タクフェス第5弾『ひみつ』 大阪公演

宅間孝行さん主催の「タクフェス」。その第5弾公演である新作の『ひみつ』を観に大阪まで行ってきました。久しぶりのストプレでした。

鹿児島を皮切りに旅公演を続けてきたようですが、大阪はその最後の公演地。私が観に行った日は大千穐楽の3公演前ということで大変盛り上がりました。ちなみに大阪公演は4日間行われたのですが、全日完売だったそう😂。

私が宅間さんのファンになったのは2009年のNHK朝ドラ「つばさ」を観た時です。この時演じられた「真瀬」がすごく魅力的で、気が付いたらファンになってしまい・・・舞台公演にも足を運ぶまでになりました。
その当時はまだ東京セレソンデラックスという劇団で公演していましたが、2012年に解散し現在の「タクフェス」へと進化。そのセレソン時代に観た初めての作品が「流れ星」。これがもう、自分でもびっくりするくらい号泣してしまう作品で…😭。あの衝撃から、宅間さんの作品舞台は定期的に見に行きたいと思うようになったんですよね。

※その当時の感想はこちら↓

宅間作品はセレソン時代の『流れ星』『くちづけ』『わらいのまち』、タクフェス時代の『夕』を観てきました。泣けるものに混じってたまに超コメディも入ってくるんですが(わらいのまち)、個人的には宅間さんの描く胸打つ泣けるストーリーの方が好みかも。
そして今回の新作『ひみつ』。『夕』以来のタクフェスでちょっと間が空いてしまいましたが😅、やはりこの人の描く人間ドラマの物語は素敵だなぁと改めて実感。おおいに笑って、そして泣いてきました。宅間さん、大好きです。

以下、ネタバレを含んだ公演感想になります。

 

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2017.12.08ソワレ in シアタードラマシティ(大阪)

主なキャスト

  • 本橋渚:戸田恵子
  • 本橋八郎:松本利夫(EXILE)
  • 山之内夢:福田沙紀
  • レイジ:武田航平
  • 漆原一馬:赤澤燈
  • ナオミ:岡本あずさ
  • 本橋元子:山崎静代(南海キャンディース)
  • 漆原:東風万智子
  • 碑文谷:越村友一
  • まり:益田恵梨菜
  • 長妻社長:ベンガル
  • 本橋京太郎:宅間孝行


大物キャストが揃っていたのでお花も豪華でした。

 

触れ合いコーナー

タクフェスの特徴として、開演前の「触れ合いコーナー」というものがあります。
ふつう、舞台ものはそのほとんどが客席内に入ったら一切の写真撮影を禁止しています。ある劇場はロビーも禁止っていうところもあったくらい、そのあたりは徹底して厳しい掟があります。最近では初日舞台のカーテンコールを撮影してSNSで広めてっていう作品も出てきたようですが、基本的には撮影は厳禁とされています。
が、タクフェスは「皆に最初から思い切り楽しんで笑顔になってほしい」という宅間孝行さんの強い想いがあって…舞台開始の15分前くらいからサイン会・私物じゃんけん大会w・前説などが行われることが多いです。しかも、その間の写真撮影は自由でステージが始まる前「そこまで」の号令がかかるまで撮り放題😁。拡散もどんどんしてと・・・こんなこと許してくれるの、本当に珍しいのですがw、宅間さんのそんな心意気が私はすごく好きです。

ということで、何枚か撮影してきましたので、それも交えて開演前の様子を少しだけ。


まず舞台袖から稽古着姿の宅間孝行さん、福田沙紀さん、益田恵梨菜さん、そして越村友一さん、赤澤燈さんが登場。宅間さん、福田さん、益田さんはそれぞれサインに応じるためにスタンバイ。列を作って待っているファンにサインをしてツーショット撮影をしてくれるという極上サービスが😂。
ちなみに、列は3つに分かれているのですが、始まるまでどの列に誰が来るのかは分からないことになっていますw。私の並んだところは宅間さん列!前回と同じ場所と思って並んでたら当たりました(笑)。サインをしてくれた後、写真撮影してくれて「ありがとう!たくさん楽しんでいってね♪」と声をかけていただきました😊。皆さんに同じ対応してくれるんですよね~。本当にサービス精神旺盛で素敵な人です。
サインは一人が終わったら次の列に移動しても全然OK。ということで、益田恵梨菜さんにもサインとツーショットしてもらっちゃいました!可愛くて優しかった~~😊。福田さんの方にも行きたかったんだけど…時間切れで残念でした。


サインをしている間は、越村さんと赤澤くんがMC状態となって並んでいない人たちと私物ジャンケンなるものをやってました(笑)。並んでる人も参加OKってことで私も1回だけチャレンジしましたが、あっさり負けました😅。


ひと通りサインが終わった後は、宅間さん武田航平くんによるアンケート&プレゼント大会に。タクフェスには老若男女来てくれるってことで、一番高齢の人と、一番若い子をアンケート。該当者にお菓子みたいなものが進呈されてましたw。あと、一番遠くから来た人にもお菓子進呈してたなww。
プレゼント大会の後は、武田君主導で本編後に行われるダンスの振り付け講座。武田君、久し振りに見たけど…やっぱり爽やかでカッコよかった☺。

そしてもうすぐ本編が始まるという事で、写真撮影タイム終了。二人でセット探索して「この家の中にこんなものがある!」とかはしゃいで我々の期待値を上げてくれます。
宅間作品は和風の家を描くことが多いのですが、今回は洋館。「僕の作品の中では珍しい洋館なのでセットのなかが楽しいです」とと笑っていた宅間さんが素敵でした😊。

 

全体感想

宅間さんの描く作品はいつも人間愛に満ち溢れていますが、重いテーマのものが多い。今回も「冤罪」という非常にシビアな問題を核に描かれていました。それだけに後半の怒涛の展開はもう、切なくて苦しくて涙が止まりませんでした😭。

(戸田さん)と五郎(宅間さん)は姉弟で漫才師。人気も上々だったにもかかわらず、ある出来事がきっかけで芸能活動を休止することになる。そのあることとは、渚の結婚だった。相手は彼女よりかなり若いレイジ(武田くん)。弟の五郎やマネージャーを務めていた八郎(松本さん)、会社の長妻社長(ベンガルさん)たちは年齢差やレイジの不安定な職業からその結婚に反対しますが、渚のお腹の中にはすでに新しい命が宿っていた。高齢出産の危険もあることからさらに反対する周囲でしたが、「なにがあってもこの子を守り愛する」という渚の意思は固く応援しようという事に。
ところが、子供が産まれた後優しかったレイジの態度は豹変。金遣いが荒く家庭を顧みようとしない態度のレイジに渚は愛想が尽き、二人の仲は急速に冷え込んでいく。そんな最中、レイジが殺害されるという事件が勃発。その第一容疑者として目を付けられたのは、渚だった…。彼女にはアリバイもあったものの、警察は信用してくれない。事態が悪い方向へどんどん進んでいく中、渚はある悲愴な覚悟を固める。

物語は現代パートと過去パートに分かれていて、現代パートでは成長した五郎の息子・京太郎(宅間さん二役)が、強引に連れてきたある女性・夢(福田さん)に日記を渡しながら語るといったスタイルで進んでいきます。夢にまつわるある重大な出来事が過去パートとして展開。
夢は最初は不信がって話を聞こうとしませんでしたが、京太郎が自分のことについて色々と知っていたことから仕方なく付き合うことになります。
最初の拒絶はかなり激しくて面白かった(笑)。夢さんは意外と狂暴ww。でもまぁ、じいさんになった八郎(松本さん)と碑文谷(越村さん)が犯罪スレスレ状態で連れてきちゃったから無理もないんですがね😅。この老人八郎さんの手の震えっぷりがめちゃめちゃコミカルで面白かったんですが、この時点では松本さんだって分からなかったので、あとで過去パートでそれを知った時にビックリしました(笑)。あのジジイメイクはすごいw!

過去パートの最初はワラワラと色んな人物が出てきて、開演前に宅間さんが言った通り少し人間関係がややこしかったのですが、見ているうちにキッチリ理解できていきます。宅間作品は初めて見た人にもわかりやすくをモットーにしているので、このあたりの作りこみはさすがだなぁと思いました。
序盤から中盤にかけてはコメディ色が非常に強くて声に出して笑うこともしばしばww。過去パートに現代パートの夢と京太郎が絡んでいくスタイルで進行していったんですけど(過去の人たちには夢たちは見えてませんw)、京太郎役の宅間さんがちょいちょい過去パートキャストにチャチャ入れたりツッコミいれたりしてくんですよ(笑)。これ、宅間舞台でのあるあるなんですがww、そうすることによって相手キャストたちの切り返しの瞬発力も鍛えられていくといった面白さが出てくる😁。おそらく、毎日違うハプニングやツッコミが巻き起こってるんじゃないのかなぁ(笑)。

この日笑ったのが、まずはベンガルさんのカツラ事件ww。宅間さんのツッコミにもマイペースで動じず我が道を行っていたベンガルさん(笑)。興奮しすぎて過去パートの時のカツラが変な風に曲がってしまってwwこれにはもう舞台上も客席も大爆笑😂😂!!宅間さんを翻弄できる数少ない役者だと思うよ、ベンガルさん(宅間さんは親しみこめて「ベンガルおじさん」って呼んでたなww)。松本さんもツボにはまっていたらしく、必死にこらえまくってましたw。
ちなみにベンガルさんは現代パートでのボケ老人化した社長の時も我が道を行きまくっててww宅間さん演じる京太郎が「もう放っておこう」と匙投げる一幕もありました(笑)。

さらに笑えたのが、南キャンのしずちゃん。ある場面の時に現代パートの夢が「渚さんと五郎さんの漫才の人気はどのくらいだったのか」と尋ねるのですが、それに対して京太郎役の宅間さんが「ダウンタウンくらい」と回答。ここまではよかったんですけど、そのあと「南海キャンディースなんて足元にも及ばない」みたいなアドリブを入れたものだからwww元子さんとしてではなく、しずちゃんが固まってしまって😅😅。そのあと動揺で頭白くなったらしくwww舞台上も客席もまた大爆笑ww。何とか台詞を見出そうと色んなこと言おうとしてましたが、最終的には京太郎役の宅間さんがセリフのきっかけを教えてあげてました(笑)。
さらにしずちゃんのマイペースっぷりは続いてww。長妻社長の若い恋人のナオミさんの過去について「重い話なんだけど」と前置きするシーンがあるんですが、なぜかその時にしずちゃん吹き出してしまってwww。それを見逃さなかった五郎(宅間さん)が「重い話だっていうのに何で笑ってんだよ~!」と猛ツッコミwww。「笑ってない~~」と言いつつ、完全にツボってしまった様子で大変なことに(笑)。そばにいた戸田さんまでツボにはまってすごいことになってましたwww。いやぁ~~、しずちゃんもある意味大物だった😂😂。

あと、思いのほかウケてたのが一馬とまりの漫才修行。ツッパリの二人は渚と五郎に憧れて漫才の道を目指していたのですが、いよいよその腕前を披露する場面があります。
最初にやったのが、忍者の手裏剣真似をしながら「ものすごく光速の妙な拍手」みたいな微妙なネタwww。私、これ見た時に「ダメだこりゃ」って思ったんですが(笑)大阪のお客さんは意外にもこのネタへの反応がすごく良くてかなり笑いが巻き起こってましたwww。笑いに厳しいはずの大阪が!!とちょっとビックリな光景でしたね。
でもこの二人の「シャーーーッス」みたいなツッパリっぷりは何だか可愛くて微笑ましかった☺。

しかし、渚が出産の意思を固めたあたりから物語はシリアス路線へと舵を切ります。京太郎たちはなぜ夢を自分たちの元へ強引に連れてきたのか…その理由がどんどん明るみになっていく。
渚は高齢で危険な出産だと分かっていたにもかかわらず、新しい命を育てていく決意を固めます。誰に反対されても、自分の中に宿った命にありったけの愛情を注ぎ何があっても守っていくと誓った場面は思わずウルっときました😢。そんな危険な想いをしてまで自分を守り産んでくれた母・渚の想いを知った夢はこの時初めて涙を見せる。でも、彼女はまだこれだけでは自分が渚の子供であるという確信が持てない。

そして後半に入ってレイジ殺人事件が発生し怒涛の展開を見せていきます。ここで大きな核となってきたのが「冤罪」です。
渚や五郎たちの父親も実は過去に冤罪事件に巻き込まれていました。五郎は常にサングラスをかけ目薬を打っていたのですが、その理由がここで明らかになってくる。本橋家にとって父親の事件は暗く重い歴史の一部。しかしそれを知ったレイジはそのことをネタにして激しくなじる。激しい憤りを覚える渚たちでしたが、今度は自分たちにその災難が降りかかってしまうことに。
ここの本橋家の冤罪のくだりは、非常に重いです。皆それぞれ苦しい想いを抱えていながらもここまで明るく一生懸命に生きてきた。それでも降りかかってしまうどうしようもない不幸。こういうシビアなところは本当に容赦ないというか…。前半明るかった分、苦しみ悶える本橋家と周囲の人々の姿は見るのが辛くて仕方がなかった😭。

なんとかして渚を助けたかったもののどうすることもできず。彼女はそんな周囲を見て、とてもとても悲しい決断をします。
自分は母親から捨てられたのではないのかと疑心暗鬼になっていた夢は、ここで初めて渚をはっきりと「母」と認識することができるわけですが・・・このくだりはもう、涙なくしては見れませんでした😭😭。渚の夢に対する愛情は海の底よりも深かった…それだけに、そういう決断をしなければいけなかったことが本当にやるせないというか…残酷というか…。

そして現代に戻り、夢は年老いた渚と再会を果たす。ここのくだりは見えていたんですけど…やっぱり涙が止まらなかったです😭。宅間作品って、オチの部分がその前に悟ってしまうことがけっこう多いのですが、それだからこそ泣けるっていう物語が用意されている。こういう持っていき方が本当に巧いしさすがだなぁと思いました。
哀しくキツイ展開を経た後に、がっつりと愛情深い場面がやってくる。痛みの場面をしったからこそ最後の愛情が優しくジンワリと心の中に広がっていく感じ。それはすごくシンプルな場面なんだけど、だからこそ泣けるんですよね😭。

最後の泣きのトドメが、冒頭で流れていた渚と五郎の漫才シーンの映像
オープニングではクスリとしながら楽しく見れていたのに、全てが終わった後に二人の漫才を見ると泣けて泣けて仕方がなかった。だって、渚が嬉しそうに自分の子供について語っていたんだもの…。隣にいた五郎のその後も知ってしまったが故に、あとからあとから涙があふれて止まらなくなりました😭😭。この演出は、ズルい(褒めてます)

こんな感じで、大感動のまま幕となったのですが、一つだけちょっと違和感があったのが・・・冤罪について押し問答をする場面。後半の一番核になるところではあるのですが、「こうしたらどうか」と提案しても次々に悪条件が浮かんでそれが叶わない、という展開がちょっと押し付けすぎた印象を持ちました。3つくらいの提案でまとめてほしかったなぁというのが本音。あまり並べすぎるとちょっと分かりづらいし、ただでさえ重いテーマなのでちょっと見る側がしんどくなってくるかなぁ・・・と。

事件の真相は客の想像に任せるといった感じで終わりましたが、この作品の核はそこに置いていないので私はそれでよかったと思いました。本橋家と夢の辛いけれどもやさしい物語なのでね。

 

主なキャスト別感想

今回宅間さんたっての希望で一番最初にキャスティングされたという戸田恵子さん。戸田さんは春先に三谷さんの舞台で観てきましたが、それとは全く違う雰囲気で哀しい過去を背負いながらも力強く生きる渚を熱演!やっぱりうまい女優さんだなぁと改めて思いました。タクフェスは初登場という事でしたが、今後欠かせない女優になっていくんじゃないかな。宅間さんの物語の世界観に見事にハマっていたので。またぜひタクフェス作品に帰ってきてほしいです。

EXILEの松本さんは前回の「歌姫」に続いての参加という事で。私「歌姫」は見に行けなかったのでこれがタクフェスで見る松本さんの最初になります。初めて生でのお芝居見たんですが、すごく良かった!二人のキャラが強い姉と兄を地味に支えていくマネージャーの弟役なんだけど、埋もれずにキッチリそこに存在していて。おじいちゃん姿も可愛くて面白かったです。

福田沙紀さんは今回一度も幕に引っ込むことなく出ずっぱりでものすごく頑張ってました!最初は本橋家と関わることを拒絶していながらも、過去の日記を読み進めていくうちにのめりこみ、やがて母の本当の想いを知るという難しい役どころ。それを体当たりで演じ切っていて、後半は体力消耗するんじゃないかってくらい泣きまくって…もうほんと大熱演でした。

しずちゃんベンガルさんは個性爆発(笑)。もうところどころ笑わせてもらったんですが、〆るところはキッチリ〆て。特にしずちゃんはものすごく不思議な魅力があるなぁと感動。あんなにマイペースっぽかったのに、後半の重厚で温かい芝居は目を見張るものがありました。

武田航平くんは最初は優しい青年だったのに、結婚したらゲス男に成り果ててしまうという難しい役どころ。後半のゲスな部分の芝居がものすごくリアルで見ていてゾクっときました。
他のキャストの皆さんも大熱演で素晴らしかったです。それにしても岡本さんの足の細さにはホントビックリだったな😳。

 

後述

カーテンコールは写真撮影OKタイム。客席はみんな涙涙で…わたしも拭うのに必死になってる状態だったんですが、宅間さんが「こんな雰囲気の中あれなんですけど・・・ここから写真撮影OKですので」とコメントしていてみんなフっと緊張感が解けて笑顔になってました😊。


宅間さんはカーテンコールの合間もずっとウルウルしていて…。それは、この日初めてカーテンコールでのスタンディングオベーションが起こったからでした。私も心は超スタンディングだったんですけど、ラスト、あまりにも切なくて温かい展開に涙が止まらなくなってしまって…カテコの間も涙拭うのに忙しく立てなかったんですよねぇ😅。
大阪のお客さんは特に熱く温かく迎えてくれる、と感無量の表情で語っていた姿がとても印象的でした。

キャスト代表挨拶はしずちゃん。彼女は関西出身ですが、南キャンで世に出たばかりくらいの頃、梅田の交差点にある某ファストフード店で山ちゃんとネタ合わせをしていた過去を告白。なんと!!あそこでやっていたのか~!そんな苦労を重ねて世に出てきて、この作品に出させてもらえるようになったことをとても感謝していると感慨深そうに語っていた姿が印象的でした😢。ここでまたちょっとウルっときちゃったよ。

この日のカーテンコールの光景は忘れられないと何度も感謝の言葉を口にして「もう泣いちゃいそうです」と終始ウルウルしていた宅間さん。あなたの描く痛くも温かい物語が皆好きなんですよ。来年も公演を打つという事で、また大阪戻ってくるの楽しみにしています!

そこから約5分間の休憩タイムみたいなものがありまして。というのも、そのあとにタクフェスの恒例行事ともなったみんなでダンスしましょう!といった楽しいコーナーがあるんです。物語の余韻に浸りたい人は、このダンスに参加しないで抜けていいよ、みたいなインターミッションタイムにもなってるんですよね(笑)。まぁ、キャストの皆さんの準備タイムっていうのが大きな理由だと思いますが😂。
私はがっつり参戦してきましたよ!!皆オールスタンディングで舞台上で踊るキャストのみなさんたちに手拍子打ったり前説で出てきた振付を一緒にやったり。それぞれのソロダンスもあるんですが、松本さんのダンスはもうさすがとしか言いようがないです!!さすがEXILE!!キレが違いました😃!それを観られただけでも参加したかいがあったってもんです。

使われた曲は、今回の「ひみつ」のテーマソングになっている『泣かないで』です。宅間孝行さんの作詞作曲のオリジナル。歌っているのも宅間さんご本人です

ダンスが終わった後も盛り上がりは止まらず、客席からは「もう1回!!」の声があちこちから。時間の問題でもう無理って言ってもその声がやまず、大阪の人の熱さは本当にすごいと脱帽しつつも嬉しそうな宅間さんでした(この時、静代があのとき変な笑いをして芝居止めなきゃもう1曲できたのに、とイジってたのが笑えたwww)

ちなみに、来年宅間さんの単独ライブが東京・名古屋・大阪で行われるとのこと。
「名古屋は1公演、東京は2公演、なぜか大阪は3公演あるんですよ~!」
って言ったら客席大いに沸いておりました(笑)。宅間さんは大阪ではものすごく愛されている!色々嬉しくなりました。

盛りだくさんだった今年のタクフェス。来年も何とか時間作って行きたいと思います😀。タクフェス作品は「初めて観る人にもわかりやすく」をモットーにしているので、とても分かりやすいし感動したり笑えたり楽しめます。迷っている人はぜひ一度観に行ってほしいと思います。


劇中、振る舞い菓子を撒く一幕があったのですがw、珍しく私のところにもジャストで飛んできてゲットできてしまいました😆。色々本当に楽しかった!!

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