劇団四季ミュージカル『美女と野獣』2011.10.28マチネ

約2ヶ月ぶりに夏劇場の『美女と野獣』を観に行ってきました。しかも前日予約で取ったという超突発です(笑)。

というのも、今週の火曜日に突然ビーストが飯田洋輔くんにチェンジしたことを知りテンションアップしたからでしてw。猫の記念日直前でキャストを外れた洋輔くんがいつBBに戻ってくるのか息を潜めて待っていたんですけど…予想より早くにビースト入りになったので正直ちょっと驚きました。あと1週間はお休みかなと思ってたので。でもこれは、本当に素直に嬉しい!!

で、予定ではBBのバクステイベント日まで待つはずだったんですけど…なんか、気持ちがはやっちゃって待ちきれなくて…ついつい前日予約で購入してしまったw。その代わり終わったらトンボ返りなわけですが…。ここまで飯田ビースト待ち焦がれてる人っているんだろうか(←熱すぎるだろう、自分 汗)。

この日は若い団体さんが何グループか入ってまして、2階席の開演前の賑やかさといったらすごかったです(汗)。でも空席ばかりの劇場になるよりかははるかにいいなとは思います。1階席の後方はけっこう寂しいことになってるし…。

約7分か8分くらい遅れてオープニングの音楽が始まったんですが、その途端に盛大な拍手とヒューヒュー声が(笑)。団体さんが入るとどこの劇場でもこういう現象がけっこう多くて戸惑うんですけど(汗)会場の空気が温まるっていう意味ではいいのかもしれません。カーテンコールでの盛大な拍手なんかは客席の私も嬉しくなっちゃいますしね。いくつかブラボーの声もかかっていたし、飯田君たち役者さんも嬉しそうで最後まで2階席に視線を送りながら手を振り続けていた姿が印象的でした。

劇団四季ミュージカル『美女と野獣』感想一覧

主な出演者

ビースト:飯田洋輔、ベル:高木美果、モリース:石波義人、ガストン:田島亨祐、ルミエール:百々義則、ルフウ:中嶋徹、コッグスワース:青羽剛、ミセス・ポット:織笠里佳子、タンス夫人:倉斗絢子、バベット:長寿真世、ムシュー・ダルク:川原信弘、チップ:川良美由紀

以下、ネタバレ含んだキャスト中心感想です。

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前回からキャストがだいぶ変わっていました。

お初だったのが高木ベルと織笠ポット夫人と中嶋ルフウと川良チップだったかな。お久しぶりのキャストもいたし、また違った雰囲気のBBを楽しむことができました。

全体的にちょっとおとなしめな客席で、笑いどころとかも静かだったりと反応がイマイチだった気がするんですが(汗)、やっぱりガストンの酒場ビーアワゲストのシーンは拍手も大きいです。
酒場のシーンのマグカップ、なんとなくちょっと音がズレてる部分も見受けられたんですが…それでも迫力ありますよね。私は酒場のオヤジが何となくウロウロしていながらもカップが一瞬カチリと当るあの瞬間がけっこう好きだったりします(笑)。

以下、キャストについての感想を少々。

ベル@高木美果さん

今月に入ってから本格的にベルとしてデビューされたようですね。これまで高木さんはJCSのマリアやPOTOのクリスティーヌで見てきてあまりいい印象がなかったのでちょっと心配だったのですが…ベル役はけっこう似合っているんじゃないかと思いました。何よりも歌声がとてもきれいなのがいいです。それに美人だし。

特によかったのが冒頭の「変わり者のベル」から「プロポーズ」までの序章部分。「変わり者~」のナンバーでの夢見る少女な表情がとっても良かったんですよね。ポワワーンとしてて、町の人たちが「変わり者だよ」と口々に言うのが妙に納得できてしまう不思議ちゃんな空気が一番感じられた(笑)。プロポーズでガストンに翻弄されてる時の対応も他のベルとは違うリアクションしていたりして新鮮で面白かったです。

ただ、ビーストと対面した後になると突然気の強さがガガッと前面に出てちょっと怖かった…。ビーストよりも怖い女って思っちゃったよ(←飯田ビーストはヘタレてるからなおさらね 汗)。鳥原ベルも気が強いと思ったけど、高木ベルはさらにその上をいっているような気がする。セリフの言い回しもけっこう冷たいなって思う部分が多かったんですよね。野獣が心惹かれる人物なのだからもう少しソフトになってもいいような気がするんだけど…これって福井ビーストとかだとあまりそう感じないのかな?

あと一番気になったのが、セリフに心が入っていないと感じてしまう部分がちょこちょこあったこと。なんていうんだろう…軽いんですよね。上辺で語ってるって印象。セリフの間もまだ慣れていないようでササーって進んじゃうことが多々ありました。お国訛りがちょっと出てしまうのは仕方がないけれど(かなり頑張ってスムーズな日本語セリフをこなしてたと思いました)、もう少し気持ちをセリフに乗せてほしいです。じゃないとビーストといい感じになっても彼だけがベルにゾッコン状態みたいになっちゃうんで(特に飯田ビーストだとね 汗)。

まだデビューしたばかりだし、色々惜しいんだよな。もう少し小慣れた頃にもう一度高木ベルを見たいんですが…けっこうすぐにまた会えそうな気がする(笑)。

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ガストン@田島亨祐さん

いやぁ・・・本当にこの方の連投は本当に長い。それなのに、いつ見てもガストンそのものというクオリティを演じてくれていることは感動以外の何物でもありませんよ!!どうやってモチベーションを維持しているのか本人に聞いてみたいくらいです。逆に田島さん以外のガストン見たらなんだか別人って思ってしまいそうで怖い(汗)。

モリース@石波義人さん

久しぶりの石波モリースですが、体が大きくて優しいパパな雰囲気が大好きです。特にあのお腹回りとかいいですよねぇ(笑)。酒場でみんなからバカにされるシーンで翻弄されるのですが、担いでいる役者さんがちょっと重そうにしていたのが笑えました(笑)。ディズニーに出てくるお父さんキャラに一番近いのがこの石波さんかもしれません。

ルフウ@中嶋徹さん

お初のルフウです。他のルフウ役者さんと比べるとけっこう細身かも!?ガストンに殴られて転がるタイミングやセリフの間は一番上手いかもしれません。全体的にすごく上手くまとまっているルフウという印象かなぁ。もう少し抜けているキャラにしてもいいんじゃないかなとは思いました。ルフウにしてはちょっと利口そうだったので(笑)。

ルミエール@百々義則さん・コグスワース@青羽剛さん

このお二人は本当にお久しぶりです。個人的に百々さんのルミエールはあの四季の発声法そのままみたいな話し方がすごく違和感あってあまり好きではなかったんですが(汗)、今回は最初だけであとはすごく楽しく見させていただきました。道口ルミと比べるとかなーり艶っぽいですよね。おっとりしてるのに大人っぽさもあって、そのなかに茶目っ気が備わってるみたいな…よくよく見ればかなーり魅力的なキャラです。今の百々ルミエールならばまた何回も見たいって思えるかも。

青羽コグスワースはこれでたしか2回目なんですけど、若い執事さんってイメージですね。言葉もハキハキしていて面白いんだけど、もう少し威厳があったほうがいいかも?

ポット夫人@織笠里佳子さん

この方の名前、どこかで見たことあると思ったら…タンス夫人で一度見た女優さんでしたわ!タンスからポットに昇格したんですね~。ベルに優しく歌いかけるところの音程がちょっと怪しいかもって思ったんですが、2幕の「美女と野獣」のナンバーはとても素晴らしくてかなりグッときました。母性もあるしそれに美人だし!ビーストの厳しき良きアドバイザーみたいな部分も出ていてよかったです。

倉斗@タンス夫人も母性とコミカルさが上手いバランスで出ていてよかったし、久しぶりの長寿@バベットは流石の安定感でセクシーで可愛らしかった。チップはここにきてようやくお初の川良さんだったんですが、おいくつなのでしょうか?すごい少年ぽいというか、子供っぽくて可愛かった。人間に戻った時の小ささにちょっと驚きも!
川原@ダルクは久しぶりに見ましたが、あの粘着質でニヤ~っと笑う表情が不気味で面白いです。

次のページは飯田君萌え語りコーナーになります(笑)。あんたの萌えに付き合ってられないよって方や、まともな感想がいいという方は以下スルーしてください。久しぶりなのでけっこう変なテンションになってますww。

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