劇団四季ミュージカル『美女と野獣』2012.12.20マチネ

12月の初観劇となる『美女と野獣』に久しぶりに行ってきました!私としては珍しくかなり観劇期間が空いたので、劇場に行くというだけでなんだかテンションが上がりました。

でも、何と言っても、最も私のテンションを上げたことと言えば…飯田洋輔くんのビースト復帰ですよ!正直なところ、今年はもう見れないと思ってたし、広島CATSに行ってしまったら最悪楽まで見れないかもと覚悟もしていたんですよね。私個人としてもちょうどいつも通りの生活に戻りつつあるところだったので、そのタイミングでの洋輔くんビーストの報は何よりもうれしかったです。

このクリスマスの飾りつけも今年で最後ですねぇ。夏劇場のBBで毎年この時期見ていただけにちょっと寂しい。2年前のBBクリスマス公演は私が洋輔くんに心打ち抜かれたときでもあるので色々と感慨深いものがあります。

それにしても、かなり混雑してたなぁ。たしかこの日は団体さんもそんなに多くは入っていなかったと思うのですが…クリスマスカテコも始まってないし…それなのに、入口が3つも設けられるほどの大盛況っぷり。劇場内に入っても1階席は今まで砂漠化していたところまで埋まっていて8割くらいの入りだったんじゃないでしょうか。やはり楽が近いということもあってお客さんも増えたのかもしれませんね。

私も今回はけっこうサイドの座席でして…。それでも今まではここ人座ってなかったよなぁ、なんて場所だったにもかかわらず前後左右とも埋まってました。
お客さんも大勢いるということは、お子さんの数もかなり多い。冬休みに入ったということもあってか久しぶりに子どもが多い回に当たりました。なので、泣き声やら話し声やらがけっこうそこかしこで聞こえてくる(汗)。ただこれはもう劇場入った時点で私の中では織り込み済みではあったのでイラッとくることはそんなになかったw。

けど、休憩時間に蛍嬢に「どうにも耐えられない」と苦情を言ってる人も見かけまして…。やはり近くに雑音が入ると気になりますからね。お子さん連れで観劇する人にはちゃんとそれなりの注意をしたうえで来てほしいなと思います。

劇団四季ミュージカル『美女と野獣』感想一覧

主な出演者

ビースト:飯田洋輔、ベル:坂本里咲、モリース:松下武史、ガストン:田島亨祐、ルミエール:百々義則、ルフウ:布施陽由、コッグスワース:吉谷昭雄、ミセス・ポット:織笠里佳子、タンス夫人:倉斗絢子、バベット:長橋礼佳、ムシュー・ダルク:川原信弘、チップ:牧野友紀

以下、ネタバレ含んだ感想になります。

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洋輔くんがビーストになったと知って慌てて追加したチケットでしたが、四季は間際になるまでキャストがどうなるか分からないということもありまして…正直、キャスト表見るまでは気が気ではない。

↑これを見て、やっと安心できるというわけです(汗)。

前回から約2か月経っているのでキャストも少し変化がありますね。ルフウ、コグスワース、ポット夫人、タンス夫人がお久しぶり。チップは牧野さん川良さんでずーっと持ち回り演じてますよね。他にあの役できる人ってやっぱり居ないのかなぁ。人間に戻った時の背の低さもポイントになりますから制約がありそう(汗)。初演の頃はマチネは子役が演じてたんですが(その一人がこの前RENTにも出てた海宝くんだった)今ではそれも難しいのかも。北海道でもこのローテーション!?

アンサンブルさんも少し変わったようですね。私はあまりアンサンブルさんに注目することがないんですが(BBはメイクが派手なので変わってもあまり気づかない 汗)・・・マットの役をやってる方がちょっと目についた。
マット役は初演でサカケンさんが演じてたこともあり、けっこう花形のアンサンブルってイメージがあってw。あの姿でバク転とか色々なアクション見せてくれるのでいつもすごいなぁと思っているのですが…この日に限ってなんだか動きがちょっと重々しい(苦笑)。BOGで最初に出てきたときからちょっと「?」と思ったんですけど、2度目に大アクロバットで袖に行くシーンで・・・なんか、途中で失敗しちゃうんじゃないかとヒヤヒヤするかのような動きでして・・・正直手に汗握りました(汗)。現在のマット役は新人さんでしょうか?それともこの日に限って調子悪かったとか?

トラブルと言えば、野獣が王子に変身するあのクライマックス。空中に上がってぐるぐる回るんですが、最初に人間の手になって現れる前にマントが半分はだけちゃって人間の胴体姿が上空で晒されておりました(汗)。私はこのシーンでいつもボロ泣きしてるんですけど…w、泣きながらも「あっ…」って、これもちと手に汗握りましたわww。あそこ、体にマント巻きつけるのけっこう厳重にしないとダメなんですね。
重要な顔の部分が失敗しないように・・・と思わず祈る気持ちで見てしまいましたが、こちらは成功してました。あそこは見られたらシャレになりませんからねw。人間姿になって降りてきたときは泣きながらもホッとしました(笑)。

あと、ガストンたちが城に攻撃に入るシーン。ベルに去られたビーストがガッカリしてへたり込んでるわけですが、今まで見てきた中で一番凹んでるように見えた!なんかすごく自然だなぁと、流れ的に。そのあとのガストンの攻撃を受けてる姿も良かったし。
え…、なぜそんなことを今更ここでって?・・・これ以上は言えません(笑)

坂本ベルは相変わらずの安定感。やはり一番この方のベルが安心して見ていられるかもしれません。歌声も綺麗だったし、BOGのダンスも軽やか。ビーストに恋をしているくだりなどもとても自然だし。長い間ベルを演じてるだけあって一番見ていてしっくりきます。
松下モリースもベテランの味、田島ガストンは言うことなしの完成度。百々ルミエールも長橋バベットも非常に安定感あり。ルミエールのろうそくもちゃんとついてたしw。織笠ポット夫人もよかったけど個人的にはやっぱりもう少し母性が欲しいかなと思ってしまう。

吉谷コグスワースはホントにお久しぶりだったけど、芝居に余裕がありますね。ちょっとヘタレたしょぼくれた感じが何とも味があって愛嬌がある。アニメに近いコグスワースかもって思いました。布施ルフウも久しぶりだったけど、元気があってイキがいいですね。なんか見た目が柄本明さんのお子さんに似てるとか思っちゃうんですがw。倉斗さんのタンス夫人は安定感がありました。川原ダルクも怪しさがあっていい感じ。

そうそう、アンサンブルでは安芸さんが細くてやたら大きくて目立ってたw。

以下、洋輔くん感想。例によってかなり暴走気味になってると思うのでご注意を。苦手だと思ったらスルーを!

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