2022年12月23日のミュージカル『東京ラブストーリー』(空キャスト)大阪公演マチネ後にアフタートークショーが行われました。
アフタートークにガッツリ参加するのは「ルードヴィヒ」の河原さん(演出)以来かな。あのときは参加者が子役さんだけだったけど、今回はメインの柿澤くんと廣瀬くん。観劇した人全員が無料で聞けるというのもポイント高し!
舞台のアフタートークってコロナ禍前までは”観劇した人は無料で見れる”というのが当たり前だったけど、ここ数年コロナ禍になってからはその様式が変わってしまったところが多くて残念だったんですよね(抽選だったり有料だったり)。それだけに、今回のトークは本当に貴重だと思ったしありがたかった。早くこれが当たり前になる世界に戻って欲しい…。
12月23日マチネ公演の本編感想は以下の記事にあります↓
予想以上にディープで面白エピソード満載のトークだったので(かなり笑ったしw)、その断片だけでも少しレポしたいと思います。
アフタートークということなのでネタバレが相当含まれています。ご注意を。
ミュージカル『東京ラブストーリー』大阪公演アフタートークショー 2022.12.23マチネ公演後
トーク参加者は、柿澤勇人くんと廣瀬友祐くん。
本編が終わって客席がスタンディングオベーションで盛り上がっていたのですが、3回目を呼び出したい的な雰囲気になったときに突然ちょっと太めな司会者さんが登場して「ごめんなさいっ、こんな時に登場しちゃって。おまえ誰だって話ですよね?私だったら確実にそう思いますから」と恐縮しまくり客席の笑いを誘いまくってましたwww。時間が迫ってたからカテコ時間を早めに切り上げて早くトークコーナーにって感じだったんでしょう(笑)。
あの司会やられた方、どなただったんだろう?自己紹介がなくて最後までわからずじまいだったんですがww、場の雰囲気を盛り上げてくれるめちゃめちゃ面白かったですよ。グッジョブ!!
そうこうするうちにそそくさと椅子とテーブルが用意されて「ではすぐに始めたいと思います」ということに。これまで参加してきたトークショーの中で最も早い準備時間だったような気がする(そんなに時間押してたんか!?www)。
大きな拍手が沸き起こる中、柿澤くんと廣瀬くんが上手側から登場。舞台終わって間髪入れずのトークショー、本当にお疲れさまです(汗)。でもふたりとも非常にスッキリとした表情で落ち着き払っていたのは流石スターの貫禄といったところ。
以下、質疑応答形式で進んでいきました。東京公演のときには聞けなかったことをチョイスしてみたというのがナイス!
Q1.東京公演を経てからの大阪公演初日の感想
かっきーが「大阪の皆さんは本当に温かいんですよぉ〜〜」と実感込めて感想を話してくれている時、廣瀬くんが一生懸命傍にあったペットボトルに入った水をストローで吸おうと悪戦苦闘してたのが可愛かったww。
大阪の客席の反応がとても新鮮で嬉しかったと口を合わせる二人。でも「東京でウケてたところが大阪ではウケなかったシーンあったなぁ」とかっきーがボソッと一言ww。それを聞いた廣瀬くんが「俺達のココ(腕を見せながら)が足りなかったってことだよ」とツッコミながら謝罪(笑)。次の公演は頑張ろうと誓い合ってた姿が可愛かったですww。
Q2.東京公演から演じ続けてきての芝居の変化
柿澤くんと廣瀬くんはもう長いことの知り合い、というか親友同士なので(サッカー仲間という共通点があるのも大きいみたい)”芝居”をしているという感覚は今回けっこうないと思うことが多いようです。「そっちがふざけたらこっちもふざけるみたいな」とかっきーが振ると「俺ふざけてる?」みたいに目を丸くしながら見つめ返してたヒロくんが可愛すぎたぞww。結局、どっちも一緒になるとふざけ合うようほどの仲良しだということで(笑)。
ちなみに初共演だったのが約10年前の「メリリー・ウィー・ロール・アロング」だそうで、今回はなんとそれ以来の共演になるのだとか!!それはすごく貴重!!
Q3.東京タワーの思い出
稽古オフのときに、空キャスト4人(カッキー、ヒロくん、玲奈ちゃん、ねねちゃん)で実際に東京タワーに昇ったのだそうです。劇中には東京タワーに上ったカンチが偶然さとみと三上に再会してしまうというエピソードがあるんですよね。これにちなんでということで。かっきーが暴露してたけど、この時玲奈ちゃんは大遅刻してしまったらしいw。
かっきーは「俺は3時間前からいたからね!」とドヤ顔(笑)。ビビる廣瀬くんたちが「何してたの?」みたいな表情してると、皆が来るまでの時間は芝公園あたりを気持ちよく散歩していたとのこと。
東京タワーに皆でいった思い出は「青春だったよね」と口をそろえる二人。普段は通り過ぎるだけのことが多かっただけに、実際に昇ってみてすごく楽しかったそうです。が、柿澤くんは実は”高所恐怖症”ということで、皆で床下が見える場所に連れて行って冷やかしまくるみたいなこともやってたらしい(笑)。なんだかその時の様子が目に浮かぶようだよwww。
さらに柿澤くんと廣瀬くんは東京タワー展望台でテンション上がって大きな声で歌いまくってきたとのこと!「夜だったしね」なんてシレっと言ってたけど、マスク姿とはいえ…あんなエエ声が聞こえてきたら他のお客さんの注目の的になっちゃったんじゃないの!??とちょっとビビった私(笑)。ちょっとしたリサイタル状態!?
Q4.修学旅行の思い出
廣瀬くんは「中学校の修学旅行を2回行った経験があります」と。一体どういうことかと思って聞いてみると…、中学時代までは山梨県に住んでいた廣瀬くん。仲の良い親友がたくさんできて素敵な学校生活を送っていたそうですが、途中で東京に転校しなければならないことになったと。それでも仲間と離れがたい気持ちがあったので様々な家を点々とさせてもらいながらなんとか山梨の皆と修学旅行で奈良と京都に行くことができたそうです。その旅行が山梨とのお別れになったということで…めっちゃ青春のいい思い出話。
ところが、東京の学校へ引っ越してからすぐにまた修学旅行ということになり…なんと、山梨メンバーで行った場所と同じ奈良と京都にもう一度行く羽目になってしまったんだとか。しかもルートが全く同じだったということで「ほんとにつまんなかった」とボソリww。いやぁ、でも、そう思ってしまうのも無理ないよねぇって思ったかな。山梨の思い出が濃すぎただろうからなおさらね(汗)。その話が初耳だったかっきーは「そんな話ってあるの!??」と食いつき気味に聞き入ってましたww。
対する柿澤くんはというと、北海道の小樽などをまわる修学旅行へ行ったそう(皆で行く場所のプランを考える旅行だったって言ってたかな)。すると、だんだん思い出してきたのか「この話、不快に思われたらごめんなさい」と謎の謝罪からはいるかっきー(笑)。なにかと思ったら、修学旅行中にこっそり夜抜け出して遊びに行ったエピソードが出てきてww。そこまでは”ありがちだな”と思ったんだけど、その先がかなり”男子”的な体験談だった(笑)。
つまり、カラオケしてる声が聞こえてきてそっちの方に行ってみたら…”あられもない姿”で歌いまくってる人たちが目に飛び込んできたとwwww。皆でそこで食い入るように見まくって後で怒られたと(←そらそうやろww)。「北海道来てよかったーーって盛り上がりましたよっ」と当時を思い出してやや興奮気味に語ってた”男子”柿澤勇人(笑)。うん、健全男子ってことでwww。そんなぶっちゃけかっきー、好きだぞっ(笑)。
Q5.学生時代の恋愛経験
柿澤くんは即答で「皆無」とキッパリww。修学旅行で●×覗いて喜ぶ男子がモテるわけがない!とドヤ顔で言ってて思わず吹き出しちゃったよ(笑)。
対する廣瀬くんは山梨時代にずっと片想いしていた同級生の女の子がいたそうです。最後の修学旅行の日には事情を知ってる仲間たちから告白を急かされたようですが、「言えなかったねぇ…」と何度もw、でもちょっと寂しそうに語ってました。劇中の三上とは違ってすごくシャイな男の子だったんだなぁとちょっとホッコリ。
ちなみに、廣瀬くんからかっきーに「劇中でさとみに”好きです”とストレートに告白する時の気持ちってどうなの!?」と興味津々な質問があって(笑)。それに対してかっきーは「やっぱり恥ずかしさはある」と正直に告白してましたww。すると廣瀬くんが「自分の劇中セリフなんか”お前を愛してる”だからこっちの方がよほど恥ずかしい」と自己ツッコミしてて思わず爆笑してしまったwww。
Q6.東京公演と大阪公演の違い
東京公演の時はオケピが舞台下にあったそうですが、大阪公演は舞台袖に配置になったので客席との距離をものすごく近く感じたとのこと。お客様との距離が近いとなんだか嬉しいとハニカミながら話してくれた柿澤くん、そんな彼の言葉がまた嬉しかったりして。
Q7.俳優を目指したきっかけ
廣瀬くんは大学3年生までずっとサッカー漬けの生活をしていてプロを目指すくらい頑張っていたそうですが、怪我でその夢を断念せざるを得なかったと。なんでも、家族みんながサッカーに携わっているとのことで(今も)廣瀬くんだけが途中でリタイアということになっちゃったそうです。なんだか切ない話だなぁと思ってしまった…。
それで、サッカーと同じように情熱を持った何かをやりたいと思っていた時にスカウトを受けたとのこと(怪我の後は一度アパレル会社に入社したようですが)。初めてスカウトの話をされた時は「怪しい」と警戒しまくって無視したけど(「急に人に声かけたらだめだよね?」と食いつき気味に客席に向かって聞いてたなww)、しばらく経った時にチャレンジしてみようという気持ちが芽生えて連絡を取ったそうです。でも、その声をかけたスカウトの人は良い先見の明を持ってたなぁと思いましたよ。
ちなみに、山梨の時に片想いしてた子も今の廣瀬くんの活躍は知っていて応援してくれているとのことでした(かつて好きだったことももう知られてるらしいww)。山梨メンバーのLINEグループに入ってる、とか言ってたかな(このあたり潤覚え 汗)。
対するかっきーはスカウトの話をかなり羨ましがっててw。で、それ繋がりのエピソードがめちゃめちゃ面白かった!
数年前にマスクして渋谷を歩いてたら「業界に興味ない?」と声かけられたんだとか。すでにトップのミュージカル役者だったかっきーはシレっと「興味ないっす」と通り過ぎようとしたんだけど、「君ならマジでトップになれる!!」と食い下がられたらしいww。で、よくよく話を聞いてみたら…ホスト業界のスカウトだったと(笑)。密かに嬉しかったらしいw。このオチ、最高に笑ったよーーー!!かっきー、面白エピソードすぎるwww。いや、でも、たしかにホスト業界イケそうだよね。声をかけた人の気持ちは分かる気がするよ(笑)。
この話が面白すぎたので、かっきーの俳優になるきっかけ話はカットということになりました(笑)。
Q8.大河ドラマに出演して変わったこと
2022年度大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で源実朝役を熱演し一気に知名度が上がった柿澤くん。その前も大河出演経験はあったけど、今回は役も良かったたしけっこうメイン回もあったから注目されるようになったよね(最初の大河は『平清盛』だったなぁ)。
町で声かけられることも増えたそうですが、本人的には”ちょっとした変化”くらいの感覚っぽかったなw。「タクシーの運転手さんに歌を詠まれたことは?」みたいなツッコミをされると「そんなことあるわけない!」と大爆笑してて面白かったなwww。
で、劇中クライマックスで「鳥居が出てくる」って話題になって。それに対して「僕はあれを鶴岡八幡宮の鳥居だと思ってるんで」とドヤ顔して語るかっきー(ヲイwwww!!!)。東ラブではあれは”愛媛の今治の海岸にある鳥居”ってことになってるんですが、どうにも実朝エピソードが過るということで、「どこかに公暁が隠れてるんじゃないかと警戒してる」らしいwwww。それを聞いた廣瀬くんたちは「(舞台に)集中してww!!」と猛ツッコミ入れまくっててまたまた爆笑しちゃったよ(笑)。まぁこれは、かっきー特有のジョークトークですからね(本気で本編中に鶴岡八幡宮浮かんでたらヤバイって 笑)。
Q9.次の舞台について
来年は柿澤くんも廣瀬くんも大きな作品が控えています。かっきーはミュージカル『ジキル&ハイド』主演(ジキルとハイド役)で、廣瀬くんはミュージカル『太平洋序曲』の香山弥左衛門役で出演と。で、大阪公演もきっちりあるのですが、調べてみたら二人とも1週間違いでやってくるそう。4月2週目に廣瀬くんがきて、それが終わってからすぐにかっきーになるというスケジュールのようです。
ちなみに今年のクリスマスの予定は…二人とも「仕事」とのことでした(空チームは24日マチネで終わり)。かっきーは年末コンサートの音合わせやるって言ってたかな。
Q10.最後に一言
廣瀬友祐くん
今このご時世に舞台ができていることが本当に幸せだし奇跡だと思います。コロナで中止になる舞台に当たることが多く、色々考えることも増えました。その瞬間にしか味わえない感動や希望が舞台には確実にあると強く感じます。明日どうなるかもわからないなかで、こうして皆さんと会えたことは感謝しかありません。
柿澤勇人くん
演劇舞台はコロナとは全く逆の方向にある物ですが、こうして皆さんに足を運んでいただけて感謝しかないです。この作品をミュージカル化することに当初は「無謀だ」とかマイナスなことをたくさん言われることもあったけど、皆さんのおかげでここまでやって来れました。まだ地方公演もあるので最後まで応援よろしくお願いします。
※レポのトークコメントは私のニュアンスで編集して書いてます。あしからず。
こうしてトークショーはお開きとなりました。想像していたよりもディープで面白エピソードたっぷりの内容で本当に参加できてラッキーでした!どうか残りの公演も無事に上演することができるよう祈ってます。健康に気を付けて頑張ってください!