『銀河鉄道999 ~GALAXY OPERA~』大阪公演 18.07.26マチネ

大阪梅田にあるシアタードラマシティで上演された舞台『銀河鉄道999 ~GALAXY OPERA~』を観に行ってきました。

松本零士さん原作の『銀河鉄道999』誕生40周年を迎えた記念として今回の舞台化に至ったそうです。

キャストも豪華で、なんといっても目玉はあっきーの鉄郎!!もはや年齢不詳とも思える若さを保ち続けているあっきー(笑)なら、これかなりハマリ役なんじゃないの!?と😁。それに、公演前に発表された扮装写真見たら…平方くんのハーロックが予想外にかなーりカッコよくてハマってる!!
さらには、雅原慶さんの名前もあるじゃないですか!!噂には聞いていたけど劇団四季退団されたんだなと。外部で雅原(個人的には朴さんの呼び名の方が慣れてるけど)さんがどんなお芝居するか見てみたい!!

つまりは、作品…というよりかは8割以上はキャストで観に行くことを決めたわけです(笑)。

客席への入り口前にはきれいな楽屋花がずらり。入野くんにCLAMP先生からのお花が届いていたのは何だか嬉しかったです😀←かつてCLAMP作品のマンガをよく読んでいたので

以下、ネタバレを含んだ感想になります。

 

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2018.07.26マチネ in シアタードラマシティ(大阪)

主なキャスト

  • 星野鉄郎:中川晃教
  • メーテル:ハルカ
  • 機械伯爵:染谷俊之
  • リューズ:矢沢洋子
  • シャドウ:雅原慶
  • クレア:美山加恋
  • 大山トチロー:入野自由
  • 車掌:お宮の松
  • トチローの母/鉄郎の母 /プロメシューム(声の出演):小野妃香里
  • アンタレス:塚原大助
  • クイーン・エメラルダス:凰稀かなめ(特別出演)
  • キャプテン・ハーロック:平方元基

あらすじと概要

『銀河鉄道999』はSFマンガとしてスタートした後、アニメ化や映画化されて大人気となった名作です。ゴダイゴが歌った映画の主題歌「銀河鉄道999」も有名です(ちなみにかつて私もよくカラオケで歌ってましたww)

でも、タイトルはよく知っていても物語の内容を全て知っているかと問われると・・・実はよく知らない人もいるのでは。かく言う私もその一人だったりします。
よく”昔のアニメ特集”なんかではメーテルと鉄郎のクライマックスシーンが流れるのでそのあたりはなんとなくわかるんですが、二人がどういう経緯でどんな旅をしたかなどは作品のファンでないと知らないことの方が多い気がします。

今回の舞台化は劇場版アニメの第1作を元にオリジナルな展開も交えたストーリーになったとのこと。と言われても、劇場版をちゃんと見たことがないのでどこがオリジナルだったのか分からなかったんですけどね(汗)。

 

簡単なあらすじは以下の通り。

裕福な人々は、自らの身体を機械に換えた“機械化人”となり永遠の命を謳歌する世界。貧しい人々は弱く、機械化人の支配に怯えていた。機械伯爵(染谷俊之)の人間狩りにより母(小野妃香里)を殺された16歳の星野鉄郎(中川晃教)は、母の望みである機械の体(=永遠の命)を手に入れるため、機械伯爵への復讐を果たすため、謎の美女メーテル(ハルカ)とともに銀河超特急999(スリーナイン)号に乗り、機械の体をくれるという星を目指す。

宇宙を駆ける999号には、奇妙な車掌(お宮の松)さんやガラスの身体を持つウエイトレスのクレア(美山加恋)がいた。大宇宙を駆けることは、鉄郎たち少年の憧れ、宇宙海賊キャプテン・ハーロックや、女海賊クイーン・エメラルダスのように、自由に、永遠に、星の海を旅することだ。鉄郎は、胸の高鳴りを覚えながら地球を旅立つ。そして、銀河鉄道の途中停車駅や停車する惑星で、多くの星や人々と出会うことになる・・・。

大盗賊アンタレス(塚原大助)から宇宙で生き抜くための鉄則を学び、トチローの母(小野妃香里)から戦士の銃を授かる。生身の体が恋しいと嘆く氷の墓の管理人シャドウ(雅原慶)や、夢や希望をもっていた頃の機械伯爵を忘れられずなお愛し続けるリューズ(矢沢洋子)。機械伯爵がいる時間城の場所を知る女海賊クイーン・エメラルダス(凰稀かなめ)、アルカディア号で宇宙を駆けるキャプテン・ハーロック(平方元基)・・・。多くの人との邂逅・・・。鉄郎は、ハーロックの親友でアルカディア号の設計者である伝説のメカニック大山トチロー(入野自由)に導かれ、限りある命の美しさに気づいていく。

公式HPより引用

 

今回の舞台を見て、改めて、40年前にこの設定の物語を紡ぎ出した松本零士さんってすごい人だなと思いました。

機械人間となって永遠の命を手に入れるか、それとも、限りある命を生きることを選ぶか・・・。
その究極の選択を、鉄郎は謎の女性・メーテルと様々な旅での経験を通して考え直していくことになるわけで。人々は死を恐れ、永遠の命を維持できる機械の体を手に入れたいと願う。でも、機械の体を持つ人たちは誰もが幸せなわけではなかった。

人間は限りある命を精一杯生きるから美しいんだ。

この物語は、命という尊いものともう一度向き合うために大切なテーマがたくさん詰まっているような気がしました。

ちなみに、『銀河鉄道999』の舞台版を観るのは実は初めてではなく2度目になります。

1997年11月~12月に天王洲にあるアートスフィア(現在の銀河劇場)で上演された『GALAXY EXPRESS 999 The Musical』


懐かしくなって当時のパンフレット出してきてしまった。

この時に鉄郎を演じたのが、当時若手のシンガーソングライターとして活躍中だった本田修司さん。現在はどうやら歌手活動していないようですが、とても張りのあるいい声で歌われていた記憶があります。
そしてメーテルを演じていたのが、今は亡き、大浦みずきさんでした。凛とした圧倒的存在感で舞台上で輝いていました。もっと見ていたかった女優さんだったので、亡くなったニュースが流れた時はとても悲しかった…。

なぜこの舞台を観に行ったことがあるかというと、ちょうどミュージカルファンにハマりたての頃に大ファンになった宮川浩さんがハーロック役で出演していたからでした。骨太なハーロックでカッコよかったなぁ。
あ、今でも宮川さんのファンですよ、もちろん。

今回の舞台を見ていて、ちょいちょい当時のことを懐かしく思い出してしまいました😊。

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全体感想

まずセットについてですが、あまり大がかりなものはなく基本的にはシンプルだなと感じました。

鉄郎とメーテルが乗り込む銀河鉄道999の描写が面白かった。

舞台中央部分にブリッジが設置してあって、そこに窓枠のついたパネルのようなものが下りてくると・・・あ~ら不思議、鉄道に乗っている風景が目の前に広がっているように見えてくる😃!背景には美しい宇宙の映像も流れているので、銀河鉄道が宇宙空間を進んでいるというのが視覚的にとても分かりやすかったです。

車内での細かなドラマは下の舞台に降りて簡易客席の中で展開。まぁちょっとここはシンプルすぎるセットかなとも思いましたが(笑)、場面ごとに列車でのドラマの描き方が変わってくるのも面白かった。

それから、光の表現がシンプルなんだけどとても壮大で美しかったのも印象的です。

特に、鉄郎が舞台上で一人ビーム光線のようなライトを暗闇の中で様々な角度を向けて照射している場面が幻想的だったなぁ。広大な宇宙空間の中での人間の存在感がいかに儚いものかというのを感じさせる演出に見えたのも印象的。

また、客席にもたびたびライト光線があちこちに飛んできてて…。私はこの日ちょっと後ろの座席だったので光線を直に浴びることはできませんでしたが😅、劇場全体が宇宙空間になったかのような美しい光景が広がっていて感動しました。

楽曲についてですが・・・正直なところ、いつまでも耳に残るような馴染みやすい音楽という印象はなかったかも。この点では、97年に見たミュージカル版999のほうが記憶に残りやすい音楽だったと思います。あの時はたしか都倉俊一(当時はシュン・トクラ)さんが音楽担当されてて、ライトでカッコいい覚えやすいメロディーがたくさんあったんですよね。

今回の舞台は「ギャラクシーオペラ」と銘打っていて、「ミュージカル」とは表記されていないのが特徴的かなと。様々な音楽ジャンルの曲が出てきて面白いなとは思ったのですが、想像していたよりも歌は多くなかったというのが個人的な印象です。

そんななかでも、中川くんが作曲したメインテーマはなかなかに壮大でカッコよかった!彼が舞台用に作った楽曲を聴いたのは舞台『銀河英雄伝説』の時以来だったかも。こう考えると、あっきーは”宇宙”とやけに縁が深いですなw。

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ストーリーについてですが・・・銀河鉄道999を全く知らない人だったらちょっと分かりづらいところがあったかもしれません。私は今回の舞台を見ながら97年版の記憶がちょいちょい蘇ってきて「このシーン見たことある!」とか「この後たしかあの展開が!」とかで楽しむことができたんですけど、それでも時々「これは何を意味したんだろう?」と思うシーンも多少はありましたね。

冒頭で鉄郎が若者たちと一緒に機械人間たちから「パス」を盗み出そうと駆け回る場面が出てくるんですけど、なぜ彼らは盗みを働いているのか?みたいな部分がちょっと見えづらかった気がします。
あと、ここで貧富の差みたいなものも出てきているとのことでしたが
(裕福な者は永遠の命を保てる機械人間の体を手に入れることができても、鉄郎たちのような中流以下の者たちはそれを手に入れる事ができないという背景があります)
軽快なラップ音楽でこのシーンが展開していくので、彼らのやるせない気持ちとかが今一つ見えてこなかったなぁというのが正直なところ。
それにしても、しょっぱなにラップミュージックが出てきた時は何が始まるのかと思った(特に「マイネイム・テツ・ロウ」はちょっと笑ったww)

あと、トチローの存在が少し分かりづらかったかも。

というのも、トチローを演じてる入野くんは・・・最初の方は普通の、ちょっと落ち着きのない苦学生かおっさんみたいなキャラだったんですよww。何やら田舎から都会の東京へ出ていく…みたいな展開だった。
正直なところ、これがどう『銀河鉄道』の世界に絡んでいるのかでした😅。最初、鉄郎のお父さんなのかなって思って。メーテルと銀河鉄道に乗る鉄郎に父親として何かドラマがあるのか?とか色々と考えてしまったw。

そしたら、いつの間にかしがないサラリーマンみたいだった青年が・・・見た目、松本零士先生にかなり寄せたキャラに変貌してるじゃないですか(笑)。え!??あの男性は松本先生自身だったのか!??と混乱w。だとすると語り部みたいな存在か??
と、思っていたら・・・いつの間にかマントを羽織っていて・・・ビジュアルは完全にトチロー・・・😱!!あれよあれよという間に、東京へ出ていこうとする青年の話は銀河の彼方へ行ってしまったようで、後半は「トチロー」として鉄郎と対峙するドラマになってましたw。

これ、後から考えたら、トチローというキャラクターは松本零士先生の分身的存在で、その彼が鉄郎を導いていくという趣旨だったんだな…みたいな理解にたどり着くことができたんですけど、本編中は頭が混乱してしまってよく分からなかったというのが実情です。
なんというか、詞的な世界観で作られた舞台だったのかなぁと。でももう少しシンプルに分かりやすくしてもよかった気はします。

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今回の舞台では、鉄郎が母を殺した仇である機械伯爵との戦いに勝利したところで物語が終わってしまいました。97年版ではその後のメーテルの謎が解明されて鉄郎との別れを迎えるところまで描かれていたので、「あれ?ここで終わってしまうのか」とちょっと消化不良も😅。メーテルの存在が本当に謎のまま終了しちゃった・・・みたいな(笑)。
ただ、今回はメーテルと鉄郎・・・というよりも、鉄郎とトチローの関係性に重心を置いていたような気がするのでこれで良かったのかもしれません。鉄郎はトチローとの交流によって、人間の命というものに真正面から向き合い、それまで固執してきた「機会の体を手に入れて永遠の命を得る」という考えを見直す機会を得ました。ここが大きなテーマだったかなと。

多少ツッコミどころもある今回の舞台・銀河鉄道999でしたが、全体的にはとても面白かったです。DVDも予約しちゃったしw、クリアファイルも2種類購入してしまったほどなので😁(笑)。
ストーリー的には途中で終わってしまったという印象もあったので、機会があればメーテルと鉄郎の関係のところまで描く続編も見てみたいなと思いました。

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主なキャスト別感想

中川晃教くん(星野哲郎役)

最初、あっきーが鉄郎役と聞いたとき・・・イメージ合うな!と思って楽しみにしていたのですが、予想以上のハマりっぷりで素晴らしかったです!!
鉄郎ってたしか16歳の少年っていう設定だったと思うのですが・・・その倍以上の年齢のあっきーが演じても全く違和感なかったというのが本当に凄いと思いましたよ。鉄郎の不安定な幼い心の揺れとか、素直でピュアな優しい少年らしい心遣い(特にトチローの母との芝居)とか、もう、なんって可愛いの!!と萌えてしまうくらいww「少年」だった。表情の芝居が絶品でしたね。

感動的だったのはトチローとの別れの場面ですね。体が弱ったトチローはある最期の手段に出るわけですが、その決断を鉄郎が受け止めていくまでの葛藤の芝居がもう、ほんと、泣けましたよ😭。鉄郎の純粋な友を想う気持ちと、トチローの友に託した想いとが交錯するようですごく感動的だった。

あっきーの研ぎ澄まされた素直で爽やかな歌声は、ピュアな少年・鉄郎のイメージにピタリとはまっていたように思います。もっとあっきー鉄郎の歌声聴きたかったなぁとも思ったけど、芝居の部分もすごく良かったので全体的にはとても満足しています。

ハルカさん(メーテル役)

とても綺麗な顔立ちをされているので、メーテルのあの扮装が違和感なくとても似合っていました。透き通るような雰囲気で、謎に包まれた女性…というイメージにもかなり合致していたと思います。

ただ、謎に包まれた女性すぎたというか・・・存在感がやたら薄く感じてしまったのが残念です。セリフ回しなどもまだ慣れていないからか少し抑揚が足らない印象😓。まぁ、”謎の女性”っていう設定的にはそれでOKだったかもとも思うのですがw、やっぱり物足りなかったなぁというのが正直なところかもしれません。

染谷俊之くん(機械伯爵役)

劇場入り口には染谷くんのファンに向けた特典も用意されていたので、かなり人気の高い役者さんなのかなと。今回初めて知ったのですが、多くの2.5次元系の舞台で活躍されてて、若いファンの人も多いようですね。ポスターの前で機械伯爵をアップで撮影している人がすごく多かったのが印象的でした。

そんな染谷くんの機械伯爵ですが・・・出番はかなり少なめ(汗)。ファンの人には少々物足りなかったのでは?という懸念もあったくらい。
機械伯爵って、鉄郎の母親を殺したこともあって、ストーリー的にはラスボスみたいな存在だと思うんですけど、今回の舞台では名前はちょくちょく出て来るものの本格的に活躍するのは2幕の後半だけという印象だったので、もう少し見たかったなぁというのはありました。

でも、綺麗な顔立ちでいながらエキセントリックに狂った芝居とかは迫力があって、後半に大きなインパクトを与えていたのではないかと思います。特に狂ったような笑い方してたのが印象的でしたw。
97年版ではたしかマスク姿だったのですが、今回は派手メイク(少し女性的)で顔が表に出ていたのが良かったですね。

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雅原慶さん(シャドウ役)

雅原さんが劇団四季を退団したっていうはっきりした情報は聞いてなかったので、今回の舞台にキャスティングされているのを知った時にはちょっと驚きました。
ということで、退団後の雅原さんの舞台を観るのはこれが初めて。どんな芝居が見れるのか、すごくワクワクしていました😆。

出番的にはワンシーンのみで少ない方なのですが・・・圧倒的な存在感でめっちゃインパクト強かったです!!役柄的にも「美しさを追求するあまりついには顔を失ってしまった機械化した女性」っていう役だったので十分濃いキャラクターなのですが、白いコンタクトに白塗りの見た目のインパクト以上に、芝居と歌の迫力が半端なくて・・・!あの場面は、対峙していたあっきーの存在も少し食っていたかもと思えるほどでした。

かつて『ウィキッド』でエルファバを演じたこともあってか、歌声の力強さは未だに健在!っていうか、さらに深みを増してパワーアップしてるようにすら感じましたよ。
これは、次からの舞台出演も楽しみになりました!!

入野自由くん(大山トチロー役)

入野くんを舞台で観たのはかなり久しぶりな気がします。たぶん3年前のミュージカル『タイタニック』以来だったかもしれない。声優さんとしての活動がメインのようですが、舞台でも良い歌声を響かせている役者さん。たしか、海外留学するということで活動休止していた期間があったと思うのですが、昨年から活動再開されていたようですね。

トチローは上にも書いた通り今回とても繊細で難しい役柄だったと思います。最初は曖昧な人物像から始まって、それがトチローへといつの間に取って代わってるみたいな感じだったのでね。
でも、演じ方も上手い具合に変化をつけていたし、トチローの中に松本先生の想いが宿っているのかなと感じられる瞬間もけっこうありました。鉄郎との最後のやり取りの場面は鬼気迫るものがあって素晴らしかったです。歌声も張りがあってドラマチックですごく良かったと思います。

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凰稀かなめさん(クイーン・エメラルダス役)

凰稀さんはちょうどミュージカル『1789』と出演が被っていて大変だったかと思います。特別出演ということだったので、制作側と何か関係があったのかな?

今回は役柄があちらとは180度近く違う!

参考 『1789』感想

ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』2018.06.05~06
ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』大阪公演を観てきた感想。2018年6月5日ソワレと6月6日マチネ公演を観劇。新歌舞伎座にて上演。主な出演は加藤和樹・神田沙也加・凰稀かなめ(5日)、小池徹平・夢咲ねね(6日)

個人的には、クイーン・エメラルダス役の方が凰稀さんにフィットしていたんじゃないかなと思いました。アントワネットの時のちょっと不安定に感じた高音部分もこの役にはなかったこともあって、違和感なく聴けましたしね。エメラルダスのような、ちょっと男性的な女性の方がやはり演じやすいというのはあるのかもしれません。

あと、アクションがすごいカッコよかった!マント翻しながら敵をかわしてキックをお見舞いしたりw、マンガ見てるようでした。やはりこのあたりの身のこなしは元宝塚のスターさんだけあってさすがだなぁと思いました。

平方元基くん(キャプテン・ハーロック役)

最初にも書いた通り、予想以上にビジュアルがハマってて…期待通りでした!!あのドクロがど真ん中にボーンとある独特の衣装を見事に着こなしてましたよ😆。

これまでは、歌はなかなかいいんだけど今ひとつ何か物足りなさがあるなぁと感じる役が多かったんですが、今回のハーロックはその壁を越えたな!と感じるほどカッコよくて最高でした!歌声がまた一段とレベルアップしたのではないでしょうか!

特に2幕のソロの部分は劇場全体を包み込むような迫力があって、おお!そこに皆の憧れの力強いハーロックいる!!って感じられたんですよね。素晴らしかったです。

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クレア役の美山加恋さん、ガラスの少女という設定でしたが、とにかく可愛かった。ドラマで子役出演しているときから綺麗な顔立ちだなと思っていたけど、成長した今は名前の通り可憐な雰囲気が出ていて目を惹きます。

車掌役のお宮の松さん、銀河鉄道999の車掌さんはいつも汗汗してて落ち着きがないキャラですが、途中でパタっと転んでみたりとそのイメージのまんまで楽しませてもらいました。顔は半分出してるって感じだったかな。97年の三谷六九さんは目のところが光るところまで再現してたので、今回もそれを期待したんですけど(笑)、でも十分車掌さんに見えたからよかったです。

クレア役の美山さんと車掌役のお宮の松さんは、休憩中にも放送で客席を楽しませてくれていました。私そのこと知らないでトイレの列に並んでたら、スピーカーから二人の声が延々と続いてて・・・しかも、最終的には舞台上にまで出てきていたようで、あ~~、もう少し我慢してればよかった!と後悔しちゃいましたwww😅。

「私と車掌さんだけ、歌のソロがないんですよ~~!!」と二人で嘆き節だったところは聞こえましたww。トイレで並びながらここはちょっと吹いた(笑)。美山さんは2幕に少しあるんだけど、車掌さんは歌わないままでしたからね😅。

後述

97年版の『銀河鉄道999』のほうが、ストーリーとしては分かりやすかったし、歌も覚えやすいというのもあったけど・・・今回の40周年記念の舞台はそれとは違う視点から描いていたような気がするので、こういう世界観もありかなと思いました。

それに今回はキャストがすごく頑張ってて見応えあったし、特にあっきーのピュアな鉄郎を満喫できたことはすごくお得感があって楽しめました!改めて、色んな役をこなせるようになったんだなぁと。あっきーのミュージカルデビュー作からずっと見てきたのでなおさらね。

銀河鉄道999のDVDは2018年12月に発売されました

この日は運よくトークショーも終演後にあったので、次の記事でレポートしたいと思います。

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