劇団四季ミュージカル『美女と野獣』2012.10.10ソワレ(リハーサル見学あり)

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ビースト@飯田洋輔

待ってたよーーーー、この日を待ってたんだよーーーーーー!!!!・・・

と、のっけから壊れてすみませんw。いや、ほんと、まさか猫続きから突然大井町に来るなんて思ってなかったから…。猫にいると信じてチケットを取ってしまっていた時には目の前白くなりましたが(汗)、洋輔くんのビーストは本当に待ちに待っていたので無理をしてでも突発でねじ込んでよかったです。

しかし本当に、休みなく動いてますよねぇ…。最近そういう役者さんが多いので心配でもある。洋輔くんも猫→ビースト→猫→ビースト…と抜けることなくかなりの期間続いているので気にはなるのですが…、まだ若いから、何とか乗り切ってくれると信じてます。

猫にずっと配役されていた洋輔くんですが、何分我が家から横浜は距離がありまして突発で何度も行かれるものではない。なので最後に洋輔くんを観てから約2か月も経ってしまった。大井町ならば観に行けるって思ってたので、ビースト復帰をずっとずっと心待ちにしてました。リハ見の時にちらっとジャージ姿の洋輔くん見かけたときにはほんとに嬉しくて一人涙目になっちゃったくらい飢えてた私ですw。
こんなテンションで本編に臨んだので…もう1幕からかなりヤヴァかったですww。

冒頭で王子が出てきた時からなんだかドキドキしてしまって、野獣に変わった姿の洋輔くんが火花の中から登場した時には"やっと会えたーーー"とさっそくそれだけで感極まった(涙)。バラの花にかぶせたガラスケースの上で哀しげな表情してる姿も懐かしくて胸熱くなりましたよ…。

モリースを脅すシーン、雷と共に椅子の上に立ち上がるわけですが…以前見たとき以上に雷の光の中移動する姿が丸見えになってた洋輔ビースト(笑)。あそこのタイミングは洋輔くんけっこう苦手だよね。佐野さんとかはホントに光終ってからパッと椅子の上に立ち上がっているわけで、そういうところはすごいなぁと思う。でも光の中を移動する洋輔ビーストもなんだか懐かしくて私には愛しいんですよ(←なんでも萌えてる 笑)。

モリースに顔を見られて「醜い顔だろう!」と隠す仕草はなんだかとても切なくて泣けます。野獣であることに対する苦しみと悲しみが伝わるんですよね。で、脅すときの咆哮はかなり張り切って吠えてたなw。スゴイ野獣っぽかったよ!

ベルとの初めての出会い。「私を身代りに!」って言われた後の「何と言った!?」っていうセリフ回しがすごく好き!!思わず本音が出てしまったみたいな、あのちょっとヘタレた感じがもう私の母性本能をやたらくすぐるわけですよ(笑)。さらには永遠にとどまると約束したベルに「よぉぉっし!」とテンション上がっちゃうときのセリフ回しも素直で可愛いw。ベルにしてみればすごい野蛮なことをしている野獣に見えても、私から見ればヤンチャ坊主がワガママで行動してるっていう風に見えて憎めないんですよね。

涙するベルに手を差し伸べる時、洋輔くんビーストはけっこう優しい感じ。それだけに拒絶された時に手をひっこめたときのちょっと悲しそうな表情は切なくてかなりグッときます(涙)。西の塔に入るなとベルを思わず締め上げてしまった後にハッと手を放すときの戸惑いの表情もすごく良い!ベルには一目惚れしてるんだけど、どういう行動をとっていいのかものすごく葛藤しているのが伝わります。扉を閉められた後の苛立ちっぷりも迫力あるし、ビーストのブランクを感じさせない素晴らしい芝居に感激!

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夕食にベルが来ないとイライラしてるシーン、ここの場面での怒りっぷりも最初に比べると本当に厚みが出てるなぁと思います。洋輔くん、本当に怒るの苦手なの?とw。ポット夫人に諭されて「どうすればよいか分からぬ!」って椅子に座るときの仕草はめっちゃ可愛い!!!すねた子供です、あれはww。そして「癇癪を起さないこと!」って言われた時には振り上げた手を「あっ…ヴヴ…」って感じで気持ちを抑えながら下ろす仕草もいい!!コグスワースに感情を無理やり殺して尋ねるシーンも、変に笑いを狙っている感じじゃないところが自然で可愛いです。洋輔くんのビーストってあまりデフォルメするような芝居しないんですよね。自然に振る舞ってるんだけどなぜか面白くて吹き出しちゃう、みたいな。

ベルに食って掛かるシーンは、感情の爆発がすごくて本当に面白かった!久しぶりに「失礼よっ」も聞けたしww。坂本ベルの場合だとかなり軽いニュアンスでサラッと真似してたのが面白かった(笑)。さらには「夕食に来てほしいからだ!!」の地団太がめっちゃ激しくて面白かったよ(笑)。あーーもう、可愛くて仕方ない!さらには感情を最大限に抑えて「夕食を食べっ・・・・ないかね?の言い方も面白い!前回見たときとまたバリエーションが変わってたな。「ないかね」の部分がさらにソフトになってるw。「よろしくおねがいします」って言う時のお辞儀も機械みたいにギリギリギリって感じで腰を折ってて、ビーストの感情が手に取るように伝わってきたよ。

この一連のシーン、面白くて何度も吹いちゃったんだけど、気が付いたら私一緒に泣いてたわ(汗)。笑いすぎて泣いてたんじゃなくて、違う感情で涙が出てたらしいww。嬉しかったんだよー、ほんとに、こういう洋輔くんビースト見れて…。

自室に戻って「彼女に懇願すればいいのか!?」と自問自答しながら苦しむシーンは本当に泣けます(涙)。自分の中ではもうどうにも感情の持って行き場が分からなくなってて半分泣きが入りながら凹んでるんですよ…。そして鏡でベルとタンス夫人の会話を聞いてしまう。「私の父にチャンスをくれた?」と言われた時には「…!!」って自分の罪を振り返り呆然、「関わりたくないっ」て拒絶の言葉を聞いたときにすごく後悔した表情で「私はバカだった…」と呟く。もうその時の表情が切なくて切なくて泣けます(涙)。そんな素直なところも本当に愛しいんだよなぁ。
バラの花びらが落ちたときの「駄目だッ!」っていう叫びも切ない…。でもそこから「何とかしなくちゃ」と気を取り直してベルに喜んでもらえるように自分を変えようと努力しようとするビースト。洋輔くんのビーストはその自分を変えようっていう必死さがとてもストレートに伝わってきてグッとくるのです(涙)。

BOGのあとベルに食事を持って行くシーン、「これを食べてくれるかな」っていう時の表情が超絶可愛いんですが!!さらに最初に扉をたたいたときの「べぇ~ル♪」っていう呼び方が、やたらソフトな感じでウケたww。そのあとコグスワースたちがやって来て急いで隠れるわけですが、ベルの「素晴らしいわ!」っていう言葉に思わず立ち上がってめっちゃ嬉しそうな顔してた(笑)。その表情があまりにも素直すぎて可愛くて…!それだけに直後の「彼さえいなければ」っていう言葉に撃沈してガックリくる仕草がまた可愛いw。めっちゃすごい勢いでガクッと首折ってたよ(汗)。

そして西の塔にやって来たベルを怒鳴ってしまうシーン。「出て行け!」っていうセリフには怒りと共に悲しみも込められていて切なくて泣ける(涙)。そしてベルの袖を破いてしまった後の「あっ…」って我に返って立ち尽くす姿が…本当にあれは胸が痛む(涙)。ここからもう私の涙スイッチ全開ww。
愛せぬならばのナンバー、壁抜け以降からすごく進化してきてるなぁと思っていましたが…久しぶりに聞いたらまたさらに深くなってて本当に感動しました!「哀れな奴め、この醜さで…のところから歌ってはいるんだけど、本当にまるでストレートプレイのように気持ちはセリフで伝えようとしているんですよね。歌っているのに普通のセリフのように聞こえる。ものすごく歌詞の一つ一つを丁寧に丁寧に噛みしめるように歌ってて・・・聞いているこちらの胸にビーストの後悔の念みたいなものがこれでもかってくらいビリビリと伝わるんですよ。洋輔くん、本当にすごいよ。「役者でありたい」って語っていた通り、彼は芝居の部分にとても力を入れているのが分かる。

そして西の塔に昇った時のクライマックスの歌い上げが本当にもう、すごいなんて言葉では片づけられないほど感動的だった(涙)。切々と、想いのありったけをぶつけるかのようにベルへの愛を叫んでるようで・・・思い出すだけでも泣ける(涙)。最後の「この身を」の部分の伸ばしは幕が下りる直前まであった。そのあとの崩れ落ちも切なすぎて…客電ついてもあふれ出る涙を止めることができませんでした。もう、ほんっとに号泣させられたよ…。

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2幕、オオカミからベルを助けに来るシーン。襲われているベルに手を差し伸べる時、必死に「ベル!!」ってマイクに乗らない声で叫んでるのが聞こえた(涙)。なんか久しぶりにあのシーンでベルを呼ぶ声を聞いたよ…。もうそれを観た瞬間に私の涙スイッチが完全にON状態w。のっけから涙が溢れて大変なことになりました(汗)。

ベルに治療してもらう時、「あなたが脅さなければ逃げなかった」と言われて思わず返す言葉を失うビーストなんですが、そのあとに召使たちの方に目を向けたときの表情が…めっちゃ可愛かった!!もう拗ねちゃってて本当に可愛いww。こういった表情もまた細かくなったなぁと思った。さらにベルに「ありがとう」と言われた後、その言葉に吸い寄せられるように「…どう…いたしまして」って返すところも良かったなぁ。

ポット夫人のアイディアでスープを一緒に飲むときにはすごく嬉しそうな顔してて。あの笑顔には本当に癒されるわ~…。洋輔くんならではの表情だと思う。そのあとルミエールたちに「これが…恋なのか!?」って興奮気味に話してるシーンも印象的。初めて知った恋愛感情に心が躍ってウズウズしている気持がものすごくストレートに伝わります。ソワソワ、ワクワクしている洋輔ビーストは観ていて泣けるほど可愛いのです。

ドレスアップして現れたベルに「ピンクだ!」と言うシーンは今回もやたら気合が乗っていて客席ウケもかなり良かった(笑)。さらに素敵なドレスだといった後にベルから「ありがとう」と言われ、「どういたしまして」とお辞儀をする時の仕草が可愛い!!小さく丸まってお辞儀してるよww。素直な子供みたい。

ベルを図書館に案内して彼女が喜んだのを観たときのガッツポーズ。今まで見た中でも3本の指に入るんじゃないかってくらいテンション高いガッツポーズだったよ、洋輔くんっ(笑)。もうほんっとにめっちゃ嬉しそうで…そんな洋輔ビースト見てると私も感極まって涙が溢れて大変なことにww。泣くシーンじゃないのにもう泣いてるよ、みたいな(爆)。本が読めないと語るビーストに優しく読み聞かせようとするベルのシーンも良かった。「ここに座って」と言われてドキドキしながら傍に近づいていく姿がいじらしい。最初はベルとちょっと距離を空けて遠慮気味に座るんですよねw。

アーサー王が剣を引き抜くのを聞いてるシーン、思わず乗り出して「彼が王様だ!」と本にのめり込む洋輔ビーストも本当にとても素直で可愛い。母親から朗読してもらって喜んではしゃいでるこどもそのもの。感情表現がとても素直です。
そして本が違う世界へ連れて行ってくれると語るシーン。「僕が誰か…いや、僕が何かということを…」と言うセリフなんですが、ここの言い方がちょっと今までと変わったかもと思いました。「僕が誰か…」って言う時にはベルの方を向いていて勢いがあるんだけど、そのあとすぐに哀しげな顔で顔をそらし「僕が何かということを…」って感じになってた。そうすることでより深いビーストの孤独が伝わってきましたね。だから、ベルが「私たち似てるわ」って言ってくれて心がさらに一歩動いてそっと彼女の手に自分の手を重ねるシーンが今まで以上に泣けました(涙)。

本を読み終わったベルが夕食を一緒にしてほしいと頼むシーン、「僕と君と!?」って言ってる時のものすごい幸せそうな顔ったらないよ!「もちろんイエスです!!」って言った後の喜び爆発のヤッターっていうポーズが本当に可愛くて可愛くて萌えすぎてボロ泣きする私ww。

夕食前にコグスワースたちに弱音を吐くシーンは何度見ても可愛いです。コグスワースが「気持ちが変になってくる」とビーストの尻尾をブラシでとかしながらクネクネさせてるのを首を動かしながら見てる姿が超絶可愛かったよ!!「僕にできるとは思えないんだ」とガックリうなだれて凹む姿は本当に可愛そうで・・・萌えるw。でも鏡を見せられた時に「…あれぇ~?」って、あの言い方、何度聞いても可愛くて仕方ないよ(笑)。そのあとの「よっし」の気合の表情なんかめっちゃ茶目っ気たっぷりで激萌えww。

そしてドレスアップしたベルの元へ向かうんですが、いつものようにこのシーンから私の涙腺が大決壊いたしました(涙)。なぜだかベルの元へ向かう洋輔くんビースト見ると、もう、無条件で涙がボロボロ溢れて大変なことになっちゃうんですよ。ここからダンスまでの一連のシーンは目の前かすむくらいボロ泣きしてたので、正直よく覚えてません(爆)。幸せそうな洋輔くんビースト見るともう胸いっぱいになって涙してしまう…という体が出来上がってしまったww。

そして告白しようとするシーン。「言わなければ!」と自分に言い聞かせながらも肝心なことが言えず「ここで楽しいかい?」って言葉になってしまうわけですが、ここの微妙なビーストの心理的なニュアンスも洋輔くんはしっかり表現してくれててグッときました。口元まで出てるんだけど出せない、みたいな緊張感がすごく伝わってくる。そしてとうとう「僕と一緒で、幸せ…かい?」と尋ねる時…。もうドキドキ感がこっちにまで伝わるんだよなぁ。心臓の音が聞こえそうなくらい。

そして「とっっても」っていう答えが返ってくる。以前はここでものすごーく嬉しそうな顔をしていてかわいかったのですが、今回はその嬉しい気持ちを顔に思い切り出すのではなく全身で受け止めて喜びを噛みしめる…みたいな表情してました。あれは感動的だった!!表現が一歩進んだなと思いました。

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ちょっと暗い顔になったベルに「どうしたんだい?」と尋ねるわけですが、この言い方が本当に優しくて泣けた(涙)。そして魔法の鏡でベルがモリースの危機を知る。「どうしよう」と混乱しているベルの後ろで洋輔くんビースト、ちょっとうつむきながらこういう状況の時に自分はどう行動すべきか考えを巡らせているような表現をしてた!そして弾かれたように「行ってやりなさいっ!」って出るんですよ。この一連の表現力にも本当に感動でまた涙が止まらなくなってきたw。「彼の…もとに…行きなさい」ってセリフの時にはなんか声が震えてて切なすぎる(涙)。ベルのためにって必死に自分に言い聞かせているのがものすごく伝わって見ていて哀しくて仕方ない。今にも哀しみで崩れそうな自分を必死に保っている姿は本当に泣けます。

ベルを行かせてしまった後、魂が抜け落ちたかのようにベンチに座る姿は涙なくして見れないよ(涙)。愛せぬならばリプライズはビーストの深い深い孤独と悲しみが浮き彫りになっててまたボロ泣きしてしまった…。

クライマックスの変身シーン、王子に変わった瞬間、私また大号泣ww。あーーー、久しぶりの洋輔くん王子だよーーー(涙)。ここは毎回涙するんだけど、洋輔くんのビーストへの想い入れが深ければ深いほど本当に変身した時には泣けて仕方ないんですよね。ベルを抱きしめる時の仕草、なんか以前より熱くなってた気がする。嬉しさのあまりヒシッとけっこう強めに抱きしめてた。なんだかとても大きな愛で包み込むように抱きしめてて…ベルが心底羨ましいと思ってしまいました(笑)。召使たちにも喜びのハグをするわけですが、ほんっとうに嬉しそうで・・・その笑顔が可愛くて眩しくて・・・泣ける(涙)。

結婚式シーンでベルとダンスをした後恥ずかしくてちょっと顔をそむけてしまう王子、この時の洋輔くんの表情が・・・めっっっさ可愛いwww。あれはちょっと表現しがたい。ぜひ見ていただきたいw。そして最後の幸せそうな笑顔。あの笑顔に私はホントにめっぽう弱いw。カテコの時にも涙涙で大変なことになりましたww。

と、久しぶりの洋輔くんビーストだったので思い入れの強さも前回よりさらにアップしてたせいかかなり泣いてしまった気がする(汗)。ここまでずっと会ってなかったからなおさら…。この2か月間動いてなかった洋輔くんへの萌え感情が久しぶりに一気に噴き出してきたせいか、観劇後はなんか燃えカスのようになって家に戻ったらそのままバッタリになってしまった(汗)。改めて、飯田洋輔くんという役者が好きだ…そしてとくに彼のビーストが大好きだ、ということを実感した今回の観劇となりました。来週も居てほしいな…。
ここまで激しい壊れっぷりの感想読んでくださった皆さん、ありがとうございましたw。

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