劇団四季を昨年末(2023年)に退団した小林唯くんのファーストソロコンサート『Link』の追加公演マチネに行ってきました。
本来この公演は8月24日公演のみのはずだったのですが、申し込みの殺到がすごかったとのことで急遽追加されたんですよね。実は私、最初の申し込みで見事に玉砕してまして(苦笑)。行く気満々でメール開いた時に「落選」の文字を見て驚愕した思い出が…ww。あの時初めて、彼の人気を思い知った次第です。
追加申し込みも相当数あったと思われ(追加の立見席販売まであった)、当日券の販売はありませんでした。私は万が一のためにマチネとソワレの両方を申し込みましたが、結果的にマチネのみ当選。追加公演は最初の申し込み時点で落選した人を優先という配慮もあり無事にコンサートへ行くことができた次第です。唯くんと事務所のアーツビジョン様に感謝。
私が小林唯くんの存在に一番最初に惹きつけられたのは2022年5月の劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』でのカトウ役なので、ファン歴としてはかなーーーり浅い新参者です(笑)。あの時、唯くんのお芝居にめちゃめちゃ心が躍ったんですよね。四季を見に行く楽しみが増えたとテンションが上がったのを思い出す。
※その当時の感想はこちら↓
その後、『美女と野獣』のビースト役を見てさらに気持ちを昂らせたのですが…、その矢先の2024年正月に劇団四季を退団したというお知らせが流れてきてビックリ。飯田洋輔くんはなんとなく退団するんじゃないかという予感があって心の準備ができていたのですが、まさか同じタイミングで唯くんもとは想定外だった。
そんなわけで、私が見た四季時代の唯くん出演作品は結局3つ(CATSも見てたけどその当時は注目してなかった←ゴメンナサイ)のみ。でもこの短い期間で私は彼に魅了されたわけです。
以下、ある程度ネタバレを含んだ感想になります。
2024年09月03日 14時開演 in I'M A SHOW(東京・有楽町)
出演者・上演時間・物販
- 小林唯
- ゲスト:昆夏美
- 演奏:大貫祐一郎(音楽監督・ピアノ) 、岸徹至(ベース) 、阪本純志(ドラム) 、池尻喜子(キーボード)
上演時間は休憩なしの約1時間40分でした。本来の予定時間は90分でしたが、トークでの可愛いオロオロ感などもあり(笑)10分から15分延びた感じ。
大貫さんは井上芳雄くんのラジオも一緒にやってらっしゃるピアニスト様ですが、とてもユーモアのある方で。唯くんとコラボした動画も面白いのでぜひ見ていただきたい(こちら)!今回初めて大貫さんの生のピアノ演奏を拝見できたのですが、滑らかで流れるような旋律が本当に素晴らしく堪能させていただきました。
岸さんのベースの渋い音色、池尻さんのキーボードの多彩なテクニック、阪本さんの迫力あるドラムの音、皆さん本当に凄かった!4人で奏でているとは思えない分厚い音楽に唯くんもすごく背中を押されてたと思います。
ロビーはお祝いのお花でいっぱい。
ちなみに、一番右の白い小さなお花は唯くんのお母様とお姉さまからのもの。唯くんとご家族の関係が伺えてほっこりしました。
物販の種類は3つ。コンサート日時が刻まれたキーホルダーと今治タオルのハンカチとトートバッグ。今回私はタオルハンカチとキーホルダーを記念にお買い上げ。唯くんのMCでの巧みな紹介効果もあってかww、終演後は特にグッズ売り場が大盛況となっていました(会場では完売したらしい)。
将来的には洋輔くんみたいにアクスタも出ればいいなぁ~、なんてw。爆売れ間違いないと思うw。
披露されたナンバー(セットリスト)
前回のコンサートの時は曲紹介をしないまま終わってしまったと苦笑いしてた唯くんw。今回はちゃんと全曲紹介してくれましたが、歌い終わった後の紹介が多かったですね(3割くらいは歌う前の紹介だったけど)。コンサートに来てくれた人のワクワク感を大切にしたいから「イントロどん方式」で楽しんでほしいと笑っていた顔がすごく純粋で可愛らしかったです。
順番は違うところもあるかもしれませんが、3日に披露されたナンバーと私の簡単な感想を添えてレポしたいと思います。
Can't Take My Eyes Off You(ジャージーボーイズ)
一番最初にこの爽やかなナンバーを持ってくるとは!唯くんの声質が見事にこの楽曲に合っていたので、フランキー・ヴァリ歌えるんじゃ!?とすら思いました。アッキーと花村くんは神レベルなので役柄としては難しいかもしれないけどね。
魔法使いと私(ウィキッド)
新しい世界に飛び出した唯くんの心情とリンクしているようにも聞こえてきて思わず胸が熱くなりました。女性の歌を歌いたいと思って探した結果このナンバーに辿り着いたのだとか。気持ちよさそうに歌い上げるロングトーンも圧巻!!
ミュージカル「この世界の片隅に」メドレー
(波のウサギ/スイカの歌/この世界のあちこちに)
唯くんが劇団四季を退団して最初に出演したミュージカル『この世界の片隅に』。ここからのナンバーはコンサートでも聴けるのではと期待していましたが、この序盤に、しかも3曲も抜粋してくるなんてもう感涙物でございました!!!っていうか、あの旋律が流れてきた瞬間から涙止まらなくて序盤から大号泣(涙)。唯くんの優しい歌声から、「かたすミュ」での温かいシーンのあれこれが次々と浮かんできてしまって…唯くんの水原哲、大好きだったよ…!!!
当時の観劇感想はこちら↓
最後の「この世界のあちこちに」の最後のフレーズのところですず役として共演していた昆夏美さんが登場!ここでさらに涙腺大決壊(号泣)。あの演出は反則だよーーー!泣いちゃうよーーー!!
と思ってたら、翌日唯くんが自分発案の演出だったと告白してたw。
コンサートで触れなかったですがゲスト昆ちゃん登場の演出最高じゃないですか?
あれは僕が考えました!!笑
— 小林唯 (@Kyui_0227) September 4, 2024
最高すぎるって、唯くん!!
行こうよどこまでも(アラジン)
劇団四季の『アラジン』のタイトルロールを演じたことがある唯くん。私はついに一度も見れなかったので、ここで再現してくれたのはとても嬉しかったです。しかも、昆ちゃんがジャスミン役とはなんと豪華な組み合わせ!!アラジンとジャスミンが爽やかに生き生きと躍動する姿が目に浮かぶようで心が踊りました。
昆ちゃんがトークで言ってたけど、このナンバーの振付けの時の唯くんのこだわりがめっちゃ強くて「厳しく稽古してもらった」と笑ってたのが印象的でしたw。唯くん曰く、実際の舞台と同じ雰囲気で歌いたかったそうです。実際そう見えたので、ホント最高の演出でした。
神よ何故?(ミス・サイゴン)
いやぁ~~~~・・・ちょっともう、すぐには言葉が出てこないほど心揺さぶられましたよ!!まるで、これまで何度か持ち役としてクリスを演じてきたかのような圧巻すぎる歌いっぷり。キムと初めての夜を過ごした後のクリスの激しい葛藤が歌と動きの中からこれでもかというほど伝わってきて、まるで本当の『ミス・サイゴン』の一場面を見ているかのような感覚にさせられました。
先日「サイゴン」のオーディションがあったと情報が流れてきたのですが(伊礼くんが気合いの呟きしてたし)、これ、唯くんもクリス役オーディション参戦したんじゃないかな!?っていうか、そうであってほしい。実際の舞台での唯くんクリスめっちゃ観たい。
ミュージカル『エリザベート』『モーツァルト!』メドレー
(キッチュ/最後のダンス/僕こそ音楽/影を逃れて)
抜粋されたナンバーはめっちゃハードな楽曲がズラリ!それを全身全霊で大熱唱した唯くんの姿に思わず涙してしまった。
♪キッチュ♪ではエリザの旧演出(今もか分からないけど)のように客席通路まで降りてきてルキーニばりにノリノリで歌ってて本当に楽しそうだった。私は運よく通路側に近い席だったので間近に唯くん見ることができたのですが、目が透き通っていて歌う喜びに溢れた輝きを放っていて思わず見とれてしまいましたよ。
♪最後のダンス♪は超ロックに熱唱!!なんだか途中で井上芳雄くんトートと重なるように見える瞬間もあったりしてちょっとビックリしました。将来的に唯くんにトート役が巡ってくることもあるかもしれないし、その時はぜひ見てみたい。
♪僕こそ音楽♪は多くのミュージカル俳優さんがコンサートで歌うナンバーですが(洋輔くんも歌ったしね)、唯くんの歌いっぷりは実に生き生きとしていて歌う喜びが爆発寸前といった雰囲気がものすごくよく出ていました。
♪影を逃れて♪は本編でも非常にハードなシーンですが、この4曲メドレーの最後に持ってくるというのがすごすぎた!!もう、唯くん壊れちゃうんじゃないかな!?とドキドキするくらいのものすごい熱唱っぷりでちょっと最後息できなかったです、ワタクシ。少し声が裏返りそうになったところも持ちこたえてたし、いやぁ…ホントに・・・改めて彼の歌の実力に圧倒されまくりな時間でした。
歌い終わった後に「本当になんてハードな構成にしてくれたんだ」と苦笑いしながら大貫さん見てたけどww、「でも楽しい」ってニンマリ悪戯っ子のように笑ってたのが可愛らしかったww。
366日(HY)
椅子に座りながらしっとりと情感こめて歌われたHYさんの♪366日♪。YouTubeの動画で聴いた時も感動しましたが、生で聴くとまたさらに格別でした。唯くんはこの歌をカラオケの十八番としているそうで、歌う前は「十八番といったからには下手に歌えない」と自分にプレッシャーかけて緊張しちゃう可愛い一面もありましたが(笑)、歌い始めた時のスイッチの入り方がホントすごいなと。この素敵な歌声は動画でも見ることができるのでぜひチェックしてほしいです。
自慢の息子(アラジン:劇団四季)
ミュージカル『アラジン』は唯くんにとってかなり思い入れが深いということで、様々な挫折を経験したと苦笑いしてましたね。だからこそ、彼の中に刻まれてるのかなと思いました。また、母親に向けた曲ということもあり、唯くんのお母さんを想いながらの熱唱で。なんだかとてもハートフルで感動的な時間でした。
I Feel the Earth Move(キャロル・キング)
これは洋楽から1曲ということでチョイスしたそうですが、このナンバーは唯くんのお母さんがとても好きなのだそうで、「いつもずっと家中にこの音楽が流れていて、僕はこれを聞いて大きくなったと言っても過言ではありません」と笑っていたのが可愛かった。それほどまでに聴きこんでいるということもあって歌っている間も「好き」という気持ちが溢れてましたね。非常に伸び伸びと爽やかで力強い声で、あと、歌詞の英語の発音がめちゃめちゃスマートでカッコいい!!!
愛せぬならば(美女と野獣)
私本当に、マジで、唯くんが演じたビーストが大好きだったんですよね。それまでずっと『ロボット~』のカトウ役の印象しかなかったので最初はどんなビーストになるのか想像がつかなかったのですが、本当にチャーミングで魅力的で。私の中では洋輔くんのビーストを観て感動したとき以来の衝撃と言っても過言ではなかった。可愛らしさもあり、かつ、人を愛することに戸惑う繊細さや純粋でまっすぐな面も垣間見えるキャラクターで本当に魅了されました。退団してしまったのでもう一度唯くんビーストに会うことは叶わずとなり残念に思っていたので、今回のコンサートで再会できたことは本当に大きな喜びでした。
当時の観劇感想はこちら↓
なんかもう…、本当に舞台のワンシーンでしたね。会いたかった唯くんのビーストが目の前にいた。歌で魅せながらも、動きと役の感情も存分に盛り込まれていて…心底感動して涙が止まりませんでした(泣)。あんな素晴らしいビーストを再現してくれたことに心から感謝。
美女と野獣(実写映画版)
BB繋がりということで、昆ちゃんが再び登場して二人の♪美女と野獣♪をしっとりと。こちらは劇団四季版ではなく、昆ちゃんが吹替で参加した実写映画バージョンでの歌唱となっていました。
唯くんと昆ちゃんの歌の相性がめちゃめちゃ心地よくて最高すぎた!!あのまま二人で『美女と野獣』の再現がすぐにできそうな雰囲気が素敵だったなぁ。ハモリもホント綺麗で夢の世界に誘われるような感覚にさせられました。
ちなみに昆ちゃんのこの日の衣装はBBのベルをイメージしたワンピースだったそうで。トークコーナーの時にそれに気づいた唯くんが「あっっ・・・!!」と思わず言葉を失ってたの可愛かったww。
最初のMCコーナーで唯くんが「今日の衣装とてもいいですよね」みたいに振ったのですが、それに対して昆ちゃんは後半のBBのネタバレになるかもと気を遣って微妙な反応してたらしいんですよね(笑)。「あのとき服装のこと振られて内心ドキドキしてたんだよーー」と昆ちゃんが笑いながら打ち明けると、「ほんと、ごめんなさいっ」と平謝りしてどんどん後ろに下がってく唯くんがめっちゃ可愛らしくて萌えましたwww。
陽ざしの中へ(ノートルダムの鐘)
昨年いっぱいで劇団四季を退団した唯くんですが、一つだけ心残りがあると。それが、『ノートルダムの鐘』のカジモドを演じることができなかったことだそうです。この役は本当に演じてみたかったようで、「出てもいないのに、どの楽曲よりも一番練習した」と苦笑いw。経験を重ねた今のタイミングでもしオーディションがあれば夢が叶ってたのかもしれない。でも四季の俳優さんは皆高いレベルを持ってる方ばかりだしその中で勝ち抜いていくのは並大抵じゃないと思います。時期とタイミングっていうのもあるかもしれないし、役者の世界は本当に厳しいんだろうなぁと。
いやぁ~~~・・・唯くんのカジモド役見てみたかったなぁとめっちゃ思いました。思い入れが深く何度も歌い込んだということもあってか、本当に胸を打つ魂の歌唱でしたよ!!唯くんカジモドが目の前に見えた気がした。自由への憧れの気持ちが歌声からこれでもかというくらい溢れていて、自然に涙が零れてしまいました。唯くんが歌うこのナンバーを聴けて本当に嬉しかったです。
アンコール:スキンブルシャンクス(キャッツ)
アンコールの拍手が鳴り響くなか、「これで終わるわけないだろーーー!!」と勇ましく客席の後方通路から登場したテンション上げ上げな唯くんww。客席通路をくまなく巡り、元気に生き生きと思い入れの深い♪スキンブルシャンクス♪を熱唱してくれました。
私は運よく比較的前方の通路に近い席に座っていたので、立ち止まり客席を見渡す唯くんをかなりの至近距離で拝ませてもらいました。一番印象深かったのが、目!!なんて澄んだ綺麗な瞳なんだろうと。本当にキラキラと輝いていて、歌うことへの喜びに満ち溢れている感情がストレートに伝わってきました。
ミュージカル「キャッツ」は唯くんが四季に入団して最初に掴んだ大きな役とのこと。YouTube動画でも語ってたけど、昨年最後の四季の舞台も「キャッツ」だったそうで終わって舞台に捌けた時に感情が爆発して袖で膝をついて号泣してしまったとのこと。共演者の皆さんが「大丈夫か?」と集まってきたと言いますから、本当にすごい感極まってたんだろうなと思いました。「キャッツ」そしてスキンブルシャンクスという役は唯くんの中でもずっと残り続ける特別な存在なんだろうなと思うと胸が熱くなりました。
元四季の役者さんが、こうして四季の最後の舞台出演について自ら語るのを聞いたのは初めてだったのでとても新鮮でした。一般のファンは「退団」という本人からのアナウンスが出るまではいつが最後か分からないので(一昔前はそのアナウンスすらなかったことを考えると今はいい時代になったと思う)、当時のお客さんはそれが唯くんのラストステージと知らず観ていたということになりますよね。
アンコール:星に願いを(ピノキオ)
全体的にけっこうハードな楽曲揃いだったからということで、本当のラストナンバーはしっとりした♪星に願いを♪を選曲したという唯くん。「僕にとってディズニー音楽の原点」って言ってたかな。優しくて温かい歌声に心がじんわり温かくなって本当に癒されました。
唯くんって本当にどんなジャンルの歌も完璧に歌いこなせてしまう役者さんなんだなと、改めて惚れ直しました。昆ちゃんもMCで登場した時に「歌がめちゃめちゃ上手すぎるっ!!」と大絶賛しまくってたしね。もうホントそれ!!って今回思いました。
トークレポ
約1時間45分ほどのコンサートのなかで、昆ちゃんを交えて2回ほどMCコーナーがありました。メモしたわけではないのでうろ覚えですが(汗)、面白かったトークをいくつか抜粋してレポします。
今回で2度目のコンサートということで最初登場した時に「少し慣れた?」みたいに大貫さんに振られていましたが、「あれから間が少し空いてしまったからめっちゃ緊張しまくってますっ」とちょっと身体を固くしてオロオロしてた唯くん(笑)。舞台下手側に水を置いてあるミニテーブルがあったのですが、どうやらそこに進行表も貼ってあったようでww。不安になるとそちら側に寄って行ってチラチラ(時にはガン見ww)確認。でも一生懸命コンサート盛り上げようと頑張ってた姿が初々しくて本当に可愛かったです。
まず印象。白を基調とした正装で、スラッとした唯くんにとてもフィットしてカッコよかったです。それから、『この世界の~』が終わって少し経ってることもあってか髪の毛だいぶ伸びたなと思いました。これからアンジョ役に向けてどうしていくのかは分からないけど、どんな髪型でも唯くんは可愛い。
ジャケットは歌によって脱いだり着たりということがあったのですが、その度に進行表確認してスタッフさんにお世話されてみたいなこともあり(笑)。まるでお母さんに急かされてる息子のようだったなww。
バンドメンバーを紹介する時、最後、ピアノの大貫さんだけスルーして先に進めようとする小芝居も(笑)。唯くんがスルーして先に行こうとした時に、大貫さんが前に出てきて「おーーーい!!」とツッコミみたいなやつwww。
私はこれ初めて見て笑ったんですが、話によると前回コンサートから続けてるルーティーンらしくてw、1回目は恐れ多くてできなかった、2回目は勇気を奮って試したけど噛みまくって失敗、というのを経ての3回目の今回の成功だったそうな(笑)。「やっと成功しましたね!」と大貫さんに言われてめっちゃ嬉しそうにホッとした笑顔を浮かべてた唯くんに萌えたwww。
大貫さんから「唯くんは【と、いうことで】が口癖なのでぜひ数えてみて」とお客さんにアピールがありましたw。それを聞いて「なるべく言わないように気を付けたいかなと」とは言ってたものの、結局20回くらい言ってた気がする(笑)。言っちゃった後に「あっ」ってなることが何度もあったけど、最後の方は「便利ですよね、この言葉」と開き直ってたのが可愛かった(笑)。
追加公演ができたことへの感謝のコメントの時。「何もない日のはずだったのにこんな素晴らしい出来事が起こって本当に嬉しい」と感慨深そうに語っていましたが、そのなかで「本当はこの日は何もない一日で、コ〇ダでコーヒー飲んでる時間帯」みたいなこと言いながら一人で吹き出してた唯くんww。でも客席の反応が予想外の「だよね~」みたいな感じだったので「ここ、笑うところですからっ!!」と必死に訴えてたのめっちゃ笑ったwww。
コンサート中盤で「あ、そうそう」とニコニコしながら前触れなくスーーッと楽屋袖へ去っていく唯くんを見て、大貫さんが「???どこ行っちゃったんですかね」とボソッと呟いてたの笑ったwww。それからすぐにまたニッコニコしながら販売グッズ引っ提げて現れた唯くん、まるで少年のよう(笑)。慣れないトークの割には販促コメントがめちゃめちゃ巧みだったなw。特にキーホルダー紹介が秀逸(笑)。「これ、冗談ですから、笑うところですからっ」って必死に弁解してたけど、あれの効果はめちゃめちゃあったと思うw。
1回目の昆ちゃんとのトーク。
「唯くんと私は1つしか年齢が違わないから基本的に同い年だと思ってるんだけど、なぜかめちゃめちゃ低姿勢ベースなの、なんで?」と昆ちゃん。「いやもう、スーパースターだから」と昆ちゃんよりも半歩下がって…というか対角線上に何故かずりずり後ずさりして恐縮しまくってる唯くんwww。そんな彼に「私基本的に頼られるような性格じゃないのに、唯くんが謙虚すぎるから自然としっかり者になっちゃう」と苦笑いしてた昆ちゃんが可愛らしすぎた(笑)。
でも、唯くんが恐縮しちゃう気持ちも分かるなぁとも思った。彼からしてみれば、ずっと第一線で主役を張り続けて輝いてる昆ちゃんは同年代、というよりも大先輩っていう感覚になるかもしれないよね。
昆ちゃんが「歌が本当にめちゃめちゃ上手すぎる」と大絶賛されたとき、「え!?ホント?人から評価されないと自信がないので」と本音をぽろっと零してた唯くんに笑ったww。
1回目の昆ちゃんとのトークの終盤、だんだんトーンが落ちてきたと思ったら「これ、フリじゃなくて本気でどうやって〆ようか悩んでるんです」と二人苦笑い(笑)。〆の言葉を探しながら一生懸命会話繋いでいたのかと思ったら微笑ましすぎて思わず吹いちゃったよww。唯くんは最後の方アタフタしだしちゃってついに大貫さんに助け舟を求めるに至りw、「大きな声で昆ちゃんを送り出せばいいんじゃない?」という自然なアドバイスが(笑)。
送り出しの言葉で苦し紛れに「時間もないんで」から入っちゃった唯くんに、昆ちゃんが「時間がない、はないんじゃない」と爆笑ww。唯くんはそれどころじゃなくていっぱいいっぱいになりながら送り出してなんとか〆られました(笑)。可愛すぎるだろうーー!!
2回目の昆ちゃんとのトーク。
カラオケにはミュージカルの曲けっこうたくさんあるよね、と盛り上がってましたね。唯くん曰く、「DAMさんが一番ミュージカルに力入れてくれてますっ!!」と推しまくってました(笑)。二人良い感じで盛り上がったトークをしながらも、唯くんはやっぱり昆ちゃんと話してるうちに腰が引けるようにズルズル対角線上に後ろに下がってっちゃってww「なんで後ろ行っちゃうのー!?」とツッコまれまくってました(「昆ちゃんより前へ行ってはいけないという潜在意識」があったらしい 笑)。
『この世界の片隅に』共演エピソードも非常に興味深かったです。最初の本読みの時、昆ちゃんは唯くんの水原哲を見て思わず号泣してしまったのだとか。「え?本読みで泣いてくれたの?」と唯くんはめっちゃにビックリして照れくさそうにしてたな。当の本人は緊張の極致にいて全く気付いていなかったらしいw。
昆ちゃんは「水原哲さんってすごく良い男だよね!!」と絶賛。で、「観劇した人は周作派か哲派かすごく気になってるので今会場アンケートして良いですか?」と提案。これに対して「この場ではもう結果見えちゃってるんじゃない?」と遠慮気味ながらもニマニマしてた唯くんww。ところが、実際にアンケート取ってみると”周作派”も少ないながら一定数いて(哲派の方が多かったけどw)それを見た唯くんが「(周作派も)おるんかぁーーい!!」と客席にツッコミ入れまくってましたwww。こういうところ、すごい関西人っぽくて好き(唯くんは兵庫県出身なので)。
『この世界の~』で入湯上陸して納屋に泊まりに来た哲とすずが語り合う場面の裏話は個人的に意外過ぎてちょっとビックリエピソードがありました。「これ、出来れば内緒にしたい」って二人で言ってたのでここでは詳しく書きませんが(ひょっとしたらSNSで情報出てるかもw)、演出の時点で本番とは違うものを試したことがあったそうで。結局それがボツになって幻となったらしいのですが、この時の現場での唯くんと小野塚くんが”蚊帳の外状態”だったエピソードが面白すぎて大爆笑してしまったwww。なんかもう、すごいその様子が目に浮かんできちゃって(笑)。
あの超感動、大号泣シーンの裏にはこんな紆余曲折エピソードがあったのかと正直ビックリしました。聞けて良かったー。
昆ちゃんのコンサート告知があった時。昆ちゃんが「2回公演ってすごく大変だと思うんだけど、マチソワの間の時間、唯くんは全然元気で前回も普通におしゃべりしてたよね!?」とビックリしてました。「今日も、喋りましょうよ」と低姿勢にお願いする唯くんに、笑いながら「体力お化けなんだね」って答えてた昆ちゃんが面白かったww。
後述
私はこれまで劇団四季で唯くんの舞台をちゃんと見たのは3回きりだったので、ほとんど彼のことを知らないままコンサートに足を運びましたが、最初から最後まで心の髄まで楽しませてもらいました!自然体の、緊張しぃで謙虚だけど一生懸命で明るく人懐こい唯くんの人柄にすごく惹きつけられるものがあった。唯くんはものすごい愛されキャラだと思う。
一番驚いたのは、オンとオフの切り替えの凄さ。
オロオロしながら一生懸命トーク頑張ってた直後、歌になったとたんにスイッチが入りまるで別人のようにキャラクターが憑依しての圧巻の歌唱。そして歌い終わった後テーブルに置いてある水を勢いよく吸い上げてホッと一息、みたいなw。このギャップがすごく魅力的だなと思いましたね。サイゴンやBBの鬼気迫る歌いっぷりは本当に驚かされた。
今回のコンサートを見て思ったのは、また一人、大きな世界にとんでもない才能を持ったミュージカル俳優が放たれたんだということです。最後のコメントで「今後は皆さんの応援が頼りになります、皆さん、これからも僕のことを好きでいてください」といった趣旨の挨拶がありましたが、このコンサートを見てこれからさらに応援したいと気持ちを押し上げられた感覚の人の方が多いと思います。
もしかしたらこの先、理不尽な壁にぶつかることもあるかもしれない。でもそれを黙らせるくらいの実力と才能、そして努力の結晶が彼にはあるので、良いお仕事とたくさん出会って輝かしい第二の舞台人生を楽しんでほしいです。
【#小林唯】
✨1st Concert「Link」✨追加公演終了🎊
2日間4公演🎶楽しんでいただけましたか?
慣れないMCであたふたしながらも #大貫祐一郎 の助けを借りながら無事に伝えたいことは伝えられたかと思います。
ゲストの #昆夏美 さんの存在もとても心強く、素晴らしい歌声をありがとうございました😊… pic.twitter.com/wmOO6aKBhb— グランアーツ (@Gran_Arts) September 3, 2024
小林唯くん、素敵なコンサート、本当にありがとうございました!!これからの活躍も応援してます!