後述(カテコレポなど)
1月15日のマチネはスペシャルカーテンコールがあり(数日前に知りました)、キャスト全員で劇中のナンバー♪心の翼♪を熱唱するという感動的な光景を目にすることができました。客席からは自然発生的に手拍子が沸き起こり、舞台上の皆さんも指揮者の塩田さんもとても幸せそうな笑顔いっぱいになっていたのがとても印象的でした。
そして歌の後に、ラオウを演じた宮尾俊太郎さんがこの日大千穐楽を迎えることが告げられました。最初のカテコの時、宮尾さんが登場するとキャストの皆さんが全力で「おめでとーー」みたいに森あげてたの凄い印象的だったんですよね。特にリュウケン役の川口竜也さんが拳突きあげながら称えていた姿にウルッときちゃった。
大貫くんがちょっと悪戯っぽく「パパっと挨拶お願いしますね」みたいにニンマリしたあと、「嘘です、嘘です!!じっくりお願いします」みたいに慌てて言い直してたの可愛かった(笑)。
そんな宮尾さん、かなーり挨拶するの最初恥ずかしそうにされていたのですが、意を決したように口にした感謝の言葉は「一片の悔いなし!!ありがとうございました!!」でした。最後の最後までその魂はラオウと共にって感じでとてもよかった!!!宮尾さん、本当にお疲れ様でした。
その後もカーテンコールは続いたのですが、何回目かの時に宮尾さんが舞台袖からバレエのターンからの回転ジャンプで現れて大貫くんの前に跪いてたの…、めっちゃカッコよかった!!さすがKバレエでプリンシパル務めていた人だよ!!あれは王子様役の動きではないか!??大貫くんが驚くお姫様みたいになってて可愛かったよ(笑)。
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インスタではその時の舞台袖からの動画が上がってます。正面からもめっちゃ素敵で感動したけど、横から見ても超絶素敵だわ…!!
そして大貫くんも何回目かの時に美しい三角キックで登場してたな。劇中の後ろ回し蹴りも非常に美しかったけど三角キックも毎回本当に完璧だった!
ちなみにこのリアクションは東京で最初にやった時に「次にくるお客さんにも見せたほうがいいよな」という心境になってほぼ毎回披露することになっちゃったって大阪のトークショーで本人が語ってました(笑)。
15日マチネは、ユリア役の平原綾香さんとシン役の植原卓也くんが大千穐楽。また、交代で役替わりとして演じていた伊礼彼方くんのレイ役と上原理生くんのジュウザ役もこの回で最後ということになっていました。
最後の挨拶をというタイミングで伊礼くんが「じゃあ僕が」みたいに前に出ようとした時、大貫くんが「まだ明日も違う役で出るでしょ」とツッコミ入れて引っ込ませてたのめちゃめちゃ面白くて笑いましたww。
植原卓也くん
最初は日本初演ということで不安の方が大きかったけど、幕が開いたらお客様がとても盛り上がってくれていて、SNSなどでもそれを実感してエネルギーになっていました。毎日がとても楽しかったです。明日の大千穐楽まで応援よろしくお願いします。またお会いする日まで。
平原綾香さん
(挨拶の前から涙を拭ってて気を紛らわすためか横にいた加藤和樹くんに何やら語り掛けたりしていた姿がとても印象的でした)
コロナ禍の中にありながらこんなにたくさんのこの作品を愛してくださる皆さんが集まってくださったことは、私たちカンパニーの心の支えになっていました。この作品に呼ばれて本当によかったです。こんなにも舞台の上で「天と地」を感じたことは今まで経験したことがありません。人が亡くなったとしても、家族ではないとしても、皆どこかで繋がっていることを実感できました。そう思わせてくれたカンパニーに出会えることもできました。
これまでずっと一人で歌って来たけれど、これからは一人で歌っていても「一人じゃない」と思える気がします。作品とカンパニーからは本当に多くの愛をもらいました。最後までこの作品のことをよろしくお願いします。
※コメントはすべてニュアンスです。終わった後メモった内容をまとめて書いてます。
植原くんはファンのことを思いやるようなコメントが素晴らしかった。
平原さんはホロホロと涙を流しながらのコメントでとても感動的でした。最愛のお父様を亡くすという哀しみもあったと思うし、そんな時にカンパニーからたくさん支えてもらったんだろうなと思いました。「これからは一人で歌っていても一人じゃないと思える」という趣旨のコメントには思わず私も涙してしまいました…。あーや、頑張れ!!これからも応援しています。
その後何回目かのカテコの時に、大貫くんは平原さんをお姫様抱っこして、伊礼くんは植原くんをお姫様抱っこしてましたね。愛情あふれる素晴らしいカーテンコールでした。
そして2022年1月16日マチネ、私は観れませんでしたが名古屋の地で無事に大千穐楽を迎えた『フィスト・オブ~』。あれだけ激しいアクションが登場していたのに一人も怪我で欠けることがなかったというのがもう、それだけでもすごすぎます。
また、ちょうどこの時期から新型コロナ禍の感染状況が厳しいものになっていて演劇業界にもその波が少しずつ襲ってくるようになっていました。そんななかでカンパニー全員で無事に大千穐楽を迎えられたことは本当に良かったと思います。客席から見ていても、皆さんが信頼し合っているのは伝わってきたし、何よりとても優しくて温かい空気を感じられたのもとてもよかった。座長の大貫くんの人柄、加藤和樹くんの気遣いの心なども大きかったと思います。
次は中国公演を予定しているというこの作品。その頃どういう状況になっているかまだ未知数ではありますが、ぜひ実現できるよう祈っています。
カンパニーの皆様、本当に本当に、日本発の世界初演公演、お疲れ様でした!!またさらにブラッシュアップした再演に出会えることを期待しています。
次の記事では15日ソワレ後に行われたトークショーについて少しレポしたいと思います。