【ミュージカル映画】マンマ・ミーア!-THE MOVIE-

今年一番楽しみにしていた映画『マンマ・ミーア!』を見てきました。

普段は水曜レディースデーに行くのですが、今週は観劇予定を入れてしまったので(笑)1日映画の日にしたんですけど・・・いやぁ!びっくりするほど混雑してました。日曜日ということもあってか私が見た回とその次の回は満席。前日にパソコンから予約入れておいて本当に良かった…。

この作品はミュージカル映画で、日本でも劇団四季が各地で公演を行っています(現在は名古屋ですが千秋楽が決まった模様)。私は東京初演と名古屋公演の2回しか見ていないんですが・・・とても活気に満ち溢れていて素晴らしく大好きな舞台!しばらく観に行かれないなぁと思っていたところにこの映画が来ましたから、それはそれは嬉しかったです。

 

ストーリーはけっこう単純明快。一言で言えば・・・ドナの娘ソフィーが自分の結婚式に父親候補の3人を招待したことから起こるドタバタ劇って感じなんですが(笑)、その端々に母と娘、娘と父親、母と元恋人・・・といった関係性もちゃんと描かれていて割といいドラマ展開になってます。

ただ、この作品はドラマとしてを見るよりも・・・なんと言っても全編に奏でられるABBAの名曲に酔いしれたほうが何倍も楽しめるのではないでしょうか。極端な話、ABBAの名曲だけでもおなかいっぱいになれる映画です(笑)。それぞれの曲が本当に見事にシーンにマッチしてるんですよ。四季のミュージカルを見たときも思ったけど、この映画でも改めてABBAの楽曲の素晴らしさを再確認しましたね。

舞台だとスペースの制限がありますが、映画はそれがない分ものすごく映像的にダイナミック。舞台でできないことを映画でやってしまっている感じ(笑)。ギリシャロケの映像もかなり多いので美しい風景も堪能できます。

一番すごい!と鳥肌が立ったのが「ダンシング・クイーン」でしたね。舞台ではドナの部屋で3人が大騒ぎしまくってるだけなのですが、映画では歌ってる途中で外に飛び出し、その後ろに島の人々がぞろぞろ歌い踊りながらついてくんですよ(笑)。あの演出にはびっくりしました。しかも最後はみんな海に飛び込んでるし(笑)。ここはかなり必見。

それからソフィーが誰が父親か分からず混乱してしまう「ギミー!ギミー!ギミー!」「ヴーレ・ヴー」もすごかったなぁ~。このシーンは舞台版も映画版も大好きです。あと、ソフィーとスカイの結婚式の教会までの道のりの風景もきれいだった。映画を見るとちょっと行ってみたくなるかも。

ラストはちゃんとカーテンコールがあります(笑)。主要キャストがクライマックスのテンションそのままにバリバリの60年代ロックファッションでノリノリに「ダンシングクイーン」「恋のウォータールー」を歌いまくってて、あれ見てるだけで本当に元気が出ますよ。みんな素でものすごく楽しそうだし。

 

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キャストも最高です。特に主演のドナ役、メリル・ストリープ今年還暦とは到底思えないほどのパワフルさ!「ダンシング・クイーン」で見せたあの、ベッドの上のハイジャンプなんかビックリ仰天ですよ(笑)。海にも飛び込んじゃってるし、とにかく本当にすごい、素晴らしいの一言。

ロージー&ターニャのコンビも最高に面白かった!あのぶっ飛びっぷりは舞台を越えてるかも(笑)。ソフィー役のアマンダはオーディションで選ばれたとあって、さすがの歌唱力です。それに明るくて快活なソフィーのイメージそのもの。大きな瞳がとても可愛かった。

父親候補の3人も個性的で・・・サム役には5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンが配役されててちょっとビックリ(笑)。冒険家ビル役のスカルスガルドはチャーミングなおじさんで可愛かった。

意外な配役だったのがハリー役のコリン・ファース。私好きなんですよね、この俳優さん。今回役柄的にちょっとダサ系なオヤジになってたんですけど(笑)それでも気品がちゃんとあるし、ダサくてもカッコよく見える瞬間が何度もあったり。素敵でした~。

とにかく大満足の『マンマ・ミーア!』。スカッとしたい人や元気になりたい人はぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか。そのまんま見てて楽しめるし本当に元気になれると思います。私もたぶんもう一度見に行くかも♪

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