銀英伝観劇で初めてリピートしてしまったw。
前回青山劇場に行ったときにはあまりの観客の少なさに愕然としたのですが…、この日は違った意味でビックリ!
いつもあのくらい少ないんだろうと思い、余裕かまして開場時間過ぎたあたりに行ってみたら…なんと、外に大行列ができてるではありませんかっ!"もう始まっちゃったのか?"と思わせるほどの閑散っぷりはいったいなんだったのか!?あまりの客入りの落差に驚いてしまった。
この行列を見て焦りを感じた私…。なぜかって…、それは…、ラインハルト役の間宮くんの写真セットが発売開始になっていたからです(笑)。
前回観に行ったときに「なんで間宮くんのはないんだ!?あれば即買いなのにっ」と書きましたが、そういう風に思っていた人は私以外にもけっこういたようでw、急遽ラインハルトセットも発売決定していたんです。かなり売れ行きが好調だと聞いていたので、早めにゲットしなきゃと思っていただけにこの出遅れはヤバイ!急いで地下まで行くと、売店前にも仕切ができるほどの行列が(汗)。前回は呼び込みの声すら虚しく響くような状況だったのに…この日の熱狂っぷりは何!?
そんなこんなでドキドキしながら並んでいましたが…w、無事に間宮くんのラインハルト3点写真セット入手。感激!
客席は前回と打って変わってかなりの満席状態。1階通路後ろの席もかなりビッシリだったし、2階席にも人が入ってた。役者さんに申し訳ないと思ってしまったあの客入りはいったいなんだったんだろうか…。
ファン層はだいたい、貴水ファン・河村ファン・キスマイファンの3つに分かれていた感じ。銀英伝ファンって感じの人はあまり見かけなかった気がする。ちなみに私は銀英伝ファンであり…かつ、間宮くんのラインハルトのファンであの場に居ましたが(笑)。
しかし、ここまでお客さんはいってるとまた一つ懸念が…。これに気をよくして、主催者側がまた次回作からも芝居の出来ないアイドルを送り込むんじゃないかということです…。もう、本当に、それだけはやめてほしい。これっきりにしてほしいんですが…客入りが良いとそうなっちゃうのかなぁ。アンケートにも書いたけど…。
さて、この日は終演後にトークショーがありました。今回はそのレポートを中心に書いていきたいと思います。めちゃめちゃ面白くて笑えたのでww。舞台全体感想は楽後くらいにもう一度(←間宮ラインハルト見たさに実はあと1回行く予定 爆)。
トーク報告の前に、舞台で印象に残った点を少し。
観劇日:2013年04月09日マチネ
・オープニングはやはり何度見てもカッコいい。特にキルヒとアンネローゼが近づくところにラインハルトが割って入ろうとして二人がスッと離れるシーンが印象深いです。この時の間宮くんの表情が絶品すぎて泣けます!
・前回、アッキーのポプランはちょっと暴走しすぎ…と書きましたが、今回はそんなに気にならなかった。あれはあれでこの舞台のいいスパイスになっているのでいいんだなって思えました。シェーンコップの岩永さんもかなりこの日は飛ばしてて大笑いww。特に女性の口説き方が「奥さん、終電行っちゃいましたよ」と大人バージョンになっててアッキーが圧倒されてた(笑)。コーネフ役の誠治郎くんのツッコミハタキも回数が増えてましたねww。
・艦隊戦でのミッターマイヤー@二階堂くんのダンスがえらい簡素化されててちょっとビックリ。ジャニっぽい動きがなかなか良かったのに、そこの部分を全部削がれて見せ場と言えないような感じになってました。どうやら私が最初に観に行った日の翌日あたりに怪我をしてしまったそうで、オフレッサーとの殺陣も片手一本で頑張ってました。元気なうちの二階堂くんのダンスを観ておいてよかった。
・その代り、ビッテンフェルト役の川隅くんの艦隊戦ダンスがとてもキレがあってよかった。彼はミッターマイヤーに性格そのものを奪われた感じになっているので(涙)、こういうところで見せ場ができて本当に良かったと思います。
・オフレッサーを檻に落とした後のミッターマイヤーとロイエンタールの合いの手が「そっ」から「だよ」に変わってた(笑)。二人の声が揃えばもっと面白いのになぁ。
・前回のレポで書きそびれましたが、メルカッツ提督役の渡辺裕之さんがめちゃめちゃ渋くていい味出してます!メルカッツがあんなに色気のある良い男になろうとは(笑)。出てくるとつい目で追ってしまうくらいのオーラがありますね。
・今回もすべてのシーンにおいての間宮くんのラインハルトが本当に素晴らしくて目が離せなかった。艦隊戦に入るときの「ファイエル!!!」の声の凛とした張りの美しいことったらないですよ!それに目力!圧倒的なリーダーとしてのオーラ。劇場全体を支配している感じ。
キルヒアイスとヴェスターラントの件で言い争いになってしまった後、彼の後ろ姿を見ながら「キルヒアイス…」って力なく呟くシーンは泣けます!ラインハルトの「分かってほしいのに…」っていう切ない気持ちがものすごくストレートに伝わる。セリフを言ってるって感じじゃなかったですからね。そしてキルヒアイスの死、アンネローゼとの別れ…、ここの涙の芝居は思い出すだけでも泣けるってくらい切なすぎる(涙)。もうほんとに涙涙でラインハルトの幼さといった面がこれでもかってくらいに出てる。あんな感情表現できるなんて…ともう、観ているこちらももらい泣き。
かと思えば、部下の前ではキリっと切り替えられるあのスイッチの入り具合がスゴイ!!さっきまであんなに崩れ落ちて泣いていたのに次の瞬間にはローエングラム公の顔になってる。ビックリしました!!若いながらもあんなにすごい役者がいたとはっっっ!!!
・某キルヒと某ミッターですが…、キルヒはもう、私の中では第一章およびオベ編を最後に死んだものとしました。今出ているのはキルヒの顔をしたロボット。そう割り切れば…なんとか見れる…と思ったけど、相変わらず滑舌酷いし、抑揚はないしでこの日もダメダメでした…。一本調子な上に滑舌が酷いというのが…でももう、どうにもならないんだと思うから期待はしませんが。
ミッターは滑舌と抑揚といった点ではキルヒよりも良いんですが、あれはやはりミッターマイヤーではない。なんていうか、自分自身の感情で突っ走ってる感じ。役を生きてないんですよ。ミッターマイヤーとしての心が全く伝わってこない。ビジュアル的にはアニメのミッターに近いなと思えるだけに残念です。
カーテンコール、ヤン役の河村隆一さんの軽快なトークでまた盛り上げてくれました。フレデリカ役のはねゆりさんに話を振ると「私は園岡さんの歌声がすごく好きで」と。そう、ブラウンシュヴァイク公役の園岡さんは死の間際に酔っぱらって歌うシーンがあるんですけど、めちゃめちゃ美声なんですよね。さすがミュージカルを多くこなしてる役者さんだけあります。すると河村さんが照れる園岡さんを「どうぞ前へ」と促して「ほんっとに綺麗な歌声なんですよねぇ」と褒めまくりw。そのあと「関係ないんですけど…おばさん楽屋ってどうなんですか」みたいに振ってたな。この部分はあまりよく聞こえなかったので残念(笑)。おばさん楽屋って何ww!?
で、園岡さんが一緒の楽屋になってる天宮良さんが今日誕生日だって振って。今度は天宮さんを前に促す隆一さんw。皆でバースデーソングも歌って盛大にお祝い。「僕もう51ですから全然嬉しくないですよー」と謙遜しまくりでしたが…、天宮良さん、もう、51なのか!!!と私は個人的にびっくりしてしまった(笑)。タップを踊れるカッコいいお兄さんってイメージだったけど、もうそんなに年を重ねたんですねぇ。次回はまたキャゼルヌとして復活してくれるんでしょうか。出てほしいな。
そして、終演後のトークショー。
参加者は河村隆一さん、貴水博之さん、中川晃教くん、間宮祥太朗くん、司会は今回も高山猛久さん。
皆さん、役の扮装のまま登場です。キスマイファンと思しき人は帰ってしまったようですが(私の前の列はごっそり抜けましたw)、それでもかなりの人数が残ってて。役者さんたちが出てくると客席から黄色い声援が飛びまくってコンサート会場みたいな雰囲気になってましたww。特に貴水さんへの声援が多かったかな(HIROぉぉーー!って声が一番目立ってたので)。次いで隆一さんかな。
・隆一さんの作った舞台ラストに歌われる「Searching for the light」について
高山さん「今回、少し歌詞を変えられたということですが…どのあたりを変えたんですか?」に対し、隆一さん、
「いや、変えてないです」
予想外の答えに狼狽する高山さんに会場爆笑(笑)。隆一さん曰く、この歌の歌詞は帝国軍にも通じるものがあると思ったので変えなかったんだそうです。曲作りの裏側も話してくれたんですけど、そのきっかけというのが、アニメ版銀英伝のラストシーンを見て閃いたとのこと。そこでかなりの超ネタバレ展開言っちゃったんですけどね(笑)、まぁ、それは流すとしまして。っていうか、舞台でそこまでできるのかが最近の懸念でもあるのですがw。
で、このエピソードの中で「ラインハルトは実はすごいピュアな気持ちで悪い貴族を一掃しようとしてて」って隆一さんが説明しだすと、間宮くんがボソッと
「悪意はないですっ」
と挟んできててみんな笑って拍手してましたww。
・"声"に関して
高山さんから「間宮くんは美声に囲まれて歌ってみてどうですか?」と振られると、苦笑いして戸惑った後、
「いやぁ…あの…ホントに…ごめんなさい…」
と申し訳なさそうに椅子から立ち上がって客席に謝る間宮くんw。ラインハルトの姿であんな謙虚に謝られるとはww。すると、貴水さんや隆一さんたちから「いや、良い声してるよ!」と盛んに励まされる間宮くん。今回歌うにあたって二人からはかなりいろいろ教えてもらったらしく「それだけが頼りです!」とすがるように見ていた姿が可愛かったなぁ。
っていうか、めちゃめちゃ謙虚ですごい好青年じゃないかっっ!!どんどん私の中で膨れ上がる間宮くんへの好感度(笑)。裏では貴水さんが間宮くんに会うたびに「宇宙一!!宇宙一!!」と言ってくれてるそうで(笑)そのエピソードを言うと貴水さんが「今言わないでいつ言うんですかっ」とどこぞで聞いたことのあるフレーズをwww。
・貴水さん、絶好調
オーベルシュタインはキャラ的に笑いのない固い役なので、舞台袖ではあまりそれをくずさないようにしてるんだそうです。すると…突然、
「オーベルシュタインのことは嫌いでも、銀英伝のことは嫌いにならないでくださいっ」
と某モノマネ芸人さんのモノマネで披露www。しかも、最後に、真顔で、
「フライングゲット」
までやってくれちゃったもんだから、もう舞台も客席も大爆笑ですよ(笑)。外伝の時のトークも面白かったけど、今回もめちゃめちゃ面白いよ、貴水さん!すると、中川くんもその様子を見て袖エピソードを。
「本番中も実は声を出さないでコマネチの真似(アクションで表現ww)やったりしてくるんですよー」
と暴露(笑)。なので今日なんかは「来る前に構えてた」と言うと「それじゃ僕がふざけてるみたいに聞こえるじゃないか!」と猛抗議する貴水さん(笑)。
・さらに隆一さんも絶好調
実は貴水さんは隆一さんの妄想をストップさせる役割も担っているようで(笑)。今回も隆一さんは、メルカッツ提督が自殺間際にシュナイダーに銃を取り上げられエネルギーパックを抜かれるシーンに関して
「あそこでメルカッツがファイト一発!って言ったらいいんじゃないかと提案したら止められました」
と(笑)。メルカッツ役が渡辺裕之さんですからねぇ、パロディとしてはこれ以上ない面白さですよww。エネルギーパックを再度充填したところをタウリン●×グラム注入でww「ファイト」、銃を撃つところで「メルカッツ」と叫んでほしいって…(爆)。面白すぎっっっ!!!次にこのシーン見たら吹きそうで怖いwww。
あと、オフレッサーが捕らわれた瞬間に「あそこで全員顔出して"だよ"って言ったら面白いよね」みたいなことも提案してたなwww。これイケそうかも!?「隆さんがいいっていうんだったらやるよ」と貴水さんもノッてたみたいですけど「でも、原作者の方がいらっしゃってますしね」とやっぱり企画没になったようです(笑)。
・間宮くんは19歳
ラインハルトを演じてる間宮くんはまだ若干19歳!会場からもどよめきが起こってたくらいです。いや、本当にあの貫禄を19歳で演じてることじたいがすごすぎます。すると貴水さんが「僕の年齢から引き算すると…ね…」とその後を濁し会場から爆笑が起こったのですがw、中川くんがすかさず「じゃあ何算するんですか?」とツッコミ入れて「そこは流しといて」とツッコミ返ししてました(笑)。
高山さんから間宮くんに「緊張とかしないんですか?」と質問すると…
「あの…、ラインハルトやってる時には大丈夫なんですけど、今のほうが…正直キツいです…」
と恥ずかしそうに俯いてましたwww。それをラインハルトの扮装のままでやってるわけで、もう、そのギャップが可愛くて可愛くて仕方なかったですよ(笑)。「緊張というか・・・胸騒ぎが・・・」と隆一さんたちにツッコミ入れられたあとに言ってたのも可愛かったなぁ。すると、そのあと突然重大発表が!!!
間宮くん、ラインハルト役として銀英伝次回作の出演、決定!!!!!
会場は盛大な拍手でお祝い!!う…う…嬉しいぞーーーー!!!!!夏の銀英伝リピートを心の中で誓う私(笑)。実は密かに心配してたんですよね、ラインハルトに芝居の出来ないアイドルとか充てられそうで。でも、前回と今回のラインハルトで間宮くんはしっかり評価されてた。それが本当に嬉しい!!!!おめでとう、間宮くんっ!意気込みをどうぞ、と振られると貴水さんが「真ん中でいいよ」と舞台中央に促してました。いい兄貴!すると
「いや、(貴水さんと)被っちゃうから…」
と盛んに遠慮しまくる間宮くん。ひたすら謙虚だわーーー。好感度さらにアップw。対する貴水さんも「いいんだよっっ!!」と間宮くんを舞台中央に連れてってて。でもそのあと間宮くんの後ろから首伸ばしたりリアクションしてるもんだから心配になってオロオロしちゃってて(笑)。めっちゃ可愛かったです!
「ラインハルトを演じるということで…本当に魂を込めてやることしか考えてなかったので・・・そこだけ見てください!お願いしますっ」
とご挨拶。あぁ、間宮くん、本当に良い役者だなぁって思ったよ。彼の演じるラインハルトには本当にすごいスピリッツ感じますから。浮かれた感じもないし、役者としての姿勢もすごい謙虚。まだ若いのに素晴らしい逸材。さらに上がる間宮くんへの好感度w。そんな彼を見て隆一さんたちが「あと2カ月したら一緒にお酒飲めるんだよねー」と誘ってて、あぁ、可愛がられてるなぁって傍から見ても思ってホノボノしてしまった。
このあたりでサイレンが鳴ってトーク出演者皆ビビりまくりwww。これ、前回も流れましたが、トーク終了のサインです(笑)。これに対して会場が「えぇぇぇ!?」という雰囲気になったので、隆一さんたちはそのままトーク続行!楽しい時間はもう少し延長されることに。
・ポプラン中川くんとヤン隆一さんとの関係
高山さんから隆一さんに「この自由人と何か今回共演して打ち合わせすることってありましたか?」と質問w。中川くん、自由人と言われ苦笑い(笑)。「ヤンに対しての芝居、何を考えてるんですか?」とさらに笑いながら高山さんからのツッコミがwww。
「宇宙の話だから、基本的に何でもアリだと思うんですよ。小さな穴からのぞくのと大きな穴からのぞくのでは全然見え方が違うじゃないですか」
と規模の大きな話を始めたアッキーにみんなポカンwww。そのあと「1幕の中にもう少し歌があってもよかったかもねって話してて」と。ミュージカル多いからね、アッキー。隆一さんともその話でけっこう馬が合ってるようでした。で、アッキーの考える歌のプランとは…
「オーベルシュタインが、ラインハルトの裏側の感情と表側の感情の両方を歌ったらと思うんですが、どうですか?」
とのことで。なるほどねぇ。すると貴水さんが「やって良いっていうんならやるけどさー」とwww。ノリノリになってきたのか、「ファイエル、ファイエル、ファイエ~~ル♪」と歌いだしてまたまた爆笑(笑)。
アッキーのポプランに対して隆一さん曰く
「今回は皆それぞれエネルギーを持って舞台に立ってるけど、内容がシリアスなので発散できるところがない。ポプランはそんな張りつめた空気を和らげてくれる存在」
と評価。でもそのあとに「その延長で僕は〝ファイト・メルカッツ″をやりたいんだけど」とこだわりを見せてました(笑)。
司会の高山さんに対しても「アンスバッハとリンチの二役やってるもんね」と話しを振ると恐縮してました。で、「今日もたくさん人を殺してしまいました、すみません」と謝った後に「悪気はないんです」とボソっww。隣にいた間宮くんがくすくす笑ってて可愛かったです(笑)。
で、「また皆さん、遊びに来てください」ってことでトークショーはお開きに。めちゃめちゃ楽しかったです!!銀英伝メンバーへの愛も深まりました。特に間宮くんへの好感度が私の針振り切るくらい上がりましたwww。若いのに謙虚で役に対して真摯に向かってる間宮くんの姿勢に惚れました(笑)。これからも応援しようと思います。