劇団四季ミュージカル『美女と野獣』2012.06.12ソワレ(リハ見あり)

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2週間ぶりということもあって、洋輔くんのビーストに会えることだけで嬉しくてたまらなかった今回。冒頭で王子から野獣に変わった時からテンションが上がったのは言うまでもありませんw。
今回ちょっと「おっ!?」と思ったのがイライラを募らせていくシーンですね。モリースに対して脅してしまうところ、声の張りが前回よりもさらにしっかりしていた!ちゃんと"野獣"としての怒りをものすごく強く表現していて…思わずすごいって思ってしまった。また一つ表現力上げたなぁってすごく嬉しかったですね。

ベルと初対面して身代わりを「約束します」って言った後の「よぉぉしっっ!!」の言い方が最高に可愛かったです!もう、めっちゃテンション上がってるの分かったし(笑)。ああいったところが本当に洋輔くんのビーストいいんですよねぇ。そのあと、ベルが怖がって泣いてしまった時手を差し出すシーンは切なかった…。拒絶された直後の表情が、本当にとっても哀しそうで思わずグッときちゃったよ(涙)。
ベルを部屋に案内するときのイライラっぷりも本当にすごくて…洋輔くん、本当に怒ったことないの!?って思ってしまったくらいです(笑)。

召使たちから振る舞いを注意されるシーンも可愛い!!「癇癪を起さないこと!」って注意された後、ハッとして自分の行動を顧みる…みたいな間がここ最近本当に上手い。コグスワースに「それで?」って穏やかに尋ねようと頑張るところも、もう、ギリギリのところで我慢して感情抑えているのが痛いほど伝わってくるんですよね。だからこちらもすごく感情移入してしまう。

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ベルを夕食に誘おうと必死になるイライラっぷりも本当にリアルで。ビーストの心の焦りみたいなものがすごく伝わってきます。「失礼よっっ」の言い方は高木ベルに合わせてちょっと柔らかな感じで真似するというニューバージョンでww思わず吹き出してしまった(笑)。そういう芸の細かさも好きだーーー!!あと、「夕食に来てほしいからだっっっ!」って地団太踏むときも、いつも以上にガンガン足踏み鳴らしてて可愛いのなんの(笑)。最高だったなぁ。

そして鏡でベルが「父にチャンスをくれた?」と語っているのを見てしまった時の芝居。ここに至るまでも「どうすればいいんだっ」てものすごく動揺しててちょっとセリフが浮いてたくらいだったんですよね。あぁ、ものすごく動揺してるって思ったし。だからベルのあのセリフはさらにショック受けてて…その時の凹みっぷりがあまりにも気の毒で、もう、思わず涙が溢れちゃったよ!心の底から後悔してるっていうのが伝わってくるんだよね。
それだけに、ベルに自分で作った食事を持っていくシーンでは思わず「頑張れっ」て応援したくなってしまう。私の周りのお客さんたちもみんなビーストにそう思っているような空気ありましたよ。そういう空気にさせるってほんとうにすごいよ、洋輔くん。ベルに「彼さえいなければ」って言われる前と後の喜び→ガックリのリアクションは何度見ても可愛くてたまりません。

西の塔に入ったベルに「何をしようとしたのか分かっているのか!?」と怒鳴りつけてしまうわけですが、その時の言い方がなんだか怒ってるんだけどとても哀しげで…ウルウルっときてしまった(涙)。そしてベルの袖を破ってしまった後の「あっ…」って我に返った後の表現も秀逸です。背中が泣いてるんだもん、洋輔くんのビースト(涙)。もうそれ見たときから私、号泣モードにw。

♪愛せぬならば♪のナンバーも歌詞の一つ一つに感情が乗ってて、まるでセリフを聞いているようなそんな感じ。芝居の部分を大切に演じたいっていう洋輔くんらしい歌い方で…もう、なんか、感無量で幕が閉じた後も涙が止まりませんでした(涙)。

オオカミに襲われたベルを助けた後倒れ込んだときの苦しげな、寂しげな表情も泣けます。それだけに彼女が戻ってきてくれたと分かった時の驚きの表情がとてもリアルでした。
傷の手当てをしてくれたベルから「ありがとう」と言われた後の「どういたしまして」までのが今回ちょっと長めになってたな。なのでいつも以上にビーストの繊細な心の動きが感じられて思わず胸熱になってしまった。じんわりベルに心惹かれていく様子が手に取るようにわかる。

図書館に大喜びしているベルを見てガッツポーズしながら無邪気に喜んでいる姿は何度見ても泣けます!!なんだろう、本当に洋輔くんのビーストって喜びの表現してる時ものすごくこみ上げてきてしまうんですよ。思い入れが強すぎるせいですかねw。
アーサー王の物語の途中で乗り出した後「あっ…」って思わずひいて笑っているシーンもすごく好き。とても自然体でベルに心を許しているのがよく分かる。「人と違うって言われる気持ちが分かる」とベルに言われた後、恐る恐るながらもそっと、気持ちを込めて自分の手を置くシーンもすごく感動的!それ見て私また号泣、みたいなww。

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さらに食事に誘われた時の喜びっぷりが…最高だよ!!
「夕食!?僕と君と…!?」
っていう時の、抑えきれない喜びが沸き起こる感じ!そしてそのあとの「もちろんイエスです!」のガッツポーズ。もうホンっとに嬉しそうで…あの無邪気な喜びっぷりが可愛くて可愛くて…見ていて私また号泣、みたいな(笑)。

夕食前に怖気づいちゃう芝居は何度見ても可愛くて仕方ない!青木コグスワースがそんなビーストの尻尾を持って遊んだりしてるのも可愛いww。「僕にできるとは思えないんだ」って凹んじゃう姿はなんだか迷子の子犬みたい。そのあと「王子様」って呼ばれてハッと顔を上げるあの時の表情も印象的です。鏡見たときのリアクションは客席かなりウケてて嬉しかったな(笑)。
で…そのあとドレスアップしたベルのところへ行くわけですが…もうここから私の涙スイッチが入りっぱなしに(汗)。ここからダンスシーンまでゴーゴー一人で泣いてましたw。洋輔くんのビーストが幸せそうだとホントに涙が溢れて仕方なくなるんだよなぁ(←そうとうヤヴァイ w)

そしてベルと二人になるシーン。意を決して告白しようと「ベルッ」って呼びかけるんだけどそのあと恥ずかしがって「ここで楽しいかい?」って曖昧な表現になっちゃうw。もうビーストの胸の鼓動がここまで聞こえてくるようなんですよ。めっちゃ緊張してる。で、なかなか自分の名前が出てこないことに不安を感じてしまってついにびくびくしながらも「僕と一緒で幸せ…かい…?」ってセリフが出てくる。ここまでがものすごく自然なんですよ。きめ細かいお芝居が本当に魅力的。

ベルから「とっても」って言葉を聞いたときの、あの、心の内側にジワーーーッと喜びが広がっていくかのような表情も最高です!!!あの表情見たら、こっちも告白成功したような気になって嬉しくて涙が出てしまうんですよw。壁抜けの後からここの表現力がどんどんアップしてる感じで本当に嬉しい。

ベルと別れる時のシーンも本当に切ない!!「君はもう捕らわれの身じゃなかった」っていう時なんか涙声になりそうな感じなんですよ(涙)。さらに引き留められた後想いが溢れて「僕はっっ」って告白しそうになりそれを必死に飲み込むシーンなんて、涙なくしては見られません(涙)。ビーストが本気でベルのことを愛しているんだって肌で感じるんです。それだけに切ないのです…。
「行って」の時、今回は震えている感じはなかったんですが、なんだか腕を挙げているのも辛いような感じだった。なのでなおさらビーストの哀しみが感じられてまたボロ泣き。ベルの姿が見えなくなった後ヘナヘナと座り込んでしまうのも泣ける…。そしてあのリプライズ…。いやぁ、ホンっとにこの一連の芝居は泣けます。

そして王子への変身。体が上がる前からこみ上げちゃってボロ泣きw。王子に変わってベルをヒシッと抱きしめてる時のあの幸せそうな顔!!さらに召使たちにありったけの愛を込めた抱擁…!今回も涙涙のうちに終演を迎えましたw。

…と、今回はいつもに比べるとちょっと簡潔な感想に…なっている…と思うんですが!?それはなぜかと言いますと…

『壁抜け男』の大阪公演が突然中止だと発表されたからです

昨日劇場でこのフライヤー見つけたときめっちゃテンション上がったんですが…、よもやその翌日に中止が発表されるなんて夢にも思いませんでしたよ(涙)。しかも、チケットの発売日は今週土曜日(6/16)だったんですよ…。今までも中止になってしまう演目はありましたが、こんなに間際に中止発表された事はなかったんじゃなかろうか。そういえば、休憩時間にこのフライヤーの前に四季のスタッフが2人くらいずっと立ってたんだよな…。もしかして撤去のタイミング狙ってたとか!?

考えられる理由は、退団する役者が増えてきて帳尻合わなくなった…ということなんだと思いますが…それにしてもショックです。あまりにも間際すぎる…。洋輔くんのデュティユル…本当にもう一度会いたかったのに(涙)。

午前中はモーニングバードにちょこっとだけど洋輔くんが出てきてテンション上がってたのに、夕方になってこの衝撃のニュース…。一日にこれだけテンションの落差が起こる日も珍しいです(苦笑)。

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