劇団四季『オペラ座の怪人』リハーサル見学会 2023.03.02

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2023年03月02日マチネ公演終了後に『オペラ座の怪人』リハーサル見学会イベントが行われました。

オペラ座イベントの第1期の時は4回の内1回きりしか当選しなかったので、第2期の今回も全く当たる気がしなくて(苦笑)予定空けることになるだろうなとすら思っていましたw。ところが、まさかの当選通知が(しかも申し込んだ2回分とも)!!あんなに当たらなかったのはいったい何だったのだろうというほど呆気なかったのでビビってしまったw。
実際のところは、どうやら300人限定としていたものを人数緩和して200人増やして500人までOKになったのが大きかったようです。それで拾ってもらえたという事で、ありがたや。

参加人数が増えたという事で、今回は1階席最後列までに加え2階席にも人を入れていました。私は1階席の後ろA列エリア。初めてこの場所に座ったのですが、舞台上までの距離は比較的近い印象がありましたね。ただ、2階席のせり出し部分がかぶっているので見切れがどうしても出てしまう(これがA席にランクダウンした所以かと 汗)。1幕クライマックスのファントムシーンは見えないだろうなと思いました。

それを、今回のイベントで自ら思い知る羽目になろうとはwww。

イベントの全体の流れとしては、前半の15分くらいがリハーサル見学、後半の20分がトークといった感じ。本編終わって一度退出してからの17時スタートで、終わったのはだいたい17時40分前後あたりだったと思います。

3月2日マチネ公演の本編感想↓

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『オペラ座の怪人』大阪公演 リハーサル見学会 2023.03.02

リハ見司会担当
日浦眞矩さん(ムシュー・レイエ役)

リハ見前にまず日浦さんから開始前のご挨拶がありました。本編の時の可愛さがそのまんまの笑顔で、物腰もとても柔らかそうな方だなぁというのが第一印象。語り口も穏やかでなんだか聴いているだけで癒されてしまいました。

リハーサルは公演前に行うものではないのかとよく聞かれるけれども、公演後にもちょくちょく行っているそうです。長期公演を新鮮に行うためのブラッシュアップだったり、新役を演じることになる役者さんのお稽古をしたりというのが主とのこと。たしかに新しい役に臨まれる人のためのお稽古としては公演後のほうが熱量も残っているだろうしやりやすいかもしれないなと思いました。

今回四季のリハ見イベントに参加するのが本当に久しぶりだったのですが(2019年のノートルダムの鐘以来→詳細)、これまでは公演前のリハ見というスタンスで行われていたんですよね。なので今回はコロナ禍対策の意味合いもあってわざわざ公演後にお稽古風景を再現してくれるのだろうかと思ってしまったのですが(汗)、そうではないという事が日浦さんのお話でよく分かりホッとしました(←イベントのためにカンパニーの皆さんに負担かかってしまうのではと思ったところもあったので)。

この日行われるリハーサルの場面は1幕の♪イル・ムート♪ということで、舞台中央には巨大なベッドのセットと下手側にカルロッタたちが座るようの椅子が用意されていました。この時は「おっ!イルムートのリハは初めて見るかも!」とテンション上がりましたねぇ。その後のバレエのリハは以前見たことがあったのですが、がっつり劇中劇のイルムートを稽古シーンとして見れるのは初めてなので嬉しかったです(この数分後にあることに気づくわけですが 苦笑)。

リハーサルを先導して行うのは、ダンスキャプテンの吉村侑姫さん(本編ではアンサンブル)と音楽担当の小川晃世さん(本編ではアンサンブル)

このお二人の紹介を以て日浦さんのご挨拶は終了。「私もこの後稽古に参加するのでバトンタッチしたいと思います」とにこやかに一旦ご退場。場の空気を柔らかくしてくださった日浦さん、ありがとうございました。
ちなみに、紹介された吉村さんと小川さんがちょっと登場されるのがおそくなってしまっていたからか、日浦さんの「どうぞ」という声にカルロッタ役の河村彩さんがフライング登場しそうになって慌てて袖に引っ込むというミニハプニングがww。この時の河村さんの「え!?まだ??」的なワタワタっぷりがめちゃめちゃ可愛かったです(笑)。

♪イル・ムート♪リハーサル

リハーサル見学ということで、客席中央ブロックは演出をつける吉村さんと小川さんのためにかなり広く空けられていました(10列くらいはあったと思う)。

♪イル・ムート♪シーンに登場する役者さんたちが呼ばれて舞台上に現れると客席からは大きな拍手が。普段とは違う光景に皆さんちょっと緊張気味っぽかったですね。

最初に舞台の上のフォーメーションの確認を行い、その後に歌を付けていくような感じ。舞台袖からメグやドレッサーさんたちが登場して「つみ・つく・り」のあと下手椅子へと笑いながら捌けてく時の流れの動きが入念に行われていました。

いやぁ、なんか、めちゃめちゃ新鮮でしたよ、素顔で演じられる♪イル・ムート♪場面を見るのは!!本編では劇中劇の登場人物クリスティーヌとカルロッタ以外は白塗りのバカ殿みたいになってますからね(笑)。なんだか全く違う演目を観ているかのようw。リハ見じゃなければ素顔で、しかも稽古着で演じられる♪イル・ムート♪なんかお目にかかれないわけですから、すごく貴重なものを目撃してしまったというお得感がありました。

で、途中からアッティーリオを演じる高井さんも登場されたのですが…このときの出てき方がめちゃめちゃキュート!舞台本番の時にはあんなに堂々と演じているのに、リハの時は一回り小さく見えるというか、ちょっと控えめな雰囲気で可愛らしい高井さん。上下黒の稽古着もお似合いでした。

あと、5番ボックス席にはグレーのパーカーを着た岸くんの姿が!!リハ中も途中で肩肘をついたりクリスティーヌの動きにクスクスって笑みを浮かべたりしてて可愛かったです(本番のほうがもっとリアクション大きめですがw)。で、セラフィーモ演じてる海沼さんが…素のお姿もめちゃめちゃ美しくて可愛らしくてビックリ!!足をバタバタさせてる場面なんてお人形さんのよう。あれはかなりの衝撃でした。
反対側のボックス席には日浦さん金本さん。久しぶりに見たなぁ、メイクしてない金本さん。ちなみに、リハ見中は金本フィルマン…最後まで起きてました(笑)。

動きの一つ一つを細かくチェックしたり、歌の合わせのところを確認したりといった作業が少し続いていましたが、吉村さんも小川さんも穏やかで「こうしたらいいですよ」的な指摘のされ方だったかな。褒めて伸ばす、的な感じ。「~さん、大丈夫ですか?」みたいな呼びかけには俳優さんもスタッフさんも「はいっ!!」とハキハキお返事されていてとても気持ちがいい。すごく良い雰囲気でお稽古されてるんだなと思いました(お客さんが入っているからというのもあるかもしれないけどw)。

そしていよいよ本番の音楽を入れて通してやってみましょうという事になり…、ここで私はある重要なことにようやく勘付くのです。そう、A席エリアからは見えない見切れ場面が唯一あるのがこの♪イル・ムート♪シーンなわけです(汗汗)。
「雄太さん、大丈夫ですか?」の呼びかけに元気よく「はーい」と朗らかな声が響いてきたとき、その姿が全く見えないという現実に直面した私(苦笑)。もしかしたら素の岩城さんに会えるかもと楽しみにしていた私の期待がほとんど果たされないことになろうとは(しかも、いらっしゃるのに見えないという異常事態 苦笑)。

カルロッタのカエル声の場面になった時に聴こえてくる、岩城ファントムのあざ笑う声。どんなに体を横にしてみても…全く見えない岩城さんの姿…(汗)。私の隣近所に座っていた皆さんも同じ行動を取っていましたがw、ついに最後まで見えることはなく。

岩城さん、どこーーーー!??ってなっているうちに♪イル・ムート♪の場面終了(苦笑)。

えっと、あの時私と同じ憂き目を見たのって…A席エリア後方の方だけだったよね?ほとんどの参加者の皆さんは見えてたと思う。よりによってなぜ今回♪イル・ムート♪だったんだーー!とこの時ばかりはちょっとヤキモキしてしまいました(苦笑)。一部の人だけ見えないシーンがあるっていうのは今後ちょっと考えてほしいところではあるかも。

このあとはバレエシーンのリハ見へ。

バレエの時は型がかなりチェック入ってました。あと、「花の匂いが漂うような雰囲気で」といったような細かいイメージも伝えられていてなかなか見応えあり。このシーンは皆さんバレエダンサーメイクしているのでメグの立ち位置が今ひとつ分からなかったのですが、今回ようやくどこにいるのか分かったのは大きな収穫でした(次に見た時また忘れてしまいそうだけど 汗)。
それから、ケイン君の素の姿でのダンスシーンが見れたのは嬉しかったなぁ!本編では麗しい笑顔全開ですが、リハ中は引き締まった表情が多く凛々しさが増していました。

こちらも一通り本番の音楽で最終確認が行われました。その準備に取り掛かってる時に吉村さんと小川さんが「そういえば、この前のオフステの時にここのバレエについて話が出てましたよね」みたいに遠慮気味トークw。場をどう繋ごうかちょっと戸惑ってた感じで最初は何を語っているのかよく分からなかったのですが、リハ本番が始まる寸前にちゃんと聞こえるようになって。「あの時も話に出てましたが、バレエの型は当時の時代を表したものになっているのでよかったらそこもチェックしてみてください」といったコメントがありました。そういえばあの時その話題けっこう熱く語ってたなぁと。

「皆さんとても奇麗です」というお二人の絶賛でバレエシーンのリハも終了。客席からの大きな拍手も送られ、盛況のうちにリハーサルは終わりました。皆さん、お疲れの中本当にありがとうございました。大勢の観客の前でリハーサルするのってすごくやりにくいと思うのですが(なんか見ていて途中で申し訳ない気持ちも湧いてきた 汗)、とても貴重なものを魅せていただきました。

この後、舞台上には椅子が並べられて事前に募集した質問に役者さんが応えるというトークコーナーへと入って行きました。

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トーク参加者

司会:渡辺吾郎くん(アンサンブル)

参加者:海沼千明さん(クリスティーヌ)貞松響くん(宝石商ほか アンサンブル)高井治さん(アッティーリオほか アンサンブル)早水小夜子さん(コントラルトほか アンサンブル)吉村侑姫さん(アンサンブル)

メインキャストは海沼さんのみでしたが、高井さんや早水さんというレジェンド級ベテラン(お二人はかつてオペラ座でメインキャストでしたし)のキャストさんが参戦するというかなり豪華な顔ぶれだったと思います。
渡辺君はとても朗らかな雰囲気で司会もスムーズに進行。けっこう慣れた感じでした。

Q1. 初めて舞台に立った時の思い出は?

海沼さんはクリスティーヌ役デビューで♪Think of Me♪を初めて本番で歌った時に後ろの方から見ている人たちのパワーをすごく感じたとのこと。この時に浴びた照明の景色は今でも鮮明に覚えているし一生忘れないと感慨深そうに語っていらっしゃいました。

貞松君は「オペラ座の怪人」で初めて出演した時も宝石商役だったそう。このアンサンブルの役は本編の冒頭オークションシーンの時にハンニバルのポスターを掲げることにもなっているのですが、初めて参加した日は緊張しすぎて肩が上がってしまい鳴らさなければいけない音が全く出せなかったのだとか(ポスターを下ろした時にバシィっと音を立てるやつ)。その予期せぬハプニングにパニック状態になった貞松君は最後までずっと汗が止まらなかったと。なんか想像するだけでも聞いてるこちらも冷や汗掻きそうなエピソード(汗)。
その日の舞台が終わった後にお稽古などで面倒をみてくれていた佐藤圭一さん「今日かいた汗をずっと覚えていなさい」と言葉をかけてくれて、これが今でも貞松君の核になっているそうです。初心を忘れない大切さを持ち続けてるってことだよね。

この話に関して渡辺君が補足してくれたのですが、劇団四季では教えてくれる人を「親」、教えを受ける人を「子」と呼んでいるそうです。

Q2. 子どものころ何をしていましたか?

吉村さんは子供の頃からずっとバレエ漬けだったとのこと(4歳の頃からやってたそう)。小さなころはバーにぶら下がることばっかりやってたと笑っていらっしゃいました(ホントは良くないんだけどって笑ってたの可愛かったw)。

Q3. 緊張したらどう対処しますか?

渡辺君「僕はめちゃめちゃ緊張しぃなので、対策聞いてみたいです」高井さんに質問を振ったのですが…少し縮こまりながら「僕も緊張しますよぉ」とちょっと小さな声で反応されてたのが可愛かった。でも低音ボイスがめっちゃ大人っぽくて、そのギャップが最高なんだよねぇ、高井さん。これに対して渡辺君が「全然そんな風に見えないんですけど」と不思議そうな顔をしながら緊張対策について聞き出そうとすると…「どうしようもないので、間違えないように一生懸命心がけてやってます…」と控えめなコメントをする高井さんw。シャイな回答にほっこり。

貞松君も「ポスターの音出せなかったくらいなので」ってことで緊張するとww。でも、見に来てくれるお客さんの中にはもしかしたら一生のうちの最初で最後で来た人もいると思うから毎日緊張感を忘れずに演じていると語っていた言葉がとても印象深かったです。お客さんをしっかり意識してくれているコメントはとても嬉しいです。
この回答に渡辺君が「情熱大陸みたいだね」と返しててほのぼのした笑いに包まれてましたw。

さらに「早水さんは緊張なんてされてないですよね?」と振った渡辺君。すると早水さんがちょっと身を乗り出して興奮気味に「いつも緊張しないように見えるって言われるんですけど、私だって緊張してるんですっ」と反論ww。
早水さんの『キャッツ』のグリザベラ役を演じた時のエピソードが面白かったです。あまりにも緊張しすぎて、ビッグナンバーの♪メモリー♪を歌う直前に体に震えがきてしまい履いていたハイヒールの踵からのカタカタ音が他のキャストに聞こえてしまったことがあったらしい!最初皆何の音か分からなくて「え!?どこからの音??」みたいに雰囲気がざわついていたと(笑)。それでますます緊張して出だしの音が上手く出せなかったほどだったらしい。今となっては面白エピではありますが、その時の早水さんの心境を想うと心臓止まりそうな体験だっただろうなと思いました(汗)。

これらのエピソードを聞いて「皆さん緊張されると聞いて安心しました」とホッとした笑みを浮かべていた渡辺君が可愛かったw。すると早水さんが「高井さんがするくらいだから、緊張しない人なんていないと思いますっ」と主張(笑)。高井さんってどんだけ緊張しない人って思われてるんだろうかと思ったらなんか吹き出しちゃったよww。

Q4. 出演者だからこそ知るオペラ座トリビアはありますか?

まず口火を切ったのは渡辺君「ハンニバルのシーンの時の衣装、僕だけまだ仕上がっていないという設定でスーツなんですよ」とちょっとドヤ顔していたのですが、思ってたより客席からの反応は薄めでww。気づいた人はいますか?と挙手を求めると…参加した3分の1くらいは手を挙げていたかなとw。それを見て「そんなトリビアじゃなかったですね」と凹んじゃってたのが可愛かった(←ごめん、私も知ってました 笑)。

早水さんは四季の「オペラ座の怪人」草創期を知る一人としてクイズ形式でトリビアを披露してくれました。舞台の上がバレエダンサーが滑らないように滑り止めの工夫がされているそうなのですが、初演の日生劇場の時に外国から指定されていた床の作り方が日本の消防法に引っかかって実現不可能という事になってしまったと。そこである苦肉の策を講じたということですが、それはいったい何だったでしょうかというもの。

渡辺君以外のキャストの皆さんは知らない様子で、誰か(海沼さんか吉村さんか忘れちゃったけど)が考えて導き出した答えが「ボンド」だったのがめっちゃウケたwwww。これに対しての早水さんの「ぼんどぉ!???」っていう聞き返しがまたツボ(笑)。渡辺君は「それくっつきそうですよね」なんて普通に反応してたけど、いや、ボンドだったらその場から動けなくなっちゃうでしょwww。

客席にも聞いてみましょうという事で、渡辺君の三択クイズ。
①消石灰 ②塩化カルシウム ③砂
渡辺くん、クイズの合間に「えぇ~~」ってちょっと考えるような声を挟んで入れてて私は見事にそれに騙されましたw。うまいこと引っかかっちゃったよーー。

正解はなんと、「えぇ~」とうまい具合に声を挟んだ末に発していた選択肢の③砂でした。けっこう多くの人が騙されてたw。

早水さん曰く、「砂とコーラ撒いてました」と!!まさか滑り止めのためにコーラが出てくるとは思わなかったから私もこれにはビックリです。糖分でベタベタするという事でコーラが選ばれたらしいのですが、「舞台の上はそのせいでネッチョネチョでした」と(←かなり強調されてた 笑)。今はマダム・ジリーを演じている秋本みな子さんは初演の時にアンサンブルを演じていたということなので砂とコーラの舞台に出てた一人としての感想を聞いたところ「そう!!ネッチョネチョだった!」と即答が返ってきたそうです(笑)。そりゃそうだろうwww。
こういった苦労の末に今の「オペラ座の怪人」はあるのだなと思える貴重なエピソードでした。

ここでタイムアップ。今回も興味深い楽しい話をたくさん聞くことができて楽しかったです。次は岩城さんのトークもぜひ聞いてみたいなぁ~。

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