劇団四季ミュージカル『美女と野獣』2012.06.29マチネ

17日ぶりに大井町まで行ってきました。普通に考えれば"そんなに間空いてないじゃん"って思えるんですがw、洋輔くんがいる間となると話はでして。今週はキャストも個人的にほぼベストに近いメンバーがそろったことですしこれは何としても行かなければということで…この日にねじ込みました(笑)。

で…夏劇場の『美女と野獣』ですが…ついに先日の日曜日、千穐楽日が発表になってしまいました(涙)。いや、もうすぐだろうなと心の中で覚悟はできていたつもりなんですけど…実際に現実を突きつけられるとなんとも切ない気持ちでして…。とりあえず今年いっぱいではなく来年1月27日までってことになったことはせめてもの救いかなぁ。

気になるのは、次の公演地です。猫も年末には広島へ行ってしまうし、この上BBがさらに遠くに決まってしまうと…これまでのように会いに行けなくなってしまう(涙)。色んな土地の人に見てもらいたいって気持ちがある反面、観に行けなくなる寂しさもあり…何とも複雑な心境です。なんだか切ないなぁ。

この日は大口の団体さんが入っていなかったんですけど、なぜか1階席は今まで以上に埋まってて賑やか。少し盛り返してきた感じ!?2階席はS席が惨憺たる状況なんですが(汗)…値段設定をもう少し下げれば入ると思うんだけどなぁといつも思ってしまう。まぁこれは帝劇にも言えるんですけど(苦笑)。

で、客席が多いのはいいのですが…マナーがなっていないお客さんもいるわけで。子供さんがグズるのは想定内だしちゃんと係りの人が対応してくれるので気にならないんですけど、問題は大人。私の近くの席の人が、しょっちゅうコンビニ袋っぽいものをガサガサしまくってて…しかも、何の因果か…ビーストのいいシーンに限って鳴らしてくる(怒)。私、相当集中して見てはいるんですが…あの音うるさいんですよ、ほんとに。私が一番ガン見するシーンで音立てるの、ほんと辞めてほしかった(涙)。
よほど蛍嬢に訴えようかと思ったんですが…2幕になってからはいなくなってた。よかったよ…帰ってくれて…。

さてさて、この日のBB2周年記念リボンは…

ポット夫人でした。薄紫色のリボンが可愛いです。

ここまで「ガストン」「ビースト」「ポット夫人」と重なることなくゲットできている私(←同じのが出たときには取り替えてくれるらしいですが 笑)。記念日までにもう一度行くかもしれないので、その時のリボンがまた楽しみになってきました。本命の「ビースト」はゲットしてるんでそろそろ「ベル」も欲しくなってきたかもw。

劇団四季ミュージカル『美女と野獣』感想一覧

主な出演者

ビースト:飯田洋輔、ベル:鳥原ゆきみ、モリース:石波義人、ガストン:野中万寿夫、ルミエール:道口瑞之、ルフウ:赤間清人、コッグスワース:青木朗、ミセス・ポット:遠藤珠生、タンス夫人:原田真理、バベット:長橋礼佳、ムシュー・ダルク:川原信弘、チップ:川良美由紀

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以下、ネタバレを含んだキャスト別の感想です。

キャスト表を見ると…また少しメンバーが入れ替わってますね。赤間さんのルフウはかなりのお久しぶり。鳥原さんもウィキッドから帰ってきて…この前1週間しかいなかった道口さんも入ってくれました。あとチップの川良さんもけっこう久しぶりかもしれない。個人的にかなり美味しい組み合わせがそろいました!
まぁでも、一番テンション上がるのは一番最初にある名前なんですけどね(笑)。いつまで居てくれるかなぁ…。

主要キャストが少しでも入れ替わると雰囲気が変わりますね。なんだかとても新鮮。鳥原さんと道口さんが揃うとなんだか舞台全体のテンションもワンランク上がったような感じがしました。このお二人が本当に元気、というか良いテンションで入られているので周囲もそれに巻き込まれていって全体的に華やかな雰囲気になるんですよ。

それが如実に出たのが♪ビー・アワ・ゲスト♪のシーン。以前も鳥原さんと道口さんペアのBOG見て感動したんですが、今回もやっぱりこみ上げるものがありました…っていうか、泣きました。もうホンっとに楽しくて幸せそうな表情してるんですよ、二人とも。それに合わせるようにアンサンブルさんたちの熱も上がる。そして最高の雰囲気…!その空間を共有できているって感じるだけで、なんだか涙が溢れて仕方なかったです。

とても熱い舞台で感動的だっただけに、カーテンコールが客電ついて終わってしまったのが残念だったな。この前は出てきてくれたんだけど…。洋輔くん始め皆さんの笑顔をもっと見ていたかった。でも、客席では初見のお客さんが数人「よかったねぇ」って目を潤ませて話していて…そんな姿を見るとなんだかこちらも嬉しくなってしまうのでした。
当の私も目が赤くなって外に出てるわけですけどね(笑)。はい、今回も、かなり泣きましたww。

以下、キャスト別の感想を少々。

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鳥原ベル

いつも元気で利発な鳥原ベル。笑顔も明るくて、それに美人。だけど時折フッと寂しげな顔を見せる。このギャップが私は好きなんですよね。鳥原さんのベルって本当に色んな表情見せてくれるので気持ちがとても分かりやすい。ガストンの求婚を受けてる時の顔なんて漫画みたいで面白いです(笑)。

ビーストを拒絶するときは本当に気が強いなって思うんですけどw、近頃そんな鳥原ベルにも慣れてきたかも。っていうかけっこう好きw。「あの娘はなんであんなに頑固なんだ」ってビーストが困惑するのがものすごく納得できるベルです(笑)。そんなふうに気が強い彼女が、2幕になってビーストの優しさを感じてからはお姉さんのようになっていく。図書館でアーサー王を読み聞かせる時も姉がに語りかけているみたい。

その関係からさらに進むのが、2度目の食事のときですかね。たぶんあのダンスをするあたりで恋する乙女になっているんだと思う。こんなふうに、どんどんベルがビーストに心を寄せていく過程が見えてきて感動的です。ベンチに座って幸せか尋ねられた時も「ルミエールやミセスポットとか…」って言うセリフは照れ隠しのように言っているのも好印象。高木ベルはそんな雰囲気じゃなかったんだけどw、私は恋心が感じられるのはやっぱり鳥原さんのほうだなと思ってしまう。
最後の溢れんばかりの笑顔も印象的です。ビーストはたぶんベルにあまり頭が上がらないかもって思えるけどwそれでも幸せだろうなって想像はつきます。

野中ガストン

野中さんは初演の頃からガストンやってますから、もう体に役が染み渡りすぎちゃってるんでしょうね。田島さんのアニメっぽいガストンとは違って、生身の悪男ガストンって雰囲気なんですよw。動きもセリフ回しも流れるようにポンポン出てくる。実に自然体。

ただ、今のBBの雰囲気とはちょっと異質なものに見えてもしまうんですよね(苦笑)。時折浮いてるなぁと感じてしまうこともあったりして…。テンションがみんなとちょっと違う感じがするっていうのかなぁ。うまく言い表せないけど…。あ、でも、酒場で「ビールいる?」って聞かれて「ビール!?」と欲しそうな顔してたのは面白くて笑えたけどww。

あぁ、面白かったと言えば…ビーストと闘って落ちるシーン。バクステの時に見たけど、あれ、舞台袖に大きなマットがあってそこにガストンがバックで落ちるんですが…この日の野中ガストン、タイミングがちょっと早かったみたいで…「あぁぁぁ・・・・・」っていう声が入る直前くらいにボスって落ちた音がしちゃってたんですよ(爆)。谷底に落ちたんじゃなくて、悲鳴あげる前にマットに落ちたんだなって思ってしまったwww。

赤間ルフウ

かなりのお久しぶりな対面となったので、なんだかとても新鮮でした。赤間さんのルフウってあんなに可愛かったっけ!?とか思っちゃったし(笑)。プクッとした感じでなんだか愛らしいんですよね。殴られ方にしても倒れ方にしてもなんだかいちいち可愛らしくてちょっと癒されてしまった。
森で迷ったモリースがどこにいたか考えるシーン、赤間さんは寄り目でウーーンって考えるんですが…あれも懐かしかったな。ただ哀しいかな、客席ウケはあまりなかったりするんだよな(笑)。

道口ルミエール

1週間しかいなかった時期に奇跡的に当たって以来…。待ってたんだよ、道口ルミエール!!この人が入ると本当に舞台全体の雰囲気が華やかになるような気がします。とにかくテンションが高いっっ!絶えず動きまくってるしw、セリフ回しも非常に抑揚があって闊達でコミカル。もうその一挙手一投足から目が離せませんよ。本当に面白い。ビーストから睨まれた時の怯えっぷりったらないですよww。すごい漫画チック。

雰囲気的には"お調子者"っていうことばがピタリと当てはまるルミエールなので青木コグスワースの翻弄されっぷりもさらに面白く見えるわけで。この二人が絡むともうコントみたいで可愛くて面白くてたまりません(笑)。喜ぶときには体全体で喜んでるし、テンションあげる時も全力。ビーストを盛り立てようとするときには(特に2度目の食事前)ちょっと真剣モードに入ったりして。とにかく何から何まで面白い。大好きです、道口ルミ!

ただですねぇ、絶えずテンションあげてるからなのか、ろうそくの火のつけ損じがけっこう多かったんだよな(笑)。1幕冒頭なんかコグスワースが「フーーッ」ってする前にすでに消えてたしww。ま、そんなところもご愛嬌か。
道口ルミがとにかくアクティブで面白いので、青木コグスワースも乗せられるようにさらに表情豊かになってて面白かったなぁ。二人とも感情表現豊かなので見ていて実に楽しい。ビーストに口をつままれたときの「きーまーちぇーんー」も好きだしww、2幕でビーストを励ますときに尻尾で遊んでるのも好きww。最後に王子から抱きしめられても「ハテナ?」な表情になってるのも可愛いんだよなぁ。

遠藤ポット夫人は今回も本当にみんなの頼れるお母さん!大きくて温かい大黒柱みたいな存在。「ネバーギブアップっ!」って宣言するときの逞しさも好き(笑)。チップに対する母性もとても感動的で、ラストシーンでチップと再会した時にはなんだかウルウルきてしまった。テーマ曲も実にドラマチックに歌い上げてくれます。好きだなぁ、遠藤さん!

長橋バベットはだいぶ動き慣れてきましたよね。声がちょっと低目なんだけど、以前に比べるとバベットの可愛さが出てると思う。原田タンス夫人は豪快なおばちゃん(笑)。この日たぶん一番客席ウケがよかったかもw。石波さんのモリースは優しくて温かいお父さん。娘を助けるために必死になる姿は真に迫ってていい感じです。

以下、相変わらずの私情が入りまくりの洋輔くん感想になりますw。けっこう無駄に熱いです(爆)。あっさりがお好きな方はスルーしてください。

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