舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』を観に東京へ遠征してきました。
今回の東京遠征は前回のときとは違う緊張感が凄かったです(汗)。未だ収まりをみせるどころか状況が悪化しているとすら思える新型コロナ禍の真っ只中…。6月遠征のときはまさか2ヶ月後にこんな事態に陥るとは思いませんでした。
次々に各所の舞台作品が一部中止や全中止に追い込まれる中、プレビュー以来しばらく頑張ってきた舞台ハリポタも7月末から8月2週目までの休演を余儀なくされる事態に…。カンパニーの皆さんは一般の人よりも対策厳しくしているはずなので気の毒で仕方なかったです(涙)。
さらに13日ソワレからようやく再開できたものの一部関係者の方が体調を崩されてしまったとのことでその後の情勢もいつどうなるか分からない。遠征日までの期間、SNSで「公演中止」という文字を目にするたびにビクビクしておりました(汗)。
神仏にカンパニーの皆様の無事を祈るしか無いという心境のなか東京入り。客席に座って物語の始まりの音が聴こえたときにようやく安堵(汗)。なにせ今は客席に入れても開演数分前に無念を知らされるというパターンが珍しくないですからね。そう思うと、本当にこの状況の中で演劇に触れることができるというのは奇跡なんだなと。
だけど、いつまでこんな状況が続くのだろうかと不安が募ります。興行側も観客側も精神的にしんどい…(遠征する身としては特に)。
さて、約半月のプレビュー公演を経て7月8日からオープンした舞台版『ハリー・ポッターと呪いの子』。劇場周辺はハリポタの雰囲気に溢れておりました。千代田線の赤坂駅の改札を出た直後から映画ハリポタのあの有名な音楽が聴こえてきて気分が高まります。
さらに、ACTシアターに一番近い出口階段中央にはでっかいタイムターナーが設置されており、左右壁側にはハリポタの世界観を象徴するような肖像画で装飾されているという華やかさ(ちなみに私は一番最初にこれを見た時それが何なのか全くわかりませんでしたww)。
公演時間前と終演後は撮影のための長蛇の列ができていました。結構皆さん熱心に写真を撮られているので、ゆっくり撮影したい場合は開演時間から余裕を持った時間に訪れたほうが良いと思います(終演後もけっこう長い時間列ができていました)。
それから、サカス前にある赤坂Bizタワーの1階に「ハリー・ポッターCafe」ができていました。
舞台が無事に上演されるかどうかばかり気になっていたので(汗)ハリポタカフェのことは全くノーマーク。いつの間にこんなすごいカフェが!?とビビってしまったww。こちらは予約のお客様を優先で入れているようなので、どうしても入りたいという方は公式サイトの事前予約を行ってから訪れたほうが良いと思います。
なお、テイクアウトは混雑時には整理券が出るようですがそれ以外のときは並んで普通に購入できるようです。私も記念にせめてテイクアウトをと列に並んでみたのですが…、けっこう回転悪く時間がかかっていたので諦めました(苦笑)。もう少し落ち着いた頃に再チャレンジしたいと思います。
その代わりに…TBSショップでずっと気になっていた「シマエナガちゃん」買ってしまいましたww(←我が家の朝は前半はTBSなものでw)。
劇場の装飾もハリポタ一色です。
劇場の1階部分は何やら作業中だったので、しばらくしたら何か新たな装飾が出てくるかもしれません(ただの修繕かもしれませんが 汗)。
開場前から劇場外にはかなり長い行列ができているので、天候によっては開場して少し時間を置いてから訪れるほうが良いかもしれません。
ちなみに、一般列の隣のレーンは「9と4分の3番線シート入口」となっていました。
これは、特別デザイン入りのチケットのほかにも非売品グッズがもらえたり一般よりも早く入場できて余裕で劇場内を撮影できるという特典付きシートとのこと。予約するときに席種で選択できますが、お値段設定がかなーりHigh(高額)でございます(汗汗)。
チケットに関してはこの他に「ゴールデン・スニッチ チケット」なるものがあるらしく。こちらはエントリーすると5000円で2週間後に舞台ハリポタを見れるという抽選システムらしい。ただし席種は選べないとのこと。抽選なので遠征者にはかなりリスクが高いかも(苦笑)。
夏休みということもあり親子連れのお客様もかなり多かった印象(未就学児童は入場不可)。ハリポタのコスプレしている子供さんもたくさん見かけました。私の周囲にはチラホラ上演中に声が出てしまうお子さんがいたけど、許容範囲といった感じなのでよかったです。ただ内容的には少し大人向けかなぁという印象も受けたので、この作品に興味がないと集中力が切れてしまう子供が出てしまう危険性もあるかもしれません。
それよりも、大人の方のマナーがちょっといただけなかったのが残念。私はなんとか見えたから良いけど、ずーーっと前のめりで座ってる人がいました。スタッフさんが2幕前に注意がけはしてくれてたけど聞いちゃいないって感じ…。
さらに残念すぎたのが、一番グッと来るクライマックスの場面のときに思い切りスマホの音楽が鳴り響いていたことです。その日は向井理くんハリーの大事なデビュー回…、そんな記念すべき日のあのタイミングでって…ちょっと怒りすら湧いてしまったよ。
上演中は背中を座席の背もたれにつけて見る。絶対にスマホを見ない、電源は落とす。観劇の基本です。1回1回の公演は今の時期特に貴重です。その大切な時間に水を指すようなことはしないでいただきたい。
ハリポタ感想一覧
以下、ネタバレに触れるレポになるので未見の方はご注意ください。
2022.08.18−08.19 マチネ in TBS赤坂ACTシアター(東京・赤坂)
主なキャスト
- ハリー・ポッター:向井 理(18日)/石丸幹二(19日)
- ハーマイオニー・グレンジャー:中別府 葵(18日)/早霧せいな(19日)
- ロン・ウィーズリー:竪山隼太
- ドラコ・マルフォイ:松田慎也(18日)/宮尾俊太郎(19日)
- ジニー・ポッター:白羽ゆり
- アルバス・ポッター:福山康平
- スコーピウス・マルフォイ:斉藤莉生(18日)/門田宗大(19日)
- 嘆きのマートル:美山加恋
- ローズ・グレンジャー・ウィーズリー:橋本菜摘
- デルフィー:宝意紗友莉(18日)/岩田華怜(19日)
- 組分け帽子:木場允視
- エイモス・ディゴリー:福井貴一
- マクゴナガル校長:高橋ひとみ(18日)/榊原郁恵(19日)
キャストは日替わりで組み合わせも様々。ということで、いつものようにキャストボードが設置されていると思っていたのですがどこにも見当たらない。不思議に思いつつふと劇場入ってすぐのところにある本棚を見上げてみると…、何やら人の名前の書いてある本が積んであるではないですか。
これは斬新すぎるっ!!っていうか、気づかない人も多いのでは(私も危うく素通りしそうになった 汗)。開演前と終演直後は相当人が集まって「密」状態になっているので、その時間は避けたほうが良いかも…。
この作品はとにかく出てくる人の数が多い。メインキャストの役者さんでも数人は複数役で登場されていたし、ハリー、ハーマイオニー、ロンはかなり面白い形で再登場というシーンもあります。ここの演じ分けは相当難しかったと思うけど、見ていてとても面白かったし客席もめっちゃウケてた。
パンフレットを見て驚いたのですが、今回SWING(スウィング)の役者さんが12人。SWINGとは”いざ”という時に出演するためにめちゃめちゃ多くの役を覚えるスペシャリスト。ここ最近各公演ごとにSWINGさんが置かれることが多くなってきましたが、10人以上名前が連なっているのを見たのは初めて。それだけ大変な舞台なのだろうなと思います。
実際の舞台の上に立てる可能性は少ない皆さんですが、ライトの当たらないところでカンパニーを支えているんですよね。ここ最近社会情勢の影響もあってかその存在が注目されるようになりました。
18日マチネは、ハリー役の向井理くん、ハーマイオニー役の中別府葵さん、デルフィー役の宝意紗友莉さんが初登場という記念すべき一日となりました。その公演を幸運にも見ることができてとても嬉しかったです。メインで登場していないのはあとロン役のエハラマサヒロさん。全員がハリポタの舞台を踏むのは10月らしい。
ジニーを演じていた馬渕英里何さんは体調不良のため私が観劇した時期はお休みということになってしまいました。
一日も早い回復、無事の復帰を心から祈っています。
あらすじ・概要
原作はイギリスの作家であるJ・K・ローリングによる小説です。1997年に第1作目となる『ハリー・ポッターと賢者の石』が発売されると大人気となり世界的大ベストセラーに。以降第7作まで発行されます。
ダニエル・ラドクリフが主演した映画も大ヒット。「賢者の石」から「死の秘宝」まで8作品(「死の秘宝」は2部制)が上映されどれも大きな話題をさらいました。
本編は7作目『ハリー・ポッターと死の秘宝』をもって完結とされていましたが、2016年に本編の後日談を描いた第8作目『ハリー・ポッターと呪いの子』が発売。これを以てハリポタシリーズの本当の最終巻となるのだとか。
今回舞台化されているのは最終巻となる「呪いの子」です。2016年7月にイギリス・ロンドンで初演が行われ数々の賞を受賞。その年のトニー賞では演劇作品賞を含め6部門獲得しました。その後アメリカやオーストラリアなど6都市で上演。
イギリスで初演されて以来2部制という形で上演が行われていましたが(2日間に分けていたらしい)、2021年にブロードウェイで2幕制が導入。2022年7月に開幕した日本公演はそれと同じ形式での上演されています。
日本で開幕した今回の公演は終わりを定めない無期限ロングランということになっています。劇団四季以外でこの形式をとるのは非常に珍しい。私が知る限りだと…ミュージカル『ミス・サイゴン』初演以来かもしれない(帝劇で1年6か月続きました)。
簡単なあらすじは以下の通り。
ハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法界を救ってから19年後、かつての暗闇の世を思わせる不穏な事件があいつぎ、人々を不安にさせていた。
魔法省で働くハリー・ポッターはいまや三人の子の父親。今年ホグワーツ魔法魔術学校に入学する次男のアルバスは、英雄の家に生まれた自分の運命にあらがうように、父親に反抗的な態度を取る。幼い頃に両親を亡くしたハリーは、父親としてうまくふるまえず、関係を修復できずにいた。
そんな中、アルバスは魔法学校の入学式に向かうホグワーツ特急の車内で、偶然一人の少年と出会う。彼は、父ハリーと犬猿の仲であるドラコ・マルフォイの息子、スコーピウスだった!
二人の出会いが引き金となり、暗闇による支配が、加速していく・・・。
<公式HPより引用>
上演時間は1幕が約1時間40分、2幕が約1時間40分、休憩時間20分でだいたい3時間40分~45分になります。全席ほぼ満席状態なので、短い休憩時間でのトイレ行列はかなりエゲツないことになってました(汗)。夏の時期は水分補給が欠かせませんが、観劇直前は少し控えめにしたほうがいいかもしれません。
ハリー・ポッターとその仲間たちが戦いを終えてから19年後の物語。ハリーは3人の子供の父親となり、友達のハーマイオニーとロンは結婚して2人の子供の親となっています。ということで、それまでの「ハリー・ポッター」シリーズからはまた少し一線を画した雰囲気になっているので初めての人でも入りやすいかもしれない、というのはありました。
が…!「ハリー・ポッター」に関して全くの無知という状況で観に行くとストーリーを理解するのがちょっと困難になるかもしれません(汗)。この舞台は、”皆さんはこれまでのハリーの物語は知っていますよね”ということを前提として物語が進んでいくので、台詞の中で多少解説するような場面はあれども、何も知らないと「??」となるような展開もちょいちょいあるかなと。何しろ、カタカナのワードの数がめちゃめちゃ多いので、初めてで1回きりだと混乱することも多いかも…(汗)。
ということで、観劇前にザっとアウトラインだけでも「ハリー・ポッター」の物語を知っておいた方がこの舞台は楽しめるのではないかと思います。第1作目からの流れは公式HPのストーリー欄に載っているのでこちらを読むのが早いかなと。
かくいう私は…ハリポタは映画の第1作目「賢者の石」を映画館で1回見たきり状態でして(汗汗)しかもその内容もほとんど記憶の彼方に消え失せておりましたので”ハリポタ初心者”同然でございました、ハイw。
本当はズブの素人状態のままであらすじも読まなずに観に行くつもりでいたのですが、直前に「何も知らないとちょっと分かりにくいかも」という情報を見て慌ててネットサーフィンして調べまくりました(笑)。結果、カタカナ用語がわらわら出てくるシーンはさすがについていけなくなることもあったのですが(私の理解が悪いせいもあるけど 苦笑)、事前にアウトラインだけでも知識を入れていたことで何も知らないよりも物語の世界に没入することができたかなと思います。
全体感想
日本公演前から大きな話題となっていた今回の舞台。特に魔法の演出の凄さはかなり注目されていました。このあたりのことにも触れたいのは山々なのですが、本場イギリスでは「#KeepTheSecrets」つまり、”ネタバレしないように”というポリシーを貫いているらしいので私もそれに従おうかなと思います。が、ちょっとだけw。
魔法の演出は1幕も2幕もかなり頻繁に出てきたなぁという印象。けっこう派手なものから小さなものまで多種多様なので、見ているうちにだんだんとそれが”日常的なもの”であるように思えてきてしまう感覚すらありました。大人から子供まで視覚から楽しめる仕掛けがたくさんあるのがよかった。
でも、”すごくビックリして口あんぐり”みたいなことはなかったかなぁ。”これどういう裏技になってるのだろうか”と思うところはかなりありますが、テンポが非常に速いので探っている隙間がないといった感じです。
演出として面白いなぁと思ったのは、”仕掛け”を極力観客に見せないようにしていたことです。同じく大規模作品として話題になった『千と千尋の神隠し』は黒子さんたちの存在を表に出す”あえて見せる演出”でしたが、今回のハリポタはその逆。どちらもすごく惹きつけられる魅力があった。舞台表現って本当に色々な可能性を秘めているんだなぁと改めて感動してしまいました。
それからこの舞台を見て感じたのが”タイミングとスピード”が命だということ。あらゆる魔法の演出をリアルに見せるためには、それに合わせた動きが必須だったと思います。一つタイミングが狂えば舞台が成り立たないのではないかというくらい緻密な作品。とにかく目まぐるしいスピードでストーリーが展開されていくので、お稽古はかなりハードだったのではないでしょうか。
それでもキャストの皆さんは軽やかに駆け抜ける風のように完璧にこなしていて、めちゃめちゃ感動しました!セットの動かし方一つをとっても非常に繊細でスピーディでハリポタの世界観を見事に表現しています。あと、マントの魅せ方もすごく美しい。魔法の演出にも一役買う形になってた。
セットも巨大で見応え十分なのですが、2幕の後半に”どこかで見たことがある”やつが出現したのには驚いたw。あれは…、ディズニーミュージカル『ア○ーダ』に登場してた○○ではないですか!!あの作品には狂ったように通いまくった記憶があるのですがww、まさかハリポタでそれとほぼ同じものを見られるとは思いませなんだ。なんだか妙に懐かしい気持ちにさせられました(笑)。
音楽もハリポタの世界観が感じられてすごく良かったなぁ。見事にストーリーを演出する旋律。聴いていてとても心地が良かった。ちなみに、一番有名なハリポタのテーマ曲は劇中には登場しません。聴けるのは赤坂駅の改札降りた後のゾーンということでw。
舞台版の音楽CDも発売されているようだったので興味がありましたら是非チェックを。
ストーリーについて。
舞台のPR番組などでは魔法の演出の派手さや巨大セットの豪華さが大きな話題として取り上げられていますが、私はそれ以上にストーリーそのものに非常に大きな魅力を感じました。今回は内容についての細かいネタバレは避けますが、全体を見て思ったのは、この作品は「愛情の物語」だなということです。ここの核がとてもしっかりしているのでドラマ的にものすごく心に響くものがあるし、ハリポタ初心者にはちょっとついていけないカタカナ用語があったとしても先の展開に惹きつけられていく。
ファンタジー作品でありながらも、”親子の愛”や”夫婦の愛”、”師弟の愛”や”友情の形”にしっかりとした焦点が当てられているのでとても身近な物語に思えたのがとても良かった。特にハリーと息子のアルバスとの関係のドラマは全体を通してとても繊細に描かれています。
上の方でもちょっと触れましたが、私はハリポタは第1作目を映画館で1度見たきりのほぼズブの素人なのですが(汗汗)今回の舞台を見て少し記憶が蘇るところがあって。特にハリーの生い立ちについては「そういえばそうだった!」と。これが作品のすごい肝になっていたような気がします。
その時のトラウマを彼はずっと抱えていて、解決しないまま大人になっていた。ハリーがあんなにも孤独な気持ちを抱え引きずっていたとは…今回の物語を見て初めて知って切なくなってしまった。そんな彼が、紆余曲折の末に迎えるクライマックスからラストシーンまでは涙なしには見れません(涙)。まさかハリポタでこんな号泣する展開があるとは知らなかったよ…。あれは何回見ても泣くと思う。
でも、個人的に一番感情移入したキャラクターはドラコ・マルフォイでした。映画や原作をほぼ知らないのでハリーとの関係についてのこれまでのドラマは分からなかったのですが(汗)、この舞台に登場するドラコは不器用で愛想がなく誤解されやすいキャラでありながらも、実はとても愛情深い繊細な人物として描かれています。
特に息子への一途な想いは泣けるほど真っ直ぐ。奥さんとのエピソードは少ししか出てこないけれど、想像力がものすごく掻き立てられ彼が話題にするたびに泣きそうになってしまいました…。めちゃめちゃ個人的ストライクなキャラだった、ドラコ!!ちょっと1作目から映画見直して見たくなっちゃいましたよw。
ハリーの息子のアルバスとドラコの息子のスコーピウスとの友情物語も見応えあります。というか、彼らの物語がメインと言っても過言ではないかも。「友情以上愛情未満」的な関係にも見えたかな。クライマックスのとあるシーンは”想像におまかせします”みたいな雰囲気だったような気がする。
内容に触れるのは今回はこのあたりで…。
ちなみに、舞台ハリポタは上演中以外での舞台セットの撮影が許可されています(フラッシュは禁止)。上演前の状態の撮影許可は最近劇団四季も始めていますが、休憩中や終演後のセット撮影も許可されているのには驚きました。ということで、撮影してきたものを挙げてみます。
2幕が終わった後にグッズ売り場に行くととある場所の雰囲気が変わっているのに気づくと思いますので、興味がありましたら見に行ってみてください。ちなみにネタバレになるからか数点のグッズは1幕前は”秘密”ということになってますw(←幕間のセットもネタバレになるので今回は掲載しません)。
少し長くなったのでキャスト感想は次のページにて。