劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』大阪公演 2023.03.02 マチネ

劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』大阪公演を観に行ってきました。

2月はかなり観劇予定を削り遠征していませんでしたが、3月はかなりハードな予定になっています(汗)。その先陣を切るのが今回の『オペラ座の怪人』。約半月前に行ったばかりなのですが、今回もまたイベント狙いで確保した分になります。

イベントはまだ抽選制ではあるので落選したらチケット手放そうと思っていたのですが、当選人数が増えたらしく今回は行けることになりましてw。イベント(リハ見)については次の記事で報告したいと思います。

私は背丈が低く前の人の大きさによっては見えない思いをすることがけっこう多いのでなるべく通路席を確保するようにしているのですが、今回は中央席からの観劇となりました。てっきり通路席かと思い込んで劇場行ったらそうじゃなかったことにびっくりしたというww。自分でチケット取っておきながらどの場所か客席行くまでチェックしてなかった(汗)。
でも、運よく前の人の頭がストレスになることがほとんどなく…それどころか舞台からも近い上に全体が見渡せるかなりの特等席で!やっぱり中央から見るオペラ座の迫力はすごい。キャストの皆さんの声圧が直で迫ってくる感じ。もう終始激アツで圧倒されまくりでした。イベント当たってよかったw。

劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』感想一覧

以下、超ネタバレを含んだ感想になります。

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2023.03.02 マチネ公演 in 大阪四季劇場(大阪・西梅田)

主なキャスト

  • オペラ座の怪人:岩城雄太
  • クリスティーヌ・ダーエ: 海沼千明
  • ラウル・シャニュイ子爵: 岸佳宏
  • カルロッタ・ジュディチェルリ:河村彩
  • メグ・ジリー: 石橋杏実
  • マダム・ジリー:秋本みな子
  • ムッシュー・アンドレ:日浦眞矩
  • ムッシュー・フィルマン: 金本和起
  • ウバルド・ピアンジ:永井崇多宏
  • ムッシュー・レイエ:林和男
  • ムッシュー・ルフェーブル:勅使瓦武志
  • ブケー: 見付祐一

【男性アンサンブル】
高井治・渡辺吾郎・高舛裕一・安田楓汰・川畑和寛・吉田ケイン・貞松響

【女性アンサンブル】
早水小夜子・結城湊海・小川晃世・柳葉奈・鳥越ゆみこ・中田成美・佐野奏実・石田真子・吉村侑姫・三島瑞稀・新山ひなこ・宇佐美舞

全体感想・キャスト感想

久しぶりに勅使河原オークショナー見たけど、参加者に札を挙げさせるための煽りっぷりがテンポよくキビキビしていて面白かったですね。個人的にはやはり「もう出ませんか!?」のセリフ回しがめっちゃ好きww。

それから、ハンニバルポスターが最初の品物として出てくる場面。先月のオフステの時に林和男さんが熱く説明してくださっていたのを思い出して、オペラグラスでマジマジと文字に注目して見入ってしまった。フランス語でたしかに何幕ものかが書いてありました(教えてもらってなければ何が書いてあるのかこれまで全然わからなかったし気にしたこともなかった 汗)。
岸ラウル老人が落札した後、下げられていくポスターを追うようにずっと見つめていたのが印象的。あと、ハンニバルのポスターの畳み方が9枠の貞松くんめっちゃ上手かったです。あそこ、持ち上げる時にだいたい下の方がクシャッとなるんだけどww彼は綺麗に上手いこと回収してて思わず心のなかで拍手してしまった。

面白かったといえばかなりオークションに積極的に参戦してる奥にいる見付さん(ブケー役の枠)。「悪魔のロベールの髑髏」欲しくて最初に札上げたのに他の人(フィルマン役の人が担当。この日は金本さん)に取られてしまって悔しそうにしてたりww、猿のオルゴールのときは「ほしいけど20フランは無理〜」みたいにギリギリしてたりww、けっこうあのゾーンは注目してると面白いかも(笑)。

♪ハンニバル♪

男性バレエダンサーとしてムチを手にさっそうと登場してくるケインくんは今回も爽やかでカッコいい!この前のオフステでこれに着替えるまでの時間が短くて他の役者さんとかに手伝ってもらうこともあるって言ってたから(林さんが手直ししてくれた、みたいな話もしてたっけ)、あの格好で登場するまでバタバタなんだろうなぁと思いを馳せながら見てしまった。

永井ピアンジは笑顔がめちゃめちゃ可愛くてやっぱり私にとっての癒やしキャラ。「ローム」の言い間違えを林レイエから指摘されてる時も「私にはとても言いづらくって」と文句を言いながらも表情はにっこにこww。
発音について彼があまり気にしていないことがダダ漏れてるので、最初は直したもののすぐに「ローマ」発音に戻ってドヤ顔で歌っちゃう流れが自然に思えたww。でもなんか憎めないんだよねぇ、永井ピアンジ。林レイエさんは今回も「ちょっとっ!!」と不服顔してたけどすぐに真顔になってて、終わった後のダメ出しで圧かけてきそうな雰囲気がメラメラ出てた(だけど結局ピアンジ途中で帰っちゃうんだけどねw)。

永井ピアンジといえば、個人的に好きなのがフィルマンからシレッと目を見られない挨拶をされた時の怒りっぷりww。今回も「ピアチェーレ!!!」と絞り出すように返答してたんだけど無礼な態度をされたことに我慢ならず勅使河原ルフェーブル「あいつ、失礼だろうっ!!」的にめっちゃ食って掛かってたwww。
だけど、河村カルロッタがアンドレの要望に答えて歌うってシーンになるとお怒りが収まって「大好きなカーラの歌が聞けるっ」って切り替えてニコーーっってなる。これがもう可愛いのなんの!

そして日浦アンドレ金本フィルマン!!日浦さんはこれまでレイエ役として観ることが多かったんですよね。アンドレ役で観るのは去年の8月以来だったのでとても楽しみにしてました。金本さんとのコンビで観るのは初めてだったのですが、もう、めっちゃ可愛かった!!!登場したときから最後まで可愛いと何度心の中で萌え続けたかわからない(笑)。
日浦アンドレは真面目なんだけどお芝居や芸術が大好きっていう気持ちがすごく純粋でまるで子供みたいな表情をすることがある。それに対して金本フィルマンは芸術なんかどうでもいいんだ的な雰囲気があっていつもイライラお怒りモード。この全く違う二人の凸凹感が最高に面白かったです。

ハンニバルのお稽古が一通り終わった後お稽古場がざわつく場面。今回は上手の方で楽しそうにしている女子バレエダンサーの皆さんに目が行ったかな。石橋メグ海沼クリスは本当に仲が良さそうで微笑ましい。特に海沼クリスが石橋メグの髪の毛をきれいに整えてあげてるのがめっちゃ可愛らしかった。そのまわりでワヤワヤ語り合ってた女子ダンサーズもキャッキャしてて、喫茶店の女子会トークか!?って思っちゃうほど楽しそうだったなww。非常に微笑ましかった。
個人的にはマダム・ジリーがステッキでバンとついて静かにしろと諌めた直後のハッとして口を抑えちゃう乙女な高井さんが好きです(笑)。このザワついてる楽屋シーンの場面も、前回参加したオフステで「ハロルド・プリンスが実際に体験したこと」と聞いていたのでなるほどなぁ、と思いながら見てしまいました。

♪Think of me♪~♪エンジェル・オブ・ミュージック♪

海沼クリスティーヌのToM、素晴らしかったです!!!いやぁ、本当に情感たっぷりな歌いっぷり。あれは誰もが惹きつけられてしまうというのも納得です。特に最後の「愛」の溜めて溜めてバーーーンとすべてを出し切るかのような迫力は半端ない。久しぶりにクリスティーヌの場面で鳥肌が立ちました。あの細い体のどこにここまでの爆発力、というか、パワーが潜んでいるのだろうか。まさに驚愕のレベルです。

岸ラウルは最初ボックス席で支配人’sさんたちと談笑してるのですが、けっこう楽しそうにしてるんですよね。いつも思うんだけど、あのボックス席でいったいどんなこと喋ってるんだろうか?気になるww。
だけど、クリスティーヌの姿をオペラグラスで発見するともうそれ以外は見えなくなりそうなくらいの輝いた表情に変わって。岸ラウルはこういう恋愛一直線タイプのわかりやすさが良いんですよね。

舞台が終わった後のカーテンコールの場面。そこで髪の毛の薄い指揮者さんを9枠アンサンブルさんが演じるわけですが…それが今回貞松くんで。貞松くんといえばつい先月『ノートルダムの鐘』のフロローの弟で美男子のジェアン役で見ていたのでギャップがwww。そもそもオペラ座で貞松くんを観るのも久しぶりだったわけですが、ジェアンの後に観る指揮者さんはけっこう衝撃で新鮮でした(笑)。でも、うん、可愛かったよ!

カテコシーンと言えば、クリスをねぎらう秋本ジリーも印象的。「本当に素晴らしかったわ」のセリフがもうすごいお母さん味があるんですよ。包み込むような温かさがある。クリスのことを本当の娘のように大切に思ってるんだろうなというのが伝わってきてジーンときました。

♪AoM♪での海沼クリスと石橋メグも親友っぽさが感じられてすごく微笑ましかった。歌ってはいるんだけど、普通に女子トークとして話してるような雰囲気があったなぁ。同年代の信頼できる親友って感じ。演じてるお二人の相性、すごく良いのかもしれない。

クリスの楽屋口へ向かうシーンでの岸ラウル。今回もやっぱり支配人’sさんたちと早く離れたいオーラが出まくってましたww。「払い戻しも一枚もなしだぁ」とフィルマンさんたちが盛り上がってる時なんか、そっぽ向いて”そんな話どうでもいいよ”みたいな表情で小さく苛ついたようにため息ついてましたからね(笑)。そういう自分の気持ちに正直なとこ最高、岸ラウルww。

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♪リトル・ロッテ♪

いよいよ愛しいクリスティーヌの楽屋へ入るって時の岸ラウル、さっきまでの仏頂面が嘘みたいに笑顔が輝いてるww。それに「濡れ鼠になって」と幼い日の思い出を切り出した時のドヤ顔ww。もうこの時点から彼女に大好きアピール繰り出しまくってて面白かった(笑)。

海沼クリスはラウルに抱きついた直後に不穏な空気を感じても、あまり怯えたような表情は前面に出していなかったような印象。ここは演じる女優さんによって怯えまくる人もいるしそうでもない人もいるのでその反応の違いが興味深いです。

幼い頃の思い出話をしている時、岸ラウルもそれなりにほっこりしながら聞いているのですが、実際のところはこれからの二人についてを語りたい気持ちがダダ漏れw。食事に誘う時の目の輝きが半端なかった(笑)。自分のペースでどんどん彼女の気持ちを捉えようとする積極性がすごい。去り際に告げる「可愛いロッテ」の言いっぷりがウキウキしまくってて思わずちょっと吹きそうになりました(笑)。クリスはそんな彼のグイグイっぷりがちょっと怖くも感じたのかもしれない。

♪ミラー♪~♪The Phantom of the Opera♪~♪The  Music of the Night♪

そしていよいよ岩城ファントム本格登場となる♪ミラー♪。「私の宝物に手を出す奴!!」の歌いっぷりは思っていたよりも少し抑え気味かなという印象があったのですが、声色からクリスティーヌへの激しい執着心みたいなものが伝わってきました。

久々に岩城ファントムのミラー越しの場面見たけど、以前よりも後ろの待機になってたかな??みたいなww。いつか見たときは「私がいるのだ」で正体が見える前から”もう見えてまっせ”みたいなこともあったので(笑)。今回は目を凝らしてみるとボンヤリそこにいるのは分かる的レベルだった(←私の座席からはそう見えたww)。

岩城さんのファントムメイクってすごく繊細なんですよね。仮面をつけている方の目と、つけていない方の目の表情や大きさが全く違う。すごいリアルな印象があって。こういうところからもファントムのキャラクターへ興味惹かれていくのかなと思いました。

船の漕ぎっぷりは先月見た佐野さんに比べるとやはりちょっと動きは少ない印象。佐野ファントムはここの場面の動きがとにかく艶めかしくてドキドキさせられたけど、岩城さんはどちらかというと存在感で圧していく感じかな。凄みみたいなものは伝わってきた。

隠れ家へ到着した後クリスティーヌの歌声を聞きながら身支度を整える場面。岩城ファントム、やっぱりハットの脱ぎ方がめっちゃ雑wwww。そのへんに造作もなく脱ぎ捨てるって感じで、これが逆に面白くて個人的にはツボ(笑)。マントの脱ぎ方もけっこうダイナミックで軽く揃えました的な感じだったかな。だけど岩城さんはこれが良いんですよw。あえて綺麗にいかず、クリスに集中しすぎてほかがおざなりになる、みたいなww。そういうところもホント好きです。

で、よく見ると岩城ファントム…♪MotN♪を歌ってる時に目尻に光るものが溜まってるんですよね。もう、大好きなクリスティーヌが近くに来てくれたことに感激しまくってしまって涙が溢れてきちゃった、みたいな。こういう感受性の強さが岩城さん、ホント好きです。思わずもらい泣きしそうになるし、そういうところがすごく愛しい。
クリスがダミー人形にビビって倒れた後のマント掛けはファサァっと1回だけ広げ少しクシャついててもそのままにしてる、みたいな感じ。ただただ自分の感情に忠実にその場にいるという雰囲気がとても印象深かったです。

それから、マスクを剥がされたときの反応。この日の岩城ファントムはその瞬間は声を上げてなくて(というか、衝撃が強すぎて声が出なかったという感じ)、クリスに迫るときは怒り叫びちらしながらも声が泣いてたんですよね…。ショックと言うよりも大好きな人に裏切られたような気持ちになったからかものすごく哀しげだったのがすごく印象的で、ものすごく私の胸に刺さりました。特に「おぉ…クリスティーヌ…」とその場に突っ伏すときはもう泣き崩れるような感じで見ていて本当に居たたまれず胸が痛くて仕方なかった(涙)。岩城さんのこういう感情に素直なお芝居、めっちゃ好きです。

♪ブリマ・ドンナ♪

この場面はとにかく金本フィルマンと日浦アンドレのコンビが可愛くて仕方なかったw。特に二人でファントムからの手紙を読むシーンは思わず萌えちゃったよ。特に日浦アンドレが”この手紙裏には何も書いてないの?”みたいにコソっと確認してたのがツボ(笑)。「厚かましいやつ、子供だましだ」と歌う時の二人の凸凹ならではのフィット感も最高です。なんか、アニメのキャラクター見てるかのようにも感じてしまったw。

それから岸ラウル。マダム・ジリーから「(クリスは)会わないでしょう」と告げられた時の”えぇ…??”といったあからさまな残念そうな表情がツボww。そのあとの重唱に入った時の「どうして僕を置いて」というフレーズがめっちゃリアルに聞こえました。
聞こえるといえば、岸ラウルの声は本当にどんなに他の人の歌声が混じっていても聞き取りやすいですよね。今回もかなりクリアに歌詞が聞こえてきてすごいと思ってしまった。

後もう一つの癒やしが永井ピアンジの河村カルロッタに対する献身っぷり。彼女の名誉のために体を張りながら支配人’sに文句言いまくる姿は健気で可愛らしい。もう一生懸命なんですよね。だけど実際のところはカルロッタには別に良い仲になってる人がいるわけで(劇中でははっきり触れられてないけど、カーラは男性ダンサーと恋仲になってるという設定になってます)、それを思うとなんか報われないなぁと可哀想になってしまう。

♪イル・ムート♪

久しぶりに早水さんのコントラルト(白塗り夫人)見たけど、めっちゃ楽しそうに演じてて見てるこちらも思わず頬が緩んでしまいます。ヘアドレッサー役の渡辺くんと宝石商役の貞松くんとの息もピッタリ。キャッキャしてる3人見ると面白くてほっこり。

でも、5番ボックス席の岸ラウルはというと…結構厳しい表情でそのやり取り見ててw。たしか彼、「イルムート」のスポンサーでもあるんでしたよね。バカバカしい芝居だなぁ、みたいな表情しててちょっとつまらなそうwww。だけど、クリスティーヌが演じるセラフィーもがお掃除しながらお尻をフリフリしまくるシーンのときは「あははは」ってめっちゃ愛しそうな視線を送りながら笑ってるんですよ(笑)。愛するクリスの芝居はもう全て彼の中では完璧に見えるんでしょうねぇ。まるで私の推し定点観測状態だわ(←ヲイwww)。その気持、よく分かるぞ(笑)。

一方の支配人席はというと…日浦アンドレさんはもう子供のような純粋な眼差しでめっちゃ舞台にのめり込んで楽しんでるのに対し、相変わらず金本フィルマンは退屈顔w。日浦アンドレが「ほら、あのシーン見てよ」みたいにフィルマンを小突いても「えぇ?興味ないわー」みたいな塩対応されてるっていうね(笑)。
だけど今回の金本フィルマン、寝落ちするまでちょっと時間かかってたなw。日浦アンドレがめっちゃピュアに舞台楽しんでるものだからそれが気になったのかも!?なんて(笑)。ちなみにプロセニアム・アーチからファントムの声が最初に響いてきた時点でも金本フィルマン寝ててww、日浦アンドレが「ちょっとちょっと!!」みたいに慌てて起こしてやっと目が冷めたみたいになってたww。もうこの場面、思わず笑っちゃったよ〜。

河村カルロッタのカエル声はこの日も絶好調。そのときのヘアドレッサーさんたち、表情が固まっちゃっててそれはそれでまた面白かったw。岩城ファントムは本当にバカにしてるような笑い方が不気味で最高です。

カルロッタが歌えなくなったあとの支配人’sの反応は毎回面白いのですが、今回はさらに可愛さも加わって吹き出しそうになったw。金本フィルマンの慌てふためきっぷりは相変わらず見ていて「お前が落ち着け」とツッコミ入れたくなるレベルだし(笑)、日浦アンドレはめっちゃ怯えた感じでバレエの紹介してて去り際のバレエダンサーさんとのぶつかりっぷりも派手だったww。その様子見て最後にぶつかった女性ダンサーさんはちょっと笑ってたなww。

そして、相変わらずケインくんの爽やかダンサーっぷりが素敵っ!!華麗な投げキスにウィンク。もうキラッキラしてた。ファントムの気配を感じたときに皆がざわつくシーンでは、客席に向かって「すみません」と謝る仕草を見せたかと思ったらすぐに舞台上を落ち着かせようと「集中してっ」ってリアクションして。またすぐに舞台上に「ごめんなさい」みたいなリアクションしたと思ったら舞台上を落ち着かせようとして、もう間に挟まれた中間管理職状態でなんか気の毒になっちゃったよ(それが可愛いんだけどw)。

♪All I Ask of You♪

岸ラウルと海沼クリスの♪AIAoY♪はなんかすごく情感豊かで思わず見入ってしまいました。海沼クリスはファントムへの恐怖心とその先にある憧れにも似た感情との間に翻弄されて苦悩している様子がリアルに伝わってくるし、岸ラウルはそんな彼女に「自分の方を見てくれっ」って感じで必死に訴えてる。クリスがファントムへの思慕を歌うシーンのときの岸ラウルはめっちゃ苦しそうな表情してて、一度は彼女のもとから居たたまれず離れるんだけどそれでも彼女の気持ちを取り戻したい気持ちのほうが強くて再び向き合うといった感じ。このやり取りがめっちゃドラマチックでした。

クリスティーヌがファントムの存在に怯えてラウルの胸に飛び込む場面。このときの海沼クリスがめちゃめちゃ可愛いのですが、抱きとめたときの岸ラウルは「これは現実なのか?」みたいに最初は状況を飲み込めないような表情をしているように見えました。その瞬間を求めていたけど、実際その時が来たら驚き戸惑っちゃうみたいな。このあたりの表現力が岸くんすごくいいなと思った。

ラウルとクリスがラブラブモードになっていくまでの過程は、少女漫画の展開を見ているよう。この場面はその後のファントムのこともあるから二人に感情移入しづらいところではあるんだけど、今回海沼クリスと岸ラウルのやり取りを見て久しぶりにトキめいたかもしれないw。
いつもはトキめかない私ですら二人のラブラブモードに惹きつけられたわけですから、これを目撃してしまった岩城ファントムの衝撃と悲しみは想像するに余りある。

エンジェル像の上の岩城ファントムはもう心底悲しげで声がかすれて出てこないようなレベルの歌い方してた・・・。もうそれが見ていて辛くて辛くて仕方なかったです(涙)。時々うめき声みたいなものを上げながら涙声で歌うんですよ…。あんな姿見たらもう、泣くしかないじゃないですか(涙)。
怒りの嫉妬モードに切り替わるときもあまり前面にグワっと怒声を上げる感じではなくて、最後まで哀しみがつきまとっていたような感じ。シャンデリアを落とすときの声も裏返っていたから、相当な心の傷を負ったんだろうなと思った。岩城ファントム、ほんっっと切なくて愛しいです。

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♪マスカレード♪

暗闇の中仮装したアンドレとフィルマンが背中合わせになる場面、二人ともめっちゃビクビクしてるわけですがwなかでも日浦アンドレさんのビビりっぷりがすごい(笑)。足がすくみそうになってるんじゃないかと思うレベルで、それがまた可愛くて萌えちゃいましたよ。で、安全を確認した後の笑顔がまた愛らしいのなんの。すごい癒されますわ、日浦アンドレ。

「半年心配いらない」と皆で歌う場面での秋本ジリー夫人、「良かった」と歌う時の表情がもう本当に肩の荷降りた的な安堵感が伝わってきて印象的でした。ファントムのことを知っているだけにシャンデリア事件が起こった後はしばらく生きた心地してなかったんだろうね。娘の石橋メグに向ける笑顔もお母さん味が出ていてホッコリ親子でした。

この後クリスティーヌと一緒に出てきたときの岸ラウルの嬉しそうな顔ったらなかったなぁ!!キラッキラしてて幸せの絶頂という感じ。まさに溺愛状態に近い感じだったのではw。海沼クリスと岸ラウルのマスカレード場面はいつも以上に”少女漫画風味”があったような気がします。
それ故、二人きりで婚約について話し込んでいるところをマダム・ジリーに邪魔された時は岸ラウルめちゃめちゃ不快感露にしてた(笑)。必死にはぐれたクリスティーヌを探すなかでマダム・ジリーに居場所を尋ねざるを得ないシーンも入ってくるのですが、その時も「あなたに聞いても無駄だ」と言っているかのようにすぐ彼女から離れていきましたからねww。岸ラウル、めちゃめちゃわかりやすくて好き。

レッドデス姿のファントムが登場する場面。この時の日浦アンドレのビク付き方が半端ないww!!完全に腰が引けちゃってその姿をまともに凝視できない状況。こんなんでドンファンの楽譜を受け取れるのかと心配になってしまったのですがw、そんな時に限って岩城ファントム、岸ラウルの存在にイラついているからか片手でフンッと乱暴に楽譜を投げ渡してまして(笑)。日浦アンドレ、まともにそれを受け取ることができず一度床に落としてしまいましたw。久しぶりに見たなぁ、あの場面でアンドレが楽譜落とすとこ(笑)。
で、金本フィルマンはというと…ファントム出現にビビッて体が斜めになって硬直してたww。あれじゃアンドレ助けに行くどころじゃないね、と納得w。

♪支配人室2♪~稽古場

2幕の支配人室の緊張感は1幕とはかなり違います。ファントムの手紙に対する支配人’sのビビりっぷり(特に日浦さんww)が増してて気が気ではないといったところ。最初は「子供騙し」なんて歌ってたけど今や「言う通りにするしかない」になっちゃってますからね。

クリスティーヌは主役級の役が当てられているのに対しカルロッタはアンサンブル的立ち位置に回されてしまったことで怒り心頭。嫉妬に狂った河村カルロッタと望んでないヒロインに抜擢されてしまった海沼クリスがバチバチになる場面はめちゃめちゃ迫力がありました。どちらかというと河村カルロッタがちょっと迫力負けしたようにも見えたかもw。
でも、クリスティーヌがラウルに「私やりたくない!」と自分の意思を伝えた直後の河村カルロッタと永井ピアンジのホッとした表情はめっちゃ可愛いんですよね。「なぁ~んだ」みたいな感じで二人ニッコニコで向き合っててwwあれも癒し場面のひとつだったりします。

ファントムからの手紙をマダム・ジリーが読み上げる場面。”カルロッタは練習をもっとまじめにしろ”という指摘の時には「そうそう」と小さく頷いて賛同してる支配人’s。”ピアンジはもっと痩せろ”と指摘された時は日浦アンドレがめっちゃ笑ってて金本フィルマンが「こんな大きなお腹だもんね」みたいにけっこう大きなリアクションしてたのがウケる(笑)。金本さん、増田アンドレとのコンビの時には冷やかそうとした瞬間に「やめとけ」みたいに止められてたけどw、日浦アンドレさんの時は一緒に面白がってくれるからノリノリだよね(笑)。

ラウルがファントムを捕らえる方策を思いつく場面。クリスティーヌ第一主義だった彼がこの案に気づいた瞬間に意識がファントムに勝利することへ変わるというシーンになるのですが、今回の岸ラウルの鬼気迫る表情を見ていたら…「敵意」というよりも「激しい嫉妬心」のほうが強いように感じられました。彼はクリスティーヌの気持ちが100パーセント自分に向いていないのではないかという不安を常に抱いているような気がしてて…、だからこそその諸悪の根源であるファントムに対する嫉妬心は特に強いんじゃないかなと。男としての嫉妬心が岸ラウルを狂気に走らせていくのだろうなと思いながら見ていたらちょっと背中がゾクっとしてしまった。

稽古場での永井ピアンジはいつもにこやかで、河村カルロッタに歌うパートを教えてもらってるシーンなんかは見ていてホッコリしてしまいますw。さらに「戦う相手は」って最初に歌った時の永井ピアンジのドヤ顔が最高ww!その直後に「違うっ」と手厳しく林レイエに怒られてしまうのでなおさら面白みが増すというか(笑)。
ちなみにこの日は苛立った河村カルロッタが「戦う相手はかのドンファン」と正しい音程で歌った時、林レイエは「それですよっ」と反応返してくれていました。最近それが見られなくてちょっと寂しく思っていたのでこのリアクションが出た時は嬉しかった。

♪墓場♪

いやぁ…、本当に感情がほとばしる海沼クリスティーヌの歌いっぷりが素晴らしすぎました!!特に「どんなに抑えても涙溢れる」から「でももう寂しさに耐え忘れなければ!」への感情の揺れ動きがめちゃめちゃドラマチックで見ているこちらの心が震えましたよ。クリスティーヌが必死に哀しみから這い上がろうともがいている気持ちがこれでもかというほど伝わってきた。

そして十字架からスッと現れる岩城ファントム。この時の岩城さん、すごく落ち着いた大人の雰囲気なんですよね。クリスティーヌを温かい静かな愛情で包み込むような感じ。「ここへおいでクリスティーヌ」の声色がとても柔らかく優しくてとても感動的だった。
その様子を目の当たりにした岸ラウルの苦悩の表情ったらなかったです。自分の中で認めたくない光景が目の前に広がってるわけですからね…、そりゃ彼の中のショックたるや想像に難くない。それぞれの思いが交錯する三重唱は聴いているこちらが思わず涙してしまうようなドラマチックさがありました。一人一人の歌詞が重なりながらもちゃんと聞こえてきたのもすごいです。

岩城ファントムの火の玉攻撃、最初ラウルを誘う時はけっこう余裕で飛ばしていたのですが「お前なんかにクリスティーヌの愛を勝ち取ることができるものか!」とラウルに挑発されると見事にそれに乗せられて態度が豹変!「さぁ、こちらへ!立ち止まるな」の言い方がめちゃめちゃ猟奇的で火の玉を飛ばす速度も急にアップしていってビックリしたww。最初ゆっくり飛ばしてたのに、あの瞬間から勢いに任せて連射しまくってましたからねw。それに対して岸ラウルも真っ向から向かって行くわけですから、それはそれは大迫力でございました。

だけど、ラウルがクリスティーヌを連れて走り去っていった後の岩城ファントムの「行くなぁーー!!」の声はめちゃめちゃ哀しかった。心が張り裂けそうな…悲鳴のような声で…あれ聞いただけでも涙が出たよ(泣)。

♪The Point of No Return♪

ドンファンの部屋から笑いながら出てくる女性を演じる石橋メグ、めちゃめちゃ小悪魔的で色っぽい。ドンファンもパッサリーノも思わずニンマリしちゃうの分かる気がしたww。

黒フードを被って登場する岩城ファントム、クリスティーヌへの飽くなき欲する想いを抑えるのに必死になってる感が伝わってきて胸が痛みます…。アミンタを演じるクリスティーヌは入れ替わってることなんか知る由もないから堂々と演じ歌ってるんだけど、これがまたえらい色っぽいわけで。いつも思うけど、あんなに「やりたくない」と怯えていた彼女ですが舞台に上がるとそんなこと言ってたなんて信じられないくらい役にのめり込んだ表情見せてるんですよね。あれこそまさに女優!すごい演技派だと思うし、ファントムが期待をかけた気持ちもよく分かる。

クリスティーヌの顔が最初にフードを被った状態のファントムに近づいた場面、この時岩城ファントムがものすごい勢いでそこから顔を背けていて。つい正体を明かしてしまいたくなるほどの衝動を必死に隠そうとしたのか、愛する人との距離が近づきすぎて感情が抑えきれなくなりそうなのをおさえようとしたのか・・・。どちらにしてもこの時の避けっぷりが見ていてとても切ない。クリスティーヌは稽古と段取りが違う様子にちょっと驚くんですが、すぐに役に集中して芝居を続けるんですよね。この二人の気持ちのすれ違い場面がグッときます。

そしてクリスティーヌがフードの中の正体を確信してしまった後の場面。思わず舞台から逃げ出そうとした彼女を岩城ファントム、ものすごい力で引き戻してて海沼クリスの足がちょっともつれそうになってたほどでした。これがすごくリアリティあって観ていてドキドキした。
そして舞台中央でフードを取られた瞬間、岩城ファントム、驚きながらも本当に哀しそうな眼をしていてめちゃめちゃ泣けた(涙)。クリスを見つめている時間が少し長く感じられたほど…。もうあの瞬間、彼女とどう向き合えばいいのか分からなくなってて激しい動揺が見ているこちらにも痛いほど伝わってきました。

で、その後の背中が…めちゃめちゃ孤独!!!思い出すだけでも苦しくなるレベル…。「どんな時でも二人の誓いは決して変わらないと」と歌ってる時は本当に物悲しくて…しだいに涙声になって震えてるんですよ…。クリスティーヌに愛してほしくてたまらなくて、泣いてる岩城ファントムはもう見てるこちらも涙無くしては直視できない(泣)!!!
「クリスティーヌ、君が全(て)」と歌う時にはもう感情が抑えきれないといった感じでありったけの想いを伝えてる岩城ファントム。そんな姿を泣きそうな表情で震えて見つめてたクリスティーヌ。彼の想いは彼女には理解できなくて、仮面もはぎ取ってしまうわけで。その瞬間の岩城ファントムの泣き叫ぶ声が痛々しくてたまりませんでした(涙)。

マダム・ジリーに案内されて湖に飛び込むときの岸ラウルの姿勢、いつも思うんだけどまっすぐでとても奇麗です。この日も決まってました。

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♪怪人の隠れ家♪

興奮状態でクリスティーヌを隠れ家に無理やり連れてきた場面。岩城ファントムの興奮っぷりが激しすぎて海沼クリスがめちゃめちゃ飛ばされてたな(←ファントムの玉座前あたりまで行ってた 汗)。バタッてすごい音もしてたし、ここの迫力からして半端なかった。
この時の岩城ファントム、すごい子供っぽいんですよね。表情の歪みっぷりとか常に興奮して唸り声をあげてたりとか、無いものねだりをして暴れる寸前の少年のよう。ここのお芝居がとにかく特徴的でクセがあるので、旧演出のオペラ座の怪人に慣れ親しんだ人はもしかしたら受け入れるのが難しいのかもしれないなと思いました。が、私はむしろあれくらい激しい感情を剥き出してもらったほうが心に思い切り刺さってくる。威厳が削ぎ落された中にファントムのこれまでの哀しい歴史がこれでもかというほど詰まっている。岩城さんのお芝居からはそれがすごい伝わるんですよ。

「飢えた悪魔」とクリスティーヌに罵られた瞬間の岩城ファントムは顔をくしゃくしゃにしながら苦しそうに呻いて泣き顔になるんですが、これがまた本当に未熟な少年といった感じでとにかく幼い。どんどん彼が纏っていたものが剥がされ無防備になっていく姿がとにかく哀しいのです…。
クリスティーヌの花嫁衣裳を整えるときは感情を奮い立たせてそちらに集中する感じ。彼女が「醜さは顔にはないわ」と必死に説得している言葉を認めたくなくて自分だけの世界に浸ろうとしてしまう姿が本当に哀れ。その表情には彼女が自分のモノになるという確信めいた笑顔すら浮かんでいるわけですが…、これがまた本当に幼い雰囲気でねぇ…なんだか居たたまれない(涙)。

完全に自分自身を制御することができず幼児のような幼さを露呈させていく岩城ファントムですが、岸ラウルがやってくると彼への激しい嫉妬心からか冷たい悪魔のような表情に変化する。このあたりのファントムの混乱っぷりの表現がとても印象深い。
ラウルの首に縄をかけて縛り上げた時の勝ち誇ったような岩城ファントムはすごく鬼気迫っていてゾクッとします。特に「手を合わせて頼むのだ」とクリスを挑発してる時は悪魔に魂を売ってしまったかのような残酷な表情で…それがかえって痛々しくもあり辛い。

そしてクリスティーヌから「哀しみの涙、今憎しみに変わる」と突きつけられた時、岩城ファントムの中の精神状態が完全に崩壊していくのが伝わってきた…。色んなものが音を立てて崩れ去り立っていることも苦しそう。彼女に自分かラウルかの選択を無理やり迫っている時も自分で何を言っているのか分かっていないように見えて…なんかもう、見ていて一刻も早くその無間地獄から救い出してあげたい気持ちがこみ上げてきちゃって辛くてたまらなかったです(涙)。

最終決断を迫られた時に海沼クリス、あの瞬間に彼女の中にファントムの心に巣くっていた本当の孤独の闇が浸透していったような表情をしてた。それ故、「絶望に生きた哀れなあなた」という言葉にすごく説得力があったように思います。
彼女からキスをされた時の岩城ファントム、最初は驚愕の表情をしていたのですが1度目の後抱きしめられた時に流れた涙と一緒に負の感情が落ちていくかのような雰囲気があった。あんなに激しい感情が削ぎ落され次第に人間としての感情が戻ってきたかのような…。この光景が本当に感動的で涙涙でした。

クリスティーヌとラウルを悲痛な叫びでやっとのこと去らせた岩城ファントム。その後の猿のオルゴールシーンがまた哀しすぎて大号泣してしまった(涙)。猿に自分自身を重ねて歌うという雰囲気ではなく、シンバルを叩き音を奏でている”猿のオルゴール”に向かって一生懸命語りかけているような感じだったんですよね…。「生きてきたこの人生」と歌う最後のところでオルゴールの顔半分を手で覆いかぶせていて、この様子がもう、あまりにも孤独で哀しくてたまらなかった。うずくまって泣き崩れている姿を見ると駆けつけて抱きしめてあげたくなってしまう。

このあとクリスティーヌが戻ってくる気配を察した岩城ファントム、その瞬間に「あっ」って小さな声を上げたのですが、それがまたグッときたんだよなぁ。二度と会えないと思っていた人がもう一度来てくれたという喜びに似た感情と、しっかり彼女の前に立たなければというやせ我慢と…色んなことが読み取れた気がする。
海沼クリスももうボロボロ涙流してて…一生懸命岩城ファントムと向き合ってるんですよ。そんな彼女の指輪を外した手を岩城さん、本当に優しく包み込むように握ってて…あんなんもう、泣くしかないっしょ(涙)!!!

居たたまれない気持ちで泣き声を上げながら立ち去って行った海沼クリスの背中を寂し気に立ち尽くして見送っていた岩城ファントム。やがて自分の指に返された指輪をはめキスをして…一拍時間を置いた後もう一度クリスが去っていた方面に視線を向けてから「アイ・ラヴ・ユー!」と2度目の愛の言葉を泣きながら告げるんですよ…。もうその姿があまりにも切なすぎて嗚咽しそうになるくらい泣きました。岩城さんのここのお芝居、いつも涙しちゃうんですが…今回は今までの中で一番泣けたかもしれない。
クリスを失った悲しみを必死にこらえながら玉座へと向かおうとする岩城ファントムでしたが、クリスが投げ捨てたベールを見つけるとまた顔を歪ませてそちらの方へ歩みよりそれを胸元にかき集めて泣くんですよね(涙)。この日は「アイ・ラヴ・ユー」と声にならない泣き声で呟いてて…もう、見てて胸が張り裂けそうになった…。

めちゃめちゃ哀しくて、そして、あとから後からどうしようもないほどの愛しさがこみ上げてくる。あぁ、やっぱり岩城さんのファントム大好きだなぁと心の底から思えた今回の観劇でした。

後述

カーテンコールの時の岩城さんは本当ににこやかで、見ているこちらの気持ちがめちゃめちゃホッコリします。つい数分前まであんなに激しい感情を顕にしていた方と同じ人物とは思えないほどw。
しかも今回、中央列に座っていた私にまで「ありがとうございました」という生声が聞こえましたよ!!岩城さん、なんて素敵な方!もうそれだけで涙が溢れそうになっちゃった。カテコで泣くのは尋常ではない気持ちで見てる推しのときだけのはずだったのに、これは異常事態だww。

さらに2回目か3回目あたりのカテコのときには満面の笑みで、隣で手を繋いでいた岸さんとアイコンタクトしながらぎゅっと手を握る仕草をしていた岩城さん。ものすごい手応えを感じたような表情をされてて思わず岸さんの顔にホッとした笑みが浮かんだほどだった。それと反対側で手を繋いでいた海沼さんはもう輝くような素敵な笑顔で、なんかこの光景を見ただけで目が潤んでしまった。

カテコの岩城さん見ると、ほんと、愛しさが増幅して止まらなくなる。ファントム演じてる時も、おちゃめな笑顔を見せてる時もすごい魅力的。めっちゃ好きです、岩城さん。今回の公演を見ることができて本当に良かったなと思いました。

この後約45分後くらいにリハーサル見学イベントがありました。今回も軽くメモまとめたので次の記事で紹介したいと思います。

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