『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』ストリーミング配信 プログラムC 千穐楽 2020.08.25

AGE2

ここからは90年代以降のブロードウェイ、ウェストエンドからの大型作品のナンバーが登場しました。

13. はじめての恋(『ガイズ&ドールズ』より)

歌:佐藤隆紀、平野綾

プログラムCではフレッシュな二人が担当。爽やかでちょっと可愛らしくて癒されるシーンとなりました。なんか、シュガーくんが「恋を知らない俺が恋を知った」なんて歌うと、ちょっと、『キューティブロンド』のエメットが過っちゃったよ~!またあの路線の役、シュガーくん演じてほしいな。

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16. もしも あなたを愛したら(『回転木馬』より)

歌:ソニン

アニーの時とは違って、大人の女性のしっとりした雰囲気を醸し出した歌唱がとても素晴らしかったです。今後、こういったやんわりした女性役でもソニンさん見てみたいかも。
でも個人的にはやっぱり、思い入れの深いプログラムBの涼風さんが一番しっくりきてたかな。

17. バニラ・アイスクリーム(『シー・ラヴズ・ミー』より)

歌:平野綾

プログラムCでは綾さんが熱唱!こんなに力強く伸びのある歌声だったっけ!と思うほど素晴らしい歌唱を披露してくれて感動しました。

18. 神よ、なぜ(『ミス・サイゴン』より)

歌:石井一孝

おおおお!!!懐かしい!!石井クリスにここで再会できるとは感無量ーー!!石井さんと言えば『ミスサイゴン』初演でアンサンブルデビューされて、稽古のサイゴンスクールを1度も休まなかったことでも有名ですよね。初演のCDでもはっきりアンサンブル時代の石井さんの声が残ってるし(あと禅さんね)。

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クリスの苦悩が表情にくっきり表れていて、今見ても胸を掴まれるような切なさを感じさせるカズさんの歌唱っぷりにとても感動しました。

19.すてきな人に恋してる(『南太平洋』より)

歌:一路真輝

プログラムA以来の一路さんの♪恋してる~♪連呼が聴けて楽しかった~!あれ20回近く歌ってますよねw。 本当に恋愛モード真っただ中の女性の気持ちが前面に出ていて、観ているこちらもウキウキした気持ちになりました。

20. 42丁目(『42ndストリート』より)

歌:朝夏まなと

最後にこのナンバーを担当したのは朝夏さんでしたね。もともと顔立ちも男前でカッコいいし、手足も長くてスタイルも抜群ということもあり、とても華やかで迫力がありました。特にあの目力がいいですね!

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第3回目トーク

参加者:ソニンさん、平野綾さん、佐藤隆紀くん MC:井上芳雄くん

3回目のトークは若手の3人がゲスト。直前まで歌われていた超華やかな「42丁目」ナンバーにみんな興奮を隠しきれない様子でした。

これまでの「私が~で、ございます」の紹介形式を受け継ぐべくちょっとドキドキなソニンちゃんと綾ちゃん。その向こう側でちょっとのほほん君に立っているシュガーくんを見た芳雄くんは「最後は分かってるよな?」と最終確認ww。それに対して自信満々に「任せてくださいっ」とドーンと構えてるシュガーくんw。芳雄くん的にはシュガーくんに万里生くんの流れを継承してほしいという狙いがあったようでしたが、どうもそうならない予感のほうがプンプンでww。

ソニンちゃんと綾ちゃんはきちんと「私が、~でございます」の紹介の流れを継承。いよいよシュガーくんの番になりどうするかと注目していると…

「私が、ニックネームシュガーこと佐藤隆紀です」

といつも通りの自己紹介で満足しちゃってたwww。それを見た芳雄くんはさっそく

「ギャッツビーの”ギャ”の字も感じられなかった!」

と猛ツッコミww。それに対して一応は反省している様子を見せていたシュガーくんでしたが「ギャって言おうとしてたんですけど、気が付いたらもう”シュ”が口を突いて出てまして」と反笑い状態ww。お決まりの挨拶ってことで、やっぱり「シュガー」っていうのは流れに反してでも入れたかったのね(笑)。

まずソニンちゃんに話を帝劇コンに出た聞こうとする芳雄くんでしたが、それに対して

「私これまで一度も帝劇の思い出を聞かれたことなかったですよー!?4回分のネタ用意してたのに~~」

とかなり悔しそうな様子w。どうやら最初に芳雄くんが「ソニンはどう?」っていう聞き方をしたことで思い出を話すきっかけがつかめなかったらしい。これに対しては申し訳ないと平謝りな芳雄くん。彼的には「自由にしゃべってもらおうと思って」の配慮だったみたい。そのあたり意思疎通がうまくいってなかったのかも!?ということで

「じゃあ今回は、4回分のネタの面白いとこをギュッと凝縮して」

とさっそく無茶ぶりしてくるSな司会者・井上芳雄www。これにはソニンちゃんも困惑気味でしたw。

6カ月ぶりの舞台に立っての感想は…「ブランクがあったことを感じなかった」そう。他の人からは客席のお客さんを見ると涙がこみあげると聞いていたけれど、自分は「すぐに以前と変わらない感覚になった」そうです。劇場に実際に立ってみて、色々な人の想いを感じているうちに「生の感情」が蘇ってきたって語ってたのが印象的だった。

語っていくうちに様々な想いが溢れてきた様子でみるみる涙声になっていくソニンちゃん。特に、初めて帝劇の舞台に立った『ミス・サイゴン』のキム役はとりわけ思い入れが深かったようで

「あの時、この世界で生きていこうっていう気持ちを強く持ったことを思い出しちゃって…」

と、涙を拭っていました。そんな彼女に芳雄くんは「いろいろ思い出しちゃったんだよね。モリクミさんもしゃべってる途中で泣き出してたから」とフォロー。
え!モリクミさん、初日の配信を見たときには超爆笑トークを繰り広げてたのにw、そのあとは涙するような話してたんだ。ちょっと気になるわ~。

綾ちゃんは「今まで色んな舞台で”毎日が千穐楽という気持ち”って話してきたけど、今回ほどそれが骨身に沁みることはないです」と感慨深そうに語ってました。それに対して芳雄くんも「誰一人欠けることなく楽まで来れたのは奇跡だし、一日一日が本当にどうなるか分からない緊張の日々だったよね」と大いに頷いてましたね。

そんな”深イイ話”のあとシュガーくんは何を語るのかと注目していると、帝劇での思い出話が始まりました。ふだんは変装することなく劇場まで来ているというシュガーくん。突然声をかけられることが苦手だそうで、変装すると逆に自分の場合は目立ってしまうことから普段着のままで歩いているらしいw。「普段着もネクタイしてるから普通のサラリーマンに見られる」っていうシュガーくんの発言も面白かったんだけど、「変装すると逆にバレちゃう」っていう下りのところで芳雄くんがすかさず

「バルジャンもやってるしねぇ」

と羨ましそうな顔しながらツッコミ入れてたのが笑えましたww。自分がレミゼに出れてないというのが彼の中では相当ストレスになっているらしい(笑)。いや、もう、芳雄くんはレミゼ出ないままでさらにビッグになっていってほしい気もするよw。

そんなある日、帝劇に舞台を観に行ったというシュガーくんの体験記。ちょうど通路側の3列目あたりの席だったらしいのですが、その時点で「ここだと目立って声をかけられてしまう可能性が高い」という嫌な予感が過りまくっていたとw。
すると、案の定後ろからポンポンと肩を叩かれ「やっぱり来たか」と覚悟を決めて振り返ったらしいのですが、その時掛けられた言葉というのが・・・

「背が高くて見づらいから、もうちょっと低くして座ってくださる?」

というお願いだったとwww。その時に自分の浅はかさを痛感してものすごい恥ずかしい気持ちになっちゃったと苦笑いするシュガーくんが面白かったww。前の人の座高で前が見えなくなる不運って、劇場あるあるだからねぇ。シュガーくんはガタイも大きいからなおさらだったかとww。

この話を聞いて笑っていた芳雄くんですが、「シュガーは毎回違う小話を持ってきてくれて本当にありがたかった」と感謝してました。小話ってww。でもそういうの、シュガーくんらしくて好きだな。

最後に芳雄くんへの質問コーナーみたいなのがあって(しかもシュガーくん限定w)。ここまではけっこう「しょうもない質問」ばかりだったらしくwww「今回はびしっと決めてよ!?」とプレッシャーをかけてくる芳雄くん。今回は大丈夫、と自信をもって質問したのは・・・

「どうすれば芳雄さんのように司会がうまくなれますか?」

おお!!これはなかなか良い質問じゃないの!!と皆が納得した空気にw。それに対して芳雄先生の答えは…

「俺の舞台を全部見にくればわかるよ!」

さっすがーーーwww!!!めっちゃ男前なキメ台詞のような回答が決まったところで次の歌へと移っていきました(笑)。

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AGE3 - 1

2000年以降に演じられた大型ミュージカルが中心の構成になってます。

21.明日への道(『ルドルフ ザ・ラスト・キス』)

歌:井上芳雄

『ルドルフ~』からのナンバーのトリはやっぱり芳雄くんですね!歌う言葉にすごい力があって見ていてとても惹きこまれました。今の彼でルドルフ役を見てみたくなった!

22. フィナーレ(『ダンス・オブ・ヴァンパイア』より)

歌:ソニン

ついに、TDV出演経験者によるフィナーレがキターーー!!!とテンション上がりました(笑)。ソニンちゃんはマグダ役で出演してたので、フィナーレの時のワルカッコいい歌いっぷりがまたここで見られて最高に盛り上がっちゃいました。歌い方も『アニー』の時とガラリと変えてきて(キャラ的にもそうならないとなんだけどw) 多彩な歌唱力に感動させられましたね。

24. さあ、声を出せ!(『シスター・アクト』より)

歌:瀬奈じゅん、朝夏まなと

TDVのフィナーレから『シスター~』の盛り上がり系ナンバーが続く構成が最高でした!特にこの日は楽ということもあってか瀬奈さんと朝夏さんのテンションも前回以上に増し増しでめちゃめちゃ迫力があって楽しかったな~。なんか久しぶりに『シスター~』観に行きたくなっちゃいました。

25. ダンスはやめられない(『モーツァルト!』より)

歌:ソニン

TDVから1つ間をおいての登場とは、ソニンちゃん大忙しでしたね。コンスタンツェは感情表現がけっこう激しい役だったので、ソニンちゃんにすごくハマっていました。特に静から動へ移っていく歌いっぷりが迫力あって最高です。

26. 私が踊るとき(『エリザベート』より)

歌:一路真輝、井上芳雄

なんとーーー!!元親子による(違ww)シシィ&トート夢の共演ではないですかっ!!これがあったから一路さん、必死に芳雄くんとの「親子」説を打ち消したかったのかもねww(たぶん違うw?)。

これは、かなーーりレアな組み合わせでめちゃめちゃ貴重ですよ。この先もう見られないと思います。まさか一路シシィと井上トートの組合せが実現すると思ってなかったので画面見ながらテンション爆上がりしてしまいました!

27. 夜のボート(『エリザベート』より)

歌:瀬奈じゅん、佐藤隆紀

そして、エリザの中でも特に大好きなシーン「夜のボート」の流れがくるとは!シュガーくん出演と聞いた時からフランツのナンバーを期待していたのですが、このナンバーに当たったことが本当に嬉しくてねぇ~。シュガーくんのフランツ、このシーンでの切なさが本当にたまらなく繊細で涙出るんですよ(泣)。
瀬奈さんとのコンビネーションも絶妙で、本当に作品のワンシーンを見ているようで本当に感動しました。

28.塵と灰(『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』より)

歌:井上芳雄

プログラムAでも歌われていたけど、芳雄くんが再び戻ってきたと言うことでCでも組み込まれてましたね。この作品は東京芸術劇場のプレイハウスで上演されたのですが、こうして再度登場させたってことは、本当は帝劇で上演したかったのかな…なんて思いました。
前回聞いた時よりも歌に込める歌詞の想いがさらにひしひしと伝わってきてとても感動しました。歌に力があるよね、芳雄くん。彼がこの作品にとても深い思い入れを抱いていることが感じられます。

続きは次のページにて。

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