ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』2018.06.22

2度目(観劇は3回目w)となるミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち』を観に大阪遠征してきました!


前回は雨が降っていたので近くで撮れなかったキャストの幟。今回は束の間の晴れで何とか近くで撮影できました😉。

参考 6/5~6/6にかけて観劇した感想

ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』2018.06.05~06
ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』大阪公演を観てきた感想。2018年6月5日ソワレと6月6日マチネ公演を観劇。新歌舞伎座にて上演。主な出演は加藤和樹・神田沙也加・凰稀かなめ(5日)、小池徹平・夢咲ねね(6日)

 

この観劇週頭に大阪北部で大きな地震が発生し大変な被害が出てしまいました。大阪には私も観劇の旅に数多くお世話になっている街なので、知っている場所が混乱したり被害を受けている光景はとても他人事とは思えず、本当に胸が痛みました…。

『1789』の公演地である大阪上本町もかなり揺れたのではと思われます。
このミュージカルはセットがすごい大掛かりで、ワイヤーを使い巨大板が閉じたり開いたりする場面も多いので今後の公演に影響しないか心配したのですが、異常がなかったとのことで安心しました。

地震が起こった日、大阪に滞在していたキャストの皆さんがそれぞれ色々な想いを呟かれていたのも心に来るものがありました。様々な感情が過ったようで、それを読んで私も色んなことを想いました。災害を経て新たに強い気持ちが芽生えた皆さんの舞台はきっと更なる進化を遂げるんじゃないかなと。
22日に見た公演は、その通りの…いや、それ以上の素晴らしい舞台でした👏。観に行けてよかったです。

被害を受けた方が一日も早く落ち着いた生活を取り戻せることを祈っています。

 

ちなみに、22日は来場者全員にキャストのサインが入った手拭いが配られた日でした。前回はキャラクターカードもいただけたし…チケットを購入した時点では分からなかったのでホント幸運でしたね。


渡されたときはこんな感じです。


開けて広げてみると前面に主要キャストのサインが!誰がどんなサインを書くのかも分かってかなり貴重な一品😊。観劇の思い出とともに大切にします。

以下の感想はネタバレを含んでいます。ご注意ください。

 

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2018.06.22マチネ公演 in 新歌舞伎座(大阪)

主なキャスト

  • ロナン:加藤和樹
  • オランプ:神田沙也加
  • ロベスピエール:三浦涼介
  • ダントン:上原理生
  • デムーラン:渡辺大輔
  • ソレーヌ:ソニン
  • アルトワ:吉野圭吾
  • ラマール:坂元健児
  • フェルゼン:広瀬友祐
  • ペイロール:岡幸二郎
  • マリー・アントワネット:龍真咲

 

全体感想

あらすじなどに関しては前回公演感想を参照してください。

ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』2018.06.05~06
ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』大阪公演を観てきた感想。2018年6月5日ソワレと6月6日マチネ公演を観劇。新歌舞伎座にて上演。主な出演は加藤和樹・神田沙也加・凰稀かなめ(5日)、小池徹平・夢咲ねね(6日)

今回は印象的だった場面ごとを振り返って感想を書いてみようと思います。

プロローグ~対立

苦しいながらも必死に働く農民たちの前に突然ペイロールを先頭とする軍隊が乗りこんでくるといったセンセーショナルな始まり
ここ、のっけから通路を使った演出があって美味しいんですよね😁。この日私はちょうど岡さん演じるペイロールが颯爽とやってくる通路側の座席だったので、間近でただならぬオーラを感じることができました。とにかく岡さんの迫力がすごい!!
舞台に上った後も、圧倒的な威圧感あふれる歌いっぷりで一気に空気を支配してしまってて・・・あれで一気に物語の世界に見てる方は引きずり込まれるんですよね。こういう観客を一気に惹きこむだけの力を発揮する岡さんは改めてすごい役者だって思いました。

言いがかりをつけて逮捕された農民の中に主人公・ロナンの父親が入ってて・・・そのタイミングで舞台奥から主人公登場!っていう魅せ方も上手いなぁと思います。ペイロールに勇敢に立ち向かうロナンの姿は本当に熱くて、それに伝染して他のキャストの熱も上がっていく感じが好きでした。
それにしても、ロナンの父さん・・・あっけなかった😣。だけど、演じてる磯部勉さんはその後に国王の側近で登場してくるんですけどね(笑)。

パリの街角~印刷所

ロナンがパリに出てきたところで、一気に重要な登場人物たちが登場。このあたりの演出もワクワクします。

特に熱いけどどこか繊細さを持ち合わせたロベスピエールや、正義感溢れた真面目さが清々しいデムーランは一気に目を惹かれます。とにかく二人ともカッコいい!!目の保養ww😁。
場面的には「苦しい生活から民衆を解放するための運動」という大義名分のために必死になってるわけですが、重さよりも軽やかさ(いい意味での)を感じるんですよね。

そこへロナンがやってくるわけですが、この時点ではかな~りスレた性格なのでww、声をかけてくれたロベスピエールたちに対する態度も反抗的。
「話を聞きに行こう」と一緒に退場する時、フレンドリーに接しようとロナンの肩に手をやろうとするロベスピエールを思い切り振り払う去り際の場面が個人的にかなり好きでした😁。いやだって、振り払われたときのりょんくん(三浦くん)の動揺した顔が可愛くて仕方なかったのでねww。毎回あれで萌えてました(笑)。

印刷所でデムーランたちの話を憮然としながら聞くロナンの場面も個人的にはかなり萌える好きなシーンでしたw。
とにかく世の中に対して怒りを持て余している感じのロナンを必死に説得しようとするロベスピエールとデムーランの奮闘っぷりが可愛いのです!!私が観劇した日は、前回観た時よりもロナンが彼らにちょっかい出すアクションが増えてるように感じたかも。それだけに翻弄されまくってる二人の様子がさらに可愛さ倍増でwww最高でした😁😁。

この時に歌われる♪革命の兄弟♪は好きなナンバーの一つです。3人が最終的に「兄弟だ」と肩を組んで歌う光景もよかった。

ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿シーンは見どころの宝箱みたいな場面です。初演の時もこのシーンだけはものすごく鮮烈に記憶に残っていて、マリーアントワネットが歌う♪すべてを賭けて♪が聴きたいがためにCDを購入したほどでした😆。

このミュージカルは機械で音を作っているので生オケではないのですが、機械でしか出せないような旋律が最も色濃く出ているのが♪すべて~♪ではないかと思ってます。とにかくここはすべてが見どころ!!

冒頭でこの作品の中では”悪役”的立ち位置のアルトワやラマールが登場するのですが、サカケンさんたちが扮してる「昆虫」がとにかく奇抜で笑えるww!!ラマールは悪役的立ち位置ではありますが、コメディ全般も担当しているのでのっけから全力です😆。
吉野さんが演じるアルトワは不気味なクールさがあるのですが、サカケンさんのコメディ的なラマールと不思議と調和しているところがけっこうすごいなと思って見てましたww。

そして何といっても最大の見どころは、マリー・アントワネットの登場シーン!!初演で見た時は正直ド肝抜かれましたww。それくらい派手です!!あの演出考えたの小池修一郎さんですかね。いやぁ、派手の極みって感じでインパクト絶大ですよ。

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パレ・ロワイヤル

パレ・ロワイヤルで登場してくるのが理生くんが演じるダントン。毎回あの迫力ある歌声で存在感ハンパなかった!テンションも高いし、どちらかと言うとちょっとコメディ的なダントンが見られる貴重な場面かも。
特に、女の子のシャルロットとの掛け合いは可愛いかったな~。特にあの凸凹感が見ていて面白かったww。

ロナンはデムーランたちの尽力もあって印刷所で働けるようになってスレ感がこのあたりから薄まってますw。なのでけっこうコメディ的な一面も見られたりするのが面白い。
この日一番面白かったのは、デムーランがドヤ顔で彼女を紹介しつつ立ち去っていくのを見送る場面。悔しさ全開な理生ダントンwwがやけくそで投げキスとか色んなリアクションしてたんですけど、和樹ロナンがそれをいちいち全部真似しててめっちゃ笑いましたwww。この時の理生くんと和樹くんの掛け合い大好き!

そんなイケイケな雰囲気の二人の空気が一変するのが、ダントンが懇意にしてるという娼婦を紹介する場面。紹介されたのはロナンの妹のソレーヌだったわけで、あまりの気まずさからダントンはヨロヨロとその場を立ち去ってしまう。あの打撃の受け方がけっこうハンパない感じで・・・「ダントン、どんまい!」と思わず声をかけたくなるくらいだったな😅。

ソレーヌは娼婦にならなければ生活できない苦しい現状を兄のロナンに訴えるわけですが、この時に仲間と歌う♪夜のプリンセス♪はソニンさんならではの内から溢れる感情がストレートに伝わってきて印象的でした。

そして、パレ・ロワイヤルでもう一つ繰り広げられるのがアントワネットと恋人フェルゼンの密会シーンです。二人が歌う♪夢よ永遠に♪は二人の切ない恋心が溢れるナンバーなのですが…ここで私が一番注目していたのが広瀬くん演じるフェルゼン…っていうか、役者・広瀬くんの成長した姿でした。

前回も書いたと思うんですけど、初演の時の広瀬フェルゼンは、外見はいいのに印象に残らない残念なイケメンっていうイメージしかなくて(ごめんなさい!!)
それが、もうビックリするほど深みのある素敵な広瀬フェルゼンに変貌していて感無量の心境でした。アントワネットを大きく優しい愛で包み込んで抱きしめる場面はもう見ていてドキドキの連続でした。こんな素敵なフェルゼンに成長してくれたことが何よりも嬉しくて目が離せなかったですね。

アントワネットとの逢瀬の終わりには妹の現状を知って酔い潰れていたロナンとやり合う場面になるのですが、その時の剣捌きもめっちゃスマートでカッコいい!!がむしゃらなロナンとの対比がくっきり出ていて見どころの一つになるシーンだと思います。
ただ、この日は最後のキメのところでちょっと足が滑ったように見えたかな。少しバランス崩したように見えたんですけど、それでもグッと持ちこたえてくれてホッとしました😅。

バスティーユ

ロナンとフェルゼンがやり合ってると、アルトワやラマールが登場してきてピンチの局面。アントワネットの密会を何としても彼らに知らせたくないオランプが一芝居打って逃がすことに成功します。

この時の一芝居での沙也加ちゃんの奮闘っぷりがすごく可愛くて好きだったんですよね~。特にロナンに羽交い絞めにされると装っての「たすけてぇぇ!!」の叫びっぷりが・・・なんかコメディエンヌ的で(笑)。サカケンさんのラマールたちとのやり取りもちゃんとコメディ的な空気感に乗っていたし、私はこの一連のシーンは沙也加ちゃんの方が好きだったかもしれない。

一番迷惑こうむったのは、たまたま居合わせた上にアントワネットを逃がすためと称して暴漢に祭り上げられてしまったロナン😅。この時点ではロナンはオランプに対して恨みの感情の方が圧倒的に強いわけです。それが、後半のあのスピードあふれる感情の変化…www。

バスティーユに閉じ込められ拷問を受けることになってしまうロナンですが、ここで宿敵のペイロールと再会。圧倒的な威圧感で拷問を加えるペイロールと、それに必死に食らいついて敵対心をむき出しにするロナンの二人のやり取りはとても刺激的です。
そんな緊迫したムードではあるのに、♪耐えてみせる♪のナンバーがめっちゃカッコいいナンバーなので、なんかノリノリな気持ちにさせられちゃうんですよね(笑)。

拷問シーンで一番印象深いのは、ペイロールが「金持ちのボンボンたちとつるんだところで何も得るものはない」みたいな捨て台詞を残していく場面。拷問の上に、マインドコントロールのようにロナンと仲間を引き裂こうと画策するペイロールの黒い意図が見え隠れしてるんですよね。
ロナンはその罠に見事に墜ちてしまう。あれだけ拷問されたりしていたら、そういう思考が入り込んでしまうのも仕方ないよなぁと思いながら見てました。

そんなロナンを助けに入ったのが罪悪感を感じていたオランプ。自分のせいでロナンが無実の罪で捕らわれて拷問までうけちゃいましたからね😅。
ちなみに、この時身代わりにされてしまった牢番の兵士さんがめっちゃイケメンでした😍。

それと前後するシーンで面白いのが、ロナンの牢獄を偵察しに行くラマール一行。バスティーユの暗い廊下を歩いていく途中で骸骨を見つけるっていう場面になるのですが・・・ここが毎回サカケンさんのアドリブが炸裂しててwww。
というのも、客席の最前列前の通路を使っての演出なので、お客さんが骸骨っていう設定になってるわけです(笑)。当然座っているお客さんも毎日違うわけで、「生前は○×▽だったに違いない」と瞬時にお客さんの顔を見てアドリブを発してたサカケンさん、さすがとしか言いようがありません。

ちなみに、私が観劇した日は「ピンクが似合う優しい女性だったに違いない」って感じだったかなw。

私が一番「!?」って思ってしまうのが、ロナンを救出した後の展開です。牢獄から秘密通路を使って逃げることに成功するロナンとオランプですが、この時点ではロナンはオランプに対して恋心を発動しているようには見えないんですよね。唯一のきっかけと思えるのが、転びそうになった彼女に手を差し伸べる場面なんですけど…ちょっと見つめ合うくらいで特に大きな動きはないw。
別れ際も何だかちょっとケンカみたいになってるので、その直後に「助けてくれたお礼だ」と強引にロナンがオランプにキスする場面は初めて見た時はけっこうビックリしました(笑)。

そこまではまぁ、ありがちな展開とは思えるわけですが、オランプが「二度と会わないから!」と動揺しながら去った後に、ロナンは♪二度と消せない♪という彼女への熱い恋心を朗々と歌うわけですよww😅。え!?君、いつどこでそんなスイッチ入ったの!??と思わずにはいられないwww。
それを解明すべく、この日にはかなり注視して和樹ロナンの表情に注目していたら…オランプが躓く寸前くらいからちょっとドキドキしてるっぽい空気感はあったかも。手を差し出した時はちょっと目が泳いでたしね。とりあえず、その時だったんだろうなってことで納得するようにしました(←完全には無理だけど 笑)

印刷所~サン・ドニ教会

ムニュ・プレジール館の場面はラマールたちが人形劇を使って三部会を説明するわけですが、個人的にはあまり好きではないシーンかなぁ。三部会の仕組みだったり内容だったりを人形やキャストを人形に見立てて動かしていく演出は面白いんですが、ストーリーの流れ的にちょっと止めてるような気もしてしまって…。
だけど、観劇した日はラマールが歌い終わった後に前回より大きな拍手が起こってて、サカケンさんたちがめっちゃ嬉しそうな顔で捌けていくのが可愛かったですww。

バスティーユから生還したロナンは印刷所に戻るのですが、拷問されてる時にペイロールに吹きこまれた「金持ち連中とつるんでも何の意味もない」みたいな言葉が忘れられない。無事に戻ったことに喜んだロベスピエールたちの「夜中にパンを食べながら一緒に勉強したよな」みたいなやり取りを聞いた瞬間に「俺たちは明日食べるパンすらなかった」と怒りのスイッチが入ってしまうロナン。
ここで、貧しい境遇の者と普通の生活を送れた者との対比がくっきり出てしまうわけです。必死にロナンに「自分たちは君たちを救いたいんだ」と説得しようとするデムーランたちですが、かえって怒りに火を注ぐ結果となってしまって…この場面はなんだかすごく切なかったです。

が、♪自由と平等♪のナンバーと力強いダンスがまたカッコいいんですよ!!シリアスなのにカッコいい。このミュージカルはそういうシーンがとても多い。

ロナンは再び彼らに心を閉ざしたまま別れ別れになってしまう。
地下道を印刷所仲間と逃げ出すロナンは逃げる途中でシャルロットに出会い、オランプがいる場所へと向かいます。

オランプはアントワネットの長男で王太子の世話係をしていましたが、体が弱かったこともあり早世してしまったことに激しいショックを受けていた。葬儀の場面の時に嘆き悲しむアントワネットを物陰からもどかしい想いで見つめていたフェルゼンが居て…ついついそちらに目が行ってしまった。その見守る視線がどうにも切ない!!
嘆くアントワネットの場面はなんだか『エリザベート』のルドルフが死んだ場面を彷彿とさせるようにも見えたな。

葬儀の終わった後も一人で棺に手を合わせるオランプの元へロナンがやって来て・・・そしていつの間にかラブラブに😅。一瞬で恋に落ちて、再会した時には熱烈な恋に捕らわれてる二人…っていうのが、日本人的感覚ではちょっと理解が追いつかない感じもあるんですけどw、ただ、場面的にはロマンチックだし二人が歌う♪この愛の先に♪の幻想的な演出やダンス、そしてロックバラードがめちゃめちゃハマってて見応えあるんですよね。

パレ・ロワイヤル~ムニュプレジール館門前

王宮では国王であるルイ16世よりも弟のアルトワ伯のほうが力があるようで、政治に関しては消極的な兄を上手く操っています。アルトワの助言で流されるまま第三身分の締め出しを決定してしまったことで民衆の怒りが頂点に達することに。
この、ルイの微妙な心の動きを演じてる増澤さんは実に繊細に演じてましたね。どうにもこうにも上川隆也さんに似てる!って見えてしまうんですがwwそれ以上に芝居が確かなのも魅力です。

民衆たちは閉鎖されたムニュプレジール館の門を強引に開けるために一斉にそちらへ向かいますが、仲間と気まずい雰囲気になったロナンは一緒に行くことをためらってしまう。
この時に歌われる♪街はわれらのもの♪の歌いだしの旋律が個人的にものすごく好きでした!静かで、それでいてロナンの複雑な心境も織り込まれていて毎回グッとくるものがありましたね。そこから徐々に気持ちが盛り上がって、自由を勝ち取る戦いに共に立ち向かうことを決める展開が非常にドラマチックでした。

その後の王宮側と第三身分側の激しいぶつかり合いの場面なのですが・・・ワイヤーで操られる巨大板が半分上がって、その上の部分に王宮側がいて下から民衆が襲い掛かってくるという演出がこれまたすごかった!視覚的に身分の違いを表しているというのもあるし、力の差というのをまざまざと見せつけるという効果も十分感じられる。
さらにその戦いの直後にオランプとロナンの立場の差を見せる効果にも使われてるんですよね。オランプは王宮側でロナンは民衆側。二人は敵対関係の中にある切なさがあの演出で伝わってくる。

1幕ラストにロナンは戦うために仲間の元へと走っていくのですが、客席の通路を一直線にダッシュしていく演出になってて。真横に和樹ロナンの風を思い切り感じてきました😆。

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球戯場

第三身分の集会を禁じた国王に逆らう民衆たちが球戯場に集まり結束を強めるシーンから2幕はスタート。とにかくのっけからハンパなく盛り上がります!!まさに・・・

”ミュージカル1789、ハンパないっ!!”←(「大迫ハンパない」を変換してみたw)

特に冒頭の♪誰のために踊らされているのか♪のロック感が半端ないっす!!三浦くん演じるロベスピエールの統率力がすごい!!なんかねぇ、目が離せませんよ、りょんくんのロベスピエール😆。ロックな歌いっぷりといい、セクシーな腰の動きといい、力強いのにしなやかなダンスといい・・・全てが最高でございます😃。

歌い終わった後には国王、アルトワ、ペイロールが高い台に乗って現れて群衆たちを見下ろしてくるのですが、彼らの熱は一向に収まりを見せない。
さらにロナンも加わって熱がもう一段階上がっていく感じがもう見ていてワクワクしました!そこからの和樹ロナンを中心としたボディダンスの迫力がまた、”半端ない!!”です、ほんとに!!舞台と客席が近いこともあってか、の伝わり方がとにかくすごかった!!ボディダンスの後のキャストの皆さんのギラギラした眼差しや肩で息をする感じとかもすごくリアルで見ごたえ十分です😆。

ペイロールはそんな群衆たちに銃を向けますが、ルイの制止によって退却に追い込まれる。つまり、民衆たちの勝利という結果に終わるわけです。
この出来事で再びロナンと仲間たちの絆が復活していく過程が好きでした。

サン・ドニ教会

そんなイケイケの空気の中なのに、シャルロットからオランプの居場所を知らされるとスイッチがそっちの方に入って迷いなく会いに走って行ってしまうロナン(笑)。その単純さがなんとも面白い。
走り去ったロナンを見た印刷所仲間たちが乙女チックなリアクションしてたのが可愛くてww客席からも笑い声が多数。心なしかこの日はその声に気を良くしたのかリアクションが皆さん濃い目で面白かったです😂。

サン・ドニ教会では、オランプが「もう会えない」というアントワネットの手紙を届けるべくフェルゼンと密会。そこをアルトワたちに見つかってしまうわけですが・・・フェルゼンがあっけなく囚われの身になってしまうのがちょっと残念(苦笑)。
ただ、この場面の見どころはアルトワに翻弄されるオランプ。♪わたしは神だ♪のナンバーが妖しいロック調で催眠術を発動しまくるアルトワの雰囲気にピッタリなのですw。それにしてもほんとに沙也加オランプは催眠術にかかるときの表情がリアルww。それにラマールたちも絡んだりしてるので多少動きや表情もコミカルになっててとても可愛いです。

見どころは、アルトワの妖術でオランプが台ごと浮いてるシーンですかね。あの仕掛け、3回見ても解明できなかったw。

アルトワの媚薬を飲まされそうになるオランプを助けに入って自分で飲み干してしまうラマールのシーンも面白くて好き!!グイ飲みしたあと「なんだこれ美味しいな」みたいな雰囲気で二口目もグイグイいっちゃうサカケンラマールのリアクションがとにかく毎回面白かった😂。
基本的にラマールって、オランプに関してはけっこうピュアなんですよねw。

そんなすったもんだの時に助けに入るのがロナン。アルトワたちを追い払うことにもフェルゼンを救い出すことにも成功。そして二人の愛はさらに確固たるものへと昇華していきます。「自由になったらまた会おう!」というロナンの言葉がとても印象深い。

♪世界の終わりが来ても♪のナンバーは、ロナンとオランプ、アントワネットとフェルゼンの恋心を歌っているのですが、私はいつもここで広瀬フェルゼンに目線が行ってしまってましたね。もうとにかく、フェルゼンの苦しくて切ない恋心が痛いほど伝わってきて泣けるんです!!広瀬くんのその感情表現の豊かさに感動しました。

パン屋~パリ市街

生活に困窮した女性たちの先頭に立ったソレーヌはパン屋を襲うべく立ち上がる。これ、傍から見ると「パン屋は悪くないんだよ~」って思っちゃうんですけど、そんなこと言ってる場合じゃないくらい追い詰められた現実があの当時あったわけですよね。

ソニンちゃんの一番の見せ場となるのがこの時の♪世界を我が手に♪のナンバー。歌詞の中に出てくる「バカな男」とかとにかく男たちを非難する歌詞がやたら出てくるので、個人的にはあまり好きな歌じゃないんですが😅😅、なんといっても見所は、ソニンちゃんのこれでもかってくらいの大迫力の歌声です!!凄い鬼気迫るものを感じるし、何よりもソレーヌの魂がめちゃめちゃ宿ってる!!あの爆発力は彼女にしか出せないと思います。

結局ダントンたちが慌てて止めに入って事なきを得るわけで、パン屋襲撃事件はこの作品の中ではそんなに大きい意味があるようには思えなかったかな。

国王はこの後も結局アルトワに押し切られる形で第三身分排除に踏み切ってしまうのですが、これってルイの政治に消極的な割にはプライドを捨てきれなかった悲劇っていうのもあるんですよね。その人間的な弱さを増澤さんは実に繊細に演じていました。
ずっとルイの相談役で助言していたネッケルは失望して王の元を去る。解任されたとき、最後にニヤリと不気味な笑みを浮かべる磯部さんの芝居が印象的です。ネッケルはフランス人ではないので、もうその後のことはどうにでもなれ的な他人事みたいな感覚なのかもなぁと。

第三身分寄りな意見を述べていたネッケルが解任されたことで群衆の怒りは沸点に達して新たな戦いへと向かっていく。
戦いに決意した民衆たちが紋章代わりに木の葉を掲げる姿は非常に美しい。木の葉を取るとき、ロベスピエールは自分の取るものがなくてちょっとアタフタしてたら彼女と思しき女性から「ハイ」って感じで渡されてましたね。その時のりょん君の表情が可愛かったな😊。

渡辺くん演じるデムーランが先頭になって歌う♪武器をとれ♪は高揚感溢れる壮大なナンバー。デムーランの実直な性格というのが歌声にも表情にも滲み出ていて…渡辺君、すごく良かったよ!!これ聞いてると、シトワイヤンとして一緒に戦いに行きたくなります。

そこに圧倒的な力で立ちふさがるのがペイロール率いる国王軍。こりゃいくら団結しても叶わないんじゃないかってくらいの迫力が・・・ほんと岡さんすごい!って思っちゃいます😮。

ヴェルサイユ宮殿

いよいよ民衆が王宮に向かってくることへの危機感が漂うわけですが、アルトワ伯のズル賢さがもうほんとに憎たらしいww。戦を煽るようなことをしたのに、自分は安全なところに逃げて治安が安定したら戻って王位に就こうって腹づもりですからね😓。こいつロクな死に方しないぞと(苦笑)。
ちなみに史実によると…ホントにフランス革命勃発の時にイギリスに亡命して、色々と事件が落ち着いたあとにフランスに戻ってシャルル10世として即位したようですね。だけど、専制政治が仇となって退位に追い込まれたんだとか。でも兄ルイ16世のように民衆に殺される運命には至らなかったらしいです。

オランプはアントワネットから「恋心を大切にして」と役目を解かれロナンの元へ。
向かう途中のラマールとの最後のやり取りがまたコミカルで面白かったし、この日もラマールがオランプを追いかけていく場面では大きな拍手が起こってました。

危機に瀕して初めて王妃への自覚が目覚めたアントワネットの元へ一緒に逃げようとやってくるフェルゼン。「あなたとあなたを愛する人たちを守りたいのです!」と手を差し出すもアントワネットに拒まれたフェルゼンが震える手を自分の胸にグッと押し当てるシーンは感動的でグっときました😢。
一緒に観劇した友達とも話したんですけど、初演の時は広瀬くん、ちょっとこのシーン段階的な感じがしたんですよね。それが、今回の再演ではちゃんとフェルゼンの気持ちに乗っていて断腸の想いで泣きそうになりながら震える手を胸に押し当てていて…そういうところも本当に成長したなぁと感慨深いものがありました。

アントワネットが今後の自分の運命を予測したかのような♪神の裁き♪を歌う場面も印象的です。特に、ギロタン博士が改良したギロチンの模型が後ろの映像と一緒にシャっと落ちるシーンは見ていてゾクっとするものがありました。
この場面のアントワネットはひたすら儚くて美しかったです。

パリ市街~人権宣言

アントワネットの元を去ったオランプはロナンの元へ。彼女が自由になったと知ったロナンが喜び「革命が終わったら一緒についてきてくれ」とプロポーズめいたことを告げる姿がとても印象深いです。こういう風に言うヒーローに限って、それが達成したためしがあまりないので…それを想うとなんとも切ないんですよねぇ。

そして愛する者と戦いに挑む前に歌われる♪サ・イラ・モナムール♪がこれまためちゃめちゃカッコいいナンバーなのですよ!!確実に頭に残るナンバー。舞台終わった後ロビーにも流れてるくらいなのでw。
このナンバーの時に主要キャストたちがそれぞれの恋人と束の間の愛を確かめる素振りをするシーンがいくつか出てくるのですが、めちゃめちゃ甘い雰囲気を出していたのがりょんくん演じるロベスピエールです。ロベスピエールの恋人はキャスト的にはアンサンブル的立ち位置になるので抱き合う場面でも彼女だけ後ろを向いているのですが、愛で方が半端ないww。私が観劇した日は特に熱い愛を捧げてたりょんくんロベスピエール。とにかく色気もハンパないので見ていて「おおおっ」って思っちゃいましたww。

そしてロナンは1幕冒頭にもうたった♪胸に刻み込まれたもの♪を歌って革命へと臨む。このあたりの構成もドラマチックです。

そして、バスティーユの火薬庫からオランプの父親を救い出して皆の顔に希望が生まれるのですが、その直後に悲劇が・・・😭😭。ミュージカルってだいたい死んでしまうキャラが寸前にけっこう長いこと見せ場を作ることが多いのですが、この作品は非常にあっけないです😵。それだけに、儚さと悲しさがひしひしと伝わってくる。
特に、ロベスピエールの嘆き悲しみっぷりが切なすぎる!!私は毎回りょんくんの表情にもらい泣きしてしまってました😭。この日はその死の瞬間は時間が止まったかのような呆然とした表情をして、その後床に伏して拳をドンドンと叩きながら泣いてました…。もうほんと、まるでロナンの彼女のようだったよ。

その後、勝利を得た民衆たちは人権宣言を読み上げていく。犠牲の上に勝ち取った勝利感が半端ないので、このクライマックスも本当に切ないです。

そしてラストシーン、アントワネットが処刑に向かう姿で出てくるのも切ない…!!
でも、最後の最後に希望が見えて・・・その場面に感動して涙が止まりませんでした。良い〆方だと思います☺。

 

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主なキャスト別感想

加藤和樹くん(ロナン)

6月頭の方に見た時よりもめちゃめちゃ熱くなっててビックリしました!印刷所でデムーランたちに「お前たちに俺の気持ちなんかわからない!」といった憤りをぶつけるシーンでは怒りと悲しみと色んな感情が入り混じったのか泣きそうになりながら歌っていたり、とにかく感情表現がまた数段上がったなぁという印象です。
熱く、切なく、爽やかな和樹くんのロナン、最高でした!歌声も前の方にガンガン響くようになったし、彼の成長を感じられたのもとても嬉しかったです。

龍真咲さん(マリー・アントワネット)

今回初めてのキャストさんだったのが龍真咲さん。宝塚の時には男役トップとしてロナンを演じていたそうですが、とても男役さんだったことが想像できないほど「女性」でビックリしました。それに、歌がものすごく上手い!!♪すべてを賭けて♪のナンバーの時の歌いっぷりなんか本当に最高でした😆。
軽薄な部分と繊細な部分とを併せ持つアントワネットのキャラをとても丁寧に演じられていて、それ故にクライマックスでの悲しい結末を予感させる場面はかなりグッとくるものがありました。
今後も色々な役で見てみたい女優さんです。

三浦涼介くん(ロベスピエール)

もう、りょんくん、最高!!ハンパないよ、この子は!!ミュージカルで観るのは初めてだったけど、こんなにハマるんだなぁと今回思いました。ダンスのキレも最高だったし、ギラギラした目力は見る者を魅了する不思議な力を感じましたよ。
あまりにも魅力的な逸材だったので、次の舞台「るろうに剣心」のチケットも思わず購入してしまった(笑)。色んな舞台で観たい役者さんです。

だけど、やっぱり一番目を惹いたのは今回はフェルゼンを演じた広瀬友祐くんですかね。初演と一番明確に変わったと思ったのが彼だったので。とにかくその成長が本当に嬉しかったです。今後の活躍も楽しみです。

 

後述

『1789 -バスティーユの恋人たち-』博多座公演2018年PV(ダンスver)

博多座公演バージョンの動画も公開されました。私のレポートでは補いきれない迫力のダンスとロックナンバーの雰囲気だけでもお分かりいただけるのではないかと。

本当は博多まで見に行きたいくらいなのですが、経済的理由で断念ww。初演に見た時にはここまで「もっと見たい!」とは思わなかったので、それだけこのミュージカルが進化したという事なんだろうなぁと感慨深いものがあります。

また数年後、更なるパワーアップを遂げた「1789」に会いたいです!再演、待ってます!!それまではDVDで楽しもうかな😉。

参考 DVD発売の詳細

http://www.toho.co.jp/stage/dvd.html