久しぶりに横浜『CATS』を観に行ってきました。
千秋楽まであとちょうど1か月くらいということもあって客席は満席でした。というか、9月末あたりから全席売り切れ状態になったらしくてビックリです!それまでは空席が目立つことが多いと聞いていたし私が以前来たときも砂漠化してるゾーンがいくつもありましたから…それが今では連日埋まっているということがなんだか信じられません(汗)。
で、なぜこの日に観劇したかと言いますと…洋輔くんがまだ横浜にいると思っていたからです。そろそろ私も飯田兄弟の猫を楽前に一度見てみようかなという気持ちになりまして、そんな時に友人がチケットを取ってくれて行けることになったんですよね。
ところが、ちょうど私が猫を入れた週に限って彼だけ抜けてしまうという不運…。まぁ、大井町に来てくれることはずっと心待ちにしていたので嬉しいのですが、何も私が猫行く週に限って…ねぇ…(苦笑)。なので正直どうしようか迷いはしましたが、噂の達郎くんのタガーは観たことがなかったので行くことにしました。
楽が近いこともあり、ロビーの上には「もうすぐ千秋楽」みたいな猫写真が下がっていました。横浜には3年間の滞在だったみたいですね。たしか五反田が5年くらいだったと思うから…関東で8年間上演したことになるのか。
それにしても開演前のトイレ行列がものすごいことになっててビックリした!今まで見たこともないような光景だった(汗)。でもまぁ、これだけ連日たくさんのお客さんが入ると役者さんたちも気合が入るでしょうね。
今回のキャストは以下の通り。
またしても名前を書き切れず写真で失礼します(爆)。クリックすると大きくなりますので興味のある方はどうぞ。
以下、ネタバレ含んだキャスト感想です。
実は、洋輔くんが出てないCATSを観るのは五反田以来。
ここに彼の名前がないのを目にするのは正直かなり切ないものがありました…。弟の達郎くんの名前はあるけどね。2か月間来ないうちにキャストもだいぶ入れ替わっていたように思います。ただ、猫の名前と役者さんは半分以上一致しないというか…分からない(汗)。特に女性猫はついに覚えられなかった(汗汗)。
CATSの音楽は好きなんですよね。これは品川で観たときからずっと一貫してます。ALWの曲は私の心にかなり馴染みやすいんです。ダンスナンバーの曲とか大好きだし、グリザが天上へ行く曲も心に沁みてウルっときます。あのシーンはそれと小林さんのこと思いだしちゃったりして泣けてしまうんですよね…。あんなふうにお迎えが来たのかな、とかどうしても思ってしまう。
印象に残ったキャストさんについて少々。
グリザベラ@河村彩さん
オペラ座の怪人でカルロッタを演じていた方ですよね。グリザではお初です。なんだかとてもソフトな感じで繊細な印象を受けました。あまり心にズーンとくるようなものはなかったけど、歌声は綺麗だった。ただ存在感はちょっと薄いかも…
マンカストラップ@萩原隆匡さん
スキンブルのナンバーの時にヤクザな態度でやってくるのが面白かったw。前回も同じ感想書いたような気がするけど(爆)。
マンゴジェリー@斎藤洋一郎くん
久々に洋一郎くんのマンゴ観たけど、彼は本当に猫っぽいのであの役柄に合ってますね。猫顔なのかな?ダンサーだけあって動きはとてもしなやかでした。
シラバブ@和田侑子さん
今回のシラバブはなかなか可愛い歌声だなと思いました。これまで横浜で見てきた中で一番安定してると思ったかも。
オールドデュトロノミー@山田充人さん
初めましてなデュト様なのですが…えぇっと…最初のジェリクルナンバーでダンスしてるのを見てちょっとビビった(汗)。これまで見たデュトの中で一番BIGで…まるでお相撲猫みたいだったんですよw。デュト様になってからはあの恰幅の良さが違和感なく見れてよかったですw。
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ@橋元聖地さん
洋輔くんが演じていた役なので、やはりちょいちょぃ目が行ってしまいましたね。登場するときの土管とかw。橋元さんはけっこうスレンダーで体系がカッコいい。あと、とても歌がお上手です。印象的だったのはグロタイかな。とても生き生きしてて表情もコロコロ変わって面白かった。それに動きがとても身軽です、洋輔くんに比べてw。ガスの時にはちょっと呆けてしまったような感じ。ぼんやりして殆ど動かず、ちょっと小刻みに震えたりして…病的な哀れなガスっていう印象でした。天上からカテコまでのダンスは・・・けっこう力抜いてる感じ!?ちょっとやる気スイッチ切れた?とか思ってしまったよ(苦笑)。全体的にクールなイメージでしたね。
ラム・タム・タガー@飯田達郎くん
噂の達郎スキンブルには会えませんでしたが、タガーな達郎くんには出会うことができました。洋輔くんが抜けて初めての猫になるのかな?もうツイッターなどには達郎タガーに関して色々な情報がありましてww、いったいどれだけ体系が…と心配はしていたのですが、思っていたよりかは普通だなと思いました。でもまぁ、たしかに、歴代タガーからすればふっくらしてたかもなぁ。体質ですかねぇ。お兄ちゃんも細くはないですし(汗)。
で、タガーのナンバーですけど…もう、見ていて笑いがこみあげて仕方なかったw。あんな空回りしてるようなタガー初めて見たよ(笑)。もうすんごい「俺様」色を前面に出してめっちゃ張り切って歌ってるんですが、なぜかそれがあの空気に合わず浮いてるように見えて仕方なかった(汗)。それでももう、我が道を突っ走り続ける達郎タガー、あそこまでいけばアッパレかもしれない(笑)。客席からお客さんを連れ出す時なんか「WOW--!!」とか叫んでるしww、歌い方もけっこうデフォルメしているようなところがあったりして…あれはホントに初めて見るタイプだわ。いろんな意味で笑撃的。
ただ、動きのバリエーションはこれまでずっと変わらないらしく…リピーターの方の一部からは「飽きた」という声もちらほらと(笑)。そのあたりは課題かもしれないね。でもまだタガー役になって日が浅いからこれから頑張ってほしいと思います。ご本人、本当にものすごく楽しそうに我が道を行ってましたから。カテコもキザ男猫を貫いてて、最後まで笑わせてもらいました。
ミストフェリーズ@松島勇気さん
松島さんのミストも本当にものすごく久しぶりに見たなぁ。動きがなかなか大きくて見応えがありました。…っていうか、マジックシーンの時にミストに注目したのもものすごく久しぶりなんだよなぁw。いや、いつもその時、下手階段上にいる洋輔ガスに目が行ってたので(汗)。
ジェリーロラム=グリドルボーン@岡村美南さん
岡村さんももしかしたら初めましてかもしれない。ウィキッドでエルフィを演じてた方でしょうか?歌声はとても安定していて良かったです。グリドルボーンの拗ねた表情とか可愛いなと思いました。
他の皆さんも熱演でよかったです。でも結局、半分以上の猫と役者が分からなかったし、見ていても特別何かを感じることもなかったなぁ。結局最後までCATSの魅力が何なのかよく分からないうちに終わってしまったかも(苦笑)。特にご贔屓の役者がいないとテンション上がらないので…なおさらだったかなぁ。
おそらく、私の横浜猫はこれで最後になるような気がします。もしも洋輔くんがまた横浜に戻ってきて、タイミングよくチケットが手に入れば一度は行くかもしれませんが…進んで観に行きたいとはやはり思えないかも。
劇団四季ミュージカル『CATS‐キャッツ‐』感想一覧