ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』大阪公演トークショー 2019.04.02

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』大阪公演を2日間観てきました。両日ともに終演後トークイベントがあったのでつたないメモを頼りに少しレポしていきたいと思います。

本公演の感想(4/2と4/3)↓

4月3日マチネ後のトークレポ↓

まずは、4月2日マチネ公演後に行われたトークの模様から。

ちなみにこの公演はDVDの撮影日に該当していたので、おそらくトークショーも一緒に収録されると思われます。ネタバレになりますので、発売まで楽しみにしておきたい方はスルーしてください。

また、舞台の内容にもかなり触れてますのでネタバレしまくってます。ご注意を。

 

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ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』大阪公演 アフタートークショー
2019.04.02マチネ後

トーク参加者

  • ロミオ役:大野拓朗くん
  • ティボルト役:渡辺大輔くん
  • マーキューシオ役:黒羽麻璃央くん
  • ベンヴォーリオ役:三浦涼介くん
  • 司会はABCテレビの藤崎健一郎アナウンサー

座り順は、下手側から…藤崎アナ・黒羽くん・大野くん・三浦くん・渡辺くん。

まずは立ったままでそれぞれ自己紹介という流れになりました。

大野くんは「短い時間ですが、皆さんが笑顔で帰れるように楽しいトークになればと思ってます」と素敵なごあいさつ。これを全く嫌味なく屈託ないハニカミ笑顔で語るので、ホント大野くんって素敵な子だよなぁって思っちゃいますね。

三浦りょんくんはちょっと緊張気味っぽい感じで「楽しいトークになるよう頑張ります」と挨拶。ちょっとドキドキしてるっぽいところが可愛らしい。

黒羽くんは「よろしくお願いしますっ」としっかりしたごあいさつ。マーキューシオのキャラとは違ってなかなかの好青年でした。

渡辺くんは「ティボルトっていう役をやりました」と最初に丁寧に説明から入るごあいさつw。語り口調がまろやかでなんか癒されちゃう。

で、そのあと座りましょうって流れになるんですが・・・渡辺くん、椅子に座る前に派手に後ろにコケてひっくり返るリアクションしてましてwww。古典ギャグかよっ!みたいな(笑)。
これを見ていた仲間たちも実に冷静で・・・「ボケました?」とか「前回もやってたよね」とかツッコミ入りまくりwww。どうやら2年前にも同じリアクションしてて既にお馴染みとなっているらしい(笑)。あの硬派なティボルトやってた人と同一人物とは思えないwww。

こんな感じで客席の気持ちを掴んだところでトークがスタートしました。

 

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Q1. 自分の役との共通点と相違点について

仕事が恋人(大野くん)

大野くんは主役ということでトップバッターとして答える立場になりましたが、しばらく「うーーん」と考えてましたね。一生懸命考えたあと、ロミオとの共通点について

「この役はけっこう自分と近づけて演じさせてもらってるので、そのままといった感じです」

と回答。あーーー、わかる!!あの天真爛漫な明るさとか、大野くんの人柄がすごい出てるなぁって思ったし。すごい自然体だったのでね。

「生まれながらのロミオってことで」ってドヤ顔しながら足を組むカッコツケポーズをやってましたけど(笑)それすらもなんか可愛くて萌えちゃったよww。せっかくカッコつけてるのに、そのあと素に戻って「やってて近いなぁって思うんですよねぇ」って屈託ない笑顔でちょっとオドオドしながら答えてた。素直な人柄がダダ漏れだったよ、大野くんw。

あと似ている点としては、「表に表情が出やすい」ってところと「すぐ突っ走るところ」だそう。それもニコニコと素直な感情で語ってたのでなんだか納得できてしまった。藤崎アナも「キラキラした目ですねぇ」みたいに虜になってたなww。

逆に、ここは違うという点は「恋愛において後先考えずに突っ走るのはちょっと理解できないかも」とのこと。意外と恋愛に対しては慎重なタイプなのかな?と思ってたら、

「僕、今は仕事が恋人なので」

と優等生発言ww。これに関しては皆「え!?仕事が恋人??」と不審顔(笑)。大野くん以外のメンバーは「そんなことないだろう」って言いたげだったなww。それでも必死に「仕事が一番の恋人だって思ってるので」と力説してた大野くんでしたが、納得はしてもらえていないようでした(笑)。

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仲間が大切(三浦くん)

りょん君とベンヴォーリオとの共通点については、本人曰く「仲間想いなところですかねぇ」ってことでした。ツイッターとかの呟きを見ても、いつもすごく優しいし仲間に慕われてるなっていうのは伝わってくるのでこの自己分析は説得力がありましたね。

この時に、愛しているメンバーとして古川くんとか大野くんとか黒羽くんとか・・・って名前が挙がっていたんですが、今回のトークメンバーである渡辺くんの名前は待てども暮らせども出てこないww「!?」となった渡辺くんが思わず目を剥いて自分もいるんだけどアピールをしてたけど、それに対してシレっと「(ティボルトは)敵だから」ってニンマリするりょんくんww。

これにはけっこうショック受けたっぽい渡辺くんは「今みんな役じゃなくて普通に名前挙げてたじゃない!」と必死に抗議w。「この空気どうしたらいいの!俺の名前出てない!」と食い下がると

「役でもプライベートでもあまり好きじゃないですww」

と超ドSな答えで渡辺くんを追いつめるりょん君ww。客席が爆笑する中「もう帰りたい・・・」と凹む渡辺くんを見てさすがにやりすぎたと感じたのか

「ごめんなさいっ!嘘です!好きです!」

と慌ててフォローしてたのが可愛かったww。りょん君なりのSな愛情ってことで(笑)。渡辺くんって弄られキャラなんだなとこの時悟りましたww。

逆に自分とは違う点は?と尋ねられると「思い当たらない…」と言葉を濁していたりょん君。それを見た大野くんがすかさず「やっぱり生まれながらのベンヴォーリオなんじゃない!?」とフォロー入れてあげてて「そうだよねっ」とドヤ顔で足組みしてましたw。
その後の照れ笑い、可愛かったわー!

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生まれながらだったらヤバイ(黒羽くん)

その流れで藤崎アナが「そういう意味では、生まれながらのマーキューシオっていうのはないですよねぇ?」みたいに黒羽くんに質問を振ると・・・これまたすかさず大野くんが「いつも楽屋の前でうぃ~~!みたいに言ってるじゃん」とニマニマしながらツッコミww。盛り上げ上手なんだから(笑)。すると・・・

「そんなのばっかりだったらもう病気ですよww」

と苦笑いする黒羽くんw。これには会場も爆笑でしたw。で、共通点を探っていったわけですが…

「ナイフ振り回すような人生だったらとっくに警察のお世話になってたと思うしw、近いところはなかったかもしれないですねぇ」

と。たしかにまんまマーキューシオな人だったら役者にはなれなかったかもしれないかもねw。ただ、一部分では「憧れがある」と。男子はみんな「ヤンチャ」なところに憧れみたいなのを持ってると語ってた黒羽くんが大野くんに「そういうことないですか?」と尋ねると・・・

「僕は生徒会長やるタイプだったからw」

と足を組んでドヤ顔でにんまりww。そういうことやっても可愛いって見えちゃうのが大野くんのいいところだよね~。

ちなみにりょん君はヤンチャへの憧れについては「たしなみ程度w」とのことでした(笑)。

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一途なんですっ(渡辺くん)

渡辺くんが演じたティボルトはまさに「ヤンチャ」者だったわけですが、共通点はと聞かれると「一途なところ」と回答。するとまたまた大野くんが「一途??」と疑問投げかけてきてw「一途だよっ!」と応戦する一幕が。
でも、どうやら大野くんは「ティボルトが」という視点で見ていたらしく・・・「ジュリエットのママとジュリエットの二股疑惑」を指摘していたようでww。これを言われると・・・

「もう何も言えなくなっちゃうじゃないww」

とタジタジになってしまう渡辺くん(笑)。「満たされない部分を補ってるんだよ!」と必死に応戦してみても「結局満たされないんですよね?」と返されちゃうし、りょん君からも「そういう人だったんですか!?」とツッコミ入れられ形勢不利(笑)。ティボルトの格好でロミオやベンヴォーリオにやり込められてるもんだから面白くて仕方ないww。

「こんな必死になってたらかえって俺が怪しまれるっ!!」

とお手上げ状態の渡辺くんに笑ったww。この流れに乗って藤崎アナが「一途なところが違うってことですね?」とツッコミ入れられると一瞬意外に思ったのか言葉を失って「(君も)言うね~!」と逆に賛辞を贈る機転を見せてましたw。

あと共通点としては、10代の頃に大人の言うことを鬱陶しく思っていたヤンチャな時期があったということで、そういう部分では重なるかもと語ってました。そういう意味では「ティボルトは精神的に未熟」って言ってたのが印象に残った。

「自制心持てばあんな事にならなかったんじゃないかと思うけど、それじゃ話にもならないし。一途だからあれでいいと思いますよ。俺はティボルト大好きだし」

と最後はティボルト愛で〆てました。私も渡辺くんのティボルト大好きだよ。

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劇中の数ある名曲の中で自分が好きなナンバーや苦労したナンバーについて

苦労したのは♪マブの女王♪・好きなのは♪いつか♪ (黒羽くん)

黒羽くんが苦労しているナンバーとして真っ先に挙げたのが♪マブの女王♪でしたね。
♪世界の王♪でロックなダンスナンバーをやった直後にこれを歌わなければいけないので相当キツイそうです。大野くんも「息切れてるもんね」と気遣ってました。黒羽くんの本音としては「世界~のあとにワンブレイク入れたい」って思ってるらしい。

でもあのシーンはたしかにキツそうだなって見ていても思います。♪世界の王♪でロックな歌に加えてキレキレなダンスもやらなきゃいけないですからね。間髪入れずに次の♪マブの女王♪を入れてくる構成はかなりドSだなと(汗)。

2年前の公演を観た時、「壮ちゃん(平間くん)続けてやるんだ!すごい・・・」と圧倒されたと。「これを俺もやるんだ」みたいな感覚で見ていたって語ってたから、すでにこの時点で黒羽くんがマーキューシオを演じることは決まってたようですね。

克服するためにやったこととしては、体力づくりと、ズバリ「慣れ」だそう。特別走ったりとかすることはせず、稽古場で息を続けさせるための方法を探ったりしていたとのことでした。

好きなナンバーはロミオとジュリエットがまだ見ぬ相手を想いながら歌う♪いつか♪だそうです。
ロミジュリの世界がここから始まる感じがするのが良いなと思ってる点だとニコニコしながら語ってました。大野くん情報によると、楽屋の廊下でもいつも♪いつか♪を口ずさんでいるらしいですよ。なんか想像すると可愛い!

あまりに嬉しそうに♪いつか♪への憧れを黒羽くんが語ってるもんだから、ちょっと嫉妬したらしい大野くんが「ロミオやりたいの?」と突っ込んで聞いてみるとwちょっと照れながらも「やっぱり憧れはある」と言いながら「こういうのもやってみたい」と足組みやってて笑いを誘ってました(笑)。

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苦労してるのは♪いつか♪・好きなのは2幕の♪憎しみ~エメ♪(大野くん)

苦労してるナンバーはいっぱいあると語るなかで、黒羽くんが好きって語ってた♪いつか♪もその一つと告白。
前回公演からロミオは客席から登場する演出となりましたが、大野くんはそこからの参加だったからね。これ歌って出てくる時、客席から「背が高い!」とか色んな小声が耳に入ってきちゃって「見られてる!」と意識してドキドキしちゃうんだとか。あ~、なるほどねぇ。

見られてるっていうドキドキ感は今でも続いてるそうで、「今日も歌の後携帯いじるシーンの時に手が震えちゃって」と興奮気味に語ってましたw。毎回登場シーンは緊張してしまうそうです。陽気で明るい大野くんだけど、けっこう繊細なところがあるんだね~。

あと苦労している点としては、2幕でロミオの感情がアップしていくにつれて歌うという意識にまでいかなくなりそうなところと語ってましたね。
ロミオになりきって感情を乗せていくとそれだけで爆発しそうになってしまって歌に持っていくのが難しいってことらしい。テレビの芝居とかだと感情だけで表現してるから、ミュージカルでそれに歌が加わるってすごく大変で難しいことなんだろうね。それ故に

「感情をなるべく抑えて歌に意識を持って行くようにしている」

とのことでした。今回演じるにあたって一番気を付けてるって語ってたのが印象的でした。

好きなナンバーは、2幕で感情が一番昂ぶるところの♪憎しみ~エメ♪の場面だそう。マーキューシオの死を目の当たりにしたロミオがティボルトを殺してしまった後に歌われるシーンですね。
ここは感情の芝居をする点で一番難しいところだけれど、それと同時に一番やりがいもあるシーンでもあるそうです。感情のコントロールができるようになってきて、どのくらいまで上げられるか自分で試してやってみたり、それが今は楽しいと熱弁してました。

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好きなのは♪いつか♪・苦労してるのは自分のナンバー全般(三浦くん)

次に振られたりょん君は好きなナンバーと聞かれた後に横にいる渡辺くんを意識したように「ティボルトの曲が好きです」とちょっと照れながら回答。するとすかさず渡辺くんが「無理しなくていいからね!?」と慌てて気を遣ってたのが笑えたww。りょん君、さっき渡辺くんをイジっちゃったから少し罪滅ぼしの意味もあったのかもw!?

するとその言葉を真に受けたかのように「じゃぁ、♪いつか♪にしますw」とまたまたSっぷりを発揮(笑)。これには渡辺くんも「え!?」って動揺しておりましたwww。この二人、地味に面白い関係だったな。
ちなみに、「ティボルトの・・・」と答えたのは「本当は♪いつか♪だったんだけど麻璃央くんと被っちゃったから」と遠慮してたかららしいw。

♪いつか♪が好きな理由としては、「稽古の時からこのナンバーを歌う二人を見るとキュンキュンきちゃうから」とはにかみながら答えるりょん君。けっこうロマンチストなところあるよね~。
で、これについても大野くんから情報が入りましたw。なんでも、稽古の時から♪いつか♪が流れるとりょん君いつも泣いてたんだそうです。ストーリーを先読みすると涙がどうしても出てしまうんだとか。ピュアな子だわ~~~!

苦労したナンバーはベンヴォーリオのソロ全般とのこと。役に入る前にみんなから「りょんは泣いちゃって歌えなくなるかもよ?」みたいに言われててドキドキしてたと。「何とか歌いきることができてます」ってハニかんでるりょん君、可愛かったな~~。
「涙もろいんですか!?」と藤崎アナから突っ込まれると「そうかも」と恥ずかしそうに答えてました。色々と心が感じやすくてピュアなんだよね、りょん君は。

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特に好きなのは乳母のナンバー(渡辺くん)

最後に順番が渡辺くんに回ってくると3人が「待ってました!」とばかりに盛り上げまくっててww逆にプレッシャーに感じてしまってたのがなんだか可愛らしかったww。

好きなナンバーは大人組のキャストが歌う歌全般とのこと。特にいつも口ずさむほど大好きなのがシルビア・グラブさんが演じる乳母の♪あの子はあなたを愛している♪や岡幸二郎さん演じるキャピュレット卿の♪娘よ♪なのだそうです。
あーー、わかるなーー。2つとも大切なジュリエットを想うナンバーだけどそれぞれに味があってすごい心に沁みるんですよね~。「僕もそういう年齢に近づいてきてるのかも」としみじみ語ってたけど、渡辺くん、まだ若いからww!

シルビアさんが演じる乳母には特に感情移入してしまうそうで「この物語の中では一番かわいそうだと思う」と。たしかに、実の娘同然に育ててきたジュリエットは最後追い詰められて命を絶ってしまいますから、乳母的には一番ショックが大きい感じだもんねぇ…。
愛するジュリエットの人生の節目のすべてを見てきただけに「一番辛い想いをしてたと思う」と熱弁を振るう渡辺くん。彼もかなりピュアな子なんだなぁとちょっとジーンときちゃった。

苦労しているナンバーは一つには絞れないと渡辺くん。でも、Wキャストの廣瀬くんの役作りを見ながら違う点を発見できたりするのは面白いと演じる醍醐味を最後に熱く語ってました。

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最後の挨拶

渡辺くん
(丁寧に率先して立ち上がってたところが好感度大!以下皆立って挨拶してました)
大阪公演は始まったばかりですが、最終地でもあるのでもうすぐ終わってしまうことが寂しいです。全員怪我なく大千穐楽を迎えることができるように頑張りますので今後とも応援よろしくお願いします。

黒羽くん
大阪の梅芸に自分が立てていることに本当に感動しています。マーキューシオとして残りの公演期間も精一杯生きていきたいと思っています。

三浦くん
稽古に入る前に大野くんが「前回やった時には皆家族のようになって、僕は本当にこの作品が好きでたまらない」と語っていました。そんなカンパニーに今回から入れて、僕も大好きになりました。もう少しで終わってしまうのは寂しいですが最後まで演じ切りたいと思います。

大野くん
僕が伝えたい想いはただひとつ「この舞台を見に来てくれた人が感動して笑顔になってくれたらいいな」ということです。大阪は始まったばかりですが、公演回数は残り少なくなってきて感情が上がる率も上がってきました。今日の公演はDVDになることが決まってるのでロスになりそうな人はぜひ購入してください。残りも全力で頑張ります。

 

以上、4/2のトークレポでした。コメントはだいたいのニュアンスでだいぶ脚色してますw。詳しくはDVDを購入してご覧ください(笑)。

次の記事では4/3トークレポをご紹介します。

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