舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』2023.05.31 マチネ

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舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』を観に東京へ遠征してきました。約4か月ぶりのハリポタ観劇になります。1stシーズンの舞台ハリポタは31日ソワレが最後とのことでした。

この作品は個人的にものすごく好みに合うので、劇場に行きやすいところに住んでいたらもっと回数重ねて見に行けたのになぁと。まぁ、チケット代金は諸々他の舞台よりかかるので財政的なことも考えなきゃいけないんですけど(苦笑)。
ちなみに、6月以降は客席の値段設定が少し変わるようで「Sプラス席」という領域が新たに加わるようです。これまでのS席ゾーンがさらに細分化される感じですかね。

平日と土日で料金設定が変わる場所もあるようなので、公式サイトを事前にチェックしておいたほうがいいかもしれません。

ちょっとハリポタご無沙汰している間に、タイムターナーが増えてました。

劇場ロビー奥にある小さなタイムターナーは劇中に登場するのと同じレプリカなんだとか。非常に精巧に作られていて、本当に過去にタイムスリップできてしまうんじゃないかと錯覚起こすレベルw。

それから、新しく発売された日本版舞台ハリポタの写真集も無事にゲットできました。パンフレットよりも大きいと聞いていたので少し幅広の手提げを持参。おかげさまで無事に折れたりすることなく山口まで持って帰ることができました。ちなみに大きさは30センチ×30センチの正方形です。海外スタッフさんのコメントなども掲載してありなかなか興味深い内容でした。

以下、かなりのネタバレに触れるレポになるので未見の方はご注意ください(魔法や後半の展開についてはボカして書いてますw)。

※ハリー・ポッターについて全く何も知らないで見に行くとストーリーが頭に入りづらいかもしれません。『〜呪いの子』の概要だけでも事前に知っておいたほうがこの作品の場合はいいんじゃないかなと思いました。映画「アズカバンの囚人」「炎のゴブレット」を見ておくとさらに理解が進むそうです。ご参考までに。
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2023.05.31マチネ  in TBS赤坂ACTシアター(東京・赤坂)

あらすじと概要については2022年8月観劇時の記事参照

ハリポタ感想一覧

主なキャスト

  • ハリー・ポッター:向井理
  • ハーマイオニー・グレンジャー:早霧せいな
  • ロン・ウィーズリー:竪山隼太
  • ドラコ・マルフォイ:宮尾俊太郎
  • ジニー・ポッター:白羽ゆり
  • アルバス・ポッター:藤田悠
  • スコーピウス・マルフォイ:門田宗大
  • 嘆きのマートル:佐竹桃華
  • ローズ・グレンジャー・ウィーズリー:橋本菜摘
  • デルフィー:宝意紗友莉
  • 組分け帽子:木場允視
  • エイモス・ディゴリー:福井貴一
  • マクゴナガル校長:榊原郁恵

5月に入ってからキャストさん数人が卒業を迎えるとのこと…。デルフィーを演じていた岩田華怜ちゃんも出番が終わってしまったようで寂しいです。次回からはマートルを演じてた美山加恋ちゃんが後を引き継ぐのだとか。それはそれで見てみたいかも!さらに31日ソワレを以てハーマイオニー役を演じた早霧せいなさんとエイモス他役を演じてた福井貴一さんも卒業。寂しくなります。本当にお疲れ様でした。

そして、主演クラスではハリー役で頑張ってきた向井理くんも31日ソワレで卒業。そのニュースを聞いて今回のチケットを確保しました。本当は大楽見たかったんだけど、座席の都合など諸々あって前楽観劇を選択。向井くんはデビューした日に観ているので、最後の日を見届けたいなと。そんな想いもあり、色々と感慨深い公演となりました。

全体感想とキャスト感想

これまでは舞台版を理解する前に映画「アズカバン~」と「炎の~」は見ておいたほうがいいという話を聞いていながらも一度もお目にかからないままだったのですが(←ハリポタへの愛着が足りなくてすみません 苦笑)、ついに、3月頃地上波テレビで放送された「炎の~」を視聴したうえでの観劇ということになりましたっ(遅っw)。これを見たうえで「呪いの子」を観るとたしかに理解度が上がり台詞の意味が面白いように頭に入ってくる。
原作や映画を知らないままでも十分楽しめる内容にはなっていますが(←今までの私がまさにコレだったw)知っていた方がより深く楽しめるというのは間違いないと思うので、時間がある方はぜひ上に挙げた2作品だけでも(私は「炎~」しかみてないけど 汗)チェックしてみてください。

それにしても…、舞台ハリポタ「呪いの子」はダイナミックな魔法演出もさることながら、ストーリーの内容が本当によくできているなと改めて思いました。この作品では随所に様々な「愛のカタチ」が描かれている。その一つ一つのエピソードがとても繊細で、見る者の心をより大きく揺さぶるんですよね。

メインで描かれているのは父親ハリーと次男アルバスの親子の感情物語

ホグワーツ入学の日は良好だった二人の関係でしたが、アルバスは魔法をうまく操ることができず次第に学校の中で孤立し父に対する劣等感を募らせていってしまう。ただでさえヒーローと崇められている父の息子と見られるだけでも相当な重圧感やプレッシャーがあるはずなのに、焦れば焦るほど魔法が皆に追いつかず置いてけぼりをくらってしまうアルバスの心のストレスはいかばかりかと思うと…、見ているこちらも本当に胸が痛んでしまいます。そりゃ、どんどん卑屈になって父親に心を閉ざしていっちゃうよね、と。
藤田アルバスは以前見た時は自分をうまく解放できない”暗さ”が印象深かったけど、今回見たら少し感情が前面に出るようになってた。それゆえ、彼が抱えていた劣等感や焦燥感、そして苛立ちと言った感情がより分かりやすく表現されていたと思います。

ハリーは、会うたびに心を閉ざし自分を避けるようになってしまいがちな息子の態度に戸惑いを隠し切れない。何とか必死に励ましの言葉をかけようとしてるのに、一向にその気持ちが届かないことへの苛立ちを募らせてしまう。父親として必死に向き合おうと四苦八苦してるハリーを向井くんはとても繊細に演じていたと思います。なんとか通じ合いたいともがいてる姿はとてもリアルで、見ていて思わず心の中でエールを送りたくなってしまった。

そんな二人の間に決定的な亀裂が入る出来事が起こるわけで…。ハリーが新学期のお祝いとしてアルバスに”意味のある”贈り物をしようとする場面。このシーンはもう…何度見ても心が抉られる想いがしてしまいます(涙)。なんとか息子に寄り添いたい父・ハリーと、偉大な父の存在が重荷すぎて離れたいと思ってしまう息子・アルバス。
向井ハリーと藤田アルバスの緊迫感溢れる激しいぶつかり合いが本当に痛々しくて…。敏感にハリーの胸の内を読み取りそれを言葉にしてしまうアルバスと、痛いところを衝かれたことで思わず絶対に表に出してはいけなかった感情をぶつけてしまったハリー。二人の間に流れた沈黙が見る者の心にズシリと重くのしかかってくるようで息が止まりそうになりました(涙)。息子に上手く愛情を伝えられずに苦しむ向井ハリーの不器用さが切なく、そして愛しくもあったな…。

完全にハリーに心を閉ざしてしまったアルバスは、父の”過ち”を正すため親友のスコーピウスと共にタイムターナーを手に入れて行動を起こす。その”過ち”というのが映画「炎のゴブレット」で描かれていた三大魔法学校対抗でのエピソードだったわけで。これまで以上に対抗戦のシーンでの出来事が頭に入るようになりましたw。やっぱ映画見ておいて正解だったなと(いろいろ脳内保管できた)。

アルバスは対抗戦で不慮の死を遂げた息子・セドリックを失った哀しみから逃れられないエイモスのために立ち上がることになる。エイモスが息子の死から立ち直れないまま年月を重ねていることの重さが、映画を見てますます腑に落ちるものがあったんですよね。彼はセドリックを誇りに思っていたしとても溺愛してた。それだけに失った哀しみというのは想像に難くない。これを理解できただけでも事前に「炎の~」を見ておいてよかったなと思いました。

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セドリック救出作戦を実行するにあたりクローズアップされるのがアルバスとスコーピウスの友情物語です。

アルバスはホグワーツ入学のために乗り込んだ汽車で出会ったスコーピウスと意気投合し友情を深めていました。スコーピウスは両親に纏わる悪しき噂を流されたことで誰からも声をかけてもらえない孤独な青年でしたが、あえて辛い本音をひた隠しにして大げさな明るさで誤魔化してた。その繊細で複雑な胸の内を門田くんは本当に丁寧に演じてる。テンションが高いお芝居は観ていてビックリしちゃう瞬間もあるんだけどw、そうすることで必死に自分を繕ってるスコーピウスの哀しみも伝わってきて泣けちゃうんだよね。
アルバスは学校の中では落ちこぼれ生徒でどんどん孤立していくわけですが、それゆえにスコーピウスが抱えている孤独な気持ちに共鳴し友情を築くことができたのかなと思います。だけど、アルバスは”友達”とは思っていてもある瞬間まではスコーピウスの気持ちとは対等ではなかったんじゃないかなと。父に反抗するため行動を起こすときも、彼を相棒にと誘ったのは”安心”が欲しいからという打算的なものもあったような気がして。どこかちょっと噛み合わない二人の友情関係に胸がチクリとする瞬間が何度もありました。

その微妙なズレが顕著に出てしまうのが、最初のタイムワープでセドリックの行動を邪魔した結果現実世界が違う未来になってしまった場面。自分たちの行いで未来を変えてしまった事の重大さに直面したアルバスは、もう一度タイムターナーで過去に戻り修正しようと言い出す。しかしスコーピウスはますます事態がおかしくなることを恐れ体を張ってそれを阻止しようとする。
この時、アルバスは自分の思い通りに動いてくれない友達に対して冷たい言葉を吐き捨ててしまった。あの瞬間の門田スコーピウスの哀しそうな表情がもう切なくて切なくて…思い出すだけで涙が溢れてしまう(涙)。アルバスは自分と同じ気持ちで親友になってくれているのではないかもしれないといった不安が的中してしまったかのようにも見えて…。今まで表の明るさでひた隠しにしていた孤独で寂しい苦しい感情を一気に吐き出す場面は涙なしには見られません(泣)。

この時初めてアルバスは本当のスコーピウスの姿を目の当たりにして、自分の彼に対する接し方を悔いたんじゃないかな。そしてようやく、全てを受け入れて本当の友達になりたいって心の底から思えたんじゃないだろうか。「君は優しいじゃないか、君は暗闇を照らす光だ」という藤田アルバスの心からの言葉にまた涙…。
この二人の微妙な友情関係がとても繊細に丁寧に描かれているのも舞台版の魅力だと思います。一つのきっかけで関係が変化し深まるドラマは本当に心を打たれる。

ハリーは、息子との距離が縮まるどころかまともに話し合うことすらできなくなってしまったことに焦燥感を隠し切れなくなる。そんな彼の苦しい胸の内を受け入れて支えようとする奥さんのジニーが本当に素敵です。白羽ジニーは久しぶりだったけど、男前な一面を持ちながらもどこか柔らかくハリーの繊細な心に寄り添おうとしてる雰囲気がとても印象的。この奥さんがいつも隣にいてくれるから、ハリーは立っていられるんだろうなと。

親として苦しんでいるもう一人の重要キャラクターがドラコ・マルフォイ。舞台版ハリポタで最も気になる好きな人物です。「炎の~」で出番は少なかったもののかなりの嫌味冷酷キャラだったんだなというのは理解できましたw。そんな彼が愛する人と出会い、息子を授かって、色々と変化し19年後の今の姿になったんだろうと思うとなんだかこれまで以上に感慨深い。

ドラコは、息子のスコーピウスが自分の過去のせいであらぬ噂をたてられ苦しんでいることを悟ってたと思うんですよね。だけど不器用な性格なうえに愛する妻も病気で亡くし、どのように息子と対峙していいか分からず戸惑っていたんじゃないでしょうか。ハリーに対しては序盤から刺々しい噛みつくような反論ばかりだったドラコでしたが、心のどこかで父親の在り方に苦悩するハリーに共鳴する想いもあったんじゃないかなと思いました。

宮尾ドラコは仏頂面でいつも硬い表情をしていながらも、時折どこかふっと抜いたコミカルな表情も垣間見せてくるので憎めなくて…それどころかめちゃめちゃ愛しいです。ハリーへの対抗意識はバリバリあるんだけど、それ以上にスコーピウスへの愛情がとても深くて。「息子が苦しんでいるんだ!!」と食って掛かる場面はグッときて思わず涙が溢れてしまいました(泣)。

また、ハリーとひと悶着あった後に自らの過去や息子への向き合い方に戸惑う本音を語るシーンも非常に印象深い。「世界で一番難しい仕事は子供を育てることではなく、自分が育つことだ」と語るセリフが良い。これはハッとさせられる言葉ですよね。彼は身を以てそれを思い知らされているわけで、反目し合っていたハリーと同じ気持ちを共有しようとしている。
ドラコは底知れぬ孤独から愛する人と出会い抜け出せたことで、精神的に大きく成長したんだろうなと思います。息子のためだけではなく、父親の在り方に苦悩するハリーにも寄り添いたくて自らの心を打ち明けたんじゃないかなと思うとなんだかすごく泣けてきました。

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タイムターナーで2度目のタイムスリップをして過去を操作したことでますます事態が悪化。

闇の世界一色となったなかでスコーピウスは一人奮闘するのですが、この展開で一番印象に残るのがハーマイオニーとロンの愛情物語

お尋ね者になりながらも息を潜めスネイプ先生と共に抵抗運動していた二人。スコーピウスは彼らに事情を説明し世界を変える手伝いをしてもらうわけですが、この時点でのハーマイオニーとロンは最初とは違う関係で。でも確実に気持ちはあって支え合っている。大きなピンチに直面した時に取った彼らの行動はとても感動的です。
過去が変わる前のハーマイオニーとロンのやりとりはどこかコミカルで、でも超ラブラブでっていうのが可愛らしかった。2幕の暗黒世界の二人の関係は、最初は面白おかしく描かれてるけど束縛された環境の中だからこそ育んできたお互いの思いやりがとても温かくて切ないです。最後の最後まで一緒にいたいという気持ちに大きく心を動かされました。

早霧ハーマイオニーは常に男前でキリッとしててヒーローみたいにカッコいい女性像。さすが元宝塚トップ女優さんのオーラは違うなと。そんな中で見せるロンに対する”デレ”がめちゃめちゃ可愛いんですよね。ビックリするようなロンの言葉に思わず動揺しちゃうシーンとか最高でした。
そんな彼女を支える竪山ロン。ジョークショップを経営してるだけあってところどころで色んなギャグを飛ばしてくるんだけどw、スルーされちゃった時の反応とかめちゃめちゃ可愛らしくて大好きです。いつもハイテンションだけど、仲間たちに笑顔でいてほしいからみたいな気遣いもあり素直で明るくてそして愛情深い。ハーマイオニーに対する真っ直ぐな愛情がストレートに表現される2幕のあの場面はとても感動的です。

そして愛情深いと言えば、スネイプ先生もそうなんですよね。ハリーの母親であるリリーへの気持ちのくだりとかすごく泣ける。スネイプ先生とダンブルドア校長を同じ役者さんが演じるというのもすごく頷けます。

ダンブルドア校長とハリーとの会話はとても印象深い。演じている福井さんの声色がもう何とも言えない情感に溢れてて泣ける。アルバスとうまく関係を築けずに苦しむハリーに対し、絵画の向こうから優しくそっと寄り添う感じ。特に「私は絵具と記憶に過ぎないのだよ」と告げるシーンは胸衝かれる想いがします。ハリーの目に映っている自分はもう、現実世界には存在していない。追憶のなかに生きるのではなく、現実の世界にしっかりと目を向けて生きてほしいといったメッセージが込められているかのようで…。ダンブルドア校長の言葉の一つ一つの説得力が本当にボディブローのようにジワジワ効いてくるんですよね。このあたりの演じ方が福井さん、流石だなと思うし素晴らしいです。

ハリーとダンブルドアの最後の交流場面は涙無くして見れなかった。特に向井くんのお芝居がものすごく進化してて本当に感動しました。ダンブルドア校長への複雑な心の内を吐露したあと、最後の最後に本音を打ち明ける。そこに至るまでの心の動きが手に取るように伝わってきて…。向井ハリー、これまで見た中で一番泣いてたものなぁ。愛情に飢えていたハリーの孤独を魂で演じてた。次のシーンに移る時も途中まで涙が止まらなくて必死に手で拭っていた姿も忘れられません。

福井さん繋がりでもうひとつ…どうしても涙無しでは見れないのが、アルバスとスコーピウスが過去に遡りエイモスの息子・セドリックと偶然遭遇する場面。様々な経験や色々な人の想いを受け止めた二人が告げる言葉の真実の重みと温かさが本当に泣ける(涙)。その後のセドリックの悲劇を知ったうえで見るともう切なくて切なくて仕方がない…。あと「炎の~」でエイモスとセドリックの関係も頭に入れておいたことも大きかったかもしれない。”君は、大きな愛情に包まれて育った子だったんだよ”って…(涙)。あの時セドリックがアルバスとスコーピウスに出会えたのは神様からのせめてもの贖罪だったのかもしれないなと思いました。

親子の愛情エピソードでさらに印象深いのがデルフィーです。「呪いの子」の中に登場するいくつかの親子愛エピソードの中で一番悲劇的だと思えるのは彼女かもしれません。ネタバレになるので詳しくは書かないけど(どこかに書いてあるかもしれませんが)、デルフィーの境遇や過去のことを想うとなんだか居たたまれない気持ちになります。彼女が辿る運命はとてつもなく残酷だと思わずにはいられない。
宝意さんは最初登場した時は男前のサバサバしたカッコいいお姉ちゃんキャラと、2幕の全く違う顔を持った時の圧倒的迫力キャラとの演じ分けがとても素晴らしかったです。特にクライマックスでひたすら愛情を求め叫ぶ場面はものすごく痛々しくて泣けます(涙)。

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物語後半、ハリーたちは過去に閉じ込められてしまったアルバスとスコーピウスを救い出すため一致団結し駆けつける。愛する息子と対面する彼らのシーンはとても感動的ですが、これまで素晴らしいバランスで片手ハグをしていた宮尾ドラコがこの日はしっかりと両手でスコーピウスを抱きしめたのがものすごく泣けました(涙)。最初はちょっと恥ずかしそうだったのに、いざ息子を抱きしめた時に愛情がブワッと溢れてきた感じも良い。

そして、クライマックスでハリーは残酷な瞬間と対峙する。ここはもう、何度見ても大号泣です(泣)。様々な事件や経験を経てようやく素直に息子と向き合えるようになったハリーの目に、あの光景はどう映っていたのだろうか。そう思うとどうしようもなく胸締め付けられる気持ちになる(涙)。向井ハリーの空気を引き裂くような痛切な声はこれでもかというほど私の心を抉りました。

全てが終わった後、再び日常に戻るアルバスとスコーピウス。様々な経験を経て本当の意味で前向きな気持ちが芽生えたスコーピウスの小さくて大きな一歩は、愛らしくもあり嬉しくもあり。この時の橋本ローズがはにかむ笑顔がとっても可愛くてねぇ。橋本さんはもう最初から最後まで可愛いが止まらないって感じで癒されました。
アルバスとの関係は以前よりもちょっと進化して、どこか立場が逆転したような印象も。スコーピウスの勇気にアルバスが影響受けていくのかな、みたいな雰囲気が出てたのが良い。

ラストシーン、ハリーとアルバスが訪れた場所というのが…もうそれだけで涙涙ですよ。ハリー、そうだったのか…!と。そして新たな父の一面を知ったアルバスがちょっと照れくさそうにしながらも以前とは違う気持ちで歩み寄る姿も非常に感動的でした。

特に印象的な愛情物語のエピソードにざっと触れましたが、そのほかにもローズとハーマイオニーがあることを知って大きなショックを受ける場面や、榊原マクゴナガル校長の生徒に対する厳しくも思いやり溢れる愛情(卒業生のハリーたちにもそれが向けられているのが感動的)など、書き切れないほど魅力的な展開が目白押し。

佐竹さんは以前ローズ役で見ていたのですが、マートル役はぶっ飛んだ可愛さが全開ですごく良かった。木場さんは相変わらず素晴らしい肉体をキープされていて、特にベインが登場するシーンは思わず見入ってしまいました。

この愛の物語は、本当に何度も見たくなるような中毒性を感じます。改めて完成度が非常に高い作品だなと再確認しました。

後述

舞台ハリポタは先日、第48回菊田一夫大賞を受賞したそうです。納得の受賞でファンの一人として本当に嬉しい。ダイナミックな演出だけではなく、しっかりと”愛”の物語を紡いでそれを役者個人個人が魂こめて演じている舞台なので今後も長く上演してほしいです。

遠征観劇になるため予定が組みづらく、残念ながら6月は一度も観に行けそうにありません。どうやら6月末で出演が終わってしまうメンバーも多いようで…この5月31日で見納めになってしまうキャストさんがいらっしゃったことを後から知りました(涙)。寂しいなぁ。

向井ハリー、早霧ハーマイオニー、 竪山ロンのトリオもこの日がラストでした。アルバスたちが変身した姿になった時の3人の楽しそうなワチャワチャした可愛いお芝居、もっと見たかったなぁ。

また、竪山くん、宮尾さん、榊原さんは6月卒業が発表されているのでおそらくこの日が見納め(涙)。門田くんや橋本さんも日にちによったらもう会えないかも…。皆さんホント大好きだった。もっと見に行けたらなぁ…。

ハリポタを卒業する皆さん、これまで素晴らしいお芝居で心を満たして下さり本当にありがとうございました。

そして、ハリー役の向井理くん。約10ヶ月この舞台を演じ続けたことで確実に役者として大きく飛躍したんじゃないかなと思います。特にクライマックスのお芝居とかこれまで見たこともないような熱演で衝撃受けたし心から感動しました。

向井くん、本当にお疲れ様でした!!ハリー役を糧にしたこれからの活躍も期待しています。

舞台ハリポタは6月8日公演から2ndシーズンに入りました。私の次のハリポタ予定は石丸ハリーの千穐楽公演です。奮発して一番良い席を購入してあるのでw楽しみ!

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