劇団四季『オペラ座の怪人』オフステージトークショー 2023.05.18

2023年5月18日『オペラ座の怪人』マチネ公演後にオフステージトークショーが行われました。

※本編終了後は一度劇場から出て約30分の準備時間の間は外で待つことになっていました(劇場階ロビーでの待機は禁止)。

今回は事前抽選申し込みの当選発表からけっこう時間が経っているということで、開催1週間前くらいに参加意思の確認メールが来ました。この確認に回答しなくても当選は有効とのことでしたが、1階S席ゾーン(後ろ通路前辺りまで)まで設けてあったものの前方から中盤にかけてちらほら空席も目立った感じでしたね。それでも大体8割は埋まってる状況で、今回のトークショーへの期待の高さが伺われました。

座席案内が来たのは公演日前日とかなりギリギリだったのでちょっとハラハラしたんですが(確認メールが届いてなくて無効にされたのかと思ったほど 苦笑)、今回はだいたい真ん中席あたりの一番全体を見渡せる場所が割り当てられて非常に快適に楽しませていただきました。

客席内に入って目に飛び込んできたのは、”怪人(ファントム)の隠れ家”セット。その前に出演者用の椅子が並んでいるといった感じ。ちなみに椅子の配置は5類移行前に比べるとだいぶ狭まっていて距離感が通常通りになっていましたね。
この光景を見たときに、これは今日のオフステはかなりの大物キャストが揃うのではないかという期待感が一気に高まりました。隠れ家セット出してくるってことは・・・ファントム関連必至だよねみたいなw。そしてその期待は的中することになるわけで、ほんと充実した楽しい時間でございました。この日を選んで正解だったぞ、自分っ!

5月18日マチネ公演の本編感想↓

以下、ネタバレを大いに含んだトーク内容になります。

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『オペラ座の怪人』大阪公演 オフステージトークショー 2023.05.18

司会担当

佐和由梨さん(マダム・ジリー役)

トーク参加者

清水大星くん(ファントム役)藤原遙香さん(クリスティーヌ役)岸佳宏くん(ラウル役)平良交一さん(フィルマン役)永井崇多宏さん(ピアンジ役)

まず驚いたのは、佐和さんが司会担当されていたこと。私はてっきりオペラ座愛が海のように深い増田さんか林さんが来ると思っていたので。素の佐和さんを拝見したのは…もしかしたら「壁抜け男」イベントのとき以来かもしれない。登場されたとき咄嗟に「あ、M嬢が現れた!!」って思っちゃったくらいなので(笑)。あと、遠目から見ると雰囲気がちょっと、タレントのYOUさんにも似てるなぁ・・・なんて(あくまでも個人的視線ですが)。
ちなみに、永井さんも私が通いまくっていた頃の壁抜けメンバーのお一人(画家役)。密かにあの頃を懐かしく思い出し一人胸熱くしていた私です。

平良さんはジェントルマンな雰囲気なのにとてもラフなお姿で若々しく見えたな。藤原さんはワンピースがとても可愛らしくクリスティーヌの現代版みたい。岸くんは爽やかで笑顔がキュートで実はオモロそうな青年って感じw。服装よりも足元の超派手な靴下が気になって仕方なかった(笑)。永井さんもとてもラフな格好で気さくでとても可愛い方。トークが進行していくうちに、永井さんがカンパニーの中でめっちゃ愛されてるんだなと実感。これは後ほどレポで触れるかとw。
そして清水くん、光田くんもだったけど・・・韓国出身の役者さんはホント背がスラリと高くモデルみたいな体型で惚れ惚れします。初めて素の清水くんに会ったけど・・・髪の毛が直毛でサラッサラ!!登場したとき一瞬誰だかわからなかったくらいです。劇中であんなサイコなファントムを演じていた人と同一人物とは思えないくらい穏やかそうな微笑みをたたえた好青年でございました。

まず佐和さんからトークショー全体の流れの説明が。怪人の隠れ家セットと絡めた今回のテーマは「オペラ座の怪人の秘密を解明していく時間」(←違うネーミングだった気がするけどたぶんこんな意味合いのやつw)。これを聞いた参加者の皆さんからはちょっと戸惑った空気が漂ってた(笑)。
その様子を見て”やっぱりそうなったか”みたいに察した佐和さんが「このテーマの立案者はアンドレ役の増田守人さんです」とニンマリ発表w。その直後に客席からチラホラ笑い声が漏れておりました(←私もその一人だったりする 笑)。あぁ、増田さんならこのテーマ考えるの納得だわ、みたいな。35周年記念トークショーの時にすごい熱くオペラ座愛を語っていらっしゃいましたから(当時のレポ参照)、今回のテーマもさぞかし力入れて考えられたんじゃないかなぁと微笑ましく想像してしまいました。

『オペラ座の怪人』の秘密について

ファントムとの関係

平良さんはこの質問に相当戸惑いながら「あえて言うなら無関係」と(笑)。アンドレもフィルマンも何も内情を聞かされないままオペラ座に入っているので、むしろ「ファントムから見て支配人がどう見えてたのか知りたい」と苦笑いされてましたw。

岸くん「恋敵」と。若い時のシーンはファントムについてほとんど知らないままだったけど、オークションシーンの時にはかなり知っているはずなのでその役作りが難しいと語ってたかな。ファントムとの関係を語る時に軽く清水くんとアイコンタクトしてたの可愛かったw。

藤原さん「エンジェル」と。物語が進んでいくにつれて多少感情の揺れはあるけれど、最終的には自分を支え守ってくれる”エンジェル”という存在には間違いないとしっかりした意見を語ってました。これはファントム演じてる清水くんも嬉しかったと思うぞ。

清水くんは自分で自分を語るってスタイルになるのでちょっと戸惑っていた感じでしたが、「ちゃんと答えなきゃと思ってメモ書き持ってきてしまいました」と告白。たしかに手にはA4用紙が握られてて(トークの進行表みたいなやつだったのかな)、「このメモを全部読んだ回答になっちゃったらごめんなさい」と申し訳なさそうにしてました。
持ってた用紙が気になってオペラグラスで覗いてみたんですが…想定史料みたいな文がビッシリ書かれててビックリ!清水くんは韓国出身の役者さんなので日本語で自信がない部分もありそうってことで事前準備してくれたのかもなんだけど、その心意気だけでもう感動ですよ。真面目で繊細な子なんだねぇ。

トーク前に「ファントムの出生について語るのが良いんじゃない?」みたいにアドバイスされたという事で、事前資料を基にファントムの生い立ちから過酷な経験を経てオペラ座に辿り着くまでの過程を丁寧に解説していく清水くん。メモを読みながらだったらごめんなさい、なんて謝ってたけど、私が見た限りでは殆ど空で語ってたよ!ファントムの役作りをするにあたって原作読みこんで一生懸命研究したからこそのあのトークだなと思いました。
他の参加してた役者さんたちも清水くんのことを「ほぉ~~!」って感じで温かく見守ってて、佐和さんは「何か、一つの物語を見たような充実感がありました」みたいな素敵な感想を語っていらっしゃいましたね。真面目で繊細な清水くんの一面が見れて嬉しかった。

永井さんはそんな清水くんの後でちょっと恐縮したようになっちゃってましたがw「ピアンジとファントムは一番遠い存在なんじゃないかな」と。唯一接触するのが「●されちゃう数秒だけなんで」と苦笑いして会場の笑いを誘ってましたw。

ただ、ファントムはピアンジに対してものすごい嫉妬心を抱いていたというエピソードは興味深かったです。作品の主役を演じていること(ハンニバル)や、クリスティーヌの相手役を演じた(ドンファンの勝利)ことに対してファントムは激しい嫉妬を抱いてたと。この話を聞いて、ようやくピアンジがカーテンの惨劇の犠牲者になってしまった理由に合点がいきました。なるほどね!この後の永井さんの「いい迷惑なんですよね」の苦笑いの一言には思わず吹き出したwww(←この時、清水くんが「ごめんね」とばかりに永井さんの肩にポンと手を当てて笑ってたの最高だったw)。
ちなみに、ファントムが「ドンファンの勝利」を捜索してる時点でピアンジを抹●しようとしてたのか、本番中に嫉妬心が募って●ってしまったのかは解釈が分かれるところみたいです。

佐和さん「一番近い存在」と。おそらく登場人物たちの中で一番古く接してる人物っぽいですものね。それ故、「常識では考えられない信頼関係が二人の間にはある」と思ってるそうです。なるほどねぇ。たしかに常識を超えた関係っていうのは納得かな。

この佐和さんのコメントは永井さんのコメントのすぐ後に挟まれてたので、永井さん的にはまだ自分の番が続いているという感覚だったらしく「あ、それは佐和さんの番に移ったってことなんですね?」みたいにやんわり確認してたのめっちゃ可愛くて笑いましたwww。永井さん、もしかして少し天然さんぽいかも??舞台上の永井ピアンジにはいつも癒しを感じているのですが、素の永井さんもまんま癒しを与えて下さる方なのかも!!と密かに小躍りして嬉しくなってた私です(笑)。

ファントムについて知ってる秘密

藤原さん「クリスティーヌしか知らないファントムの一面は、彼の弱い部分やコンプレックス」と。一番近くでそれを感じてるのはクリスティーヌだからこそ、ラストシーンの時まで彼に対する”愛”を無くすことはなかった…といった趣旨のことを語ってましたね。指輪を返して去る時にもちゃんとファントムへの想いがあったんだと分かって嬉しかった。
接し方としては、最初に出会った時は「心の拠り所」だけど最後の隠れ家の時は「弱い部分を曝け出しているファントムに寄り添いたい」という想いが込められてるそうです。あくまでも藤原さんの考えるクリスティーヌ像として、と前置きはありましたが、とても素敵な考えだなと思いました。

清水くんは、初めてクリスティーヌと会った時の想いについて「彼女の歌声が自分自身にとって必要不可欠なもの」と。これは以前洋輔くんも同じようなことを語っていましたね。何が何でも自分の音楽の中にクリスティーヌの声を取り入れたい想いが強いと、言葉を一つ一つ選ぶように語っていた姿が印象的でした。
ラストシーンでファントムが「我が愛は終わりぬ」と歌いますが、原語では「あなただけが私の音楽を羽ばたかせることができる」というニュアンスになっていると(クリスティーヌが去ったことで音楽が終わってしまったという意味)。クリスだけが音楽の源であるという意識はずっと続いているので『愛は終わった』のではなく『彼女への愛は永遠』という意識は変わらないと力強く語ってました。うん、深いね!日本語訳だとどうしても略されちゃう事情があるけど、その中に込められた意味を想いながら聞くとより一層「オペラ座の怪人」を堪能できるってことだと思います。

岸くん「ラウルにとってファントムは最初は分からない存在だったけど、2幕のマスカレード以降徐々に実像が見えてくる」と。彼的には、クリスティーヌがファントムを愛していると悟るタイミングが日によって違うそうです。
ファントムへの印象については、彼女を愛する熱量を知っていくうちに自分の中で変わってくると。その時々のファントムやクリスティーヌの気持ちを受けて芝居しているので、毎回自分がどんな想いに囚われていくのか分からないところがあると語っていたのが印象深かった。

ちなみに、清水ファントムから見たラウルの印象は「無礼な若造」だそうです(笑)。この時の岸くんと清水くんの”だよね”みたいな楽しそうなアイコンタクトがすごく可愛かった!劇中では絶対見られない光景なのでめっちゃ貴重!!
ラウルはファントムとは正反対の人生を歩んでいて欲しいものはすべて持ってる存在と。でも「クリスティーヌ以外は」って付け足してたのがファントムの嫉妬っぽくてなんか面白かったw。

ここまであまり出番が回ってきてなかった平良さんは、皆の話をめっちゃリラックスして聞いててw。佐和さんから「お待たせしました」と突然振られてちょっと「え、僕も?」みたいに我に返ってたのが面白かった(笑)。
フィルマンが知るファントムは?との問いには困惑しながら一言「ないんじゃないですか」と(笑)。うん、その回答はある意味正しいかもって思ったww。でもこれだけでは味気ないので佐和さんが「どう思ってるかは?」と突っ込んでみると「何か最初に情報入れてれば支配人なんか受けなかったはずなんだけど」とw。うん、それも全くその通りだと思う(笑)。

この後もかなり考え込んでいらっしゃったのですが、そんななかで絞り出した回答は「自分の住処に挙動不審な人がいるっていう感覚」とw。しかもその相手が●人鬼だと知った時の恐怖、と。さらには「コンビニにいるヤバい人的な」というイメージを膨らませてると。
平良さん、予想を超える斜め上からの回答が秀逸すぎてさすがでしたね(笑)。でも、何も知らない人から見たファントムのイメージの例えとしてはものすごく分かりやすかったですよ。

永井さんがうーんと考えた末に思いついたように発した回答は「腕力」www!!!つまり、2幕でファントムに●される時の腕力の強さということで(笑)。これには客席もキャストも大笑いw。当の清水くんなんかA4のメモ用紙で顔を隠しながら爆笑しまくっててめっちゃ可愛かったぞ!
永井さん曰く「そこしか接点がない。あの腕力には”マヂか!?”みたいな」と(笑)。あの強さを知るのはブケーと自分だけと飄々と語ってる永井さん、面白すぎww。するとこの話を聞いてた岸くんが「僕もちょっと知ってます」と参戦(←2幕の隠れ家シーンね 笑)。「あ、そういえばそうだよね!!」と仲間意識が芽生えた永井さんとにっこりアイコンタクトする一幕もwww。間に挟まれた清水くんはもう笑うしかないw。

佐和さんは「ファントムの隠れ家の場所を知ってます」とドヤ顔w。それから「彼の才能と怖さ」みたいなコメントされてたかな。

清水くんはファントムについて「ラストシーンでクリスティーヌに愛を告げているけれど、もっと最初の方にそれを言っていたらもしかしたら彼女の愛を得られたのかもしれない」と分析。これに関して、彼は「その選択を知らなかったのではなく、選ばなかったのだと思う」というコメントは実に興味深かったです。それゆえに、クリスティーヌと別れる運命が訪れるのは”必然”だったような気がするし”人間的”だという解釈が印象的だった。

増田さん考案のテーマはここまで。後半は事前に募集した質疑に参加者の皆さんが応えるコーナーになりました。

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質疑応答コーナー

お気に入りのシーンや思い入れのある小道具は?

清水くんが回答。思い入れがあるのは「マスク」。自分の顔に合わせた特注品なので思い入れも深いそうです。

好きなシーンについては、初めて『オペラ座の怪人』を見た時の感想から。ミラーのシーンでファントムが初めて姿を現し、ラウルが「エンジェル!?」と発した直後にお馴染みの音楽がバーンと流れてきた瞬間が一番テンション上がるそうです。特に初めて「オペラ座~」を見る人は彼と同じ感想を持つ方多いんじゃないかなと思います。

それにしても清水くん、本編であんなに猟奇的な人物を演じた人と同じとはとても思えないような穏やかで和やかな雰囲気だったなぁ。初めてオペラ座を見た時を思い出しながら微笑んで語る姿がとても可愛らしかったよ。役者ってすごいなと改めて。

初めて自分の衣装を着た時の感想は?

藤原さんが回答。東京公演ではアンサンブルとして出演していたとのことですが、その時からクリスティーヌの衣装への憧れはかなり強かったそうです。大阪公演で出演が決まった時に衣装をフィッティングする時は喜びがダダ洩れしまくりだったとw。一番のお気に入りは2幕の支配人室での上下ブルー衣装。

ちなみに、クリスティーヌの衣装は劇中最多だそうで全部で12回着替えがあるとのこと(羽織なども込み)。これ、よくPR番組とかでも出てくる話題なんだけど、クリスティーヌ役の人は本当に大変だろうなと思います。
でも1着しかない佐和さんは(ジリーさん真っ黒衣装オンリーだもんねw)「いいわねぇ」と羨ましそうでしたw。

1幕最後のAIAOYのシーンでの衣装はめちゃめちゃ重いらしく(本物のビーズ装飾とかもあるので)、歌の最後にリフトしてもらう時いつもラウルを演じる役者さんに「(重くて)ごめんなさーーい!」心の中で平謝りしてるんだとか(笑)。表向きは「あははは~」と笑いながらも内心では気が気じゃない藤原クリス、可愛すぎww。
それを聞いていた岸くんがすかさず「いや、全然軽いですよ」と頼もしい一言。さすが優しい子爵様!

子どもの頃の思い出

この質問に関しては佐和さんから「個人的にこれはぜひとも永井さんのお話を聞いてみたいんです」と直々のご指名がw。「みんな楽しみにしてるんです」と期待値グングン上げて永井さんに迫る佐和さんが面白すぎた(笑)。このやり取り聞いて、永井さんってカンパニーの中ですごい愛されキャラな存在なんだなぁと思いました。佐和さん以外の皆さんの視線も永井さんに興味津々って感じでしたしw。

これに対してちょっと困惑したように「今思い出すのは骨折した痛い思い出くらいしか…」と苦笑いしてた永井さん(けっこうな数骨折してたらしいけど、これに関する詳しい話はスルーww)。その末に色々と考えを巡らせてパッと思いついたのが、大きな舞台でちゃんとした芝居をしたエピソードでした。
小学校1年の時に経験したとのことで、演じた役がウサギの兄弟の末っ子だったと。罠にはまったお母さんウサギの元に駆けつける時に永井さんが演じたウサギが転んだ時(台本通り)に、客席からすすり泣く声が聞こえてきたそうな(実演付きで再現されてて清水くんなんか肩震わせて笑ってたwww)。この瞬間に、客席が感動してるんだなというのを悟ったそうで、舞台の記憶はそこしかないとのことw。「今の質問をされて急にこの思い出がよみがえってきました」と朗らかに笑う永井さん、可愛すぎかっ!!素のトークも癒し系そのものではないか~~w。ちなみにこの時は役者になりたいとかいっさい思ってなかったそうです(笑)。

演劇に恋したきっかけは

この質問は岸くんに。初めて触れた演劇が、高校の課外授業として見た劇団四季の『李香蘭』だったそうです。演劇を目指すきっかけにもなったそう。海外作品じゃなくて日本発の、しかも『李香蘭』がきっかけになったのは意外だなぁと思いました。
ちなみに、私が四季の会に入会したきっかけになったのが『李香蘭』なんですよね(出会いは日生劇場のオペラ座の怪人でしたが、そこからしばらくはまだ一般客だった)。当時杉本役で出演していた芥川英司さん(現・鈴木壮馬さん)の流した涙に一瞬で恋に落ちそのまま入会して今に至っております。

本格的に芝居に目覚めるきっかけになった作品は『CATS』だったそうです。スキンブルシャンクスを演じることになった時、稽古場でソロナンバーを歌っていると(この時アカペラで一節歌ってくれた!)当時の演出家の浅利さんがやってきて「ちゃんと情景を浮かべながら歌え」と細かく厳しいダメ出しをされたと。そこで初めて「演劇ってこんな風に作るものなんだと開眼した」みたいなエピソードを語ってくれました。

出身地の一押しグルメ

これは、沖縄県出身の平良さんに。佐和さんから「液体じゃないやつを」とリクエストされww「泡のたたないほうのね」とニンマリしてたのが面白かった(←泡盛ね 笑)。

スタンダードな「沖縄そば」もいいけれど、それ以外でということで平良さんが紹介してくださったのが「マースニー(煮)」。”マース”というのは沖縄の表現で「塩」という意味だそうで、塩水で魚を蒸し煮をする調理方法のことを差しているのだとか。魚は鯛のような白身魚が一般的とのこと。
シンプルな料理方法だけど、魚本来の旨味を味わえるのでとても美味しいと絶賛されていました。「お店で食べるとちょっと高額なんですが」と苦笑いでしたがw、沖縄に行った時にはぜひ食べてほしいとおっしゃっていました。

ネットで調べてみると、作り方とかいろいろ載ってますね。ANAのサイトにはお店の情報もありました。

沖縄に行く機会があったら是非一度食べてみたいなと思います。

ここまででオフステトーク終了。佐和さんから「千穐楽まであと少しですがまた見に来ていただけたらと思います」という趣旨の挨拶で締めくくられました。

今回も興味深いお話がたくさん聞けてました。個人的には、ファントムとは全く違う穏やかで時折顔を覆いながら笑いまくってた清水くんの可愛さと(日本語もなかなかお上手)、みんな大好き癒し系永井さんの面白さがとても印象深かったです。

大阪ではここまで佐野さん、洋輔くん、清水くん、と3人のファントム役者さんの話を聞くことができました。岩城さんだけが出会えてないんだよなぁ。岩城さんの生トーク、あと一回なんとか企画していただきたいっ!

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