劇団四季ミュージカル『美女と野獣』2012.10.10ソワレ(リハーサル見学あり)

約3か月ぶりに夏劇場の『美女と野獣』を観に行ってきました!

公演カウントもいつの間にかだいぶ進んでしまった(汗)。しかも劇団四季を観るのも実は8月頭以来、芝居の観劇も先月の大阪遠征以来・・・これまでの自分からすればけっこう間を空けたなぁという感じです。

久しぶりにBBへ行こうと思ったきっかけは、やっぱり洋輔くん。7月からずっと横浜にいたのでてっきり楽近くまでいるのではと思い、実は今週猫チケットを確保していたのです(汗)。ところが…前触れもなく突然今週から大井町に移ってしまったではないですか!いや、ずーーーっとその日が来るのを待ってましたが、心の準備というものが…(汗)。

とりあえずは今週猫もあるし大井町は来週かなぁと思っていました(週始めは団体さんも多いし)。ところがリハ見イベントがあるっていうじゃないですかw。最近四季全然チェックしてなかったので知らなかった…。ひょっとしたら洋輔くんが…という期待が膨らみ、さらにはキャスティングされてても来週はどうなるか分からないという強迫観念も重なり…(苦笑)、突発を決意しましたww。

そんなこんなで、久しぶりのBBはまずリハーサル見学からスタート。

以前も参加したことがあったのでこれで2度目。リハーサル内容は前回と同じく「変わり者のベル」シーン「ガストン酒場」シーン、それから今回はもうひとつBOGの食器たちが歌って出てくるところの確認が行われてました。

ダンスキャプテンは市村涼子さん、シリーガールズのお一人ですよね。つい最近ダンスキャプテンを任されたばかりなのでとても緊張している、と可愛い笑顔で参加者にはにかみながら語っていましたが、リハが始まると的確な注意をバシバシ飛ばしていてすごいなぁと思いました。一番確認してたのは「背中」だったかな。客席から見る背中は役者が思っているよりもとても目立つから、必ず何かを残す感じでって何度も支持を送っていたのが印象的でした。酒場では主にマグカップの確認を重点的に。列と列の間隔を慎重に調整してました。

ひとつビックリしたのが…タウンのリハーサルの時に本屋のおじいさん役をやる役者さん。…なんと、林和男さんが担当してるじゃないですか!!いつもあの役は若手のアンサンブルさんがおじいさんに扮して演じてたはずなんですが、モリース役だった林さんがまさかアンサンブルになっているとは驚きました。
そしてもう一つ驚いたのが…タウンのリハ通しが行われた後、場内が明るくなってふっと空いてる客席に目をやったら…黒ジャージを着た飯田洋輔くんが座ってた!!!タウンリハが終わったらスッと立ち上がって出てしまったんですが…一瞬でも洋輔くんの姿を観れたことが嬉しくて一人感極まっていた私です(笑)。と、同時に、95パーセント安堵しました…ビースト役が予告通りだとほぼ確信できたので…w。

スポンサーリンク

リハ見のあとは役者さんによる質疑応答コーナー。事前に質問票を集めていたのでそれを基にトークが展開されました。ちなみに読まれた人にはBB特性のコンパクトミラーがもらえることになってます。私のは他愛もない事だったので選ばれませんでしたがw。司会担当は前回と同じく青木さん、参加者はガストン役の田島さん、バベット役の長橋さん、アンサンブルの林晃平くんです。

Q1.自分の役の衣装で注目してほしい点は?また、他の役の衣装だったらどれが着てみたい?

林くん

酒場のシーンではけっこうおしゃれな格好をしている。麦わら帽子みたいなのとガストンと同じような赤いブーツに注目してほしい、とのこと。ちなみに着てみたい衣装は「やっぱり王子でしょう!」と断言ww

長橋さん

衣装はダチョウの羽を使った豪華なものなのでぜひ注目してほしい。あと、顎にほくろを書いているのも見てほしいそうで、劇団の仲間ですら「そんなところにホクロあったっけ?」とメイクに気付いてもらえないんだとかw。

田島さん

顎割れもメイクで書いているので注目してほしい。あとガストンはプロポーズの時にちゃんと下にシャツを着て着替えているということで、このことも団員で知らない人がいてショックだったらしいです(笑)。赤いブーツも上の方に斜めのラインが入っていたりして細かい。町の人たちは炭鉱夫が多い、ということでガストンもその一人だそうです。

Q2.体調を整えるために食べているものは?

田島さん

納豆は毎日!とやたら強調してましたw。朝はヨーグルト、と発酵食品はよく食べているそうな。

長橋さん

「速攻元気」というゼリードリンクw

林くん

バナナ。でも自分が食べたことが知れるのが恥ずかしいので皮は気付かれないように捨ててるらしいw

Q3.ジャズダンスやタップダンスはいつから始めれば?

林くん

ダンスに年齢は関係ないので頑張ってほしい
青木さん

四季も在団が長い人はそれなりに年を取っているけれどwけっこう高齢の役者も今から頑張ってダンスをやっていたりするので大丈夫、と励ましてました。

Q4.アンサンブルは最高いくつ役を持ってる?

林くん
衣装替えが7つあるので7回だと思うとのこと。1幕と2幕に出てくるタウンの人々は基本的に同役。

Q5.ゼロ枠についてのエピソードを教えて(実際に舞台に出てこない自分なりの役作り)

田島さん

ガストンは乱暴者なんだけど本当はみんなから愛されているいい奴キャラ。そこは意識して演じてるとのこと。

長橋さん

けっこう位が高いお嬢様で仕事も熱心にしていないと思うとw。浮気相手とかにはルミ共々チラチラとウィンクしたりしてアピールしているので注目してほしいそうな(笑)

Q6.どうすれば歌が上手くなる?

田島さん

基本的に歌を好きになること。自分もかつてはレコード(CDと言いなおしてましたがw)をたくさん聞いて色々な曲を覚えたと。そして声を出して歌うのも大切、と質問者の男の子に熱っぽく語ってた姿が印象的でした。

Q7.休日日のリラックス方法は?

林くん

とにかく自分の好きなことをして過ごす

長橋さん

間接照明をつけて(薄暗くなる照明)アロマをたいて癒される

田島さん

仕事のことを忘れて映画などを見つつ喜怒哀楽を思いっきり吐き出すようにしてる

青木さん

ひたすらガーデニング(笑)。四季緑化運動として稽古場の周りとかにも色々と植えているそうですw
こうしてリハ見イベント終了。最後は皆さんニコニコ笑顔で客席に手を振りまくって去って行かれました。とても和やかなアットホームな感じのイベントで楽しかったです。来週もう一度あるみたいなのでまた参加してみようかなと思いました。

劇団四季ミュージカル『美女と野獣』感想一覧

主な出演者

ビースト:飯田洋輔、ベル:坂本里咲、モリース:松下武史、ガストン:田島亨祐、ルミエール:百々義則、ルフウ:遊佐真一、コッグスワース:青木朗、ミセス・ポット:早水小夜子、タンス夫人:菊池華奈子、バベット:長橋礼佳、ムシュー・ダルク:川原信弘、チップ:川良美由紀

スポンサーリンク

以下、ネタバレを含んだキャスト別の感想です。

リハ見で姿を見ているので幾分気が楽でしたが、やはりこのキャスボを見るまでは確信できない今日この頃(苦笑)。間違いなく、洋輔くんがビーストで配役されていることを確認してホンっとに嬉しかったです。もうずいぶん長い事このキャスボも見てなかったからなぁ…。ちなみにこの日の主要キャストはリハ見で青木さんが言ってましたが5人変わったんだとか。

それからアンサンブルに目をやると…やはり林和男さんがいらっしゃる!!BBで林さんがアンサンブル枠入る日が来ようとは思わなかった。あと、女性アンサンブルにタンス夫人やポット夫人を演じていた織笠里佳子さんが入っているのも驚きました!色々変わったなぁとこのボード見て実感…。主要キャストだった役者さんがアンサンブルに入るのも貴重で見てみたいとは思いますが、他の若手の役者さんは入れられないのかな?やはり深刻な人材不足だったりするとか?

リハーサルを見た後にタウン酒場のシーンを観るとやはり本番では注目してしまいますよね。皆さんあの時指摘されていた箇所をちゃんと修正しているかな、とかw。でもやっぱり素人目には細かい点はよく分からないんですが…リハで見たときよりもやはり本番のほうが気合が乗っていて華やかで素敵です。衣装を着てメイクをすると気分的にも変わるんだろうなぁと思いました。

酒場シーンもマグカップがリハの時よりも調子よく鳴り響いていて、やっぱり本番は違うなぁと実感しました。質問コーナーで林くんが注目ポイントを語ってくれたので酒場では林くん探しをするという楽しみもw。そしたら、いましたいました、ガストンと同じような赤いブーツを履いた青年が!帽子をかぶってるけど良く見るとホントだ、林くんだ!アンサンブル役者さんはメイクをするとほとんどだれか分からなくなってしまうのですが、ここにきてようやく林くんだけはチェックすることができました。

そしてもう一人の林さん…林和男さん。リハ見に参加していなければタウンの本屋のおじいさんが林さんだって気が付かなかったと思う。初めて見た、リアルな年齢に近い本屋さんw。さらには酒場でも若手アンサンブルさんに交じって踊っている!マグカップは後ろの方でカチャカチャ楽しそうに鳴らしてたし、モリースがやって来たときにはめっちゃバカにした視線送ってたよ(←かつては林さんは逆の立場だったのに 笑)

そしてBOG。林和男さん、すぐにわかりましたw。計量スプーンやってるよ!!それにしてもあのカツラ…ちょっと違和感が無きにしも非ずw。なんか一気に若返ったみたいな感じなんだけどよく見るとおじさんで、年齢不詳の計量カップになってて面白かったですw。それにしても動きは若々しいよなぁ。
織笠さんは泡だて器だったようです。全然分からなかったーーー。新しいシリーガールズの緑さん、可愛かったのは間違いないっということで。

久しぶりに『美女と野獣』観たけど、ストーリーはやっぱり好きだなぁ。セリフや歌詞もなんか覚えてしまっている自分がいるしw。思いもかけずに夏劇場にはずいぶん通ったんだなぁと改めて実感してしまった。久々に見て一番グッとくる(洋輔くん以外のシーンでw)のがやはりビー・アワ・ゲスト。クライマックスでベルの前にろうそくが並んだのを観た瞬間に涙がボロボロ零れてしまった。なんだかあのシーンは感情揺さぶられるんですよね。

この日は団体さんがまんべんなく入っていたので、舞台全体への反応もとても良かったです。カーテンコールも通常より2回くらい多かったかな。でもちょっと幕が開くタイミングが早かったような気も(汗)。余韻に浸る暇なく幕がサーッと上がるので役者さんもちょっと戸惑ってた人がいたようなw。最近あんな早いのw?

でも洋輔くんがビーストに時にこうしてカテコが何回もあるのは正直とても嬉しい。今回見ていてグッときたのは田島さんが洋輔くんの隣に行くたびに何度も彼の手を「グッジョブ!」とばかりに握ってくれていたこと。この光景は以前にもよく目にしましたが、今回久しぶりに洋輔くんが戻ってきたこともあり今までよりもさらに熱く握ってくれていたような気がします。劇中では対立関係にある二人ですが、カテコではすごく良い関係が垣間見れてなんだかとても嬉しかった。

スポンサーリンク

キャスト感想を少々。

坂本@ベル

リハ見の時にベル役として素の姿でいらっしゃったんですけど、なんとも可愛らしい方でした。あぁ、こういう雰囲気の方だからいつまでもベルができるんだなぁとか思ったなぁ。久しぶりに見たけど、たしかに年齢を感じてしまう瞬間もありますが…やはりベルとしては一番理想に近い芝居をしてくれている。

里咲さんのベルで一番好きなのはビーストへの恋心がはっきりと伝わってくることです。それまでの当たりも強すぎず、どこか柔らかさがある。ビーストに恋をしたときにはホントにうっとりした表情してるし、このベルとだったらビーストは絶対に幸せになれるっていう確信が持てるんですよ。坂本さんには日本で歌われていないという「チェンジ・イン・ミー」を歌ってほしいなぁってすごく思ってしまった。

松下@モリース

松下さんはリハ見の時に客席にいらっしゃったのですが、めっちゃダンディーでカッコいいおじ様でした!モリースはちょっと太っている設定なんですが、かなり衣裳に綿詰めてるんだろうなぁとか思っちゃった(笑)。坂本ベルとのベテラン親子っぷりは抜群の安定感です。

田島@ガストン遊佐ルフウ

田島さんはリハの時にはとても優しい人のよさそうな表情をしていたのがとても印象的だった。なので強引な乱暴者でもなぜか憎めないキャラクターっていうのがすごく分かる気がします。田島さんだからこそできるあのガストンなんだなぁと。それだけに悪に堕ちたときのメリハリがついていて魅力的。やっぱり田島ガストンが好きだなぁ。

遊佐さんはリハの時は本当にリーダーって感じで頼もしいんですよね。なのでルフウ役との落差がすごくて面白いw。ちなみに遊佐さんも普段はとてもスレンダーなので衣装にずいぶん綿入れてるんだろうなと思いました(笑)

百々ルミエール青木コグスワース

久しぶりに百々ルミを観ましたが、なんだかあのセリフ回しが懐かしくすら思えますww。まったりしていてお調子者なんだけどどこか落ち着いてる不思議な感じ。道口さんと比べるとホントに落ち着いてるように見えるんですよね(笑)。

青木さんはコグスワースけっこう長いのでは?私は久しぶりに見たけど、その時からずっとコグスワースのような気がします。それにしてもしばらく見ない間に青木コグスワース、ずいぶん動きが自由になってて面白かったです(笑)。喜怒哀楽の表情のバリエーションも増えてて何度も笑わせてもらいましたw。やっぱり青木さん、すごいなぁ。

スポンサーリンク

早水@ポット夫人長橋@バベット

早水さんのポット夫人も久しぶりだなぁ。なんだか声がちょっと若々しい気がした。遠藤さんのほうがお母さんっぽかったかなぁ。でもチップに対する愛情は泣けるし、深い歌声も素敵です。
長橋さんは最初に見たころよりもずいぶんバベット役として落ち着いたなぁと思いました。動きに余裕があるし表情も豊かで可愛いです。あ、顎のホクロは見逃してしまった!次回忘れないようにチェックしようw

菊池@タンス夫人川原ダルク

菊池さんは私は初めましてです。比較的新しいタンス夫人さんですかね。まだ段取りっぽいお芝居でセリフ回しもかたいのが気になりました。でも下着が出てきたときの反応は客席からやたらウケがよかったけどw。歌声はとても素晴らしいです。カルロッタとか行けそうな気がしますがどうでしょう。

川原さんもダルク役がけっこう長いですよね。いつも思いますが、アンサンブルの時とダルクの時の落差がものすごく激しいw。ダルクメイクはほんとうに神業だなぁと思うw。
皆さん熱演でとても素敵でした。

以下、洋輔くん感想になります。久しぶりなので、かなり壊れたものになってる危険性大(爆)。興味のある方のみ先にお進みくださいませ。

error: Content is protected !!