宅間孝行さんが主宰するタクフェスの第7弾公演『流れ星』を観に大阪遠征してきました。
10年前にやっていたNHK朝ドラ『つばさ』で宅間孝行さんのお芝居に魅せられ、その流れで初めて宅間さんの生の舞台を観たのが2009年版『流れ星』でした。
その当時は”東京セレソンデラックス”という宅間さん主催の劇団での上演。セレソンのことは、その前からファンだったTEAM-NACS(洋ちゃんやヤスケンさんたち)の皆さんが口をそろえて「あそこの芝居は素晴らしい!!」と大絶賛していたので気になる存在ではあったんです。
その行くきっかけとなったのが朝ドラ『つばさ』だったというわけ。当時、このドラマに関してはけっこう辛口意見も多かったけど(汗)、私はとても気に入っていたし(DVDも持ってる)思いがけない体験もさせてもらえて本当にいい思い出をいただきました。
10年前予想外の大号泣となった『流れ星』。この時に宅間孝行さんの作品に心底惚れました。ストーリーも分かりやすく、コメディと人間ドラマが見事にマッチしていた。初めて触れた宅間作品でありえないくらい心揺さぶられたのでとても深い思い入れがあります。
それゆえ、再演すると知った時は本当に嬉しかったし、何が何でも見に行かなければと思っていました。こうして再び出会えてよかった…!
2019.12.05マチネ in シアタードラマシティ(大阪・梅田)
キャスト
- 星野夏子:田中美佐子
- マリー:飯豊まりえ
- 徳田夏子:柳美稀
- 内藤ヨージ:富田翔
- 中富先生:三津谷 亮
- ボン:冨森ジャスティン
- 田淵兼子:近藤くみこ(ニッチェ)
- 一平/信彦:松村 優
- どんぴさん:越村友一
- 小田ヨウコ:遠藤瑠美子
- 駒村さん:若林元太
- 徳田慎太郎:ダンカン
- 星野謙作:宅間孝行
ふれあい&前説
セレソンからタクフェスに変わってから、それまで以上に観客と宅間カンパニーの皆さんとの距離感が縮まった印象があります。そのひとつが、開演前に行われる「ふれあい」コーナーです。
殆どの舞台は写真撮影厳禁ですが、タクフェスは開演前の前説&ふれあいコーナーとカーテンコールの撮影が許可されています。今回はなかったけど、たまに舞台中のシーンの中で撮影タイムを設けることもあるくらい(確か「夕」のときはOKだった気がする)。
タクフェスのグッズを1つでも購入すれば、開演前に宅間さんがそれにサインしてツーショット撮影まで応じてくれるという…ファンにとっては涙もののイベント。この日も長蛇の列ができていました。
私はちょっと購入に出遅れてしまいかなり後方となってしまいましたが(汗)ふれあいOKの時間帯になんとか間に合ったw。この日は宅間さんオンリー(ほかキャストが来る日もあるようです)でしたが、大勢のファンに丁寧に優しく対応してくれました。私の時もツーショット撮った後に「楽しんでいってね」と一声かけていただきとても感激しました!
早くに触れ合いが終わった人や、列に参加しなかった人にもお楽しみがあって。宅間さんの長年の同士でもある越村友一さんが「出演者の私物じゃんけん」で盛り上げてました。
客席と越村さんがじゃんけんして、勝ち残った人が出演者の私物(越村さん曰く、盗品www)をゲットできるというイベント。
ちなみにこの日の”盗品”は、飯豊まりえちゃんの「ポッキー」が多かった気がする(笑)。
宅間さんもツーショット撮影会が終わった後舞台上に合流。越村さんが出演準備のためさがると、代わりに三津谷亮くんと遠藤瑠美子さんが登場して宅間さんと3人で盛り上げてくれました。
毎回宅間さんはこの時に客席リサーチ行うんですよね。「一番遠くから来た自信のある人」とか、「一番年齢が高い人」とか逆に「一番若い人」とか。この日は下は中学生から、上は80代中盤の方がいらっしゃってました。遠い人は北海道から遠征にいらしてて、タクフェスファンの常連の方だったようで宅間さんも嬉しそうでした。
面白かったリサーチは「〇を見る会に行ったことがある人」ww。シュレッダーにかけられた名簿に名前がある人いませんかーとww。この日はいなかったようで「皆さん庶民なんですね」とツッコミも忘れない宅間さん(笑)。
あと、「社長の人」とリサーチかけてて・・・これがお一人いらっしゃって盛り上がってました。この方、本編の中でもイジられててめっちゃ羨ましかったw。
こうして大阪のお客さんのハートをがっつり掴んだ宅間さんは準備のため退場。
そのあとは三津谷くんと遠藤さんが二人でセットの解説をしてくれました。始まる前にセットの解説をしてくれる舞台なんて、たぶん、タクフェスくらいしかないんじゃなかろうか(笑)。
今回の最初に出てくる時代はバンクーバーオリンピックが行われた2010年設定。ちょうど私が見た『流れ星』再演の翌年になってますね。そのため、掲示板には浅田真央さんが銀メダルになった記事が貼られてました。芸が細かい(劇中で触れられることはなかったけどw)。
こんな濃い~開演前イベントがあり、そしてそのまま本編となります。
ネタバレにも少し触れている本編感想は次のページにて。