劇団四季『ソング&ダンス60~感謝の花束~』岸和田公演 2013年11月9日ソワレ 

つい数日前に門真公演を見て大感動し…さらにこの日は午前中からずっとBKイベント(NHK)に行っていたので・・・ソンダンへ行くのは諦めようと思っていました。が・・・!諦めきれなかった(笑)。やっぱり関西圏に洋輔くんが来てると思うと、行かないと後悔する・・・みたいな想いに駆られまして。そんなわけで、BKのイベントの帰りにそのまま『ソング&ダンス』岸和田公演へ行ってしまいましたw。

岸和田というと、大阪の中でも怖い場所っていうイメージがあって(汗)。到着するまではけっこう緊張でした。駅に到着すると朝ドラ「カーネーション」アピールがたくさんありました。

でも、駅周辺は意外と静かでちょっとビックリ。商店街をずーっと歩いていくのですが、あまり人がいなくて寂しい雰囲気。でも、「コシノ洋裁店」とか見ると、やっぱり岸和田だなぁと思っちゃいました(コシノ三姉妹のご当地ですからね)。
商店街を抜けてしばらく真っ直ぐ行くと・・・やたら大きな建物が!

ひぇ!?パルテノン神殿!?みたいなww。でも、ちゃんと「浪切ホール」と書いてある。こんなすごいホールでソンダンやるんだ…とビックリしました。
劇場内はかなり広くて、両サイドには桟敷席もあり。雰囲気的には歌舞伎の劇場とよく似ているなぁという印象でした。今回はかなりの良席を譲っていただけてもうじーっくり鑑賞することができて大満足です。今回もとてもいい観劇ができました。

【ヴォーカルパート】
飯田洋輔 田邊真也 飯田達郎
光川愛 福井麻起子 松元恵美

【ダンスパート】
西尾健治 松島勇気 厂原時也 大森瑞樹 斎藤洋一郎 水原俊 松出直也 林晃平
須田綾乃 井上佳奈 高田直美 坂本すみれ 相馬杏奈 西田ゆりあ 加藤久美子 原田麦子

以下、ネタバレを含む感想になります私情がけっこう入ると思います)。諸々ご注意を。

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門真の時にはダンサーさんの判別がなかなかつかない人が多かったんですが、今回は前回よりも分かりましたよ。特に厂原くんはバッチリ認識しました!小さい体ながらもやわらかい体をいっぱいに使って踊っていて目を惹きましたね。2幕冒頭の鏡の前でのレッスン風景のときなんか、ものすごい柔らかさを見せてくれてビックリしました。
女性ダンサーさんの中ではやはりカトクミさんが目を惹きますが、麦子さんの笑顔もすごく可愛くて好きです!須田さんもカッコいいんですけど、「メモリー」のときのソロダンスはちょっと怖いって思っちゃう(ソンダン55の時から思ってることですが 苦笑)

門真ではチラホラとミスがありましたが、岸和田では皆さん通常通りこなしててホッとしました。ただ、ダンスパートの時の動きが前回よりも揃わなくなってきたかなぁ…みたいなのは少し感じましたね。ツアー公演で、しかも、短期間の間にかなりの距離を移動しているので皆さんお疲れもピークなんだと思います…。なんとかツアー千穐楽の大阪まで頑張ってほしいです!!

♪オーバーチュア~生きているって素晴らしい♪

この時のダンスがもう、加藤敬二っぽさが全開でw。あの切れ味鋭い動きを揃えるっていうのは相当大変じゃないかなぁと思います。「生きているって素晴らしい」の時の歌い出しが田邊さんなのですが、多摩で観たときよりも表情がとても生き生きしてるし動きも軽やかで本当に良かったなぁと。

♪キャッツメドレー♪

田邊さん、「マジカルミスターミストフェリーズ」のフレーズのところを思いっきりアレンジして歌ってたんですが、ちょっと音程に揺らぎが・・・(汗)。あの場面って以前CATS観に行ったときに達郎くんもアレンジしてたけど、そうしたくなるテンションになるんですかねぇ(笑)。今回の田邊さんのは正直ちょっと微妙だったのでオリジナルほうがよかったんじゃ…と思ってしまいました。

♪ヘロデ王の歌♪

銀髪のツンツン頭で気持ちよさそうに歌う達郎くんが好きです(笑)。なんか、門真のときよりもさらにテンション上げ上げって感じで歌ってて見ているこちらが笑顔になってしまいました。あの、歌が本当に好きっていう想いが伝わってくるのが良いですよね。こういうショー的なものは達郎くんホントに向いてるなと思います。

♪ガイ・ライク・ユー~天使が僕に♪

おどおどしてる田邊さんも可愛いのですが、ここでもやっぱり達郎くんに目が行きますね。おネエっぽい松島さんより達郎くんww。なんていうか・・・もう、エンターテイナーって感じ。
田邊さんのカジモドはとても爽やかな風が吹いている感じで聞いていて心地いいです。現在はこのパートがまた李さんに戻ったということなので、この日が田邊カジモドの見納めだったらしい。最後に観れてよかったです。

♪お洒落は私の切り札♪

毎回度の劇場でもこのシーンは盛り上がるんですが、岸和田はさらに熱が上がったような雰囲気でかなり沸いてましたね。さすが大阪だなぁと思っちゃいました。舞台に上がった方の中には余裕がある人がいて自然にポーズ決めたりしててすごいなぁと。
ちなみに、最後の人のところでクジャクの羽根が登場するんですが・・・最初に羽根を持ってきてババッと広げてるのが洋輔くんですw。黒ずくめのグラサン姿でドヤって感じで広げてるのが可愛くて仕方ないw。
前回舞台を降りた人たちにスタッフさんが何かを渡していたので、てっきりその時の写真を渡しているのかと思ったんですが・・・どうやら違うみたい?何か記念品みたいなものだったのかもしれません。

♪迷いつつ♪

とってもソフトで優しい感じの田邊ラダメスと、器用にアイーダパートを裏声で披露する達郎くんのデュエットはなんだか癒し系音楽みたいで心が安らぎました。この時も実に気持ちよさそうに歌いますね、達郎くん。

♪ワン~終わりなき夜♪

「One」では相変わらずダンサーさんの中に交じって達郎くん頑張ってます。かなり動き慣れたような感じでしたね。お兄ちゃんはたぶんあそこまでこなせないんじゃ…と思ってしまうので(汗)ホント凄いなぁと思います。ライトな感じの「ビーアワゲスト」も違うテイストでいい感じ。そこからの流れで女性ダンサーさんが激しく踊るっていうのもなかなか面白くて好きです。

♪もうすぐ十七歳♪

洋一郎くん松元さんのデュエットナンバーですが、若々しさが出ていて見ていて癒されます。可愛らしい。前回のソンダン公演の時にも似たような演出がありましたが(かなり似てるとも言いますが 苦笑)個人的には今回のほうが好きですね。

♪煉獄のおいらたち暴走族~部長♪

パラリラパラリラって族っぽく去っていくシーンは岸和田でもかなりウケてましたww。そこからタップダンスが入り、田邊さんの暴走族が登場。ここまでの流れはスムーズで見ていてすごく楽しいです。タップがストーリーに組み込まれているようになっているのが今回の演出で一番良くなった点かなと思います。
達郎くんの部長のシーン、これまで見てきたソンダンの中で一番ウケてましたww。その流れで出てくる「アンパンマンのマーチ」も最初のフレーズが出てきたときはかなり沸いてましたね(笑)。

以下、大好きな飯田洋輔くんについて。正直、洋輔くんが出ている時には彼しか見ていないので感想が恐ろしく偏ってます。読まれる方はご注意を。

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挨拶に出てくる前はなんだかやっぱりドキドキしてしまう私w。舞台奥から洋輔くんが先頭で歩いてくると妙に力が入ってしまう。改めて思いましたが・・・やっぱり1か月前よりも痩せたなぁと。他の役者さんたちに比べればそりゃまだちょっと・・・とは思いますが(笑)それでも、顔回りとかすごいスッキリしたよ。
挨拶の時に感慨深げに客席を見渡しながら語っている洋輔くんが好きです。あの声・・・ほんっと癒される。

♪キャッツメドレー♪

ここは本当に「スキンブルシャンクス」の冒頭しか出てこないんだけど、ニコニコしながら生き生きといい声響かせてワンフレーズ歌う姿にジンときてしまう私。デュト様、イケるよなぁ…なんて思っちゃうけどw、本音では若々しい役でお願いしたい(ガスも年老いてるけどww)。
去り際に二階部分にいる田邊さんとタッチして捌けるんですけど、ちょっとジャンプが重々しいなって思ったりwww。でも、そんなとこも可愛いです。

♪狂信者シモン♪

ここではけっこうギラギラした目つきで現れるんですよね。その目力が良いですっ(←贔屓目ですが)。「これでお判りでしょう~」っていう歌い出しも迫力満点で素晴らしい!最後の「同じ力です」のところもすごい力入っててすごい新鮮。こういう役柄の洋輔くん、ほんとになかなか見れませんからね。そのあとのダンスもズンッズンって感じでめっちゃ力入ってて。あの一所懸命な表情が可愛くて大好き!ラストのキメポーズも全力でした!

♪ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト♪

あぁ、ほんとに幸せですよ、洋輔くんのファントムがこんなにじっくり聞けるなんて…!しかも、本当に歌声にしろ表情にしろ最初に福岡で観たときよりもずっとずっと深くなってきてる。劇場中が洋輔ファントムの歌声に支配されてるような感じ(←あくまでも贔屓目ですが)。こんな進化を遂げてくれてることに、もう、言葉に表せないような感動に浸ってしまいます。見れば見るほど、一日も早く洋輔くんのファントム役が見たいと思います、ほんとに。
マスカレードの時に最後に登場する洋輔ファントムのドヤ顔も好きだけどね(笑)

♪愛せぬならば♪

もうねぇ、一言一言かみしめるように歌ってくれて…!素顔でこのナンバー歌ってる洋輔くん見れるの、このソンダンしかないですからね。そりゃもう、見ているこちらも食い入るように見入りましたよ。クライマックスの上げていき方なんか鳥肌ものです!特に「彼女の愛が我が呪いを解き放つことが出来ぬならば」のところからは感涙もの!ラストの「この身を」の歌い上げなんか心が震えますよ、ほんとに(涙)

♪サークル・オブ・ライフ♪

このナンバーが好きっていうのもありますが、これまで何度かソンダンで見てきて…洋輔くんがコーラスで登場する瞬間から毎回涙があふれて仕方ないです。なんて言っていいか分からないけど・・・ほんとに、キラッキラ輝いて見えるんですよ。メインで歌ってるわけじゃないんだけど、このナンバーの時の洋輔くん見るとホントに滂沱のような涙が…!そのたびに、私はこの役者さんのことホントに好きなんだよなぁって実感してしまうのです。

♪ようこそ劇場へ♪

「涙と絶望の世界へ」って歌う時の洋輔くんがすごく好きですね。なんか実感がすごくこもってる。そのあとの「ようこそ」っていう部分の言い方は優しさが溢れてて。そのギャップがいい!
そのあとの挨拶シーンでも、自分が話していない時にも他のメンバーの言葉を噛みしめるように聞いてて。その時の表情も良いなって思ってしまう。

♪煉獄のおいらたちヤクザ~アンパンマンのマーチ♪

洋輔くんのヤクザが登場するとだいたい笑いが起こるんですが、岸和田が一番反応良かったように思います(笑)。かなりウケてましたww。それだけでなんか嬉しいです。ヤクザというにはあまりにも優しそうすぎて見ていて癒されちゃうんですけど(笑)、演歌の歌い方もずいぶんサマになってきました。こんな時でもない限り洋輔くんの演歌なんか聞けませんからね、ほんとに貴重!「お粗末な人生ね」って言われた後は苦笑いバージョンで去っていきましたww。
達郎くんに手を差し伸べてアンパンマンマーチを歌い始めると、やっぱり最初は笑いが起こりますがw、ハーモニーが美しいので岸和田でもやはり徐々に魅了されていくような空気になりました。それにしても洋輔くん、門真ではなかなかいい早替えだったなと思ったんですが…今回はちょっと焦っちゃった?お腹の部分の衣装がちょっと混乱気味www。まぁ、そんなところもらしくて好きなんですが(笑)

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♪友だちはいいもんだ~明日は近づく♪

ここからだんだんクライマックスに向かうというのが分かるので、なんか「友だち~」が流れてくるとすごく切ないんですよね…。「みんなは一人のために」っていうフレーズのあたりからもう涙で目が潤みっぱなしになります。そしてその流れから「明日は~」で洋輔くんのソロが入って・・・この入り方がもう胸に沁みる歌声でねぇ。こういうナンバーもすごく合いますよね、洋輔くん。深くてドラマチックです。

♪すべての山へ登れ~心を開いて♪

「すべての~」は本当に名曲で…なんか讃美歌聞いてるみたいなんですよね。その旋律に心が熱くなっているところに、コーラスで洋輔くんが参加してくるとまたもう無条件で涙に溺れる私(汗)。このナンバーを歌ってる洋輔くんを見るだけで胸いっぱいになります。
「心を~」はこの流れで洋輔くんの歌い出しソロ…もう、感涙に次ぐ感涙で大変なことになります(爆)。このナンバーで数人のキャストさんが客席に降りて握手しに来てくれますが、洋輔くんはずっと舞台上なのでそちらに集中(どちらにしてもキャストさんの手が届かない位置だったので)。もう、涙ポロポロ落としながら気持ちよさそうに歌ってる洋輔くん見て幸せに浸っておりました。

♪アンダーザシー♪

ここの衣裳がねぇ、洋輔くんにはけっこうハードルが高そう(笑)。周りの役者さんがホントにスタイリッシュな体系なだけによけい目立つというか…。動き慣れてきたかな、と思えども、余裕の表情で気持ちよくパフォーマンスしてる達郎くんとはけっこう対照的(笑)。時折疲れが見える表情がチラホラあったのが心配だったけど、シンバル一所懸命叩いてて、もう、頑張れーーって心から思っちゃったよ。最後の決めポーズの時にはちゃんと笑顔出ててホッとしました。洋輔くんにとってこのナンバーはかなりハードだろうなぁと思いました。
そういえば、途中で楽器ソロのところがあるんだけど・・・達郎くんのパーツになった時にけっこう熱い視線送ってるよな、洋輔くんw。弟のこと気になるんだろうね。いやもう、達郎くんの太鼓裁きはプロ級ってくらい軽やかですよ。

♪スーパースター♪

「ジーザスクラーイスト」の最初のフレーズでもうウルウルですよ。洋輔くんが中央にいるってだけで感涙!しかも、歌い方がすごいいい意味で力が抜けたようで自分のものとして歌ってるのが嬉しくて仕方ない。あんなに生き生きとキラッキラ輝きながらロックして歌ってる洋輔くんの姿が観れるなんて…こんな嬉しいことありません。こんな引き出しもあったんだねぇ、みたいな。このソンダンでは本当に洋輔くんの新しい一面がたくさん見られて感無量。最後のシャウトも自然の勢いに乗っての全力で・・・ホントに全力のスーパースター魅せてくれました!!それだけでもう、ありがとうの気持ちでいっぱいです。たくさん泣きました。

♪アイガットリズム~愛をありがとう♪

「アイガット~」は殆どカーテンコールなんだけど、この時にもちゃんと周りを見て皆がそろうのを確認してからお辞儀をしてるのが良いですよね。なんか人柄が現れててホンワカします。
「愛をありがとう」は毎回そうですが・・・歌詞の意味もあって・・・ボロ泣きです。「本日は誠にありがとうございました、また劇場でお待ちしています」ってコメントした後に皆の中に入って手を振る笑顔が可愛らしくてそれだけでもう、涙w。

そしてロビーでのお見送り。門真ではお手振りだけだったのですが、岸和田では皆さん握手している!来たかいがあった!!かなりロビーが混雑していて洋輔くんを見つけ出すのがまた大変だったのですが(汗)。なんとか発見してその列へ。何か一言声をかけなきゃって思ったけど、感極まってたから「お疲れ様でした」って言うのが精いっぱい(汗)。でも、洋輔くんは両手でやんわり握手して「ありがとうございました~」って外に出るまで視線くれました(私が涙目になってたからかもしれませんが 爆)。あの笑顔が優しくて可愛くてもう胸いっぱい…!
そのあともしばらく様子を見て・・・今回の公演もちゃんとお客さんがいなくなるまで見送りしてくれてました。劇場に戻っていくときにも外で見守っているファンに皆さん笑顔で手を振ってて。この時洋輔くん、外に気を取られてたらスタッフさんと正面衝突しそうになっちゃって「おおっ!?」ってビビってた(笑)。

最後まで洋輔くんを見送り帰途につきましたが・・・歩いてるうちに感動が蘇って来ちゃって一人涙しながら岸和田の駅まで向かいましたw。「愛をありがとう」って言いたいのはこちらだよ。ホントに洋輔くん、ありがとう。
次は年末年始の大阪。これでファイナルだということで・・・2公演なんとかチケット確保しました。時間に余裕ができそうだったらもう1公演くらい増やしたいな。

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