ミュージカル『四月は君の噓 』を観に人見記念講堂へ行ってきました。
昭和女子大学の敷地内にあるホールで、今回初めて訪れました。ちなみに「人見」の名前の由来は昭和大学創設者の人見東明だそうです(最初は人見絹枝から取ったのかと思ってしまった 汗)。
人見記念講堂へのアクセスは動画をあらかじめ見ていたので迷わずに行くことができました。
三茶の駅からそんなに遠くなかったです。
さて、待ちに待ったミュージカル『四月は君の噓』!!!
2022年初演を観に行ったときマスク1枚涙でボロボロにするほど泣いた作品です。再演が決まったと聞いた時は喜び勇んでチケット確保。キャストは初演からほぼ総入れ替え(原くんと三木さんは続投)で、なんと最年少キャストは16歳とのこと!!将来がとても楽しみです。
初演大号泣した兵庫公演の感想は以下参照してください(めっちゃネタバレしてるけどw)。
以下、ネタバレを含んだ感想です。合計5回見る予定なので最初の感想はけっこう大雑把かもww。
2025年8月26日・27日マチネ in 昭和女子大学 人見記念講堂 (東京・三軒茶屋)
主なキャスト・概要・上演時間
- 26日マチネ
- 27日マチネ
- 有馬公生:岡宮来夢(26日マチネ)/東島京(27日マチネ)
- 宮園かをり:加藤梨里香
- 澤部 椿:山本咲希(26日マチネ)/希水しお (27日マチネ)
- 渡 亮太:島太星(26日マチネ)/吉原雅斗(27日マチネ)
- かをりの母:鈴木結加里
- かをりの父:原慎一郎
- 審査員:武内耕、三木麻衣子
- 相座武士:内海大輔
- 井川絵見:飯塚萌木
- 幼い公生:深澤統
- 大介:小金輝久
<アンサンブル>
池田航汰、大森未来衣、相樂和希、桜井咲希、佐藤志有、新條月渚、須田拓未、千歳ふみ、千葉海音、鳥居留圭、中野太一、東倫太朗、深澤悠斗、町田むつき、松村桜李、吉岡花絵、渡辺七海
<Swing>月山鈴音
あらすじと概要については2022年の神戸公演レポを参照してください。
作詞:トレイシー・ミラー/カーリー・ロビン・グリーン
2025年公演:8月23日初日(東京・人見記念講堂)~10月13日大千穐楽(神奈川・厚木市文化会館 大ホール)
※2024年にはイギリスと韓国に輸出上演される快挙を成し遂げています。
上演時間は約2時間55分(内訳は1幕70分、休憩25分、2幕80分)。初演より2幕が5分増えてます。
全体感想
3年前の初演は本当にマスクが涙でグシャグシャになるくらい大号泣したので、今回の再演がそれと同じレベルの感動できるのか気にならなかったといえば嘘になります。
しかし、全くの杞憂でした!!めっちゃ泣いたっ!!!
キャストは全てオーディションで決めたそうで、平均年齢は20代前半とのこと。私の知ってる役者さんは岡宮くんと加藤さんと島くん(あとお父さん役の原くんも)くらいしかいなかったのですが、カンパニー全員本当に歌とお芝居が完成されていて本当に素晴らしかったです。若いからこそ溢れ出るキラキラ感が清々しくて眩しくて、カンパニーの皆さんを見ているだけでなんだか胸いっぱいになってしまった。
この作品に登場するフランク・ワイルドホーンさんの楽曲はキャッチーでノリの良いポップなものが多いのですが、ドラマの盛り上がりに合わせて音程が常に切り替わる非常に難解なものばかり。その音の一粒一粒が聴く人の心に優しく語りかけてきたり力強く背中を押してくれたりするのですが(姿は見えないけど塩田さんが張り切ってダイナミックに指揮棒振るってる姿が目に浮かんできた)、歌いこなすのは本当に大変だったと思います。
それを、キレッキレで生命感あふれるダンスで魅了させながら(しかも時々セット移動もやってる!!)ドラマチックに歌い上げる技術が素晴らしい。ミュージカル界の未来は明るいぞと本気で思いました。
アンサンブルの最大の見どころは”学校”と”コンクール”の場面。2つのシーンはかなり雰囲気が違うので演じ分けが難しかったと思うのですが、見事に全く違う空気感を醸し出してくれてました。
学校シーンはとにかく”青春ど真ん中!!”といった明るさと躍動感がある。一人一人がキラッキラ輝いていてあの和の中にいる人たちが羨ましいと感じたほど。そしてその光が眩しければ眩しいほど、メインキャラクターの内面が繊細に浮かび上がってくる。その光景がとても愛しく感じられました。
逆にコンクールのシーンは”食うか食われるか”といった極度の緊張感の中で皆ギラギラしてる。体全体で奏でる音楽表現の演出が印象的で、一つ一つの動きから”負けてなるものか”という壮絶な覚悟が伝わってきてヒリヒリさせられます。
この全く違う空気感を演じたアンサンブルの皆さんのイキイキしたお芝居にとても感動しました。彼らがいたからこそ、メイン4人の繊細で揺れ動く内面に心を揺さぶられたんだと思います。
天才ピアニストと称されながらも突然姿を消した有馬公生。幼少期の母親からの英才教育によって徐々に心が追い詰められ、ついには自分の音が聞こえなくなってしまう。彼が厳しい指導にも歯を食いしばって耐えてきたのは、病弱だった母を喜ばせたい想いが強かったことから、その均衡が崩れたときのトラウマは高校生になっても重く彼の心にのしかかり続けています。
そんな彼が破天荒な同級生のかをりと出会い、彼女の強引な手引によって再び音楽の世界に魅せられていく。公生は表では音楽は捨てたと言っているけれど、音楽関連のバイトに関わっていたりすることから明らかに未練を残してるんですよね。かをりはそんな彼の音楽への本音を敏感に感じていたからこそ、あのような行動を取り続けたんじゃないかなと思います。
印象的だったのは、公生がかをりの演奏を始めて聞くためコンクール会場に足を踏み入れたときのシーン。あの時の彼はまるで獣の群れの中に放り込まれた羊のようでもありながら、ライバルたちがざわつくだけのオーラが滲み出てた。
そんな公生が初めてかをりの”自由闊達な”演奏に触れたとき、強烈に彼女の音楽へと引き寄せられていく。あの瞬間からもう彼の止まった時計は動き始めていたのではないかなと思うんですよね。かをりの心がカラフルに色づき出したのと同時に、公生の心にも色が灯り始めていたんじゃないかなと。二人の絆が動き出していくとても感動的なシーンでした。
出会ったときから公生に何かと絡んできてちょっかい出す少女、宮園かをり。彼女の公生に対する行動は何もかもが破天荒で強引で。でもその行動が彼の止まった”時”をゆっくり着実に動かしていくことになる。
彼女が公生を音楽の道へと強引な手段を用いながらも引き戻させようとする行動にはちゃんと意味があるんですよね…。彼女の音楽との出会いやきっかけは最後の方に明かされるのですが、それを知ったうえで前半の行動を見るとなんとも胸がキューッとなってしまうのです。
かをりは公生の前ではありのままの自分をさらけ出すことが多かったけど、たった一つだけ最後まで貫き通した”嘘”がある。それをひた隠しにしながら彼女は公生に自分のすべてを託し刻みつけていこうとしたのだと思うと本当に胸が詰まる(涙)。彼女の公生への行動については、ぜひ全てを知ったうえでもう一度最初から見てほしいなと思います。
澤部椿は公生の幼馴染でときに悪態をついたりしながらもいつも彼の傍らにいる存在。かをりから「公生が好きなのか」と尋ねられたときの椿はきっとまだ自覚できてなかったんじゃないかなと思うんですよね。でも、要所要所で彼のさりげない優しさに触れていくうちに、”腐れ縁の幼馴染”といった感情から”私だけを見てほしい相手”へと変化していく。
それは完全に彼女の一方通行でしかなくて…これがすごく切ないんだよねぇ。後半、公生のかをりへの気持ちがわかっていながらもそれを応援することができなくなってしまう姿は泣けた(涙)。
ただ、この作品での椿の役割はとても大きなものだったというのが最後の最後に描かれています。かをりが公生にとってかけがえのない存在だったのと同時に、椿も彼の人生になくてはならない存在だったのだなということがわかる。その描かれ方が本当に素敵なのでぜひ注目していただきたい。
女の子にモテモテな渡亮太はいつも皆の中心にいるような明るい太陽のような男の子。モテエピソードもすごく爽やかに描かれていていやらしさがまったくない。チャラっぽくてキザっぽいことも言うけど、どれも愛らしくて思わずクスッと笑ってしまう。スポーツも全力投球で常に一所懸命。その姿が本当に健気で見てるこちらがウルッときてしまう一面も。そりゃ女の子にもてるのも納得だよ!
そして何より、とても友達想いなのがホント泣けるんだよ!!渡はかをりに告白されて彼自身も彼女との恋愛に前向きになってるように見える。っていうか、けっこう本気でかをりのこと好きになってたと思うんですよ。だけど途中で悟ってしまったんだよね…彼女が本当は誰の方を見ているのかを…。そのくだりは直接作品内で描かれていないけど、見てる方は痛いほどそれを感じてしまうのです。だから、後半からクライマックスの展開が切なくてたまらない(涙)。めっちゃいい子だからこそ、切ないんです、彼は。
そして今回初演の時よりも心が揺さぶられた人物がいます。それが、かをりの両親。これも多くは語れないんだけど…、すべてを知ったうえで彼らをずっと追っていくと、本当に胸が張り裂けそうになるくらい切ないんですよ(涙)。
コンクール1回戦でかをりが予想外の行動に出て周囲がざわついたときも、両親だけは幸せそうな笑みを浮かべながらずっと温かい眼差しで見守っている。いつもどんなときも、かをりや彼女の大切な人たちの前では明るさと笑顔を絶やさなかったご両親。それがほんとに…思い出すだけでも涙が出ます。この件については9月にもう一度見たときの感想で書くかもしれません。
公生にとってかをりは”恋愛感情”以上の存在だったと思います。そしてかをりもまた同じ気持ちだったんじゃないかなと。
音楽を捨てたと言いながらも本心では捨てきれず中途半端な場所で立ち止まり苦しみ続けてきた公生にとって、かをりは救世主のような存在だったに違いない。そしてかをりにとっても公生の奏でていく優しい音色は希望の光だったはず。”音楽”を通じて温かな交流を重ね心の絆を築いていく二人のドラマはキラキラ輝いていてとても美しかった。
温かさと優しさと煌めきに溢れた世界観に心が震える『四月は君の嘘』。何度も会いたいと思える魅力的なキャラクターたち。どのシーンも魅力に溢れた大好きな作品です。
ワイルドホーンの楽曲の中で特に好きなナンバーをいくつかピックアップ。
- ♪僕にピアノが聞こえないなら♪ (If I Can't Hear The Music)
ポップでノリが良い楽曲なのに歌ってる内容はめちゃめちゃシリアス。そのギャップがたまらない! - ♪君がわからない♪( Who Put You In Charge Here?)
公生とかをりの初デートでお互い相手の気持を測りかねてるときに歌われるナンバー。リプライズも効果的に使われますが、めっちゃ可愛らしくてリズムとりたくなる名曲! - ♪Perfect♪
かをりのテーマ曲!!コンクールで歌われるシーンはめちゃめちゃ感動的です。 - ♪The Beautiful Game♪
全力で一所懸命な渡くんに思わず涙してしまうキラキラ輝く青春を感じさせる名曲。 - ♪Speed Of Sound~カラフルに輝きながら~♪
自転車に乗って駆け抜ける4人がキラキラと輝く風に見える素敵なナンバー。 - ♪時間よ、止まれ♪( One Hundred Thousand Million Stars)
めちゃめちゃ切なすぎて涙止まらないナンバー!!特に歌詞… - ♪君が聞こえる♪( I Can Hear You)
多くは語るまい…!!!息ができなくなるくらい涙する繊細ながらも未来を感じさせる超名曲!!!
他にもたくさんありすぎて。ワイルドホーンさんが構想6年も練ってくれただけのことありまくりな、カラフルすぎる名曲揃い。コンセプトアルバムが再発売されたようなのでぜひチェックしていただきたいです。
今回は大まかな感想にとどめましたが(これでもw)、もう少し突っ込んだ感想を9月観劇時に書こうと思います(多分長い 汗)。
主なキャスト別感想
有馬公生:岡宮来夢(26日マチネ)/東島京(27日マチネ)
岡宮くんは2.5次元ミュージカルで人気のある役者さんとして少し前から認識していましたが、生のお芝居と歌を見るのは今回が初めてになります。ここ最近は大型ミュージカルで主要な役柄につくことも増えてきたこともあってか、歌もお芝居もとても上手い!ワイルドホーンの難曲を情感豊かに歌い上げてくれていてとても感動しました。
それに、2.5次元経験者ということもあってか惹きつけられるものがすごくあります。公生は自分に自身がなく常にネガティブ思考といったどちらかというと暗さが際立つキャラでもあるのですが、岡宮くん公生はそんななかでも心のなかでくすぶり続けている音楽への執着みたいなものが随所に感じられたんですよね。目力があるし。だけどそんな彼が後半ボロボロと涙をこぼすシーンは見ているこちらももらい泣きしてしまうくらい切なかったよ(涙)。
東島くんは今回が全くのはじめまして。背がスラリと高くてモデルさんのよう。お母様がオーストラリアの方ということで、少し西洋チックな顔立ちがさらに美しさを際立たせていたように思います。
東島くんも本当に歌がうまくて素晴らしかった!特に公生が激情のままピアノと向き合うときの歌いっぷりが個人的にすごい好きだったな。彼の演じる公生は岡宮くんよりも柔らかく繊細な印象。ビジュアル的に目を惹く存在なのに気がつくと気圧されて埋もれてしまっているみたいな感じ(良い意味で)。それでいて感情が高ぶるとそれを素直に全面に出して思いをぶつけてくる。とても素直なお芝居が本当に良かった。
君嘘リピチケはしたんですが、東島くんは今回が最初で最後。まだ20歳ということでこの先の活躍が非常に楽しみです。また違った舞台で違う役でも見てみたい。応援してます。
宮園かをり:加藤梨里香
かをりもWキャストなのですが、今回は2日間とも梨里香さんでした。レミゼではコゼット役も演じていたのですが、私はついにお会いする機会がなく…今回がハジメマシテになります。
梨里香さんのかをり、めっちゃ良かった!!初演での生ちゃんかをりの印象がまだ抜け切らない状態ではあったのですが、それとはまた違った…生ちゃんよりも等身大の女の子といった雰囲気があったように感じたかな。前半は本当にキラキラしていて後ろ向きな公生にグイグイ迫る強引さもなんだかとても愛らしい。過酷な運命に身を置きながらも精一杯明るく最後まで光を見せてくれたお芝居に心から感動しました。
そんな元気印のかをりがふと見せる哀愁の表現も非常に秀逸。公生と向き合う中で彼女の本物の感情がふとこぼれ落ちてしまうといった感じ。そのお芝居がめちゃめちゃ切なくて思わず落涙すること多数(涙)。また何度も会いたいと思えるかをり役だったと思います。
澤部 椿:山本咲希(26日マチネ)/希水しお (27日マチネ)
山本さんも今回がはじめましての方。舞台のPR番組二出演されていたときに「椿ちゃんを演じたくてオーディションを受けた」と熱っぽく語っていた姿がとても印象的でしたが、その熱意が役柄にそのまま生きていましたね。
山本さんの椿はボーイッシュでとてもかっこいい。かつて男役を演じたことがあるとパンフにありましたが、それも納得な男前っぷり。公生の前ではつよがりな女の子というよりも、男友達としてみたいな感じで接していた姿がとても印象深かったです。だから恋に関してはとことん不器用で…、後半になって自分の気持ちに気づいてしまってからどう接すればいいか分からなくなって戸惑うお芝居がとてもリアルで悲しかった。
希水しおさんもはじめましての方。声優さんとして活躍されているそうですね。とても愛らしい声が印象深かったのですが、シーンごとに微妙に声色を変えたお芝居をしていたのも椿というキャラクターの幅を広げていてとても良かったと思います。
希水さんの椿は山本さんよりも”女の子”な面が強く出ている印象。初演のふうかちゃんと少し雰囲気が似てたような気がします。チャキチャキして笑顔がとても愛らしい。後半、公生への恋心を自覚したときの表情は恋に悩む等身大女子といった雰囲気でめちゃめちゃ感情移入しました。
渡 亮太:島太星(26日マチネ)/吉原雅斗(27日マチネ)
島くんは名前だけ聞いたことがある存在だったのですが生の舞台で見るのは今回がハジメマシテになります。以前友人から「島くんはトークと歌とのギャップが凄い」と聞いていて気になる存在になってたんですよね(笑)。
島くんが演じた渡は女の子にモテモテになるのが納得の爽やか青年っぷりがとても印象深い。いつも元気いっぱいでハツラツとしててこんな子が友達だったらスクールライフがめっちゃ楽しいだろうなぁと思えるキャラクター。スポーツ大会の時の一所懸命さにも心打たれるものがありました。かをりに対してはあまりガツガツ行かないまでも、想いを寄せているんだろうなぁという雰囲気はじんわり伝わってきてて…。だからこそ後半の展開がとても切なくて泣いてしまった(涙)。
吉原くんは今回が本当にはじめましての役者さん。島くんとは少し雰囲気が違っていて、ガッチリとした”漢(オトコ)っぽさ”を感じさせるキャラクターでかっこよかったです。それでいてちょっとチャラい面も惜しげなく出しちゃう可愛らしさもあったりしてw。めっちゃ口にするのも恥ずかしいようなキザっぽいセリフもキメキメな表情で茶目っ気たっぷりに言っちゃっうんだけどwそれが全然嫌味っぽくないんですよね。なんか彼の人の良さみたいなものがにじみ出ちゃってて可愛くて仕方なかった。
後半は公生がかをりへの気持ちに立ち往生しているシーンで男気を見せる吉原くん渡。後ろ向きになってる公生を頭突したりとちょっと荒っぽいんだけど彼を前に進ませるための行動なんだと思うとなんだか切なくなってしまう。彼が演じた渡はいつもかをりの前ではオチャラケてて気持ちが伝わりづらい雰囲気があったんだけど、本音では好きなんだろうなぁというのは伝わってきていたのでそのあたりのお芝居はとても切なかったです。
相座武士役の内海くんと、井川絵見役の飯塚萌木さんの公生への複雑な感情に翻弄されていくお芝居もとても印象深かったです。公生を潰したいという気持ちと同時に彼へのあこがれの気持ちも否定できない。あのコンクールに参加してた人たちの気持ちを代弁したかのような二人。それだけに、後半クライマックスでの公生と向き合うシーンはとても感動的でした。
それから個人的には三池俊也を演じたアンサンブルの鳥居留圭くんも印象に残りましたね。あのツンツンっぷりがなんとも言えずツボ。デレなシーンはほぼなかったけど、かをりをもっと知ればあるいは良き理解車になったのかもしれないなという余韻も感じさせてくれるお芝居だったと思いました。
そして忘れてはいけない、かをりの両親を演じた原慎一郎さんと鈴木結加里さん!!もう、舞台の上にいるだけで私は涙を禁じえませんでしたよ(泣)。どんな思いで娘を見つめていたのだろうと思うと胸がキューッとなって切なくて切なくて…。優しい笑顔と明るさが前面に出れば出るほど私の涙腺は刺激されまくって号泣させられまくりでした(涙)。
後述
26日マチネはカーテンコールの時の写真撮影が許されていました。まぁまぁ前方席だった私、結構頑張ってスマホのシャッター押したんですが…性能の限界と私の腕自体の限界もあり(滝汗)あまりいいショットが撮れなかった〜。いくつか、ご披露できるものを載せてみます。
客席が必死にカメラ取ってるときに岡宮くんが「このシャッター音を皆よく聞いて〜」とか言ってて面白かった。あと、島くんとのやり取りの中で「彼は僕が出会った中で飛び抜けて天然なんですよ」と笑ってたっけww。それがめっちゃ気になりすぎて、リピチケでトーク回追加してしまった(笑)。
27日は直筆イラスト入りフォーカットシールを頂きました!
このキャストの組み合わせは東京公演では最初で最後だったということで、とても貴重です。大切にします。
今回は集客的にちょっと苦戦しているのかなというのが透けて見えてしまうのですが(汗)、たしかにネームバリュー的に大きくない役者さんたちなので仕方ないのかなとは思えども…、各キャストのレベルは非常に高いです!!それに、皆がちゃんとミュージカル「君嘘」を愛しているというのが舞台の上からひしひしと伝わってくる。将来有望株な若手の皆さんの熱演をぜひともその目で見ていただきたい。
ワイルドホーンの魅力がこれでもかというほど詰まったミュージカルです。ストーリーもとても繊細で胸を打つエピソードが盛り沢山。
ある日の私の後ろの席に座っていた数人の方はミュージカルそのものと御縁がないと話をされているのが聞こえてきたのですが、終わったあとは「思わず泣いてしまった」と感慨深そうに乾燥を語り合っていらっしゃいました。私はそれが何より嬉しかった。見る人の心に何かしらの宝物を残してくれる作品だと思います。
ぜひとも多くの方に見ていただきたい!!
27日マチネには初演で公生を演じた小関裕太くんと渡を演じた水田航生くんが観劇に来ていたようです。
ミュージカル『四月は君の嘘』を、初演を一緒に走り抜けた水田さんと共に観劇させていただきました🌸
本日、公生役を演じられた
同じ事務所の東島京さん📸🌸
東京公演は、9月5日まで行われております。
是非、皆様も劇場で体感ください🌸
staff@Misato_H213 さん pic.twitter.com/gdlBa0rW11— 小関裕太 (@yutakoseki) August 27, 2025
全然気が付かなかった〜。初演版、映像として残してほしかったな。今回の再演版はぜひ残してほしい…!!