劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』大阪公演を観に行ってきました。前回見てから1週間も空いてない(汗)。
前回は本当の意味での”急”な観劇だったのですが、今回は「6月に行くならここしかない」と密かに狙いを定めていたのでちょっと軽めの突発でしたw。
ここ最近はすっかり四季HPの”当日予約”をチェックすることが多くなったわけですが(汗)、さりげなく覗いたタイミングで考えられなかったような良席が見つかることもあります。この日がまさにそれでして…もうこれは、呼ばれているんだという「錯覚」のもと即購入してしまった。私の念の強さが引き寄せたのかも…と、都合よく解釈している今日この頃ww。
信じられない良席が突然手に入ったことで行く前から心拍数がかなり高かった私。そのテンションのまま物販で新発売のクリップとシークレットキーホルダーをお買い上げ。
ここ最近の四季さんはグッズの開発にけっこう力入ってる印象がある。ありがたや。っていうか、欲しいなと思っていた種類がまたまた手に入ってしまってビックリ!この日のオペラ座関連の出来事はあまりにもうまくいきすぎていて恐ろしいほどだった(汗)。キーホルダーはこれを以て打ち止めにしますw。
以下、超ネタバレを含んだ感想になります。後半(2ページ目)は私の独善的な飯田洋輔くん語りになるので、危険を感じた方はスルーしてください。
劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』感想一覧
2022.06.02 マチネ公演 in 大阪四季劇場(大阪・西梅田)
主なキャスト
- オペラ座の怪人:飯田洋輔
- クリスティーヌ・ダーエ: 久保佳那子
- ラウル・シャニュイ子爵: 光田健一
- カルロッタ・ジュディチェルリ:辻奈々
- メグ・ジリー: 黒柳安奈
- マダム・ジリー:木村智秋
- ムッシュー・アンドレ:増田守人
- ムッシュー・フィルマン: 金本和起
- ウバルド・ピアンジ:永井崇多宏
- ムッシュー・レイエ: 雲田隆弘
- ムッシュー・ルフェーブル: 勅使瓦武志
- ブケー: 村田慶介
メインキャストは先週から変わりありませんでしたが、アンサンブルキャストに多少動きがありました。これまでオペラ座出演で癒しを与えてくれていた高井さんと、可愛いキラキラ笑顔のダンサー・吉田ケインくんが抜けていましたね。けっこう長い期間頑張っていたので少しお休みして英気を養ってほしいと思います。
女性アンサンブルでは藤本さん、三島さん、宇佐美さんが抜けられていました。まだ女性アンサンブルの皆さんの区別がつかなくてどなたか分からないのが申し訳ない(汗)。トークイベントとかあれば注目できるんだけどな。
個人的に注目したのは、吉田くんに代わって入ったダンサーの松永隆志さんです。昨年東京で見た時に突然注目した方なんですけど(ずっと前から出演されていたのにその魅力に気づいてなかった 汗)、本当に綺麗で整ったお顔立ちでめちゃめちゃカッコイイ!全身から大人フェロモンが漂ってくるようw。
ちなみに「イル・ムート」のバレエシーンでケインくんは投げキス飛ばしてましたがw、松永さんは真摯で涼しい笑顔のまま着地してましたね。二人の個性の違いが観れて面白かったです。
全体感想・キャスト感想
この日はあまりにも信じられないくらいの良席での観劇になったので、興奮した気持ちがなかなか治まらずにいつもより全体を見る余裕がありませんでした(汗)。特に2幕後半の衝撃が大きすぎてちょいちょい記憶が吹っ飛んでます。とりあえず印象に残ってる覚えているシーンをいくつか。
オークションは勅使河原オークショナーのセリフ回しが相変わらず真に迫っていて面白いです。特にシャレコウベの出品の時の「も~ぅ出ませんかぁ!?」の煽り方が最高!!”お前ら、もっと出せるだろう!?”みたいな気持ちがあのセリフの中にダダ洩れてます(笑)。
シャンデリアが上がっていくシーンはめちゃめちゃ臨場感ありました。前方席であれを体感するとけっこうスリリングで心拍数が上がりますね。まるでアトラクションに乗ってるみたいな感覚で迫力がありました。相当気を遣いながらの大変なスタッフさんの作業だと思います。
♪ハンニバル♪
このシーンは色々な人間模様が見えて目が追いつかない(特に前方だと)。鞭男を踊ってる松永さんの美しい筋肉はめっちゃ注目しましたがww。踊りも非常に逞しく美しい。ケイン君が少し女性的な可愛らしさがあったのに対し、松永さんは非常に男性的なのが特徴的だなと思いました。
それから雲田レイエ、堅物感がよく出ていて必死にみんなをまとめ上げようとしている姿が面白い。特にピアンジに対してはけっこう気にかけてるみたいで、象に乗ったピアンジがドヤ顔でポージング決めた後(かなりギリギリだけどww)”あのポーズはもっとこの角度じゃないかな”みたいに何度も自分で試しながら探ってました(笑)。それがなんだかいじらしくて可愛くて。
そういえば雲田さんは『美女と野獣』でコグスワースを演じることが決まっているんですよね。めっちゃハマりそうだなって思いました。見れればいいなぁ。
あと、新しい支配人の紹介の時の女性ダンサーさんたちのお喋り内容もちょっと気になったw。どんな話題を話してるのかなぁ、なんて。皆すごい楽しそうだしクリスティーヌもちょいちょい乗ってるんですよね。「シャニュイ子爵」の名前が出た時のキャピっぷりも可愛い(クリスはこの時それがラウルだと気づいてないので反応薄めw)。
ちなみに、高井さんが演じてた役に入った辻さんはあまり群れてなくて皆から少し離れたところで”ふ~ん”みたいな反応見せてましたw。個性が出ていて面白い。
♪Think of me♪
久保さんクリスティーヌはこの日も絶好調で非常に楽しげに生き生きとToMを熱唱。柔らかく深みのある歌声がとても美しいです。だから洋輔くんとの歌の相性がいいのかもしれない。
あと、光田ラウルのキラキラ度がますますアップしているように見えました。もうなんか”ザ・子爵様”な雰囲気です、ほんとに。皆が憧れる雲の上の存在のような煌びやかすら感じたかも。これは人気出るの納得ですわ。
あと、個人的にこの場面は誰も座っていない「5番のボックス席」に光が当たっているのも胸熱なんですよね。そこはファントムだけの特等席ってことになってて。姿は見えないけどそこにはファントムの気配があるって感じられるあの演出がすごく好き。あの場所からクリスティーヌを見守ってると思うとなんかジーンとくる。
♪Angel of Music♪
メグとクリスは本当に気心知れた仲良しって感じで見ていて微笑ましい。黒柳メグは表情も豊かでクリスティーヌのことが大好きっていうのが伝わってきます。前回見た時よりも歌も安定していてよかったな。
あと、早水さん演じるお針子さんの笑顔が本当に素敵!めっちゃ母性が滲み出てるんですよね。カンパニーのお母さんみたいな雰囲気で癒される。
♪リトル・ロッテ♪
クリスティーヌと再会したラウルがウキウキ気分で”赤いスカーフ”のことを告げる場面。「濡れネズミになって」の直前の間がめっちゃ良いです、光田ラウル。”ほら、思い出してよ”みたいなワクワク感があの間から伝わってきます。
さらに語り掛ける時はひたすら真摯で柔らかく包容力もあり。それに大人の余裕もあって落ち着いてるからクリスも”音楽の先生”を気にしつつ彼との話にのめり込んでしまう。あれはファントム嫉妬するレベルですわ(笑)。そりゃ、焦って予定より早くに登場したくなる気持ちも分かるって思っちゃったw。
♪プリマ・ドンナ♪
金本フィルマンは楽譜を飛ばすのが非常に効率よくて上手いです。今回もいい感じに舞台袖へ吸い込まれていきましたw。あと、コミカルっぽい仕草や表情が面白い。個人的にはピアンジに「手遅れだ!」と間に割られた時の”えぇ!?”みたいなリアクションが可愛くて好きw。
♪イル・ムート♪
久保クリスのクッション持ってチラチラとカルロッタの方見てるのも好きなんだけど、今回も早水さんのオホホホにどうしても目が行ってしまったw。セラフィーモの正体が明かされた瞬間の「んまっ!!」っていう顔が最高に素敵(笑)。
それから、バレエに移る時の増田アンドレとダンサーのバッティングも面白い。去っていく時プログラムで顔隠しながら恥ずかしそうに去っていくのが毎回可愛くて萌えますw。
♪All I Ask of You♪
光田ラウル、久保クリスが混乱しているのを見てちょっとソワソワするのが好き。極度に怖がるクリスを何とか慰めようとするんだけど、彼女が聞く耳を持たない様子を見て”なんでだよっ!”みたいなちょっと苛立ちめいた表情を見せていたのがとても印象的でした。ちゃんと僕のこと見てよ!っていう気持ちがダダ洩れてるのがリアルでいいなと思ったな。
それにしても、もしもあの時ファントムがクリスティーヌの名前を呼ばなかったらもしくは彼女はあそこまでラウルに気持ち傾かなかったかもしれないって思っちゃうんだよなぁ。久保クリスはファントムに心の深いところで惹かれてるようにも見えるので…。
シャンデリアの落下シーンは迫力がハンパなかったです。頭上をグオーーーって降りてくるの、かなりのスリル!あれは前方席ならではの感覚だったかなと。貴重な体験でした。その後の休憩時間で上がっていくところまでしっかり見届けましたw。
♪マスカレード♪
私の席の近くにはオペラ座の怪人初見の方がけっこういらして、幕が上がって豪華な場面が現れると「うわぁ~~」という小さな歓声が上がっていました。こういう反応はとても新鮮でなんだか嬉しい。
松永さんのマント捌きがめっちゃキレッキレでカッコいい。なんか自然と目が行ってしまう。清朝スタイルの男性は高井さんは思わず吹き出しちゃう可愛さがあったけど、辻さんはなんだかシュッとした感じでスマートだったな。演じる人が変わるとだいぶ印象が変わるなと思った。
支配人室で面白かったのは、久保クリスと辻カルロッタがバチバチになる場面。そこに金本フィルマンが「まぁまぁ」と割って入ろうとするんだけど、女の戦いみたいな勢いに飲まれてタジタジ担ってる姿がめっちゃ可愛くて萌えましたw。
ドンファンの練習シーン。ここは雲田レイエが最高です。譜面通り歌えないピアンジに苛立って「違う!!」って怒鳴ってしまった後、みんなの視線を感じて「ほぇっ・・・」って反応がww。この時の言い方がすごいマンガちっくで思わず吹き出しちゃったよ(笑)。雲田レイエはホント、皆に気を遣いながら一生懸命だなと思うとなんかイジらしくなってしまう。
あと、歌えないピアンジをドキドキで後ろから見つめてる早水さんも面白い。一瞬上手くいった時には「あ~よかった」みたいな表情見せるのに、直後にズレると「えぇ!?」みたいに乗り出してきてるww。あの表情の変わりようが最高でした。
♪ポイント・オブ・ノーリターン♪
後ろの方に早水さんがいらっしゃるんだけど、モジャモジャのカツラがなんだかとても可愛らしい。そして歌声もよく響いていらっしゃいますね。
永井ピアンジの鬼門ともいえるカーテンですが、今回はここ最近のなかで一番スムーズに締めていたかもしれないw。コツを掴んだかな?
ここから先はただ熱いだけの主観入りまくりな洋輔くんファントムの感想になります。笑って読めるような心の広い方は次のページへどうぞ。