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ミュージカル『四月は君の噓』東京公演 2025年9月3日・4日マチネ ネタバレ感想

ミュージカル『四月は君の噓 を観に人見記念講堂へ行ってきました。

東京公演が大詰めに入った9月。この作品が大好きな私はリピチケを含めて5回通いました。もうすっかり人見記念講堂の場所も覚えた(笑)。

マイ楽となった4日マチネで宮本佳林さんのかをりに会うこともでき、ついに全キャスト見ることが叶いました。宮本さんはハロプロ系のアイドル(Juice=Juice)出身だそうで、大型ミュージカルへの出演は今回が初めてになるとのこと。ビジュアル的にはかをりとイメージが重なりとても可愛らしかったです。

佳林ちゃんのかをりは梨里香ちゃんよりも少し年下っぽい雰囲気で公生から見ると妹のような印象もありました。あとすごく儚い。梨里香かをりが太陽の眩しい光だとしたら佳林かをりは月の柔らかい光といった感じ。歌に関しては動画サイトで見たものよりも格段と上手くなってて驚きました。あと1回くらい見たかったかも。

そして改めて・・・上田一豪さんのシンプルだけど人の内面を繊細に魅せる演出が本当に良いなぁと実感させられました。特に盆の使い方が素晴らしい!!登場人物の気持ちと見事にリンクしていて、何度も心揺さぶられました。

再演を見るのは今回でラストになるので、前回よりもじっくり感想を書いていきたいと思います(多分長いのであしからず)。

これまでの『四月は君の嘘』感想

以下、ネタバレを含んだ感想です。

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2025年9月3日・4日マチネ in 昭和女子大学 人見記念講堂 (東京・三軒茶屋)

あらすじと概要については2022年の神戸公演レポを参照してください。

主なキャスト・上演時間

  • 有馬公生:岡宮来夢
  • 宮園かをり:加藤梨里香(3日マチネ)/宮本佳林(4日マチネ)
  • 澤部 椿:山本咲希(3日マチネ)希水しお (4日マチネ)
  • 渡 亮太:島太星(3日マチネ)吉原雅斗(4日マチネ)
  • かをりの母:鈴木結加里
  • かをりの父:原慎一郎
  • 審査員:武内耕三木麻衣子
  • 相座武士:内海大輔
  • 井川絵見:飯塚萌木
  • 幼い公生:椿ナタニエル(3日)中西縁(4日)
  • 大介:小金輝久(3日)深澤航(4日)

<アンサンブル>

池田航汰、大森未来衣、相樂和希、桜井咲希、佐藤志有、新條月渚、須田拓未、千歳ふみ、千葉海音、鳥居留圭、中野太一、東倫太朗、深澤悠斗、町田むつき、松村桜李、吉岡花絵、渡辺七海

<Swing>月山鈴音

上演時間は約2時間55分(1幕70分、休憩25分、2幕80分)

全体感想

1幕

冒頭は公生がかをりを回想するところから始まるのですが、ストーリーが頭に入ったうえで見ると本当にのっけから込み上げるものがあります。

公生にとっての”四月””春”の意味…。それを匂わせておいて時間を遡り彼の暗黒時代の回想へ。舞台ならではの惹きつける演出が私はとても好きです。

♪僕にピアノが聞こえないなら (If I Can't Hear The Music)♪

公生が自らのトラウマを心を抉るように歌うこのナンバー。めちゃめちゃ苦しそうなのに、曲調は力強く明るいポップス調なんですよね。そのギャップが本当に良い。

かつては天才ピアノ少年として数々のコンクールを総なめにしてきた公生ですが、教育熱心だった亡き母親への複雑な感情で精神的に追い詰められピアノの音が聞こえなくなってしまう。
ただただ母親を喜ばせたい、病弱だった母親に元気になってほしい一心でピアノに向かい合ってきた幼い公生。しかし彼が母に望んでいた愛情はついに返ってくることはなく…そのまま別れを迎えてしまったことが彼の心のトラウマとなってこびりついている。

なぜ母親は自分の求めた愛情に応えてくれなかったのか。母の真意を知るにはあの時の公生はあまりにも幼すぎたわけで、それがなんとも切ないのです…。
岡宮くんが演じた公生は、母親への複雑な感情に囚われ絶望しながらも音楽の世界へ戻りたいという渇望にもがき苦しんでいるようで、見ていてとても苦しくなりました(涙)。

そこから場面は公生の通う高校へと変わりトーンが一気に明るくなります。引っ込み思案でネガティブ思考強めな公生でしたが、活発で明るい幼馴染の椿や女の子にモテモテの人気者男子の渡といった友人に恵まれている。それがなんだか羨ましくもありました。

この学校シーンで歌われる♪僕らの時間♪がキラっっキラ輝いてて本当に素敵なのです!!!特にアンサンブルさんたちの躍動感は何度見てもワクワクするし自然と胸が熱くなる。あぁ、これぞ青春だよ!!皆めっちゃ眩しいよっ!!

公生が初めて宮園かをりと出会うシーンはシンプルなんだけどすごい運命的なものを感じる演出になっています。特に背景に広がる桜の花の映像が胸に迫ってくる。複数回見ていると、あの背景見るだけでも涙ぐんでしまう…。
公生はかをりの奏でるピアニカの澄んだ音に引き寄せられていくのですが、かをりは公生の姿を見ると少し感極まったような表情をにじませる。

この二人の出会いシーンは内容を知ったうえで見るとホントに泣けるんですよ(涙)。あの時の彼女の心境を思うとね…。梨里香ちゃんのかをりは公生を見つめる眼差しが温かくてとても美しい。佳林ちゃんが演じたかをりは、その場に立っているだけでなんだかスーッと消えてしまいそうな儚さがとても印象深かった。

それから、椿が渡とかをりが楽しそうに会話している姿を少し離れた場所から見つめるシーンも好き。咲希ちゃん椿は姉目線のように少し苦笑いしたような表情をしていましたが、しおちゃん椿は「え…もしかして公生?」といったとても不安げな笑みを浮かべてたんですよね。咲希ちゃんはあの時点でまだ公生への恋心に覚醒していない雰囲気だったけど、しおちゃんは公生がかをりに惹かれてるかもという漠然とした不安を滲ませていた。二人の反応の違いが面白かったです。

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かをりがコンクール会場へ行くと学校のキラキラした雰囲気とは一転、ヒリヒリとした緊張感あふれる雰囲気に変わります。生徒役だったアンサンブルさんたちが目をギラギラさせながら優勝を目指し演奏するコンテスター役に早変わりするのが凄い!!

♪One Note〜この一音に賭けて〜♪

ヒーローアニメに登場するようなカッコ良い旋律が聴いていてとてもワクワクする。それに、アンサンブルさんたちの手の動き(最初はヴァイオリン)が実にキレがあって美しいし超カッコイイです。コンテスト出場者の彼らはみんな命を削るような心境であの場に立っているんだなというのがひしひしと伝わってきた。

かつてはコンテストの常連だった公生はトラウマを発症してからその世界から距離を置いていました。しかし、かをりの演奏を聴くためにあれよあれよという間にコンクール会場へ足を運ぶことになってしまう。そんな彼をライバル視する武士絵見たちの視線が刺さる。
もう公生が去ってだいぶ時が過ぎているというのにあれだけ熱視線浴びるって…、どれだけすごい演奏家だったんだよって思っちゃう。見ていてしんどいのは、彼らの視線が憧れよりも”倒すべき相手”としてのものだという事。公生はずっとその世界の中で孤独な戦いを続けていたんだと思うと胸が痛くなる…。

そんな異様な雰囲気の中でいよいよかをりの出番がやって来る。一斉に彼女に視線が注がれるのですが、私はもう両親の姿を見るたびに毎回ボロボロ涙零してしまってた…。この作品の流れをすべて把握したうえで最初から見ると、本当にめちゃめちゃ心が震えるんですよ(涙)。かをりの両親の娘を見つめる温かくも優しい目線は何度見ても号泣もの…。
そして、かをりの演奏が始まる。最初は譜面通りに弾いていたものの、ある瞬間から突然音色が変わるんですよね。

♪Perfect(フルバージョン)♪

あの時の彼女は本当に何よりも美しかった。コンテストとしての音楽ではないけれど、誰の心をも激しく揺さぶる魂の音が確かにそこにあった。それはまさに、”宮園かをり”の生き様のように私には思えたんですよね。一音一音に”私は今ここに居るよ!!”と体全体で叫んでいるかのようでもあって…、この場面は本当に涙無くしては見られません(泣)。これも、すべてを知ったうえで見るとものすごく心に響くものがあるんですよ…。

そして今回もうひとつ感じたのは、彼女は客席で聴いている公生に向けたラブレターのつもりで弾いていたのかもしれないなという事。最後の方に彼女の真実が語られるのですが、それを知ってからこのシーンを見るとどうしてもそう思わずにはいられなかった。
そしてこの時のかをりが奏でた音楽は、モノクロの世界に沈んでいた公生の心にいくつもの色を染み込ませていった。「彼女は今、何よりも美しい」と言葉を発する公生と、その後ろで”生きる歓び”を奏で終わったかをりの姿が重なるシーンは本当に尊すぎてボロ泣きでした(涙)。

かをりの演奏が終わったあと、舞台裏で少し戸惑いながらかをりが公生に感想を求める場面も個人的にとても印象深いです。この時彼が彼女に告げた素直でまっすぐな言葉が私は本当に好きでした。

しかし公生はそれ以上かをりに深入りしようとしません。彼女は公生の親友である渡亮太が好きだと信じていたから…。渡はかをりと嬉しそうに記念写真を撮ったりして楽しく交流してる。椿も交えてかをりの両親に挨拶に行ったりとてもフランクな光景がそこにはあるのですが、公生は「僕はただのエキストラであり”友人A”に過ぎないから」と自ら踏み込むことはしなかった。

それでも彼の視線に映る世界は行ってみたい憧れのばしょでもあり…。そんな複雑な心境を歌う♪映画みたいに (Just Like A Movie)♪もとてもグッとくるものがありました。

それからしばらくした後に開催された体育祭。椿は自分のミスでソフトボール部が負けてしまったことで落ち込んでいましたが、公生は彼女が怪我を隠して懸命にプレーしていたことに気づいていた。その優しさに思わず椿がたじろぐ姿は印象的です。淡々としながら柔らかい優しさを見せる岡宮くん公生のお芝居も素敵だったな。

♪The Beautiful Game♪

渡くんはサッカー部キャプテンとしてチームを鼓舞して勝利に向けて懸命に走っている。ここのシーンのナンバーとサッカー部員たち、応援している人たちの”THE青春っ!!!”的な雰囲気がとにかくめちゃめちゃ良いんですよ!!!もう見ているだけで自然と胸が熱くなってきて涙がこみ上げてしまう。とにかくみんな、一生懸命で…一人一人がキラッキラ輝いてる。特にサッカー部の皆の動きがめちゃめちゃハードそうで、本当にグラウンドを駆け巡っているかのよう。ただひたすら勝利だけを目指して必死に駆け抜ける姿は何よりも尊い。

試合終了の笛が鳴った後の、渡君をはじめとするサッカー部員たちの乱れた呼吸がとてもリアルで(それだけ激しいダンスだったし)皆で一列に並んで挨拶するシーンでは思わず拍手を送ってあげたくなるほど愛しくて涙が溢れました(泣)。このシーン、島くん渡は頭を暫く上げられずに震えてるけど、吉原くん渡は感情を必死に堪えながらすぐ上を向いてる感じでしたね。二人の反応の違いも印象的だった。

普段はめちゃめちゃ明るくて女の子たちにも人気のある陽キャな渡亮太ですが、このシーンで見せるもう一つの彼の顔はとても切ないです…。お茶らけてるようで、実は何事にも一生懸命で熱血漢な一面を持つ彼が私は好き。

試合が終わってしばらくしたあと、かをりは公生を渡の代役”友人A”としてデートに誘う。公生は動揺しまくりながらもかをりの強引さについつい惹きこまれてしまい彼女が生きたかったスイーツ屋に付き合ってしまうわけで。

♪君がわからない (Who Put You In Charge Here?)♪

かをりがどんな気持ちでこの時公生を”友人A”として誘ったのかはすべてを知ったうえで見ると切ないものがあります。が、ここのシーンはひたすら明るくて楽しい。ワイルドホーンにしては珍しい軽やかでコミカルな旋律が最高に可愛らしくて私は大好きです。終わった後も頭の中にグルグル音楽が残る感じ。
積極的なかをりと、なぜ自分がその場所にいるのか分からない公生。二人の気持ちは全然噛み合ってなくてw。それでも一緒にいることに心地よさは感じてるんだろうなと思えるのがこの場面の素敵なところ。二人一緒に心の中の声として「君の音楽が聴きたい」と歌うシーンはとても印象的です。

そういえば岡宮君、4日マチネでは佳林ちゃんかをりに翻弄され過ぎて「とりあえずお水」と店員さんに注文しそびれちゃってましたね(笑)。でもその時のオタオタした表情も自然でめっちゃ可愛かったよ!

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公生はかをりにせがまれるままスイーツ店にあったピアノに向かいますが、音が聴こえないうえ昔の母のトラウマも蘇りその場から逃げ出してしまう。
彼はピアノに向き合えない苦しい心情をかをりに打ち明けるのですが、彼女は「本当に好きな人のためなら死んだってかまわない」と重い言葉を口にする。自分のせいで母親は亡くなってしまったと思い込み苦しみ続けてきた公生はその言葉に衝撃を受けるわけですが…、あの時かをりはどんな気持ちでその言葉を彼に告げたのかと思うとそれだけで本当に胸が苦しくなります…。これも、すべてを知った後に見るとめちゃめちゃ刺さってくるんですよね…。

かをりはまるで自分自身の内面を覗かれたくないかのように、雨が降ってきたことを口実にして強引に公生の家へ連れて行ってほしいと頼み込みます。公生はそんなかをりに翻弄されっぱなしですが、明らかに彼女の強力な引力に導かれてる感があるような気がしました。

その頃、椿は自分の部屋から見える隣の家の公生の部屋を見つめて物思いにふける。

♪月の光(Where's My Superhero?)♪

椿はいつも隣の部屋から聴こえてくる公生の音色がずっと好きだった。やがてその想いは公生本人へと向いていってるわけですが、まだそのことをはっきり自覚しているわけでも無くて。そんな複雑な椿の女心と、かつて公生が奏でたピアノ(ベートーヴェン作曲のピアノ曲「月光」)の音楽が重なる瞬間はなんだかとても神々しくて神聖な雰囲気に溢れていました。

一方、公生の家の開かずの間に踏み込んだかをりはその場所で彼の孤独な心情を感じ取っていました。

ひとりぼっちのピアノ

この歌はそのまま聴いていると放置されたままのピアノに向けたものに思えるのですが、実は同時に公生自身へ向けた想いも含まれているんですよね…。「独りぼっちにして、ごめんね…」という彼女の言葉にこみ上げるものを抑えることができなかった(涙)。あのときかをりは本当の意味で公生の心の孤独に触れたのかもしれない。
だからこそ、かをりは彼に強引なお願いをしたんじゃないかな。きっと彼女は公生がピアノを弾きたくないといいながらも心の底ではあの世界に戻りたいともがいていることを察してたと思う。

ところが、コンクール二次予選にかをりの伴奏者として指名された公生はなかなか現れない。そうとは知らない他の参加者たちは彼がどのような演奏をするのかヒリヒリしながら待ちわびていた。武士や絵見は特に公生へのライバル心が強いのですが、「必ずあのメトロノームを止めてやる」と歌いながらも「彼はヒーローだった」と憧れを歌っているのがとても印象深かったです。自分たちの前に立ちはだかった巨大な壁であると同時に、手を伸ばしても届かない憧れて仕方ない存在だったんだなぁと…。それはそれでまた切ないものがあります(♪One Note〜この一音に賭けて〜最終バージョン♪)。

かをりは一人で俯いていた公生を見つけ必死に一緒にステージに立ってほしいと懇願。彼と一緒に音楽を奏でたい一心で自らの不安を打ち明け涙ぐみながら頭を下げるかをりの姿は泣けます…(♪君はひとりじゃない♪)。音楽に向き合う事への苦しみや怯えを抱いているのは決して彼だけではない。「私を支えてください」と本音を打ち明ける彼女の姿はとても儚く今にも壊れてしまいそうで…。そんな彼女の気持ちが公生は痛いほど理解できてしまったのではないだろうか。
かをりが本音で向き合ったことが、公生を再びピアノの演奏へと駆り立てるに至る展開はとても感動的です。

コンクールまであと時間がないという時に頼もしい助っ人となるのが、椿と渡。

♪Speed Of Sound~カラフルに輝きながら~♪

椿の自転車の後部席に公生(椿の背中でピアノの指の練習する岡宮くんが可愛かった)、渡の自転車の後部席にかをり。4人はコンクール会場に向けて駆け出して行くのですが、このシーンの爽やかなキラッキラ感がもうとにかく尊すぎて…、私今回5回観ましたけど、5回ともボロ泣きしました(涙)。あの4人の疾走するシーンを見るとどうしようもなく涙がこみ上げてきて仕方ないんですよ。盆を回して前に進んでいく4人を表現する演出も素晴らしいです!!何だろうホント、思い出しても泣けてきちゃうんだよなぁ。『四月は君の嘘』の作品を象徴していると言っても過言ではない名シーンだと思います。

いよいよ、かをりと公生の出番がくる。かをりに背中を押されるようにピアノを奏で始める公生でしたが、どうしても途中で母親へのトラウマが過ってしまい演奏を続けることができなくなってしまう。コンクールではメインの演奏者が奏でることを止めた時点で評価対象から外れてしまうという。しかし、かをりにとってこの時一番重要だったのはコンクールの順位に残ることではなく、公生と一緒に音楽を奏でることだった。

♪旅に出よう♪

かをりは自らの演奏をストップし、俯いて震える公生に語り掛け優しく光の満ちたカラフルな世界へと導こうとします。

「顔を上げて、私を見て。旅に出よう、二人で」

1幕クライマックスのこの場面は、本当に号泣に次ぐ号泣で・・・涙無しには見られないっ(泣)。かをりが導くその声はとてつもなく温かくて優しい。”ヒューマンメトロノーム”と揶揄されるほど正確無比な世界しか知らなかった公生の心の壁を、かをりの「旅に出よう」という言葉は少しずつ壊していく。再び奏で始めたかをりの音楽に勇気を奮ってもう一度ピアノを重ねた時、きっと彼の心の中に今まで知らなかった新しい世界が広がったのではないだろうか。

この、公生とかをりのセッションのシーンは本当に尊くて…今思い出しても心が震えて涙が出ます(泣)。

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2幕

不穏な世界から始まる第2幕。

あんなショッキングな出来事を目の当たりにしたら、誰でも混乱するよね。せっかくかをりに導かれて新しいカラフルな世界に一歩足を踏み込んだばかりの公生には、あまりにも残酷な出来事だったと思う…。

♪崩れ落ちる世界♪

このナンバーはこれまで聴いてきたワイルドホーンらしさをすごく感じました。ちょっとミュージカル『北斗の拳』の旋律と似てるかも。

しかし、次のシーンではかをりはまた元気で明るい女の子に戻っていて、椿や渡たちと楽しい時間を過ごしている。いったい何が起こっているのか流れについて行けずオロオロする岡宮くん公生はなんとも愛らしい。
この場面では♪君がわからない(リプライズ)♪が歌われますが、前半では「君の音楽が知りたい」と言っていたのが後半のここで「君の心が知りたい」に変化しているのがとても印象深いです。色々とお互いを知るなかで二人の気持ちが一歩前進しているようで微笑ましい。でも切なくもある。個人的には「もうお嫁にいけないわ!」とアルバムを取り上げてむくれるかをりが可愛くて好き(ある意味とても切ないんだけど)。

私が一番泣いてしまうのが、かをりの退院祝いに集まった友達に張り切ってケーキをたくさん焼いて持ってくる両親です(かをりの家はケーキ屋)。彼らは公生が途中で演奏をやめたことを少し皮肉りながらも「その破天荒な若さ、いいね!!」と逆に褒めてくれる。こんな優しい両親のもとでかをりは育ったんだなって…。
このあと二人は友達にワイワイ囲まれ笑顔を見せる娘を見つめながら♪映画みたいに リプライズ (Just Like A Movie Reprise)♪を歌うのですが…、これが本当に涙無くして聴けないんですよ(泣)。この時点ではまだ結末が語られていませんが、すべてを知った後にこの場面見ると切なくてたまりませんよ…。

きっと、両親はかをりのことを知ったその時から二人の間で決めごとをしたんだろうなと思います。娘の前ではいつどんな時でも明るい笑顔を見せるのだということを…。そんな想いがあの歌から感じ取れて、もう切なくて心が震えて仕方なかった(涙)。

ある時、かをりは公生にガラコンサートの出演依頼が来たから一緒に出場するため申し込んだと告げる。寝耳に水の公生は混乱するばかり。しかも彼女が勝手に選曲したのは、母親とのトラウマの思い出が一番濃く残っているクライスラーの「愛の哀しみ」。ようやく一歩進みだしたとはいえ、公生はまだそこに踏み込めるほど心の余裕がなかった。拒絶したくなる気持ちもよく分かる。
でも、かをりは自分の行動が公生にとっては辛いものになるだろうと理解しながらも強引にでも引っ張り上げたかったワケがあったんだと思います。だけど本当のことは彼には告げずにいようと心に決めていたのかもしれない。かをりは公生に問いかけます。

「君は忘れられるの?私は死んでも忘れないよ!君と演奏を終えたあの時の気持ちを!」

♪流れ星をつかまえよう (Catch A Shooting Star)♪

この言葉に公生の心が揺り動かされる場面は何度見ても号泣ものです…!!彼はここで思い出すんですよ、かをりと音楽で心が結ばれたあの瞬間の気持ちを。自分がこれまで知らなかったモノトーンではないカラフルな世界が広がっていたあの瞬間を。

「やっぱり君は容赦がない人だ。その後ろ姿でさえ、諦めることを許してくれない!!」

公生の心が動いた瞬間に音楽が転調していくんですよ。あの時の爽快感と言ったらないですよ!!かをりの輝きに導かれるように公生がまた一歩明るい未来へと踏み出していくドラマがひしひしと伝わってくる。最後のあの躍動感あふれるシーンは眩しすぎて、尊すぎて、気が付いたらボロ泣きしてしまっていた(涙)。

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そしてガラコンサートの日がやって来る。皆、公生が大舞台に正式エントリーしたことで彼の演奏への興味を募らせギラギラしながら待ち構えている(♪あいつの背中を追いかけて♪)。このシーンの時の武士や絵見はめっちゃカッコイイです。

しかし、今度はかをりが会場に現れない。時間だけが過ぎとうとう順番が回って来た時、公生は「ガラコンは目立ってナンボだから」というかをりが言っていた言葉をあえて口にして意を決してステージに一人で立ちます。ピアノを前にした公生は「全部君のせいだ」と憎まれ口のようなことを呟きますが、それは同時にかをりへの感謝の気持ちも滲んでいるように聞こえてきたかもしれない。

♪さよなら、母さん♪

公生が奏で始めた音楽は最初は非凡で期待していた聴衆たちは首をひねってしまう。絵見の「音が痛い」というセリフが印象深い。しかし、次第に彼の中に母親へのこれまでとは違った感情が芽生えていくと同時に音色も変化を遂げていく。

あえて母親との悲しい思い出が詰まった「愛の哀しみ」と向かい合ったことにより、公生は自分の心の弱さに気づかされるのです。母の愛情を最後まで得られず酷い言葉をぶつけてしまったかつての自分。その記憶が強すぎて、本当の母の姿に目を向けることが今までできなかった。
しかし、今、「愛の哀しみ」を奏でることによってようやく悟る。

母の厳しさはすべて愛情だったのだと。

公生の母親は病弱で命が短いことを悟っていました。だからこそ、自分がいなくなった後の息子の将来を心配するあまり厳しいピアノ教育を課してしまっていたのだろうなと。公生のピアノの技術は母親の愛情そのものだった。その伝え方があまりにも不器用すぎたがために、彼の中でずっとトラウマとなり残ってしまったというのがなんとも切ない。
かをりが与えてくれたガラコンの場で、公生はやっと自分は愛されていたのだと受け止めることができた。涙ながらにピアノを弾きながら母の愛情を噛みしめていく公生の姿は涙無くしては観れません(泣)。

その頃かをりは緊急入院していた。お見舞いにやって来た椿や渡、そして公生の前では明るく振舞うかをり。彼女を元気づけるためにカッコつける渡のシーンは島君も吉原君もノリノリで可愛かったなぁ(咲希ちゃんとしおちゃんの反応もそれぞれ面白かったw)。
この時かをりは公生に東日本ピアノコンクール出場をエントリーしたことを告げます。またしても彼女の強引な申し込み事実に面食らう公生でしたが、この時はもう以前のように激しく拒絶しなくなっていました…。

かをりは皆の前では明るく振舞いますが、彼らが帰った後に”治療の続き”が残っていることが明かされます…。大切な友達の前では自分の病状を決して明かしたくなかった彼女の意地みたいなものだったのかなぁと思うと本当に胸が痛むシーンでもありました…。
治療の準備をしている間、かをりは公生が前に進み始めたことを嬉しいと思いながらも彼が自分一人で歩き始めたことを悟り寂しさも募らせてしまう(♪私がいなくても♪)。本当は二人で歩きたかった音楽の道…。でもそれはきっと叶わない夢なのだと歌う姿は切なく苦しい。特に「私を置いて行かないで」というフレーズは本当に悲しすぎた(涙)。

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秋が深まり冬の足音が近づいてきた頃、学園祭が終わりを迎えようとしていました。ずっと入院中だったかをりが後夜祭が始まるタイミングで元気に走り込んでくる。椿や渡、そして公生(好物の卵サンドくわえてるのが可愛いw)はその姿に安堵し喜んで迎え入れます。それに呼応するように学生の皆が歌う♪最後の夜♪が爽やかで明るくてキラッキラしてて…。なんか本当にアンサンブルさんたちのシーンになるとほぼ全部で私涙が溢れてくるんだよなぁ、この作品。

ちなみに後夜祭シーンでの佐藤志有くんの可愛さはかなり衝撃的でした!

最初、女の子かと思ったくらいだったよ!

この後夜祭でかをりは最初、渡と楽しい時間を過ごします。その姿を見て複雑な心境になっていたのは公生だけではなかった。椿はいよいよこのあたりから公生への恋心を自覚していて、自分を通り過ぎてかをりのほうに熱視線を送るようになっていた彼にもどかしさを募らせていく。
椿は公生の前ではハッキリと恋心を示しているわけではないので、彼は彼女の気持ちに全く気付いてなくて。椿はかをりのことを友達として大好きだという気持ちは確かなんだけど、公生が絡んでくるとどうしても嫉妬心のほうが勝ってしまっていたように見えました。そのあたり、すごい人間らしいなぁと。

かをりは渡とある程度の時間を過ごした後、彼と別れ公生の元へやって来る。かをりは、渡とはぐれたから「君”で”いいや」と公生の元へやって来る。彼女の「君を代役に任命します」という言葉、リピートして見てると色々と複雑な感情が湧き上がってくるんですよねぇ(汗)。公生はそれをそのまま信じてしまってるし。

♪時間よ、止まれ (One Hundred Thousand Million Stars)♪

公生とかをりは二人きりで学校の屋上で一緒に星を眺め穏やかで楽しい時間を過ごす。しかし、かをりは公生に実は退院したのではなく外出許可を特別もらって学校へ来たことを明かす。表向きは元気そうに見えても足元がおぼつかない彼女を目の当たりにして動揺を隠せない公生…。
かをりを乗せた車椅子を押しながら、彼女のことに何ができるのかと自問自答する公生。かをりは車椅子に乗りながら公生と二人きりで歩く夜道の時間の尊さを噛みしめている…。二人でこれまでの出会いから一緒に過ごした日々を思い返し「時間が止まってくれればいいのに」と歌うシーンも泣けて泣けて仕方なかった(涙)。

帰り際、かをりは公生に自分の病状を打ち明ける。ショックで言葉が出ない公生に「私と会わなければよかったね」と寂しそうに笑って去って行くかをりの後ろ姿はあまりにも儚く哀しすぎた(涙)。きっと一緒に心中しようと言ったあの衝撃的な言葉も彼女の本心だっただろうに…。それでもまだ彼女は”本当のこと”を言わないんだよね…。それは公生との思い出を最後まで尊いものにしたいためだったのだろうか…。

♪何を告げればいい (One Hundred Lost Days)♪

かをりの病気のことを知ってしまった公生は彼女に会う事が怖くなりお見舞いへ行けなくなってしまう。そんな彼に苛立ちをぶつける渡。これも複数回見てると彼が切なくてたまらなくなるんですよね…。
渡くんはかをりから告白されて喜んで彼女と付き合うことを決めました。その前には意中の女の子もいたりしてちょっとチャラさもあったんだけど、体育祭での一所懸命な姿や友情に熱いシーンを見てれば彼が本当はとても繊細で男気がある良い奴だということが分かる。公生からかをりの病状の話を聞いて叱咤するシーンもグッときます。

おそらく渡くんは、かをりと楽しい時間を過ごすうちに本気で彼女のことが好きになっていたと思うんです。だけど途中で気づいてしまったんだろうね…、かをりが本当は誰に想いを寄せていたのかを。彼はその後どんな気持ちで彼女に笑顔を向けていたのだろうと思うと切なくてたまらなくなります。
公生とかをりが本当は音楽を通して心から好意を寄せあっていると悟っていたであろう渡。それでも彼は、かをりと向き合う事を恐れる公生を叱り飛ばし「お前は彼女に会いに行くべきだ」と告げる。一番泣けるのは・・・

「かをりちゃんに今必要なのは俺じゃないんだよ」

と歌うシーン。このフレーズは本当に号泣してしまう…。島くんも吉原くんもタイプは違えどもすごく繊細に心情を歌っていて泣けて泣けて仕方なかったよ(盆が回って後ろを向いている時に渡が涙を拭ってる時もあってほんと堪らなかった…)。

一方の椿はかをりのことで苦しむ公生を見ていることが辛くなり「かをちゃんが好きなのは渡なんだよ、彼に敵う男なんていないよ」と言ってしまう。自分の方を向いてほしいと必死に訴える椿の気持ちも痛いほどわかるだけに切ない…。
かをりが大切だからこそ、公生にちゃんと向き合えと自分の気持ちを押し殺した渡。かをりのことが心配ながらも彼女に公生を奪われたくないという嫉妬心に抗えない椿。二人の対比がとても印象深かった。

そして公生は苦しんで苦しんだ末にかをりからの連絡を受け、再び彼女と向き合う決意を固めます。電話越しで彼女と会話を重ねていくうちに、公生は自分の本当の気持ちを自覚します。

「これはたぶん、恋」

このフレーズの歌い方、岡宮くん本当に繊細でグッときました(涙)。

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久しぶりにお見舞いに訪れた公生に強がってみせるかをり。でも内心は彼が来てくれたことが嬉しくて仕方ないというのが伝わってきて泣ける…。
お見舞いのカヌレを持ってきた公生にかをりは病院の屋上で食べたいと告げました。この時のかをり、梨里香ちゃんは傍にあった大きいぬいぐるみを背中にしょいながらおんぶを要求してましたが、佳林ちゃんは弱々しい手の動きだけでおぶってほしいアピールを要求してましたね。どちらも「ほれ、ほれ」と手招きする動きがとても愛らしかった。

久しぶりの外の空気に笑顔がこぼれるかをり。そんな彼女を隣に感じて密かに喜びを覚える公生。印象的なのは、公生がコンクールの練習をしていないと言った時のかをりの台詞です。公生は今さら足掻いても仕方ないと告げましたが、彼女はそれを否定する。

「私は足掻くよ。私、コンクールと同じ日に手術するの。私たちは命がけで足掻く演奏家じゃない」

母親のトラウマは克服したものの、未だにピアノと向き合う事に躊躇いを覚えている公生。おそらく、かをりのことが気になって練習する気持ちに持って行けないというのもあったかもしれない。それでも彼女は力を振り絞り”奇跡”を証明しようとします(♪Perfectーリプライズー♪)。

「ほらね、奇跡なんて、すぐに起こっちゃう」

この時かをりは、”公生が自分に奇跡をくれた”って歌うんですよね。その本意はラストシーンになると明らかになるのですが、これを踏まえたうえで彼女の”奇跡”のシーンを見るともう心が震えて涙が止まりませんよ…。
公生は命がけで自分の背中を押そうとしてくれたかをりの姿に大きく気持ちを揺さぶられる。前向きな姿をずっと見せてくれていたかをりは彼の前で初めてとてつもない孤独と弱音を吐き出します…。その姿に胸が張り裂けそうになるのは、私だけではないと思う(涙)。そんな彼女をただただ抱きしめることしかできない岡宮くん公生の姿も本当に切なかったです(涙)。

東日本コンクール当日は、かをりにとっても一世一代の大勝負の日。公生は彼女のことが頭から離れず出番が近づいても泣きながら震えていてとても演奏できる状態ではない。そんな彼を気にかけたのは武士と絵見だった。
一方のかをりは、その先を見据えるための”あがき”へ向かおうとしている。彼女の両親は医者と話している時は重い雰囲気を醸し出しているんだけど、かをりが車椅子で連れてこられると明るい笑顔で迎え入れてた。それはきっと、家族で交わした約束でもあったんだろうなと思うんだけど…あの光景見るだけで私の涙腺はもう大決壊状態ですよ(涙)。

かをりは離れた場所にいる公生の不安と動揺を感じ取ったかのように♪君はひとりじゃない (リプライズ)♪を歌います。彼女はどんな時もいつも明るく逞しく彼の手を引いて光の方へ導いてくれてたね…(涙)。
公生がその想いを感じたあと、彼の中に新たな”奇跡”が芽生える。武士と絵見との最後の場面はそれを象徴するかのようなシーンで…。あぁ、公生は今度こそピアノ演奏家としてこれまでとは違う新しい道を歩み始めることができたんだなと感じました。その最後の背中ををしてくれたのが渡だっていうのも本当に胸アツ(涙)。

♪君が聞こえる( I Can Hear You)♪

このクライマックスシーンは本当に何度見ても胸があり得ないくらい震えます。かをりが教えてくれた”ありのままの自分で”奏でるピアノ。その音色はどこまでも美しく眩しいほど輝いていたに違いない。かをりへの想いをそのままピアノの音に乗せた公生に涙が止まりませんよ…(号泣)。

そしてついに語られる、かをりのついた”嘘”。その言葉はある視点から見るととても残酷だなと思えてしまうんだけど、それでも涙が溢れてしまうのは・・・、「とんでもない大ウソつき」だった彼女も含めて”宮園かをり”だったから。
ミュージカルだと凝縮されたセリフになっているので”嘘”に含まれた想いを汲み取るのがちょっと難しいかもしれないのですが、そこは原作漫画(あるいはアニメ)を見ればもう少し輪郭が分かるんじゃないかなと思います。

この作品から感じたのは「生の煌めき」。ラストシーンにその後の公生の未来が透けて見えるようなドラマがあるのですが、これが私はすごく好きだった。そして最後の最後に思ったのは、渡亮太くんに幸あれってこと。吉原君が演じた渡は芯の強い男気のある雰囲気だったので力強く前を向いていける予感があったけど、島君が演じた渡はとても繊細で人の心に敏感な一面のある男の子って雰囲気だったんですよね。だから島君バージョンの渡には特に幸せになってほしいってすごく思いました。

この作品全体から感じた煌めくほどに眩しい青春。メインのキャストさんはもちろんのこと、アンサンブルさんたちのアグレッシブで弾けるような歌とダンスやお芝居に本当に心打たれました。彼らの創り出した世界観はまるで、”宮園かをり”が解き放ったカラフルな光そのもののようにも思えた。

初演からキャストがほぼ新しくなったけれど、ますます深みのある素晴らしい舞台を魅せてくれたカンパニーに心からの感謝を!!

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後述

東京公演は色々駆使して5回通いましたが、最後の観劇日に念願だったCAFE3での君嘘コラボカフェへ立ち寄ってきました(公演が行われた人見記念講堂のすぐ隣)。

東京公演中の期間限定で、ミュージカル君嘘と昭和女子大の舞台芸術プロジェクトさんがコラボしたメニューを頂けることになっていました。

注文したのはドリンク&カヌレセット。ドリンクは爽やかな2種類のサイダーにソフトクリームが乗った夏にピッタリの一品。この日はかをり役がピンクをイメージした宮本佳林ちゃんだったので、”桜色コンチェルト”をチョイスしてみました(ちなみに梨里香ちゃんはブルーをイメージカラーにしてることからソーダは”空色プレリュード”でした)。とても美味しかったです。
ちなみに、カヌレは殆どの方が注文してましたね。この作品観たら無性に食べたくなりますもん、カヌレ!!品切れにならなくてよかった(汗)。

カフェ入口にはキャストの生サイン入りポスターも展示されていました。

スタッフの昭和女子大生の皆さんが写真をできるだけ撮りやすくするように光の調整とか一所懸命工夫してくださっていました。感謝。

ちなみに4日はメッセージ付きカードを特典でいただきましたが、3日はサイン入りのウチワを頂きました。

カテコで岡宮くんに挨拶を促された梨里香ちゃんが「帰りは暑いので貰ったウチワを仰いで帰ってください」ってコメントしててキャスト皆から「お~!」という称賛の声が上がってたのが面白かったww。

東京公演が終わった後は、”修学旅行”という名の全国ツアー公演が10月まで行われるそうです。ストーリーも、ワイルドホーンの音楽も、カンパニーのパフォーマンスの熱量も、とにかくすべてが”Perfect”!!と思えるような作品なので、ぜひとも多くの方に観に行っていただきたいなと思います。最後まで怪我や病気なく皆さんが完走できますように。

そしてまた必ず再演してくださいっ!(叶うならば…円盤化…もしくは大楽配信とかしてほしいなぁ←言うだけならw)

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