『銀河英雄伝説 撃墜王』12.08.07ソワレ

天王洲の銀河劇場で上演されていた『銀河英雄伝説 撃墜王』を観に行ってきました。ここまで銀英伝舞台シリーズ皆勤ですw。

今回も来ていたお花の数がハンパなかった!特にジャニーズの子が出ているのでさらに華やかになっていたのではないかと。


銀河劇場では恒例になってる舞台のキャラクターをイメージしたカクテル。今回も色々なものが登場していましたが、私はメニューを見てるだけw。でも一回飲んでみたかったかも

これまでの銀英伝舞台シリーズでは原作やアニメファンと思われる男性のお客さんもけっこう見かけたのですが、今回に限ってはほとんど若い女性一色。銀河劇場はどちらかというとコンパクトな劇場なので、一般の方は取るのが難しかったかも…。というのも、この舞台にはジャニーズからKis-My-Ft2の横尾くんと二階堂くんが出演していましたので。

そのことは第2章を観に行く直前あたりに知って…、こりゃ絶対チケット戦線ヤバいなと直感。運良く2章の舞台を観に行ったときに先行が始まっていることを知ってチケットゲットできたわけですが、それ以外で購入しようとした人の多くは取れなかったと聞きました。ウーーン、おそるべし、J人気。

 

観劇日:2012年08月07日ソワレ

主な出演者

オリビエ・ポプラン:中川晃教、ジークフリード・キルヒアイス:横尾渉(Kis-My-Ft2)、コールドウェル:二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)、イワン・コーネフ:中村誠治郎、シェイクリ:大山真志、ヒューズ:仲原裕之(Studio Life)、ラインハルト・フォン・ローエングラム:ニコラス・エドワーズ、シェーンコップ:岩永洋昭、モランビル:三上俊(Studio Life)、ナオミ:長澤奈央、ユリアン:桑代貴明、クラフト:川隅美慎、ブルームハルト:松村泰一郎(Studio Life)、リンツ:海宝直人、ザムチェフスキー:内藤大希、ムライ:大澄賢也、キャゼルヌ:天宮良、リンチ:高山猛久 ほか

以下、ネタバレ有の感想ですが・・・少し辛いです(苦笑)

 

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今回の銀英伝は同盟軍のオリビエ・ポプランを中心に描かれているということで、てっきりオリジナルの外伝なのかと思っていましたが…どうもタイトルには「外伝」という文字がない。つまりは、本伝としての銀英伝という位置づけだったのでしょうか?
だとしたら、ちょっと、いただけないなぁ…というのが正直な感想です。

まずは舞台演出についてなのですが、映像と実写の融合という点ではけっこう迫力があってよかったと思います。銀英伝に使われる映像はとても美しく見応えがある。舞台転換の時に多く使われていますが、あの映像があるので
テンポを損なうこともなかったのではないでしょうか。

それから、よかった点のもう一つはですね。今回の舞台はミュージカルでの活躍が多い中川アッキーが主演ということもあってか4-5曲くらいナンバーが出てきます。これがなかなか素晴らしい。冒頭に出てくるスパルタニアンの躍動感を表現したやつなんかカッコよかったなぁ。それと印象深かったのが1幕ラストに戦死してしまった友人を想って歌うナンバー。「ラップ、教えてくれ」みたいな語りかけで歌うような感じだったんですが…、あれは第2章を見ていないと分からないかも(汗)。

だけどそれ以上にアッキーの切々と訴えかけるような歌い方が本当に感動的で素晴らしかったです。
ただ、スパルタニアンのテーマ曲になっているナンバーはカッコいいんだけどやたら音楽が大きすぎたのが残念。座席位置の運というのもあったかもしれないけど、アッキーたちの歌声が爆音にかき消されてしまうことがけっこうあったので…。あのあたりの調整何とかしてほしかった。

で、ポプランを中心とした今回の舞台でしたが…正直、いったい何をテーマにしたかったのかよく分からなかった。外伝としてならばいくらか納得できる部分もあるけど、そういう位置づけではないとすると全体的にゴタゴタした感じでボヤけているように思えた。

どうやらストーリーはアスターテ会戦のところから始まっていたらしい。というのはラインハルトの「もう少し勝ちたかった」というセリフから何とか察する、みたいな。これまでの舞台版もアスターテは描いてきたのですが、この作品ではポプランたちの銃撃シーンが中心だったのでどの戦いだか最初は分からなかった(苦笑)。そもそも、銀英伝を知らない人やこれまでの舞台を全く知らない人はそんなバックボーンがあることじたい分からなかったんじゃなかろうか。

さらにストーリーはイゼルローン攻略成功に進むわけですが…あまりにも作戦がスンナリ成功してしまって拍子抜け(苦笑)。ローゼンリッターの活躍もあったのかどうなのか・・・みたいな。しかもそこに至るまでのポプランたちの活躍というものもあまり描かれてない。ポプランが主役なんだから、そのあたりもう少しはっきりさせてもよかったのでは?

で、帝国の焦土作戦に応戦すべく出撃したスパルタニアンでしたが、ポプランの仲間のヒューズとシェイクリが戦死。本来ならばここでウルウルと切ない気持ちになる、はずなんですが・・・なぜか私は白けてしまったというか(苦笑)。彼らを想ってアッキー@ポプランが歌うナンバーは素晴らしかったんだけど、この二人の存在意義というのがいまいち見えてこなかったせいもあり、なんだか複雑な心境で聞いてしまった。

そして後半、捕虜交換シーンやらリンチによるスパイ作戦が出てきたりやら…なんだかエピソードのごった煮状態(苦笑)。その合間に若い子たちのキャッキャ騒ぐシーンが出てきて…みたいな感じで、正直まとまりのない中途半端な印象が最後まで拭えなかった。特にラストシーンなんて、出撃して終わり…なんですけど…なんだか尻切れトンボみたいな終り方で「?」状態(爆)。

 

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これ、脚本がダメでしたねぇ…。なんであんなまとまりのないストーリーにしてしまったんだろう。なんか出てくる銀英伝エピソードが断片的で感情移入がしづらい。
そもそも、スパルタニアン部隊の子たちの戯れシーンが長すぎる。ちょいちょい挟む程度ならいいと思うんですけど、アドリブ合戦みたいな感じでけっこうそこに時間割いてるんですよね。若い子たちのファンであれば楽しいかもしれないけど、銀英伝というストーリーを見に来ている私とすれば中だるみとしか思えなかった(毒)。早く先に進んでくれ、みたいな…。こんな気持ちで見てしまったからシェイクリやヒューズの死が哀しくなかったんだろうなぁ(苦笑)。

それから…ナオミの2幕の補給船エピソード…あれって、必要だったんですかね!?私には時間の無駄なシーンとしか思えなかったよ(毒)。捕虜の中にナオミの元恋人がいてそいつを恨んで云々…みたいなエピソードだったわけですが、それを食い止めようとコールドウェルが兎の話を持ち出したりするのなんて・・・思わず鼻で笑っちゃったよ(爆)。正直、何の茶番?みたいな。あそこにあれだけ時間をかけてる意味が分からなかった。

もっと銀英伝として必要なシーンとか作れたんじゃないんでしょうかね?残された時間で突然いろんなエピソードがちょこちょこ出てくるんですけど、リンチのスパイ活動とか突然出てきたりして中途半端なまま終了。何だか、何を見に来たのかよく分からなかった(苦笑)。

キャラクターについてですが…ラインハルトが脇役扱いになってたのがちょっとビックリ。というか、桃李くんじゃないのよね、彼忙しいから当然かもしれないけど(汗)。ただ、これまでは桃李くんで映像出演させたりしてきただけに、あまりの雰囲気の違いに違和感が否めない。単なる顔見世でラインハルト出てきました、見たいな感じ(苦笑)。あんなくらいなら出てこないほうがよかった…。これからもラインハルトはあの彼で行くんでしょうか?それはちょっと…。

あとビックリしたのがフェザーンのルビンスキーが突然何の前触れもなく出てきたことw。これまでの舞台版の流れを見てきて、フェザーンは出てこないだろうなと友達とも予測していただけに今回登場してきたことに驚きました。が、正直、あれはストーリーに絡んでいると言えたのか?銀英伝知らない人なんかは「あのハゲのおっさん誰?」状態だっただろうし(苦笑)。今後の舞台版でもルビンスキー深く関わってくるんだろうか?

あと、ローゼンリッターのシェーンコップが第2章の松井誠さんから一転、若返っててビックリww。風貌はなんだかエグザイルに居そうなタイプって感じだったな。こちらも松井さんとイメージがかなり違う。重さがなくなって軽さだけ残った、みたいな…(汗)。雰囲気的にはいいかもしれないんだけど、ついこの前見たキャラとこう違う人が出てくると混乱するよ。存在感も薄くなってたし(苦笑)。

 

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印象に残ったキャストについて少々。

中川アッキーのポプランは実に自由!セリフを話しているときもいつもナチュラル。あぁ、ポプランってこういうやつだよなぁって思えるキャラだった。アニメ版よりもさらにテンション上がった感じだけどw。アドリブもけっこう多く入れてたみたいだし(素でキャゼルヌとムライを間違えてたしww)芝居に余裕がある。主役のポプランとして光ってました。それにやっぱり歌が抜群にうまい!魅力的だった。

ムライ役の大澄さんキャゼルヌ役の天宮さんは2章から引き続いての登場。この二人が出てくると舞台がビシッと締まってましたね。逆にこの二人がいなければ締りのない舞台になってしまったのではないかと思えるくらい。やっぱり若い人が多い舞台にもこういった芝居ができる安定感のある役者がいないとダメだなと実感しました。

ローゼンリッターのなかのリンツを演じた海宝直人くんは清々しくてとても良かった。アニメ版のリンツも好きキャラだったので海宝君が演じてくれたのは嬉しかったな。若手キャストの中でもやはり一味違う硬派な存在感を放っていました。ぜひこの先も登場してきてほしい。

若手の中でもう一人よかったなと思うのがコーネフを演じた中村くん。彼も第2章からの登場だったので芝居の部分に余裕がありましたね。キャッキャ騒ぐスパルタニアン部隊の中でもクールを貫いててカッコよかった。2章の時には出番が少なかったのですが、今回存在感があったのも良かったです。コーネフはポプランの親友といった位置づけだと思っているので、ぜひ今後も出てほしい。

ここから先はキスマイの二人についての超辛口感想です。ファンの皆さんご注意を。

 

 

私、ジャニーズの中ではキスマイけっこう好きなんですよ。ドラマで玉森くんを知ってから注目するようになってて、ほかのメンバーのことも密かにちょいちょいチェックしてた(笑)。

 

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ただ、キスマイのなかでも芝居経験の浅い彼らをこの銀英伝の舞台に配したのは正直疑問でした…。

特にキルヒアイスを演じた横尾くん

キルヒアイスはこれまで崎本くんが好演していただけにそのあとを受け継ぐにはあまりにもハードルが高すぎたのでは(汗)。見る前から不安のほうが大きかったわけですが…それが見事に的中してしまった。

あれはキルヒアイスではない

ユリアンとの対面シーンはアニメの中でも好きなシーンだっただけに、彼の何とも言えない棒読み芝居でやられてしまった時にはガックリ来てしまったよ…。出番はあまり多くないけど、他のシーンももう見ていられないというか…。なぜ彼にキルヒアイス役を回したのか理解できません。横尾くんはそれなりに頑張っていたと思うけど、私個人としてはキルヒアイスは特に好きなキャラだし想い入れも深いだけに残念としか言いようがありません

それから二階堂君

彼はスパルタニアンの仲間たちの一人としての位置づけだったので横尾くんよりも伸び伸び演じているように見えました。無邪気な笑顔とかも可愛かったし。ただ、仲間とキャッキャ騒いでるシーン以外になるとやはり未熟さが際立ってしまってダメだった。シリアスなシーンとかもセリフに感情がうまく乗っていないので棒読みに聞こえる。出撃の時のセリフもなんかロボットみたい…。

この二人に関しては正直、ガッカリの一言しかありませんでした。キスマイファンの皆さん、ごめんなさい。ジャニーズの子を出演させたいのであれば、

もう少し演技経験積んだ人をキャスティングほしいと思いました

銀英伝舞台シリーズ、これまではけっこう面白いなって満足しながら劇場を出ましたが、今回初めてゲンナリした気分で劇場を後にしてしまった…。次のローゼンリッター編はもうすこし銀英伝のストーリーとして見せてくれるような作品であってほしいです。