舞台『銀河鉄道英雄伝説 Die Neue These ~第二章 それぞれの星~』大阪公演 2019.06.08ソワレ

舞台『銀河英雄伝説 Die Neue These ~第二章 それぞれの星~』を観に大阪遠征してきました。

銀英伝を知ったのは、学生時代に私の好きな声優さんが出てるからということで友人に勧められたのが最初。アニメビデオが刊行されるたびに貸してもらってて(当時は1話1本の通販形式)気が付いたら作品そのものにどっぷりハマってしまったんですよねw。今でいう、沼落ちっていうのに近いかも。
原作も読ませてもらいましたが、如何せん字が細かくて読むのが大変だったのであまり覚えてない(汗)。なので、銀英伝の私の知識はほぼOAVからということになります。

一番最初に舞台化されたのはもう8年も前のこと。そこから4年間かけてシリーズとして上演されていましたが…わたし、全部観に行きました(DVDも1作を除いてwすべて持ってます 笑)。初めて舞台にすると聞いたときには「あの世界観は舞台で表現できないだろう!?」と半信半疑だったのですが、興味本位で第1作を観に行ってみたら意外と面白くてw…もうこれは最後まで付き合うぞの勢いですべて通いました(途中引っ越して遠くなったけど、遠征もしましたw)

続きを期待していたのですが、結局中盤近くのクライマックスのところで打ち止めとなり…その代りアニメを再び制作するっていう話になってて。それが現在お披露目されている「ノイエテーゼ」版です。
なので、まさか前回から約3年半経ってまた新しく舞台化されることになるとは思ってなくて…知らせを聞いたときにはビックリしました。

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第一章の上演は残念ながら東京のみということだったので、どうにも予算が付かずに行くのを断念。第二章は大阪公演があると聞いて…ただ、前回の公演に思い入れも深いことからちょっと迷ったんですが、やっぱり行くことにしました。


劇場はZepp Namba。初めて行ったんですが、ここって音楽ライブがメインの箱なんですよね、たしか。前回の銀英伝公演は演劇メインの劇場で上演されてたので(後半は今はもう無くなってしまった六本木ブルーシアターでしたが)、ライブハウスでの上演がどういう感じになるのかちょっと不安もありました。

で、劇場内に入ってみると…1Fは椅子が全て、パイプだった(笑)。やっぱりねぇ。音楽ライブってスタンディングでやるスタイル多いですから常設の椅子は無いってことだなと。
さらに不安に思ったのが、客席の段差がほとんどなかったこと(汗)。3つくらい段はあったけど、それもちょっと底上げしましたくらいのレベル。私は運よく通路席だったのでほぼほぼ見えましたが、場所によってはかなり見えづらいところもあったんじゃないかと思います。ちなみに、2階席は普通に常設の椅子が設置されている感じでした。少し距離はありそうでしたが、もしかしたらそちらの方が見やすいのかも…。

前回公演のときには開演の20分くらい前にアンサンブルのキャストさんたちがロビーに出てきて「銀英伝解説」みたいなのをやってくれていたのがものすごく楽しかったんですが、今回は何事もなく…それがちょっと寂しかったかも。まぁ、キャストさんへの負担を考えれば何もない方がベストだとは思いますけどね。

その代り、劇場内の正面幕で銀英伝についての解説映像を流すやつは引き継いでくれていました。今回は第二章ということなので、第一章を映像をまじえて復習していく感じ。キャラクター紹介の映像も今回もカッコよくできてました。
さらにはアニメ版のPRも。第一期はテレビで放映してくれたけど、第二期からは映画上映になるんですよね。たしかに銀英伝の迫力は映画の方が伝わりやすいんだけど…問題は上映館ですよ。まだ発表されてないので何とも言えませんが、おそらく私の住む四国地方は上映されない可能性が高い…。しかも3週間限定ですから…ハードルが高い(涙)。やっぱりテレビでやってほしかった。

以下、ネタバレを含んだ感想になります。

 

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2019.06.08 ソワレ  in Zepp Namba(大阪・なんば)

主なキャスト

銀河帝国

  • ラインハルト・フォン・ローエングラム:永田聖一朗
  • ジークフリード・キルヒアイス:加藤将
  • オスカー・フォン・ロイエンタール:畠山遼
  • ウォルフガング・ミッターマイヤー:釣本南
  • アンネローゼ・フォン・グリューネワルト:杉本有美
  • パウル・フォン・オーベルシュタイン:藤原祐規

自由惑星同盟

  • ヤン・ウェンリー:小早川俊輔
  • アレックス・キャゼルヌ:米原幸佑
  • ダスティ・アッテンボロー:伊勢大貴
  • ユリアン・ミンツ:小西成弥
  • ワルター・フォン・シェーンコップ:大高雄一郎
  • フレデリカ・グリーンヒル:福永マリカ

稲田恵司・海部剛史・川上和之・堤匡孝・中川香果・谷戸亮太・大力・中村哲人・冨田佳孝

今回のキャストで前回公演にも出演していたのが、オーベルシュタイン役の藤原くんと、シトレ元帥役の大力さんです。特に大力さんは前回シリーズに半分以上参加されていたと思うので、銀英伝の世界で久しぶりにお会いできてとても嬉しかった!大力さんの演じるシトレは外見も芝居もすごくアニメ版に寄せててリアルでした。

それからもう一人、ゼークト将軍役の海部剛史さん。よもや海部さんにこうして舞台でお会いできる日が来ようとは!!98年の朝ドラ『やんちゃくれ』の欧彦さんですよ!好きだったんだよ、欧彦!!無名塾出身の役者さんだってその時に知って「すごい人だなぁ」と思ってたんですが、ご本人がけっこう面白い方でファンになったんですよね。
あれから随分時代は過ぎてしまいましたし、海部さんもだいぶ年齢重ねたんだなぁって思いましたが、そのぶん、お芝居に重厚感があってすごく良かった。私がアニメで見ていたゼークトのまんま!って思ったので。こうして再会できて本当に嬉しかった。

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概要とあらすじ

原作は田中芳樹さんのSF小説『銀河英雄伝説』。これまでアニメ化、漫画化、舞台化されている人気作品です。舞台は2011年~のものと、あと宝塚にもなってますね。ちなみに私はヅカの方は観に行ってません(そもそもが苦手なので 汗)

登場人物がとにかく多くて、初期のアニメ化のときには『銀河声優伝説』と言われるほど多くの人気声優さんが参加していました。一人一人のドラマがしっかりと描かれているのでたくさん人物が登場してきてもちゃんと物語について行けるんですよね。SF作品でありながら壮大な人間ドラマが魅力的に描かれている。本当に凄い作品だと思います。

『銀河鉄道英雄伝説 Die Neue These』として新たに舞台化された今回。第二章は同盟によるイゼルローン攻略を中心に展開されていました。

 

簡単なあらすじは以下の通り。

物語は数千年後の未来、宇宙空間に進出した人類が、銀河帝国と自由惑星同盟の二国に分かれていた。
この二国家の対立は実に150年に及び、際限なく広がる銀河を舞台に、絶えることなく戦闘が繰り返されてきた。

そして、ふたりの天才の登場によって歴史は動いていく。
「常勝の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムと、「不敗の魔術師」と呼ばれるヤン・ウェンリーである。

アスターテ会戦で合いまみえた二人は互いを認め合った。
ラインハルトは大きな勝利を手に元帥府を開き己の陣営を持ち、ヤンは全滅を食い止めた功績で同盟最年少の提督として第13艦隊を持つ。

二人はそれぞれの運命の中で輝きを増して行く。

公式HPより引用

※第一章のダイジェスト動画↓

第一章では、ヤンの盟友だったラップ少佐とのエピソードが描かれていたようです。

 

前回の舞台版からは逸材の役者さんも輩出してるんですよね。2011年の第一章には当時まだ無名に近かった松坂桃李くんがラインハルト役として出演。私はこの時初めて桃李くんのことを知ったんですけど、その後あれよあれよという間に人気俳優へと駆け上がり…今では知らない人はいないほどとなりました。

2012年と2013年~15年までラインハルトを演じたのは、これまた当時ほぼ無名の間宮祥太朗くんでした。彼が初めてラインハルトを演じた時の衝撃は今でも忘れられないほどです。間宮くんは将来絶対駆け上がってドラマ界に欠かせない役者になると確信するものがあったので、現在の活躍ぶりは本当に嬉しいです。

きっと新しい舞台版からも大きく羽ばたく若い役者さんがいるかもしれません。それがとても楽しみです。

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