横浜キャッツ、観に行ってきました!先月行ったのですが、いまだに洋輔くんがグロタイで頑張っているので…やっぱり会いに行きたくて出向いてしまった。今回ちょっと長い滞在ですよね(←ほかの猫役者さんからすれば短いほうだと思うけど 汗)。
夏休みに突入したということもあってか、前回よりも客席にお子様がいる率が高い。座席もかなり埋まっていたほうだと思います。まぁ、お子様が多いとそれなりに観劇環境もちょっと今までとは違うわけで…。
まずは始まってすぐの猫の目チカ。あれでビックリして大泣きする子がいました。何も知らないでいきなりあれを見せられたら、子供にしたら怖がって泣くのは分かる気がするw。ネーミングの時までもうずっと泣き止まなくて、結局はスタッフに促されて外に出られてしまいました。まぁ、こういうのも夏休みの風景の一つかなと。
それは予想の範囲内なのでいいんですけど、感想や疑問を直接声に出して親に尋ねる…っていう光景もチラホラと(汗)。いやね、それも一応予想の範囲内ではあるんだけど…その頻度が多すぎるのもいかがなものかと。親もちょっとは注意しようよ。いちいち反応してずっとコソコソコソコソ動いて話してたのでどうしても気になってしまった(苦笑)。かといって、子供がいる前で親に注意を促すのも気の毒だし…。幕間にスタッフに言えばよかったかなぁ。
帰り際に団扇をいただきました。表は猫の目と赤い靴のデザインで・・・裏がこんな感じ↑。登場猫のイラストが揃っててなかなか可愛いです。どうやら2種類あるそうなのですが…私はたぶんこの1種類のみで終了かな。
今回のキャスト
またまたもらったキャスト表の写真アップのみですみませんw。猫の名前をすべて書くのが大変なもので(汗)。写真クリックすると大きくなりますので気になる方はどうぞ。
以下、ネタバレ含んだキャスト感想です。
※ほとんど飯田洋輔くんになると思いますが…(汗)
そういえば、キャッツシアターの中にあるキャストボードがロビー正面に移動したみたいですね。
明るくなって写真が撮りやすくなりました。前からこの位置にしてくれればよかったのにねぇ。
今回で横浜キャッツも4回目…ではあるのですが、やっぱりキャラクターのこととか分からないことが多い(汗)。これまで「キャッツ」といえば音楽重視で見てきたこともあって、大きなソロ曲のない猫がどうしているとか…どこでどんなダンスしてるとか…気にしたことがなかったんですよ。なので、正直、名前を聞いてもどの猫なのか誰が演じているのか…分からない人がほとんど。最近までマキャは存在事態がダミーなんじゃないかと思ってたくらいですから(苦笑)。
もしかしたら猫観劇はこの日限りになるかも…って想いで観に行ったんですが、結局最後までハマりきれなかったなというのが正直な感想です。ただ、ALWの音楽だけは本当に好き。ラストのグリザが天上へ旅立つシーンあたりからはやっぱり涙がこみ上げます。ここからラストまでの音楽聞くと無条件で涙してしまうんですよね。この感覚が味わえる「キャッツ」が好きです。
以下、キャストの感想。
グリザベラ@早水小夜子さん
今週からグリザに入られたようですね。やっぱりこの方の歌う「メモリー」はグッとくるものがあります。「お願い私に触って」のあたりからのくだりは感動的。グリザの孤独と悲しみがひしひしと伝わる素晴らしい歌声でした。
ジェニエニドッツ@鈴木釉佳乃さん
この方のオバサン猫は元気があって溌剌としていて見ていて気持ちがイイですね。ソロ曲以外のシーンでも存在感を発揮していました。
マンカストラップ@萩原隆匡さん
歌声もしっかりしてるし、貫録も以前に比べるとだいぶ出てきたように思います。スキンブルナンバーの時にヤクザな猫になりきってやってくるシーンが面白くて好きでした。
マンゴジェリー@上川一哉さん
彼はこれまでファミリーミュージカルへの出演が多かったですよね。今年は特にユタ役で多くの都市を回ったりしていて頑張っていました(ユタ見てないけど)。春のめざめにも出てたのは知っていますが、実は上川君を見るのはこれが初めて。軽やかにダンスしてるし歌もなかなかでした。これから伸びてく役者さんかも。頑張れ。
ラム・タム・タガー@田邊真也さん
お久しぶりの田邊さん。ついこの前までストプレで頑張っていたようですが、休みなしでタガーに入られてすごいなぁと(汗)。それもあってか、これまで見た中で一番弾けて生き生きしたタガーだなって思いました(笑)。開放感があって見応えあり。ダンスもキレててカッコよかったです。
ボンバルリーナ@西村麗子さん
麗子さんのボンバルりーナも久しぶりです!グラマラスだし、大人の色気たっぷりの猫でどこにいても目を惹きます。あの存在感は本当にすごいと思う。麗子さんは私の中学高校の一つ上の先輩でもあるのでなんだか出ていると嬉しくなりますね。
オールドデュトロノミー@青井緑平さん
なんと、五反田で見た以来の青井さんのデュト様!あまりにも間が空いていたのでほとんど初めまして状態ですw。声に深みがあって素敵な歌を披露してくれていました。
以下、私情が入りまくりの洋輔くん感想になりますのでご注意を(笑)
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ@飯田洋輔くん
横浜は我が家からは片道2時間弱かかるので通えないんですが…約1か月洋輔くんの舞台を見ていないとなんだか寂しくてw、思い切って行ってしまいました。今からこんなんじゃ、BBと猫が東京から無くなる来年どうなるんだって思いますが(苦笑)。
他の猫さんたちの感想が薄くなってしまったのは、私がほとんど一点集中観劇をしていたからです(汗)。間違った観劇だよなぁ、これ。
目チカのところはさすがに洋輔くんがどこにいるのか発見できず。とりあえず友達から「あの辺にいる」っていう情報を入手して見えないながらも方向だけ確認して〝今ごろあの場所にいるんだろうな″と想いを馳せるところから始まりました(笑)。で、オーバーチュアが終わった後に、土管の中からするりと洋輔ネコ登場。けっこうガタイの大きな猫が出てきたって感じだったけど、ドッシリとした存在感があってよかった(←ファン目線)。
で、ジェリクルソングになるわけですが…決して動きはよくありません。ほとんどがダンサー猫さんばかりですから、なおさらキレがないのが分かっちゃうんですよね。しかしながら…動き遅れてないんです!皆よりもモッサリした感じで踊ってるんだけど、なぜかみんなとちゃんと合ってる。あれは本当にすごいと思いますよ。ダンスが得意分野ではない中、それを見せないようにものすごく頑張ってる。ジェリクルソングが終わった後は肩で息をしていて〝すごくハードなんだろうな…″って思ったけど、そんな一生懸命な姿に私は一人胸熱くなるのでした。
ネーミングでは前のほうをうろうろしてますね。私の席からは遠かったけど、けっこう客席をガン見しながら動き回ってて猫っぽかったです(笑)。個人的にはそのゾーンの席には座れないなぁ。洋輔くんからあんなに見られたら絶対視線そらしちゃいそうだしwww。
マンカスの「いろんな猫をお目にかけよう」っていうセリフの時にレンジのほうへスーッと移動してくんですが、その姿がなんだかとても愛らしかった。オバサン猫が出てくる前に次の準備ではけて行っちゃうんですけどね。
バストファジョーンズさんの登場。この前はそのお芝居の進化っぷりに感激して思わず涙してしまいましたが、今回は頬を緩めながらの観劇でした(笑)。もうねぇ、「いらっしゃぁ~い♪」って登場した時の笑顔がこの上なく可愛いんですよ!!!ポワッとした雰囲気でニコニコ笑ってお客さんに小さく手を振ったりしてる。なんだか洋輔くんっぽさが出てていいなぁって思いました。
歌い方にもバストファさんの芝居部分が色々入ってきたりしてより一層ふくらみのあるナンバーになっていたと思います。まずい食事を食べたときのリアクションで「オエッ」って言ったりしてる時の表情がまた可愛い!パクパク色んな食事食べて後ろにひっくり返りそうになるときのリアクションもホノボノしてて好きだなぁ。そういった小さな芝居がいくつも重なる上に、あの素晴らしい深みのある声でしょう!!私本当にこのシーンの時の洋輔くん大好きですよ。
ナンバーが終わった後マキャが現れてワタワタ怯えてる姿も萌えまくりです(笑)。あ、そういえば、この日のバラの花投げは最前のほうのお客さんにあげてたかな。どこにしようかなっていつも選んでますよね。あの時の仕草もとても可愛らしいです。
1幕最後の出番は舞踏会のダンスシーン。最初のほうはいないんだけど、中盤すぎたあたりに少しだけでてくるんですよね。しかも最前に出てけっこう動きも激しい。だけど凛々しい顔でシャキシャキ踊ってたよ。もう少し見たいなって思っちゃうんですけどね、あのシーンはファンとしてw。
2幕のアスパラガスの語り。ここ、洋輔くんのファンになって見る前までは鬼門だったんですよね(爆)。暗い中ガスが昔語りを細々としますから、けっこう眠気を誘われてしまって…。この日は前日…というかその日の明け方までオリンピックの体操を見てしまった私は正直不安もあったんですが、バリバリ起きてガン見してきましたよ(笑)。やっぱり洋輔くんファンになってから私の感覚も変わったらしい。
語り始めの前にデュト様の前で深々とお辞儀する場面があるんですが、二人並ぶとなんだかデュト様が二人…って見えてしまったw。貫録あるんです、それだけ。「今の若い役者は不真面目だ」って歌う場面とか、若い洋輔くんが歌うと一見違和感があるんじゃないかって思わせるところはあると思うんですが、そう感じさせないんですよね、あの深い歌声が。なんだか本当に長い人生を生きてきてくたびれてしまった感じが出てる。そういう表情の出せる歌い方ができるって本当にすごい事。「血も凍るような虎男」って歌う時にはくたびれたガスに生気が沸き起こっているのを感じさせるしゾクゾクします。
「見せようか」と歌いながらグロールタイガーに変身。その瞬間もカッコよくて好きだなぁ!歌い方とかもここでまたガラッと変えてくるんですよね。「グロールタイガー様だ!ハーッハッハ!!」って笑う時の声も本当に貫録あって素晴らしい。クリューたちをまたぐシーンはちょっと動きが重々しいんだけどw、そんなモッサリ感もなんだか可愛いなぁって(←ファン目線)。
グリドルボーンにメロメロになっていくときはホントにただの猫になっちゃって可愛いんですよね。虎から猫になっている様がとてもリアルで分かりやすい。グリドルボーンに座りながら近づいていくときの表情が特に好きだなぁ。「二人だけのものーーー」って歌い上げるときも迫力あり!本当はもっと出せるんだろうけど、相手の役者さんと合わせて調節してるのかもね。
カッコいいといえば、シャムネコの大将と対決するシーンかなぁ。洋輔グロタイ、すごく貫録あって猛者って感じがした。重厚感があるんだよね。なんだかあのまま戦ってたら勝てそうな気配すら漂ってるし。最期やられてしまうシーンはなんだかちょっと可哀そうって思っちゃった(←思いっきりファン目線)。
そして再びガスへ。ジェリロに抱えられてよたよたと退場する様はまさに老いぼれネコ。背中に哀愁もこもってて切なかった。そういう雰囲気がここ最近本当にすごくよく出せてると思います。
正直、初めてキャッツを見て洋輔くんを知らない人がいたら、彼がまだ20代の若者だって思わないんじゃないかなぁ。素顔を知ったらびっくりする人っていると思う。ちなみに私はJCSで洋輔くんがカヤパを演じてる時に彼がこんな若者だと知らなくて、あとから写真見てビックリ仰天した思い出があります(笑)。
次に出てくるのはミストフェリーズのマジックシーンあたり。暗がりでよく分からないんですけど、さりげなく下手上のほうのタイヤ付近に出没してました(笑)。前回も見て思ったけど、ミストのマジックに対するリアクションがいちいち可愛らしいです!!傍に仲間ネコがいないので、一人でビックリしたり、怯えたり、乗り出したり、いろいろやってる(笑)。もうその動きがホントに可愛くてねぇ…。
デュト様復帰後に「おっどろいたもんだ♪」ってナンバーが始まるわけですが、洋輔くん、手拍子する時左右にパンパンって振りながら叩いてて可愛かったわーーー!!まるで子供にお遊戯教えてる先生みたいな、そんな叩き方だった(笑)。この時の客席眺めてる顔、楽しそうだよね。
クライマックス。グリザに早い段階で手を差し伸べてて泣ける…。天上に昇って行くグリザを眺めながら一生懸命腕を伸ばしてるし、そんな姿見るだけで自然に胸熱…。デュト様のラストナンバーでは腰をかがめるポーズになることが多いんですが、そこでもけっこう頑張って曲げてます!
それに…洋輔くんの深みのある歌声があのたくさんの歌声の中でちゃんと聞こえてくるっていうのもすごい。"あぁ、これ、洋輔くんの声だよなぁ"って思う歌声が後ろのほうまで響いてきました。またそれで胸熱でウルウルになる私w。
カテコで猫型の手をしながら挨拶してるのが可愛い。皆とラインダンスで足を上げる時も、ほかの人とほぼ同じ高さまで上がっているのがすごいと思います。
握手ゾーンはこの前見たときよりも人がたくさんいたようですが、一人一人とても丁寧に対応していたみたいです。時間ぎりぎりまで手を伸ばしてきたファンに対して最後まで接していた姿も好印象。
こうして私の洋輔くんネコ観劇が終わりましたw。ダンスが得意分野の人が多い中で本当にとても頑張ってるなぁと思いました。肩で息してるときもあったから相当きついと思うんですが、一生懸命っていうのを表に出さずに躍ってる姿も感動的。一つ一つの役に対してもメリハリがあったし、歌い方のバリエーションも増えてた。
観に行くたびに色んな進化を魅せてくれる洋輔くんが、私はやっぱり好きだなぁ。
だけど、やっぱり横浜は遠い…(汗)。あとどのくらい猫なんだろう…。もしかしたら猫はこれが最後になるかもしれない(楽前にキャスティングされたらもう一度だけ行くかも)。どちらにしても横浜だと当分観に行けないので、できればそろそろ大井町のほうに帰ってきてほしいな…。
劇団四季ミュージカル『CATS‐キャッツ‐』感想一覧