簡素化してしまったのに慣れなくてちょっとテンション落ちるんですよね(汗)。初めて目の当たりにしたときほどのガックリ感は薄らいだけど(苦笑)お城のクオリティが落ちてしまっているように見えてしまうのは変わらないかなぁ。

でも、お城の召使たちのキャラはめちゃめちゃ個性的で見ていてとても楽しい。今回初めましての岩崎ルミエールの濃さとか最高w。岩崎さんはダンスの人という印象の方が強かったんだけど、こんなに緩急つけた大胆かつセクシーなお芝居がハマるとは嬉しい驚きです。もう登場した瞬間から”THE大人”モード全開ww。そこに絡む雲田コグスワースのコミカル芝居がまたさらに磨きが掛かってて、二人の掛け合いがもう超濃厚でめっちゃ面白かったです。雲田さんは”お笑い芸人さんか!?”と錯覚してしまうようなテンションですよ(確か以前見た時は千鳥のノブさんって思ったんだけどww、今回はそれ以上に感じたかも 笑)。
明るくハキハキした元気いっぱいお母さん的な潮﨑ポット夫人や、艶っぽいけどどこか愛らしさを感じる朴バベットもすごく良い。あと、バベットから女性遍歴を問われ”ヴェロニク”の名前に反応しちゃう岩崎ルミエールの色っぽさったらなかったよww。あれは大人ルミだww。

モリースを囲んで召使たちがワチャワチャしているところで野獣登場。ここで本格的に唯くんビーストのお芝居を観ることになったわけですが、声の迫力がすごい!!カトウ役の爽やか青年だった頃の面影がなくてビックリしました。え!?この声、唯くんなの!??と思うくらい衝撃。「みんな、私を裏切ったな!!!」と叫ぶ声の迫力とか本当にビクッとしてしまうくらいの迫力で期待値がさらに軍とアップしました。
低く呻くような声でモリースを脅すシーンも最高!まさにあれは野獣の声。さらに低さの中に声の艶が感じられるのも好印象でテンション上がりました。ええやん!唯くんビーストっ!

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ガストンと3ガールズの場面、以前はガストンがウィンクした時にグリーンドレスの子が卒倒して倒れるといったリアクションがあったのですがそれが無くなっちゃって少し寂しいかなぁ。そのせいか、ちょっと3人の存在感が薄くなっちゃってるような気も…(汗)。

ガストンがベルに熱烈プロポーズする♪ひとりよがり♪。ベルが洗濯物を片付けようとしたタイミングで現れてるっていうシチュエーションが物語性を感じさせて良いなと思います(以前は家から出てきてすぐって感じだったので)。それにしても、タオル類は片づけたのに、なんでパパのズボンは干しっぱなしにしたのか謎w。きっと乾き方が鈍かったのねと脳内保管してます(笑)。

面白かったのは、酒井ガストンが家の前の鉢植えから花を引き抜いてベルに手渡す場面。ここで平田ベルがマイクに乗らない声で「ちょっとぉ!!」ってビックリしたような呆れ声出してるんですよね。あの反応がすごく自然でめちゃめちゃよかった。
ベルとガストンの動きは以前も書いたかもしれないんだけど…初演バージョンから比べるとだいぶスリム化した印象。二人の息の合ったアクロバティックにも見える動きが好きだったんだけど(アナ雪のアナとハンスの「扉開けて」の動きにちょっと似てた)、新バージョンはむしろ今の状態の方が良いのかもしれないなと思えるようになったかもしれません。でもまだちょっと慣れないんですが(苦笑)。

酒井ガストンはガキ大将で自分のことしか見えてない的な未熟さがあるんだけど、どこか爽やかな青年っぽい雰囲気も醸し出してるんですよね。甘やかされてお山の大将的な育てられ方をしていなければ、或いはもっと紳士的なキャラに成りえたかもしれないといった可能性すらうっすら感じたかも。
ベルに振られた後、ガールズたちに見栄を張るため”両手放し腕立て伏せ”を始める姿はなんだか可愛らしい(1000回って回数盛りまくって誤魔化すのも面白いし客席もウケてたw)。

ガストンの姿が見えなくなった後にベルが歌う♪ベル(リプライズ)♪がこれまた素敵なんですよね。平田さんの歌いっぷりやお芝居からは、ベルが思い描いている理想の世界がリアルに浮かんでくる。もっと自由に伸び伸び羽を伸ばしたい彼女の切なる願いが胸に迫るようでグッときました。

この後ベルはルフウと遭遇して父のピンチを悟るわけですが、ルフウが森で見かけたモリースの居場所を思い出すために考える仕草は今のバージョンが個人的にはスッキリ見えて良いと思う。初演版の時はめちゃめちゃデフォルメした仕草で見せてたのですが、客席がそれを見てちょっと引き気味になってる空気の時もあってなんか居たたまれなくなったりしてた経験もあるのでw。考える仕草は今の方が自然だしちょうどいいし、何より見ててホッとする(笑)。

将来を悲観してたルミエールとコグスワース。そんな彼らがモリースを探しに来たベルの姿を見た時のはしゃぎっぷりが最高です。岩崎ルミエールはさすが超ハイテンションで騒いでも軽やかでステップを踏むような足の動きが素敵。それに翻弄されまくってアタフタしてる雲田コグスワースの姿もめちゃめちゃ可愛くて面白いです。

新演出になってからモリースが収監されている牢とビーストが現れる階段が一体化したセットになりました。ただ、ベルとモリースが会話をしている姿はビーストのあの位置からはモニターでもない限りちょっと見づらいんじゃないかなと(苦笑)。そう考えると初演版の対角線上の配置のほうが良かったかも。

ベルがモリースの身代わりになると言った瞬間のビーストの反応は毎回の楽しみのひとつ。今回唯くんは、めちゃめちゃビビった声で「何と言った!??」と返してて萌えましたw。それまでは低く呻くような声で脅しまくってたのに、ベルが残ると知った瞬間に正直な胸の内がつい出ちゃったみたいな。
「お前がここに永遠に残るならな」とビーストに脅されたベルが、止めようとするモリースに対して「大丈夫だから」と緊迫した声色でなだめようとしてた場面も非常に印象的です。ベルはお父さんのためならば命すら投げ出す覚悟なのかもしれないといった意志の強さも感じられて痺れましたね。平田ベルは可愛いけれど本当に男前でカッコイイ。それに対して彼女の「約束する」といった言葉を聞いた瞬間の唯くんビーストの「よぉぉしっ!!」がなんかテンション上がった声色で可愛かったなw。

何とかベルを城に留めることに成功したのはいいけれど、父親と無理やり引き離されたベルから詰られると思わず「何だと!?」と声を荒げてしまうビースト。でもその後泣き出してしまったベルの姿を見てどう対処していいか戸惑ってしまう。この一連の心の動きのドラマの演じ方が唯くん、絶妙でしたね。
わがまま放題に育てられた為に相手に対する思いやる術を知らない。それ故、自分を拒絶し泣き出した彼女の姿にどう対処していいのか戸惑い苛立ち心が落ち着かなくなるといった気持ちが手に取るように伝わってきました。何とか自分の方に意識を向けさせたいけれどできない、ものすごく不器用な唯くんビーストの姿に好感度ますますアップ。

部屋に押し込められた平田ベルが歌う♪わが家♪は圧巻でした。涙を必死に堪えようとしながら、まるで自分を鼓舞する力強い姿に心打たれるものがありました。特に涙で目の上のつけまつげが取れてしまいそうになってたのを、「たとえ力で閉じ込められても」のくだりあたりのところで涙をぬぐうような仕草をしながらそれを引っ剥がしてたのが凄い印象的でしたね。

肩を落とすベルの前に現れるポット夫人とマダム・ブーシュ。新演出になって”タンス夫人”という呼び名がなくなったことは個人的にホッとしたことのひとつだったりしますw。秋山ブーシュはちょっと年齢が上の設定っぽかったけど、大胆不敵な大らかさがとてもチャーミング。以前はオペラスターだったという説得力もあるし、何より笑い声の豪快さがおばちゃんっぽくて最高(笑)。
それに対して潮﨑ポット夫人はまだ若いながらもチャキチャキした元気のある肝っ玉母ちゃんぽい印象。可愛いけれどいざという時頼りになる雰囲気を醸し出してるのもとても良い。

酒場の場面で歌われる♪ガストン♪はいつ見ても思わず手が動いてしまいそうになるくらい楽しいナンバー。セットは小ぶりになってちょっと迫力に欠けてしまうけれど、酒井ガストン、肥田ルフウ、そしてアンサンブルの皆さんがそれを埋めて余りある圧巻のパフォーマンスで魅了してくれました。以前はガストンがルフウをボコりまくってたけど(汗)それもほとんどなくなって見やすくなった感もあります。
ここの一番の見どころは何と言ってもマグカップダンス。初演バージョンの時よりもちょっと難易度が上がったんじゃないかな!?それをあそこまで見事にそろえてきて綺麗に鳴らす技術は本当に素晴らしいと思います。

ダンスが終わったタイミングでモリースが血相を変えてベルを助けてほしいと駆け込んでくるわけですが、それを彼らは軽くあしらってしまう。ベルを心から大切に想っていたらすぐに駆けつけようという気持ちになると思うけれど、ガストンは全くそんな素振りを見せない。ここに彼の本性が表れているような気がしますね。結局ガストンはベルを”お飾り”の存在としてしか見ていない。それどころか、「狂ったモリース」というワードを聞いてよからぬ作戦まで考え出す始末。ベルにはそんなガストンの上辺だけの気持ちを最初から見透かしていたんだろうなと思います。
このガストンの悪だくみを仄めかすシーンですが、ダルクの出番が大幅カットされた新演出ではちょっと説得力に欠けるような気がします(苦笑)。あそこまでカットしなくてもよかったのになぁ…とも。

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コグスワースの背中にあろうはずがなかったネジがついてしまった場面。「(取っ手を)取ってくれ」のおやじギャグは初演時からの伝統ですがw、雲田コグスワースがあまりに芸人さんぽくハイテンションでやってるのでそれだけで面白くて思わず笑ってしまったww。客席からもチラホラ笑いが起こってて、あそこで笑う声が聞こえたのは久しぶりだった気がするw。

なかなかベルが夕食に来ないことに苛立って召使たちにビーストが八つ当たりする場面。唯くんってこんな低音で唸るような声色出せるんだということにまずビックリ(なにせロボ庭の彼しか知らないので 汗)。彼のお芝居は、ベルに対して一目惚れしてしまったという気持ちはあるんだけどそれをなかなか表に出して表現できない不器用さを感じましたね。特に「どうすればいいのか分からぬぅっ!!」のセリフ回しが最高に可愛くて愛しかった。表向きは凄んでるけど感情表現の仕方が分からない未熟な青年って感じがすごくよく出てた。

そういえば、コグスワースが「彼女は来ません」と怯えながら言った後にビーストがもう一度彼の口を鷲掴みしながら「なんだってぇ!?」と聞き返す場面が無くなってたなぁ。あれ面白かったのにカットされちゃったの残念。

平田ベルvs唯くんビーストの仁義なきw口論は非常に見応えがあって面白かったです。どんなに恫喝されてもキリッとして毅然と突っぱねる平田ベルがカッコ良すぎ!!それに対して、これまでの自分のやり方が全く通じない相手に苛立ちを募らせてどんどん追い詰められてく唯くんビーストのなんと哀れなことw。本当はなんとか距離を縮めたい気持ちがあるのに、その気持ちを伝える術が全く分からなくて戸惑いまくってる姿はどこか愛らしくもあります。
何をぶつけてもその倍返しで突き返してくる最強平田ベルwに対し、決死の想いで「よろしくお願いしますっ」とプライドかなぐり捨てて夕食に誘う唯くんビースト。この時のセリフ回しが最高すぎた!!歯を食いしばりながらって感じだったもんなぁ、あれ(しかも体育会系ww)。

このやり取りを見てガックリきてしまう召使一同。そんななかでも「ネバーギブアップ!」と希望を捨てないポット夫人はカッコいい。皆の支えだよね。マダム・ブーシュもベルに「彼にチャンスを上げたら?」と優しく諭しますが全く聞く耳を持ってもらえない。
その様子を鏡で見てしまったビーストが歌う♪絶望♪はめちゃめちゃ切ない。ここで初めて唯くんビーストのソロを聞いたわけですが、すっごい澄んだ素敵な歌声だった。さっきまで破裂しそうな勢いでシャウトしまくってたのが嘘のよう。「誰か教えてほしいのだ、私はどう生きる…」の儚げで困惑した歌声とかも最高です。あれは心掴まれる。

ベルの部屋の前で監視役を務めることになった岩崎ルミエールと、女の魅力で迫ろうとする朴バベットのやりとりはめっちゃオ・ト・ナな雰囲気が出てて超セクスィーww。特に岩崎さんのあの何とも言えない濃厚な香りが漂ってくるような空気感はすごい。袖に引っ込むときなんかテンション上がって「燃えてきたーー!!」ってシャウトしてたし、あれ思わず笑っちゃったよww。

お腹を空かせたベルのために食堂へ案内しようという場面。コグスワースだけはビーストの反応が気になってあまり乗り気じゃないんですが、この時の雲田さんの「ミュージックぅ!???」の言い方がめちゃめちゃ面白かったww。一瞬、ドラえもんが現れたのかと思ってしまうような声色(笑)。

そしていよいよBBのメインのひとつでもある♪ビー アワ ゲスト (おもてなし)♪シーンになるわけですが、個人的にはベルに渡される前掛けのデザインがちょっとイタダケナイかなぁと(苦笑)。デカデカと真ん中にまっピンクのハートがデンとあって…なんか、赤子の涎掛けみたいに見えちゃうんですよ(汗汗)。あれ、もうちょっとどうにかデザイン改善してほしかったなぁ。

ナイフやフォークたちの衣装が一新されたのは個人的には良かったなと思います。初演バージョンだと生まれたまま的な見栄えだったのでねw。新しくなった方がカッコいい。それから、ベルがちゃんと食事を摂れてるように見えるようになった演出も良いと思います。初演バージョンは歌と踊りがメインすぎてベルが食事できる隙が無かったように見えちゃったのでw。
ただ、ソロダンスのところがドアマットさんだけになってしまったのはちょっと寂しい。チーズグレーターさんのパフォーマンスは復活させてほしいなぁ(もう無理だろうけど)。

あと変わったところといえば、コグスワースが調子に乗ってるルミエールを捕まえようと奮闘するのではなく床掃除をするリアクションに変わったことかな。ベルと目が合って恥ずかしそうに袖に下がってく雲田コグスワースがめっちゃ可愛くて萌えたw。

今回はかなりの良席からの観劇だったのでBOGシーンの最後にパァーンという音と共に降ってくる金の紙吹雪を浴びることができました。

取りに行かなくても自然に膝の上に落ちてきた2枚。良い記念になります。

大満足のベルがルミエールやコグスワースの案内で城の中を探検するシーン。コグスワースが小さな拡声器を持って解説するシーンは変わってないんだけど、間違えて自分の方にスピーカーを向けちゃったり「バラックでなければ直すな」(バロック朝と掛けてるw)といったおやじギャグがカットw。まぁ、なくても物語に全く影響しないシーンではありますが、まだちょっと慣れないし寂しさもあります。
それにしても雲田コグスワース、ルミエールに食って掛かる時のシャウトが前回観た時よりさらにパワーアップしてたようなww。千鳥ノブさんじゃなくて、次第においでやす小田さんに見えてくる瞬間すら(笑)。

ベルの現状を全く知らずキッチンに籠っていたであろうビーストが自作の食事を持って彼女の部屋を訪ねようとする場面。ドキドキしながら扉を叩くのですが、1回目の呼び方からけっこう素っ気ない感じなのが面白い。で、2回目の時なんか「ベルぅーーー!!」って思わず叫んじゃっててww。もうそのどうしようもない不器用さが可愛くて仕方なかったよ。結局食事は渡せずさらにガックリ来ちゃう結果になるので見てて気の毒に思えてくる。

ベルがルミエールとコグスワースを巻いてビーストの居住スペースである西の塔に入ってしまう場面。新演出になってからずいぶんと狭いスペースになってしまいました(汗)。それ故、ベルがバラに触れようとした瞬間にビーストが「触るな!!!」と脅してしまう場面がちょっと迫力不足に。

ただ、すごい凄い剣幕に怯えたベルの袖をビーストが弾みで破ってしまうシーンはとても印象的だった。唯くんビースト、もう泣きそうになるような声でベルに向かって叫んでて…。あの時彼の心の中は色んな感情がグチャグチャで色んな状況が見えなくなってたと思うんだよな。ただただ、知られたくなかった場所を見られたことのショックで強く彼女を拒絶してしまった。
袖を破られてしまったベルは怯えから怒りの感情が湧き上がり「ここから出ていくわ!」と飛びだしていってしまう。この時の唯くんビースト、破ってしまった瞬間にハッと我に返って必死にベルに何かを訴えようとしてたなぁ。「違うんだ、私は…」みたいな言葉を言いかけてたのがすごい切なくて思わず胸が痛んでしまった(涙)。

飛びだしていったベルの背中に向かって「悪かった!!」と叫ぶビーストの声がとても哀しかったなぁ。自分の気持ちを必死に訴えたくても上手く言葉にできないしどんな態度を取ればいいのかもわからない。そのもどかしさと苦しみの中で歌う唯くんビーストの♪愛せぬならば♪に思わず涙が溢れてしまった。残された時間がほとんどないことへの切迫感や、ベルを想う気持ちをうまく伝えられない不器用な自分への絶望感がこれでもかというほど伝わってきて本当に胸打たれました(涙)。繊細な心情表現が素晴らしいです。

予定外に長くなってきたwので2幕感想は次のページにて。

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