ミュージカル『メリー・ポピンンズ』大阪公演

ミュージカル『メリー・ポピンズ』を観に大阪へ遠征してきました。

大阪公演としては珍しく、いつももより少し長い期間上演していてくれたので予定を立てやすくありがたかったです。

この作品を観に行きたいと思ったポイントは…めぐさんのメリーを観てみたいと思ったところですね。こういう優しいファンタジー系作品での濱めぐさんをあまり見たことがなかったので、どういう芝居をするのだろうととても興味があったんです。
で、他のキャストを見てみると…けっこうミュージカル界で名の知れた上手い役者さんばかり。てなわけで、全キャスト見てみようと無謀な計画に至りました(笑)。まぁ、無謀といっても「マチソワ(一日の昼公演と夜公演を連続して見ること)なんですけど

ところが、当日になって初めて気が付いたことが…!

この日のマチソワ観劇で全キャスト制覇だって思い込んでいたんですが…柿澤くんが出ていない日だったんですよ😵。なんと、後から聞いた話だと…私の観劇した日だけ(東京・大阪通じて)Wキャストの大貫くんがマチソワを演じるという回だったということが判明😅。
ある意味、とっても貴重な回を選んでいたらしいんですが・・・全キャスト見る気満々だっただけにちょっと残念だったかも~~ともw。

というわけで、比べようにも比べられなかったのがバートだったってことになりましたw。だけど、大貫バートがマチソワですごく頑張っていたのを見れたので、それはそれでいい観劇になったと思います。

ちなみに、ソワレ公演はカーテンコール撮影OK日となっていました!遠征前日にそのことを知って急いでカメラをバッグに入れたのはここだけの話(笑)。やっと念願のカテコ撮影OK日に当たりましたよ~。ここ最近は初日公演に行われることが多いのですが、なぜか大阪の中日あたりに入ってくれてラッキーでした

というわけで、写りはよくないんですが…感想の最後に少しご紹介します。

以下の感想はネタバレを含んでいます。ご注意ください。

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2018.05.29マチネ・ソワレ公演 in 梅田芸術劇場メインホール(大阪)

主なキャスト

<マチネ>

  • メリー・ポピンズ:濱田めぐみ
  • バート:大貫勇輔
  • ジョージ:山路和弘
  • ウィニフレッド:木村花代
  • バードウーマン/ミス・アンドリュー:島田歌穂
  • ブーム提督/頭取:コング桑田
  • ミセス・ブリル:久保田磨希
  • ロバートソン・アイ:小野田龍之介
  • ジェーン:岡菜々子
  • マイケル:竹内彰良

<ソワレ>

  • メリー・ポピンズ:平原綾香
  • バート:大貫勇輔
  • ジョージ:駒田一
  • ウィニフレッド:三森千愛
  • バードウーマン/ミス・アンドリュー:鈴木ほのか
  • ブーム提督/頭取:パパイヤ鈴木
  • ミセス・ブリル:浦嶋りんこ
  • ロバートソン・アイ:もう中学生
  • ジェーン:浅沼みう
  • マイケル:坂野佑斗

アンサンブルに元・劇団四季の武藤寛さんがいらっしゃって!四季を退団した後の舞台で観るのはもしかしたらこれが初めてだったかも。なんだか懐かしかったなぁ~。お元気そうでよかったです。
元四季といえば、斉藤准一郎くんにも目が行きますね。彼はよく舞台で観ていますが、アンサンブルでも体の動きのキレが素晴らしくていつも追ってしまいます。

あらすじ・雑感

『メリー・ポピンズ』といえば、きっとその名前を聞くだけで傘を持って飛んでるメリーを思い出す人も多いのではないでしょうか。1964年に公開されたジュリー・アンドリュース主演のディズニー映画としてとても有名です。それをミュージカル舞台化したのがこの作品です。

ところが・・・私はこの映画をまともに見たことがなくて・・・超有名な曲「チムチム・チェリー」と、メリーがよく分からないけど傘持って飛んでるってことしか知りませんでしたwww。

そんなわけで、物語は今回初めて知りまして・・・とても新鮮に楽しむことができました。映画を知っていれば違いとか楽しめたかもしれないので、そこはちょっと残念ではあるんですけどね(ちなみに、見た人の話だと映画と少し違う部分もあるらしい)

あらすじは以下の通り。

1910年のロンドン、チェリー・ツリー・レーンに住むバンクス家。一向に子守が居つかないこの家に、メリー・ポピンズ(濱田・平原)が舞い降りてくる。魔法で部屋を片付けたり、カバンから何でも取り出したり不思議な力をもつメリーと、煙突掃除屋のバート(大貫・柿澤)と過ごす素敵な毎日に、子供たちは大喜び。一方、父ジョージ(山路・駒田)は銀行でのある融資をきっかけに、苦境に立たされてしまう。しかしこの出来事をきっかけに、バンクス家は家族の幸せを見つけ、それを見届けたメリーは、また空へ帰って行くのだった。

公式HPより引用

プロデューサーは「レミゼ」や「サイゴン」を手掛けたことで有名なキャメロン・マッキントッシュです。振り付けは世界的にも有名なマシュー・ボーンが手掛けているっていうのがまたすごいです。

まず、全体的に見て思ったことは・・・10年前だったらこの作品を好きになってなかったかもしれないなということ。たぶん観ようとも思わなかったかもしれない😅。というのも、基本的に私はファミリー系の、しかも子供が大活躍するっていう作品がどうにも苦手なんですよね。なので四季の『ライオンキング』も初演を1回見て以来約15年間観に行かなかったくらい(それでも合計2回しか行ってないので基本的に好きな作品じゃない気がするw)
正直なところ、今でもそんなに好きな分野ではないのですが・・・年齢を重ねていくにしたがってだんだん受け入れられる気持ちになっていったのかもしれません。

2回見たのは正解だったと思ったのが、前半部分の子供たちのわがままっぷりな展開w。いくら慣れてきたとはいえ、一番最初にあの生意気盛りな子供たちの態度を見た時には・・・

「なんじゃ、あの、○○ガキたちはーーーー💀💀」

って気持ちが湧いてこないわけじゃなかった(笑)。2回目に見て動きがある程度予測できてようやくちょっと落ち着いて見れるようになったのでww慣れって大切だなと😅。

それでも、家族の物語として見ていくとこの作品は本当にとても温かくて・・・すれ違うこともあるけど、思いやりを持って接すればみんな笑顔で幸せになれるんだなぁとシミジミ思いました。
バンクス一家は最初の頃はお父さんは専制君主みたいだし、子供たちはワガママし放題だし(子守がどんどん止めてくのも納得w)、使用人たちもピリピリしたり萎縮したりとみんなバラバラ。そこへ突然風のようにメリーが「子守」としてやって来てから世界がゆっくりと、でも着実に開けていってそれぞれの気持ちの中に小さな変化が生まれていく。その過程がすごく丁寧に繊細に描かれていたのがとても良いなぁと思いました。

色んな小さな変化の積み重ねが、やがて家族を一つにしていくわけで。メリーが起こしていったさりげない温かい奇跡が最後に大きく花開いていくような・・・優しさに包まれたラストに繋がるんですよね。

私、この作品見て涙するなんて思ってなかったんですよ。最初にも書いた通りまだ少し苦手意識はあったし。ホッコリって感じで終わるのかなぁなんて思ってて。そしたらクライマックスからラストにかけて予想外にめっちゃ感極まってしまった💦。

メリーが去っていく直前に子供たちが言った「私たちにはもうメリーは必要じゃないから」っていうセリフがすごく効いたかもしれない。あぁ、そういう風に思えるようになるくらい、バンクス家は今までにない愛にあふれた家族に進化したんだなと。別れの場面ってどの作品も決まって「行かないで!」みたいな展開になりがちですが、こういう美しい温かい別れっていうのもあるんだなぁってすごく思いました。
ジョージとウィニフレッドが子供たちが目をつむっている隙にこっそり優しいキスを交わす場面からもう、たまらなく泣けて仕方なかったです😢。そして、彼らを見届けるがごとく「魔法」でゆっくりと去っていくメリーを見ていたら・・・もう理屈抜きでボロ泣き状態に😭。彼女が去るのが哀しいんじゃなくて、彼女がバンクス家にもたらした奇跡が優しく温かすぎて泣けたんですよね・・・。

たぶん10年前に見てたら泣いてなかったかもしれないw。時の経過とともにこういう作品が沁みる年代になったんだなぁとシミジミ納得した観劇となりました。
子供にはぜひとも見てほしい作品ですが(おもちゃを大切にしなさいとか、そういうちょっとした教訓めいた場面も出てくるので情操教育にも良いと思う)大人にもぜひともお勧めしたい作品だと思います。なんというか…忘れてしまいがちな優しい気持ちを取り戻せるようなそんなミュージカルだったので。

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全体感想

まずはナンバーについて。

古き良き時代のミュージカル映画がベースになっているだけあって、耳馴染がいいしとても覚えやすい曲が揃ってます。私が唯一知っていた曲w『チム・チム・チェリー』は冒頭から出てきて、思わず心の中で”これは知ってる”とテンションが上がりました(笑)。全く歌われる状況とか知らなかったので、そうっだったのかと腑に落ちる部分も😅。

あとなんとなく聞いたことあるなぁと思ったナンバーが『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』です。一番最後の「スーパーカリなんちゃらかんちゃら・・・」っていう部分のメロディーだけは知ってたんですけどww、まさかあんな壮大なナンバーだとは知らなかったのでその派手派手さにビックリしました(笑)。
というか、これ、造語で意味は特にないんですよね。「自分で言葉を作る」という、子供の想像力が生かされるような感じの場面だったかな。よく分からない綴りのなが~~い言葉が、あれだけの華やかな楽しいナンバーに変身しちゃうんだから・・・ほんと、これ考えた人天才だなって思いました😃。

あとやっぱり派手なナンバーで記憶に残ったのはバートが中心になって歌う『ステップ・イン・タイム』でしょう。
私が観劇した日はマチネもソワレもバート役が大貫くんだったので、実にレベルの高いものを観させていただきました👏。大貫くんはもともとトップダンサーさんですからね。今回芝居と歌が中心のものにチャレンジしてて正直びっくりしたくらいです。彼の本領発揮された場面ではなかったでしょうか。軸のぶれない実にキレのある美しいタップダンス、そして秘技・壁天井歩き😮!!どこかで見たことある場面だなと思ったら…劇団四季のソンダン55だったと思い出しました(笑)。メリー・ポピンズから来てたのかと納得しました。
真っ逆さまになりながら奏でるタップダンスは迫力があって…ちょっとドキドキしましたが、実に見応えのあるワンシーンとなってました。これ、カッキーもやってるんですよね!?ちょっと観てみたかったなぁ。

それから舞台美術が素晴らしかったです。久しぶりにあんな大がかりなセット見た気がします。大きいと言えば後ろの背景幕も実に個性的でした。

一番印象深かったのがジョージの勤務している銀行シーン。平面から見た景色ではなくて、下から上を見上げたような方向の景色が描かれてて・・・実際にそこに柱とか立ってるわけではないのにものすごい存在感を放っていたため銀行の立体的な内装に見えたんですよね。
セットじゃなくて後ろの背景幕で雰囲気を変える手法もあるんだと・・・なんか目から鱗みたいな気持ちにさせられました😃。

もう一つ”おお!!”と唸らされたのが初めてメリーが子供たちを公園に連れて行くシーンです。「公園なんかつまんない」とブーたれてた子供たちwに、メリーが魔法で様々な世界観を見せて楽しませてくれるのですが・・・この時の色の変化がものすごく印象的でした。
殺風景だった公園の世界が、メリーとバートが違う色合いの服を着て出てきた瞬間に巨大な花々が咲き誇る幕が出てきて・・・照明も明るいピンク色に!!ナンバーが佳境に入ると今度は明るいグリーンに変わっていって、まさにそこは異次元空間😃。思い切った色遣いの照明がこの場面でものすごく活きてて見ていてすごくワクワクしました!!セットや照明でこんなに楽しい気持ちになったの久しぶりだったかもしれない。

公園といえば、銅像が動き出す演出も面白かったですね。最初動いたときは子供たちと一緒にビビっちゃったよwww。でも次の瞬間「大丈夫か!?」と思ったのが・・・銅像の姿かたち😅😅。いやほら、彼ら服を全く着ていないじゃないですか(ヲイwwww)。色々大丈夫!?って思わず目線向けてみたら・・・ちゃんと気を遣ってか葉っぱが・・・wwww。それを見て安心したっていう、ねw。
そんなところが気になってる時点で私は汚れた大人なんだと思い知った次第😅😅😅。

それから、バンクス家が絵本のようにパカっと開くと中の様子が出てくるっていうセットも可愛かったです。そして家の傍にはいつもバートがいて・・・彼がバンクス家を外から見守っている演出が面白かった。バンクス家の物語をバートが奏でて紡いでいるっていう雰囲気だったかな。

ちなみにラストのメリーの空中飛行ですが、日本が最長なんだそう。真っ先に歌舞伎の宙乗りを思い出した私です。ソワレはまさに真上を飛んで行ったので目が合いそうになってちょっとドキッとしてしまった(涙零れてる最中だったので恥ずかしかったというのもありますw)

歌とダンスと楽しいセットや幕の工夫。そして何も入っていない鞄から大きな備品が次々出てくる魔法など。実にバランスのとれた楽しい作品でした。その楽しいなかに、心に残るようなセリフがちょいちょい入ってくるので、知らないうちにその世界観に身をゆだねているような感覚になりました。観に行ってよかったです。

主なキャスト別感想

濱田めぐみさん(メリー/マチネ)

めぐさんがファミリー色の強いこの作品でどんな存在感を放つのか興味があって観に行ったこともあったわけですが・・・もう、ビックリするほどハマりきってて・・・この人に不可能な役はないんだなと思い知った次第であります。
私、ジュリー・アンドリュースの映画はまともに見たことはないんですが・・・めぐさんのメリーはそこから抜け出してきたようなキャラなんだろうなってすごい感じたんですよ。なんていうか、頭の先から足の先まで「メリー・ポピンズ」そのものでした。

セリフ回し的にはちょっとアンドロイドっぽい雰囲気があったかな。何でもかんでも完璧にこなす、まさに全く隙のないキャラクターというイメージが強かったです(特に「サッサッサッ!」って言うのがすごいキビキビしてて面白かった)。だけど無機質なわけじゃなくて、その中にちゃんと子供たち・・・ひいてはバンクス家やバートに対する彼女なりの愛情もジンワリと確かに伝わってくる。そういう芝居がとても良かった!
歌も完璧ですしね~~、あとダンスのキレもめっちゃよかったですよ。もうこの方は何の非の打ち所もございませんでした。素晴らしいの一言です。

平原綾香さん(メリー/ソワレ)

平原さんをミュージカルで観るのは昨年の『ビューティフル』以来になります。あの時、こんなにも彼女はミュージカルにハマれるんだと驚いたのですが、今回またさらにミュージカル女優の貫禄がついたなぁと思いました。
めぐさんがちょっとアンドロイドっぽいメリーを演じていたのに対し、あーやちゃんはどちらかというとホンワカした雰囲気で柔らかいイメージでしたね。子供たちにはキビキビと対応するんだけど、同じ「サッサッサッ!」っていうフレーズでもそこに温かみが通っているようなほわっとしたものを感じたのが印象的でした。

異次元から来たっていうキャラクターではあるんだけど、ちょっと隣にいそうな身近な雰囲気を感じさせたあーやメリー。やりたい放題の子供たちに対してもどこかそれを柔らかく包み込むような接し方をしていて、いつの間にか彼らが彼女のペースに飲まれているように見えたかも。このあたりの役作りがめぐさんとは違ってて面白いなぁと思いました。
歌もソフトでちょっと癒し系。ハリのある声ではないのですが、しっかりと歌いこまれていて聞き応えはありました。またミュージカルで会いたい女優さんです。

大貫勇輔くん(バート)

今回、大貫くんがダンサーオンリーではなく、芝居と歌もガッツリ込みで出演すると知った時はちょっと驚きました。今までダンサーとしての顔しか知らなかったので、大貫くんの新たな一面を知る良い機会となりました。
ダンサーの人って、クールで近づきがたい雰囲気があるなってイメージがあるんですが…大貫くんはあるミュージカル作品のトークショーに出てきた時にめっちゃオモロイ兄ちゃんだったので(笑)こういう明るい世界観の作品にはハマりそうだなとは思っていました。

想像通り、明るく爽やかでちょっと三枚目チックなキャラクターが見事にマッチしてましたねぇ!何といっても屈託のないあの笑顔がすごく良かったです。彼の笑顔がこの物語の雰囲気をより優しいものにしていたように思いました。
それとやはりダンサーさんなので・・・踊りは抜群に美しくキレがあり見応え十分!天井逆さづりのままで奏でるタップダンスもブレがなくて本当に素晴らしかった。ただ、歌の部分でいうと・・・歌唱力はちょっと落ちる感じかなぁ。周りのキャストが上手い人が揃っていたのでちょっと浮いたところもあって…それだけ残念だったかも。でもまたこうしてダンサー以外の分野でも頑張ってほしいです。

山路和弘さん(ジョージ/マチネ)

私、山路さんのお芝居がすごく好きなんですよねぇ…。今回もすごく繊細な心の動きを表現してくださっていて胸打たれるシーンがいくつもありました。クライマックスで子供たちから6ペンスを手渡されるシーンはもちろんでしたが(その直後のジワジワと涙がこみ上げる姿に思わずもらい泣き…)、それと同じくらい印象的だったのが、銀行で融資する相手を選ぶ場面です。
自信家でも計画性のない客か、誠実で担保もろくに持たないながらも人を大切にする客かの二者択一になった時、「いい人を選ぶの?」といった子供たちの言葉にハッとするジョージ。普段家では専制君主のような父親だけど、この何気ない言葉に我に返ったジョージは「人を大切にする客」に融資することを決めるんですよね。この時のジョージの本当の姿が垣間見えるような表情がすごく良かったんです!!あぁ、本当はとても優しい人なんだなと。

基本的に気難しい表情をしていることが多いんですが、ふとしたところに弱さだったり優しさだったりを滲ませてくる芝居が本当に上手い役者さん。孤独の影が色濃く見えるキャラクターでもあったので、最後に家族の愛に気付いたときの芝居はもう本当に泣けました。

駒田一さん(ジョージ/ソワレ)

今回山路さんとWキャストになっててふと思ったんですが、駒田さんと山路さん・・・実はけっこう雰囲気が似てるかもと。なので、同じようなタイプのジョージになるのかなって思っていたら、けっこうキャラが違うんだなぁと少し意外でしたね。
山路ジョージはどちらかというと厳しさを前面に出して孤独感をにじませるようなキャラクターだったのですが、駒田ジョージはどちらかというとそれよりも明るい雰囲気だなと思いました。専制君主的にえばってはいるんだけど、どこかちょっと抜けてる感じで不器用で可愛いなと思えるようなそんなキャラでした。なので、ドタバタ度は駒田さんの方が多かったかも(笑)。

感情表現も意外とストレートに出してくることが多かったように思います。子供たちから6ペンスもらう場面ではかなり早い段階からウルウルきてて・・・なんか微笑ましいって思っちゃった。駒田さんの人柄が滲み出てるなとそんな印象のジョージでした。

島田歌穂さん(バードウーマン・ミスアンドリュース/マチネ)

最初の登場は鳥の餌を売り歩く女性の役なんですが…めっちゃ婆さんメイクで出てきたのでびっくりしてしまいました!声を発せなければ歌穂さんだって分からないかもw。
この役は基本的に「人を見かけで判断してはダメ」っていう教訓があるようなワンシーンで、バードウーマンは餌を売り歩くってだけなんですけど・・・「2ペンス、2ペンス」ってフレーズを歌っただけでものすごく心にズシリと響くものを感じさせられました。なんか、バードウーマンの悲しみや温かさや・・・そういった感情があの短いシーンに凝縮されていて、存在自体がもうドラマ!!そう感じさせる歌穂さんって本当に凄いなと感動いたしました。

2幕冒頭は一転して化け物みたいな子守のミスアンドリュースww。こちらのメイクもかなりの迫力で、悪魔のような迫力に子供たちだけでなく私も逃げたくなっちゃいましたよ(笑)。ジョージが「こわい!!」って真っ先に逃げ出していくのも納得で面白かったです。

鈴木ほのかさん(バードウーマン・ミスアンドリュース/ソワレ)

歌穂さんに比べるとほのかさんのバードウーマンメイクはちょっと薄めかなぁという印象はあったのですがw、深みのある優しい歌声が役にハマっていて素敵でした。ほのかさんも、こういう老け役が回ってくるようになったんだなぁとシミジミ・・・。

ほのかさんの場合はミスアンドリュースの迫力が実に面白かった(笑)。「レミゼ」でテナルディエ夫人を演じた経験がここでめっちゃ光ってましたよ!!特に「掃除が行き届いてない!」と怒鳴る場面は歌穂さんよりも激しくホコリを立てまくってて思わず笑ってしまったww。
メリーにやり込められるときもえらい迫力で、なのに自分から檻に入ってっちゃうところが可愛くもあり色々楽しませてもらいました。

木村花代さんのウィニフレッド(マチネ)は聡明で何事にも動じないカッコいい母親で、山路ジョージとのコンビがすごく合ってました。
三森千愛さんのウィニフレッド(ソワレ)は花代さんよりもちょっとおっとりした感じで何事にも大らかに明るく包み込むような母親で可愛かったです。

コング桑田さん(マチネ)はもうその声だけで私はいつも頬が緩んでしまいますw。コワモテなんだけどコミカルな味があって今回も楽しませてもらいました。
パパイヤ鈴木さん(ソワレ)はメイクがやけにハマりすぎててw、たぶん言われなければ誰だか気が付かなかったんじゃないかと。髪型変わるとあんなにも雰囲気変わるんですなぁ(笑)。

久保田磨希さん(マチネ)のメイドっぷりはなんか見ていてすごく癒されました。基本クールで要領のいいキャラなんですけど、花瓶の場面での動揺っぷりがものすごく可愛くて最高でした!
浦嶋りんこさん(ソワレ)は「レミゼ」で観たマダムテナルディエを彷彿とさせるような迫力で面白かったです。肝っ玉母ちゃん風でメイドというよりはオッカサンって感じだったかな。

小野田龍之介くん(マチネ)がこの役とは!!原作知らなかったので舞台観てビックリしました。今までどちらかというと二枚目青年系が多かっただけに、すごく貴重なものを観たといった感じ。こういう役柄も回ってくるようになったんだねぇ。ただ見慣れないからかちょっと無理してるようにも見えてしまったかも。歌が少ないのも残念だったかな。
もう中学生くん(ソワレ)がミュージカルに出演って知ったのも今回の驚きの一つでしたね。彼を見てみたいというのもあってこの回を選んだわけですが、すごく自然に役にハマっててこれまたビックリでした。歌うシーンはほとんどありませんが、声を上げるシーンはけっこう綺麗な声質してて。一度ちゃんと歌を聞いてみたいなと思いました。

子役ちゃんたちはそれぞれ個性があって良かったです。一番驚いたのは歌唱力があったことかな。将来続けていたら良いミュージカル役者になりそうだなと思いました。

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後述

最初にも書いた通り、5月29日ソワレ公演は幸運にも幕間とカーテンコールの撮影OKの日でございました!カメラ持って行って頑張ってシャッター押しましたが、拍手もしたくて・・・あちこち動いてたらあまり上手く撮れなかった(汗)。
とりあえず、少しマシに撮影できたものを紹介してみます(クリックすると大きくなります)

通常カーテンコールが終わっても拍手が鳴りやまなかったので、サービスで最後に平原さんと大貫くんが出てきてくれました!!

ちょっとした二人のミニトークもありまして。

まずは東京と大阪通じて最初で最後のマチソワ出演だった大貫くんに平原さんが感想を求めると・・・「いやぁ、さすがにちょっと大変で疲れちゃいました」と本音がポロリ。でもすぐ後に「でも、お客様の熱気に助けられてやりきることができたし、とても楽しかったです!」と満面の笑顔の大貫くん、可愛かったよ😆。

それから、あと少しで全公演が終わっちゃうねってことで「寂しくなるよねぇ」と。すると平原さんが「私もクセがついちゃったみたいで、エレベーターのスイッチ押す時もメリーの格好になっちゃうのよ」とカクっと再現してくれて笑ってしまったww。


こんな感じ(ブレブレですみません 汗)。手袋もしてないと落ち着かないとも言ってたなw。

この日に初めて観劇に来た人は?って質問するとけっこう挙手があって二人とも感無量の様子。後ろの方からは「九州から来ましたーー!」って声も上がっててびっくりしてました。
私は四国ですけど・・・さらにその上がいましたww。

と、お客さんを把握したところで「そろそろお開きにしなければ」と〆に入るあーやメリーw。「6月5日まで頑張るのでよろしくお願いします」と挨拶した後二人仲良く腕組んで退場(大貫くんは投げキスしまくってたなww)
かと思いきや、大貫くんが喋り足りなかったみたいでww袖に引っ込む寸前に立ち止まって「九州も大阪も・・・あと全国も、ばいばーーーい!!」と大きく手を振りながら叫んで笑顔振りまいてくれました。その天真爛漫さがバートにピッタリだね😊。

で、帰りのロビーでは・・・駒田さん、パパイヤさん、三森さん、もうすぐ中学生くんがお見送りしてくれてました!ここでの撮影はNGでしたが、なんだか二度美味しいソワレ公演だったなぁ~。この回のチケット取ってた私、グッジョブ(笑)。

以上、メリポピ観劇レポでした。