ミュージカル『エリザベート』2010.09.26マチネ(塩田さんイベント有)

ネット友達からお誘いを受けまして、またまた『エリザベート』観に行ってきました!

今回は2階席からの観劇でしたが、帝劇は広いのでやはりちょっと遠く感じます(汗)。ただ、光の演出とかはきれいに見えるしオペラグラスも持っていたのであまりストレスなく観ることができました。

で、本編の感想はまた追記に載せますが…、観劇後のイベント参加について少々ご報告。

実はこの公演のあとにエリザベートでも指揮をしている塩田明弘さんを囲んでのお茶会イベントがありましてそちらのほうもお誘い受けて参加することになりました。公演終了後、会場となるお隣の東京會舘へ移動。今まで東京會舘で色んなミュージカル役者さんたちがイベントをしていることは知っていましたが、お値段があまりにも高過ぎて参加できず…、自分には敷居が高過ぎる場所というイメージが強かったんですが、ついに足を踏み入れる時が来ました(笑)。今回はケーキとお茶のみのトークとのことで、チケット代金も含めて意外とお手軽な値段だったのでよかったです(汗)。

このお茶会の日は塩田さんのお誕生日ということで、ご本人が登場する前にエリザのオケにも参加している長谷川さん姉妹が用意した「シークレット企画」のリハーサル。この長谷川さん姉妹ですが…そりゃまぁ、オケには勿体ないと言いたくなるほどの美人姉妹でございましたよ!
で、時間になり塩田さんがハデハデな上下スーツで登場(笑)。サプライズの誕生日のお祝いを参加者の皆さんでリハーサル通りにやりましたところ、これが大成功しまして塩ちゃん、感激でうっすら目に涙を溜めていらっしゃいました。お茶会はこんなちょっと感動的な一幕からスタート。

エリザに纏わる裏話とか、これまで指揮者として参加してきた作品についての裏話とクイズ大会とか、実際に指揮を体験してみようというレクチャーとか…そりゃまぁ、盛りだくさん2時間以上の濃い~~内容でございました!あそこまで皆を盛り上げられるミュージカル指揮者は塩田さん以外いないんじゃないでしょうかね(笑)。
もともと”踊る指揮者”としてその派手なパフォーマンスでもミュージカル界ではかなりの存在感を放っている塩田さんですが、改めて、彼の様々な苦労話や才能を知り注目度が上がってしまいました。

印象に残っているエピソードなどをいくつか。

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現在の東宝版「エリザベート」は今までの中で一番まとまっている気がするそうです。ちなみに、東宝のパンフレットに纏わる秘密もこの時初めて知りました(オフレコなので書けないけど 笑)

最初に指揮者としてミュージカルに参加した作品「心を繋ぐ6ペンス」で主演だった田原俊彦さんとは同年代だったので当時かなり意気投合したそうです。

ミュージカル「アニー」に参加した時、子供達と一緒に合宿をした際に大の苦手だったキュウリが出てきて同じく食事で苦労していた子供と泣きながら必死に食べた思い出があるそうな(←キュウリは今でもダメらしい 笑)

“踊る指揮者”として初めて認識されたのが劇団四季の「美女と野獣」初演。これにずっと携わったご縁で今年の夏劇場杮落としのBBにも招待されたそうなのですが、その時に音楽が録音になってしまったことを代表に深々と頭を下げて謝られたのだとか。ちなみにこの録音の音楽を指揮したのは塩ちゃんとのことでパンフに名前が載ってしまっているため、エリザとBBとどちらが本物の塩ちゃんか!?みたいな誤解をされるらしい(笑)

地方公演の移動はよほどの出来事がない限りすべて車だそうで、メーターは約18万キロを指しているんだとか。その移動の最中、BWで大感動して涙が止まらずいつか絶対自分が指揮したいと猛烈に思っていた作品「ジキルとハイド」に参加してほしいと連絡が入りガッツポーズしまくったらしい。これを担当できたら死んでもいいと思えるほど好きなんだそうです。

「モーツァルト」のライブ版CDが廃盤になってしまった理由も明らかに(笑)

宝塚で指揮を担当した時、宝塚史上初めて本作品とレビューの両方を指揮することになり驚かれたらしいです。

このほかにも色んなエピソードがあってホントに楽しかったなぁ。

後半には塩ちゃんへのバースデーメッセージとして寿ひずるさん石川禅さんからのコメント映像が流されました。どうやら先日東京會舘でイベントしたあとにひっそりと収録していたらしい。

寿さんは音声のみでしたが禅ちゃんは映像つき。のっけから超ヒソヒソ声で「私は今、東京會舘に来ていまして…実は、そばには塩田さんもいらっしゃいます」とカミングアウト(笑)。これには皆も大笑いで。そんな中で隙を縫ってコメントしてくれてたのねぇ、禅ちゃん。最後までヒソヒソ声でのおめでとうコメントが笑えました。ちなみに禅ちゃんは「ジキハイ」の“時が来た”が大好きでしょっちゅう歌ってるらしいです。いつか禅ちゃんのジキルが見れるといいな…。

最後に塩ちゃんへの誕生日ケーキがババーンと出てきて、皆でハッピーバースデー塩ちゃん!コールしてお開き。

いつかは自分だけのイベントを劇場貸切ってやるのが夢という塩田さん、実現したら参加してみたいです。帰りには塩ちゃん自ら記念品を手渡ししてお見送りまでしてくれるというサービスっぷりに感動!これからも塩田さん応援していこうと思えた一日でした。

主なキャスト
エリザベート:瀬奈じゅん、トート:石丸幹二、フランツ:石川禅、ルキーニ:嶋政宏、ルドルフ:伊礼彼方、ゾフィー:寿ひずる、マックス:村井国夫、ルドヴィカ:春風ひとみ、マダム・ヴォルフ:伊東弘美、エルマー:岸祐二 ほか

以下、ネタバレを含んだ感想になります。

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久しぶりに帝劇2階席からの観劇でしたが、最初にも書きましたとおりライトの演出がとてもきれいで1階席とは違った感覚で楽しんで観ることができました。それと、墓場からフランツたちが登場してくる冒頭のシーンも臨場感があって面白かったし…あとはトートダンサーズの動き全体が見える点でも見応えあったと思います。

以下、印象に残ったキャスト別の感想です。

トート@石丸幹二さん

約1ヵ月半ぶりの石丸トートでしたが…あの頃よりもすごく進化してて見応え十分でした!!確か最初に見たのは初日開けて次の日でしたからまだ歌い方とか模索してたのかもしれませんねぇ。あの時も十分感動させてもらったんですが、今回はさらに私好みのトートになってまして…。ちょっとネットリしすぎてたかなと思えた歌声も改善されていたし、「最後のダンス」での激しさも前回はちょっと無理してるかもと思わなくもなかった部分も修正され一番気持ちよく声が出せる歌い方に変化していました。これは、もしかしたら、今まで観てきたトートの中で一番私的にドンピシャかもしれない!!

まずは登場したあとの立居振舞いがものすごくきれいで目を惹きます。目元はちょっと小悪魔的な鋭さがあり、なにやら吸い込まれるような妖気を感じる。ゾクゾクしましたねぇ~。で、静かなのかと思いきや、シシィに対してはものすごく攻撃的でこれが見ていて本当に飽きないし面白い!!!武田トートの予測不能な激しさも面白くて大好きだったんですが、石丸さんの計算された美しいながらも激しいトートも大好きですね。

最初に鳥肌が来たのが「最後のダンス」。前回もかなり激しく歌ってましたがちょっと無理してるような部分が気になっていたんです。ところが、今回は不安に思うような箇所がどこにもなかった。それどころか、あの野獣のような激しさに目を奪われ終始ドキドキしっぱなし!!今までの石丸さんとは全く違う激しさがとにかく新鮮で見ていて嬉しくなりました。

それから激しさと同時に持ち合わせているトートの冷たさも見ていてゾクゾクします。革命家達を操っている時の不敵な表情とかすごいですよ!魅了されっぱなし。あの目線がものすごい魅力的なんですよ。そこに強いトートの意志を感じます。さらにその冷たさと激しさとでシシィを追い詰めるドクトルのシーン、あそこも鳥肌!「待っていた!!」のセリフは思わずビクっとくるくらい鳥肌きました!いやぁ、あんな魅惑の石丸幹二が堪能できるなんて…。

そして極め付けが禅陛下との対決シーンですよ。禅さんもここは壊れるくらい激しくやっているし、石丸トートもそれに飲み込まれることなく、それでいて激しく歌っている。この対比が実に見応えありで!これを見るだけでもお金払った甲斐があったと思ってしまう。ルキーニにナイフを渡す時の、あの、放り投げっぷりが最高ですよ(笑)。

最後のシシィとのキスシーンも実に美しく魅力的。最初から最後まで石丸トートに魅了されっぱなしの「エリザベート」でした。あと2回見る予定があるのでさらなる進化を期待します!!

エリザベート@瀬奈じゅんさん

新しくエリザベート役として入られた瀬奈さん、今回が初見になります。色々と評判は聞いていたので実はあまり期待しないで観たんですが…思っていたよりも歌えていたしお芝居も安定していてなかなかよかったと思います。朝海さんの歌を聞いてしまっているからかもしれませんが…(汗)、個人的には瀬奈シシィの歌は聞きづらくはなかったですよ。

ただ、なんだろう…あまり印象に残るシシィではなかったかもしれない。歌の中にあまり感情が見えてこないというか…ちょっと淡白に感じてしまった。瀬奈さんのシシィはどちらかというとお転婆というよりかはちょっと活発なお嬢様って雰囲気だったかな。

フランツ@石川禅さん

今回も本当に素晴らしい禅さんのフランツ!!若く苦悩の多いフランツも表情一つ一つがとても繊細で魅力的です。あんな禅陛下を見ていたら絶対そちらのほうに感情移入してしまうよ…と思えてしまったのがシシィに最後通告を突きつけられるシーン。もう、本当に精神的に追い詰められて安らぎを求めてるっていうのが伝わってくるんですよ、歌声からも立居振舞いからも。涙ぐんで歌ってますしね。ここのシーンは前回公演よりもさらに深みが増しててものすごく泣けるんです!

そして泣けるといえば「夜のボート」。あの、シシィとすれ違って触れられずに固まっている時の禅陛下はその姿を見るだけで涙が出ますよ(涙)。深く深くシシィを愛していたというのがものすごく伝わってくる…。「愛している」のあの一言が観ているこちらの胸に深く深く染み込んできて涙…。
そのシーンを引きずっての「悪夢」シーン。ここで禅陛下のシシィへの想いが爆発するんですよね。もうその爆発力はハンパないです!石丸トートもかなり激しく歌っているので目の前で火花がバチバチ燃え盛ってるのが見えるような迫力!!濃い~~~場面になってて非常に見応えありました。次回も楽しみだ!!

ゾフィー@寿ひずるさん

ようやく寿ゾフィーに再会いたしました!やっぱりゾフィーのイメージが一番シックリくるのは寿さんです。“宮廷でただ一人男と呼ばれた”という代名詞がピッタリなんですよ(笑)。厳しく威圧感のある寿ゾフィーはとても見応えがあります。

ルドルフ@伊礼彼方くん

前回よりも歌声に安定感が出ていてとてもよかったです。「闇が広がる」での伊礼ルドルフの苦悩っぷりは観ているこちらが同情的になってしまうほど切ない。石丸トートとの歌声の相性もなかなか良かったと思います。ちなみに前回のトークで語っていたマイヤーリンクでの自殺シーン、石丸トートの場合では体全体の震えは出てませんでした(笑)。金縛りみたいに固まった後すぐに体の力が抜ける感じ。相手役に因って色々バージョンがあるようで面白い役作りしてるなぁと思いました。
伊礼君は今回で見納めです。また機会があれば彼のトーク聞いてみたい(笑)。

革命家トリオも熱くてとてもいい感じ!特に岸さんがいいですねぇ。存在感が観るごとに増している気がします。それから目が離せない谷口さん。ネッ友さんに尋ねてみたところ…やっぱり似ているとのお墨付きが(笑)。ますます目で追ってしまいそうだ。

次回は急遽確保したトークショー付の観劇になります。塩ちゃんの司会っぷりもあわせて楽しみ!